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統合失調症とは?幻聴だけではない症状と受診を考える目安

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家族が「誰もいないのに声が聞こえる」と話し始めた。以前は楽しんでいたことに関心を示さず、仕事の準備にも時間がかかる。そんな変化を前に「統合失調症とは、どんな病気なのだろう」と調べている方もいるでしょう。気になる症状が一つあっても、病名を自分たちだけで決めることはできません。

湘南カイロ茅ヶ崎整体院の高木聖司です。この記事では、統合失調症でみられる症状、似た状態との区別が必要な理由、医療機関へ相談するときに伝えたいことをお話しします。

まず病気の全体像を知り、そのうえで本人や家族に起きている変化を整理してみてください。症状についての当院の案内は統合失調症の症状別ページにも掲載していますが、幻聴や妄想が気になるときは精神科で相談することを優先しましょう。

院長:高木

病名を急いで決めるより、いつから何に困っているかを確かめていきましょう

目次

統合失調症とはどんな病気ですか?

統合失調症は、考えや気持ちがまとまりにくくなり、ものの感じ方や行動、人との関わりにも影響が出る精神疾患です。幻聴や妄想がよく知られていますが、それだけで病気の姿を説明することはできません。これまでの生活との違いにも目を向ける必要があります。出典:国立精神・神経医療研究センター

実際にはない声が聞こえることがあります

たとえば、周りに誰もいないのに話し声や悪口が聞こえる「幻聴」があります。また、監視されている、嫌がらせを受けていると強く信じる「妄想」も症状の一つです。こうした体験は本人には現実のことのように感じられるため、家族が否定してもすぐには不安が消えません。

何度も窓の外を確かめる、外出を怖がる、聞こえてくる声のせいで会話に集中できないなど、困り方は人によって異なります。「そんなはずはない」と言い合いになるより、まず本人が何を怖がり、何に困っているかを聞くことが大切です。

意欲や集中力の変化も症状の一部です

統合失調症では、以前楽しんでいた趣味への関心が薄れる、人づきあいを避ける、感情が表に出にくくなることもあります。朝の支度が進まなくなったり、身の回りのことに手が回らなくなったりする変化は、周囲に「怠けている」と誤解されがちです。

さらに、話の筋道を追いにくい、簡単な作業でも順序を決められない、仕事でのミスが増えるといった困りごともみられます。目立つ幻聴がなくても生活に支障が出る場合はあります。反対に、こうした変化がある人すべてが統合失調症というわけでもありません。出典:国立精神・神経医療研究センター病院

症状が当てはまれば統合失調症ですか?

一つの症状だけで病名は決まりません。不眠や不安、集中できないといった変化は、さまざまな理由で起こります。幻聴や妄想に見える体験がある場合も、専門家が経過や生活への影響を聞き、別の病気や体調の影響を考えながら判断します。

不眠や不安だけでは見分けられません

眠れない日が続き、人に会うのが怖くなったとしても、それだけで統合失調症の前触れとはいえません。強い不安や気分の落ち込みなど、別の理由でも似た困り方は生じます。「当てはまる項目が多いから、もう決まりだ」と考える必要はありません。

一方で、病名がわからないからと長く一人で抱える必要もありません。眠れなさに加えて、周りの人には聞こえない声が聞こえる、会話がかみ合わなくなったなどの変化があれば、そのまま相談してください。本人にとって何がつらいかも、重要な情報です。

診察では経過と生活への影響を確かめます

医療機関では、どんな体験がいつから始まり、学校・仕事・家事などにどのような支障が出ているかを確認します。必要に応じて、ほかの精神疾患や体の病気、薬やアルコールなどの影響も検討します。ネット上のチェック項目を数えるだけでは、この区別はできません。

相談前に「いつから眠れていないか」「以前と違う言動は何か」「生活のどの場面で困るか」を短くメモしておくと、説明しやすくなります。本人と家族で見えていることが違っても構いません。それぞれが実際に経験したことを分けて伝えましょう。出典:慶應義塾大学病院

気になる変化はどこに相談すればよいですか?

周りには聞こえない声が聞こえる、強い恐怖から外出できない、話のまとまりにくさが続いて生活に支障が出ている。こうしたときは精神科などの専門医療機関に相談してください。「統合失調症かどうか」を決めてから受診する必要はありません。困っている状態そのものが相談の理由になります。

本人が話せる困りごとから伝えましょう

本人が「声が聞こえる」と話していても、それを病気だとは思っていないことがあります。受診を勧める際に「それは妄想だ」と決めつけると、話し合いが難しくなるかもしれません。「怖くて眠れていないのが心配」「仕事に行く準備がつらそうだね」と、本人が感じている困りごとから話す方法があります。

家族だけで説明しようと抱え込まず、受診先へ事前に相談できるか確かめるのも一つの方法です。本人の言葉を無理に言い換えず、「本人はこう言っている」「家族にはこう見える」と区別して伝えてください。強い不安があるときほど、まず落ち着いて話せる状況をつくりましょう。

相談までに変化を短く記録します

記録は細かな日記でなくて構いません。たとえば「先週から夜に何度も起きる」「出勤前に誰かに見張られていると話す」「食事や入浴が以前より難しい」といった形なら、経過が伝わります。本人が服用している薬があれば、お薬手帳も確認しておきましょう。

自分を傷つけたいという訴えがある、周囲の人の安全が心配な行動があるなど、差し迫った危険を感じるときは、通常の予約を待たずに緊急の医療相談や救急へ連絡してください。本人や家族だけで対応しようとせず、安全を確保することが先です。

治療やその後の経過はどうなりますか?

統合失調症の治療は、今つらい症状を和らげるだけでなく、本人が生活を続けやすくなることも目指します。抗精神病薬による治療を基本とし、状態に応じて心理社会的な支援を組み合わせます。必要な内容や続け方は一人ひとり異なるため、担当医と相談しながら進めます。出典:厚生労働省

薬の効果と困ったことの両方を相談します

抗精神病薬は、幻聴や妄想などの症状を抑えるために用いられます。「薬を飲んでいても眠れない」「眠気がつらく仕事に集中しにくい」といった悩みがあれば、診察で具体的に伝えてください。つらさを我慢し続ける必要はありません。

一方、調子がよくなったからといって、自分で薬を減らしたり中止したりすることは避けてください。症状が落ち着いて見えても、治療の続け方は経過を見ながら判断します。薬について迷ったら、「何を変えたいか」「どんなことで困るか」を担当医に伝えることから始めましょう。

生活に戻るための支援もあります

治療には、病気や症状への理解を深める支援、人とのやり取りを練習する取り組み、作業療法などが含まれる場合もあります。すぐに以前と同じように働くことを目標にするのではなく、休養を取りながら、その人に合う進め方を医療者と考えていきます。

「一度診断されたら、もう普段の生活には戻れないのでは」と不安になるかもしれません。しかし経過には個人差があり、はじめの症状だけで先の生活を決めつけることはできません。今困っていることと、少し先に取り戻したいことの両方を相談してよいのです。

原因はわかっているのでしょうか?

統合失調症が起こる原因は、正確には解明されていません。発症しやすさに関わる要因や、生活上の変化による負担などが重なる可能性は考えられています。ただ、「あのときの出来事が原因だ」「本人の性格のせいだ」と一つに決められる病気ではありません。

家族も、育て方や声のかけ方を責める必要はありません。原因探しのために本人との会話が苦しくなるより、今どんなことがつらいのか、どんな支えが必要かに目を向けてください。病名がはっきりしない段階でも、相談は始められます。

不眠や疲れを感じていても、姿勢、背骨、筋肉の緊張だけから統合失調症の原因を判断することはできません。体について別の悩みがある場合も、幻聴や妄想、生活への大きな支障については精神科で相談し、それぞれの困っていることを分けて伝えることが大切です。

統合失調症が気になったら、まず何をしますか?

統合失調症では、声が聞こえる、監視されていると感じるといった体験のほか、意欲や集中力の変化もみられます。ただし、似た変化があるだけで病名は決まりません。症状の数より、いつから何に困っているかを整理することが、相談の第一歩です。

本人なら、眠れない、怖くて外に出づらいなど、今一番つらいことを言葉にしてみてください。家族なら、変化が始まった時期と、食事・仕事・会話などで以前と違うことを短くメモします。本人の体験を無理に訂正するより、困りごとを一緒に確かめる方が話しやすくなります。

幻聴や妄想が気になるときや、生活に支障が出ているときは、精神科などの専門機関へ相談しましょう。すでに通院している方は、薬のことで悩んでいても自己判断で変更せず、担当医に伝えてください。一人で答えを出そうとせず、今起きていることをそのまま相談して構いません。

この記事の監修者
湘南カイロ茅ヶ崎整体院 院長 高木聖司
湘南カイロ茅ヶ崎整体院 院長
高木 聖司
鍼灸師(国家資格)
PAAC認定カイロプラクター
SORSI認定カイロプラクター
2005年に湘南カイロ茅ヶ崎整体院を開院。 鍼灸・カイロプラクティック・姿勢分析・栄養など幅広い視点から、 身体の不調と向き合っています。 当サイトでは、これまでの臨床経験と専門知識をもとに、 身体や健康に関する記事の内容を確認・監修しています。
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院長:高木

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