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眠れないときは病院に行くべき?受診の目安と何科に行くかを解説

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夜になってもなかなか眠れず、布団の中で何度も時間を確認してしまうことはありませんか。数日眠れない日が続くと、そろそろ病院に相談した方がいいのか迷ってしまう方も多いはずです。この記事では、眠れない状態が続いたときの判断基準や、何科を選べばいいかについて詳しく解説していきます。

院長:高木

夜眠れない日が続くと不安になりますよね。今日は病院に行くべきかどうかの判断基準をわかりやすくまとめてみました

目次

眠れないときに病院へ行くべきかの判断基準

眠れない夜が続くと、これは病院に相談するレベルなのか、それとも一時的なものなのか迷ってしまうものです。まずは受診を検討したいタイミングと、様子を見てもよいケースの目安について整理していきます。

2週間以上続く場合や日中に支障がある場合は受診を検討したい理由

眠れない状態が2週間以上続いている場合や、日中の生活に支障が出ている場合は、一度病院に相談することを検討してみてください。一時的な寝不足であれば数日から数週間で落ち着くこともありますが、不眠が長引くと、眠れないことへの不安や不適切な対処が重なりやすくなります。

特に日中の強い眠気で仕事のミスが増えた、運転中にヒヤリとした、といった変化がある場合は、期間にかかわらず注意したいところです。市販の睡眠改善薬を試しても変化が見られないときも、一人で抱え込まず相談してみる価値があります。

様子を見てもよいケースの具体例

大事な予定の前だけ眠れなかった、旅行先で環境が変わり寝つきが悪かった、というように理由がはっきりしていて数日で解消する場合は、それほど心配しすぎなくても大丈夫なことが多いです。「このまま眠れない日が続いたらどうしよう」と不安になった経験がある方も少なくないでしょう。

ただし、そのうち改善するだろうと思っていた不眠が続いている場合や、日中の生活に影響が出ている場合は、次のチェックリストもあわせて確認してみてください。

  • 眠れない日が2週間以上続いている
  • 日中に強い眠気や居眠りがあり仕事や運転に支障が出ている
  • 市販の睡眠改善薬を使っても変化が見られない
  • 咳や痛み、頻尿など体の不調が眠りを妨げている
  • 気分の落ち込みや意欲の低下が2週間以上続いている

当てはまる項目があり、不眠が続いている場合や生活への支障が大きい場合は、無理をせず病院に相談してみることをおすすめします。不眠は多くの人が経験する身近な悩みで、決して特別なことではありません。

眠れないときは何科を受診すればいい?

いざ病院に行こうと思っても、何科を選べばいいのかわからず足が止まってしまう方は少なくありません。「何科が正解かわからず結局そのままにしてしまった」という経験がある方も多いのではないでしょうか。ここでは症状別に、どの診療科を選べばいいかを整理していきます。

まず内科で相談してよい理由

「不眠は精神科じゃないと相談できない」と思っている方も多いのですが、まず内科やかかりつけ医に相談しても問題ありません。内科では体の病気や服用している薬が睡眠に影響していないかを確認し、必要に応じて治療や専門医への紹介を受けられることがあります。

どこに行けばいいかわからないときの最初の窓口として、かかりつけの内科を選ぶのはごく自然な選択です。原因がわからない場合は、睡眠外来を探す方法もあります。気負わずに相談できる場所として考えてみてください。

心療内科・精神科を検討した方がよいケース

ストレスや不安感が強く、気分の落ち込みを伴っている場合は心療内科や精神科も選択肢に入ります。「精神科は重い病気の人が行く場所」というイメージを持つ方もいますが、実際にはストレスや気分の変化に伴う不眠で相談する方もいます。

抵抗を感じる場合は、まず内科で相談してから紹介してもらう形でも問題ありません。ひとりで抱え込まず専門家に相談することが、状態を整理するきっかけになることもあります。

いびきや無呼吸が疑われる場合は耳鼻科や呼吸器内科も視野に

大きないびきをかく、寝ている間に呼吸が止まっていると指摘されたことがある場合は、睡眠時無呼吸症候群の可能性も考えられます。この場合は、睡眠時無呼吸の検査に対応している耳鼻咽喉科や呼吸器内科、睡眠外来での相談が適しています。

いびきや無呼吸は自分では気づきにくいものです。家族やパートナーから指摘された経験がある方は、一度相談してみるとよいでしょう。

気になる症状相談先の目安
特に思い当たる原因がない不眠かかりつけ医・内科・睡眠外来
ストレスや気分の落ち込みを伴う不眠心療内科・精神科
いびきや呼吸が止まる指摘がある検査に対応した耳鼻咽喉科・呼吸器内科・睡眠外来

なぜ眠れなくなるのか?考えられる主な原因

不眠の背景には、ひとつではなくいくつかの要因が重なっていることがよくあります。ここでは代表的な原因を整理しながら、自分に当てはまるものを探してみましょう。

ストレスと心身の緊張

仕事や家事、人間関係のストレスが続くと、心身の緊張や覚醒が続きやすくなります。本来は眠る時間に向けて心身が落ち着いていきますが、緊張が抜けないと寝つきが悪くなることがあります。

布団に入っても今日の出来事が頭の中でぐるぐる回ってしまう、という状態は、眠る前にも心身の緊張が続いているサインのひとつと考えられます。

生活習慣・環境要因

就寝前のスマートフォンやパソコンの操作は、画面の光や動画、SNSなどの内容によって眠気を遠ざける原因のひとつになります。夕方以降のカフェインやお酒も、寝つきや睡眠の深さに影響することがあります。

寝室の温度や湿度、光や音の環境も見落とされがちなポイントです。室温が高すぎたり明るすぎたりすると、眠りにくくなることがあります。

体の痛みや緊張が影響しているケース

デスクワークが多い方や、長時間スマートフォンを見る習慣がある方は、首や肩まわりの筋肉がこわばりやすくなります。痛みや不快感があるとリラックスしにくくなり、寝つきや睡眠の維持に影響することもあります。

肩や首の疲れを感じやすい時期に眠りも浅くなると感じたことがある方は、体の不快感が眠りを妨げていないか振り返ってみてもよいでしょう。

病院に行く前に試したいセルフケア

すぐに病院に行くほどではないけれど何とかしたい、という方も多いはずです。「今夜こそぐっすり眠りたい」と思う日ほど、かえって目が冴えてしまうこともありますよね。ここでは今日から試せるセルフケアの方法を紹介していきます。

今夜からできる生活習慣の見直し

休日を含め、起床時間をできるだけ一定にすることは、体内時計を整えるうえで基本になります。眠くないのに無理に早く布団へ入る必要はありません。就寝前はスマートフォンの使用を控えめにし、脳を興奮させない時間をつくってみましょう。

40度前後のお湯にゆっくりつかる入浴は、体の緊張をほぐし眠りへの準備を整えるのに役立つことがあります。午前中に日光を浴びること、昼寝は夕方を避けて30分以内にとどめることも、生活リズムを整えるうえで意味があります。

布団に入っても眠れず、焦りや緊張が強くなってきたときは、いったん寝床を離れて静かに過ごし、眠気が戻ってから入り直す方法もあります。何度も時計を確認すると焦りやすいため、時計を見えない位置に置くのもひとつの方法です。

寝つきを良くするツボ押し・リラックス法

足の裏側、かかとの中央付近にある「失眠穴」は、古くから眠りに関わるツボとして知られています。痛みを我慢するほど強く押さず、指の腹で優しく触れながら深呼吸を意識してみてください。

おへその下あたりにある「丹田」を手のひらで温めるように触れるのも、気持ちを落ち着かせる方法のひとつです。ツボ押しは治療の代わりではありませんが、リラックスするきっかけとして取り入れられます。眠ろうと意気込みすぎず、力を抜くことを意識してみましょう。

見逃してはいけない危険サイン

不眠の多くは一時的なものですが、中には注意したいサインが隠れていることもあります。「これくらいで受診してもいいのかな」とためらう方も多いですが、ここでは早めの相談を検討したいケースを整理していきます。

すぐに医療機関へ相談したいケース

気分の落ち込みが2週間以上続いている、何をしても楽しいと感じられない、といった状態は、不眠だけの問題ではない可能性があります。日中の強い眠気で居眠り運転をしそうになった経験がある場合も、早めに相談してください。眠気が強いときは車の運転や危険を伴う作業を避けることも大切です。

「消えてしまいたい」「自分を傷つけたい」という気持ちが浮かぶ場合は、ためらわずすぐに専門家や身近な人へ助けを求めてください。今すぐ自分の安全を保てないほど切迫している場合は、一人にならず、救急車を呼ぶなど緊急の対応が必要です。

また、ほとんど眠っていないのに眠気を感じず、気分が異常に高まる、話し続ける、活動や買い物が急に増えるといった変化がある場合も、早めに精神科などへ相談してください。

自己判断で放置しない方がいい症状

咳や体の痛み、頻尿といった体の症状が眠りを妨げている場合は、不眠そのものよりも背景にある体の不調への対応が必要なことがあります。市販薬を試しても変化がない場合や、不眠が続いて生活に影響している場合も、自己判断で様子を見続けるのは避けたい状況です。

様子を見てもよいケース早めに相談したいケース
原因がはっきりしていて数日で解消する2週間以上不眠が続いている
日中の生活に大きな支障がない強い眠気で仕事や運転に支障が出ている
気分の落ち込みを伴わない気分の落ち込みや意欲低下を伴う

体の緊張や姿勢を見直すことも眠りの助けになります

ここまで紹介してきた病院選びやセルフケアに加えて、日頃の姿勢や体の使い方にも目を向けてみると、眠りへの新しいヒントが見つかることがあります。肩や首の疲れを感じやすい時期ほど眠りも浅くなると感じたことがある方は、少なくないはずです。

リラックスしやすくするための体の使い方

猫背やスマートフォンを見るときの前かがみの姿勢は、首や肩の筋肉を緊張させやすく、痛みや不快感によってリラックスしにくくなることがあります。長時間同じ姿勢が続いたときは、肩を軽く回したり首を無理のない範囲で動かしたりして、こまめに緊張をほぐしてみましょう。

寝る前には深呼吸を意識し、肩の力を抜いてリラックスする時間をつくることもおすすめです。日中から少しずつ体をゆるめる習慣を取り入れてみてください。

まとめ

眠れない日が続くと不安になりますが、まずは不眠が2週間以上続いているか、日中の生活に支障が出ているかを目安に考えてみてください。日中の強い眠気や気分の落ち込みなどがある場合は、2週間を待たずに相談しても大丈夫です。相談先に迷ったときは、かかりつけ医や内科、心療内科、睡眠外来などから選べます。

反対に原因がはっきりしていて数日で解消する場合は、セルフケアを試しながら様子を見ても問題ないことが多いです。当院でも不眠症に対応できますので、気になるサインがあるときは我慢せず早めに相談してみてくださいね。


院長:高木

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