
院長:高木お気軽にご相談ください!

院長:高木お気軽にご相談ください!
会議中に自分の声が耳の中で大きく響いたり、電話をしていると自分の呼吸音が気になって話に集中できなかったりすることはありませんか。耳が詰まったような感覚が続き、体に何かおかしなことが起きているのではと不安になる方もいらっしゃいます。


湘南カイロ茅ヶ崎整体院の高木聖司です。この記事では、耳管開放症の特徴と症状の出方、考えられる原因、耳鼻咽喉科でどのように確認していくのかを、できるだけわかりやすくお伝えします。
症状の感じ方には個人差があり、似た感覚を起こす病気も他にあります。まずは病気の仕組みを知り、必要な受診につなげる参考にしてください。当院での施術方針は耳管開放症の症状別ページでもご紹介しています。


耳の症状は似たものが多く、自分だけで判断しづらい部分もあります。まずは特徴を整理していきましょう
耳管は普段閉じていて、飲み込みやあくびの際だけ一時的に開く仕組みです。この耳管が閉じにくくなった状態を耳管開放症と呼びます。まずは体の中で何が起きているのかを確認していきましょう。
耳と鼻の奥は、耳管という細い管でつながっています。この管は普段閉じていて、唾を飲み込んだりあくびをしたりしたときだけ一時的に開き、中耳の圧力を調整しています。
何らかの理由でこの管が閉じにくくなり、開いたままの状態が続くことを耳管開放症といいます。管が開いたままだと、鼻や喉の空間と中耳がつながった状態になり、本来なら伝わらないはずの音や空気の動きが耳の中に伝わりやすくなります。出典:日本耳科学会
耳管開放症の代表的な症状は、自分の声が頭の中で大きく響く感覚、自分の呼吸の音が耳の中で聞こえる感覚、耳が詰まったような感覚の三つです。自声強聴・自己呼吸音聴取・耳閉感が代表的な症状です。
会議や電話で話すときに自分の声だけが大きく聞こえたり、静かな場所で呼吸音が気になって集中できなかったりする方もいます。三つの症状がすべてそろうわけではなく、感じ方には個人差があります。
耳管開放症には特徴的な症状の変化がありますが、似た感覚を覚える病気は他にもあります。ここでは症状の出方の特徴と、自己判断が難しい理由を整理します。
耳管開放症では、横になったり前かがみの姿勢をとったりすると、耳管の周囲の状態が変化して症状が一時的に軽くなることがあるといわれています。立ち仕事や運動のあとに症状が強まったと感じる方もいます。
医学的な診断の目安では、自覚症状に加えて、この体位による変化や鼓膜の状態などを組み合わせて確認する方法が示されています。体位で軽くなるという特徴だけで診断が確定するわけではなく、他の所見と合わせて判断されるものです。
耳が詰まった感じや音がこもる感覚は、耳管が狭くなる耳管狭窄症でも起こります。開放症と狭窄症は正反対の状態ですが、感じる症状が似ているため、自分で見分けるのは難しいことがあります。出典:済生会
特に、ある日突然聞こえにくくなった場合は、耳管開放症とは異なる病気が背景にある可能性があります。急な難聴は早めの受診が大切です。耳鼻咽喉科では、問診に加えて鼓膜の状態や聴力の検査を組み合わせて確認します。出典:日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
耳管開放症の原因は一つに特定できないことが多く、体重の変化やホルモンの状態など、いくつかの要因が関わっていると考えられています。代表的なきっかけを確認していきましょう。
耳管開放症は、急激な体重減少やダイエット、脱水、妊娠、経口避妊薬の使用などをきっかけに症状が出やすくなることが知られています。耳管の周囲には脂肪組織があり、これが減ることで管が閉じにくくなると考えられています。
体調不良やストレスが続いた時期に症状が出たと話す方もいます。心当たりのある変化がなかったか、振り返ってみることも一つの手がかりになります。
一方で、はっきりとした原因が見つからないまま症状が続くケースも少なくありません。原因を一つに絞り込めない場合でも、症状の経過や耳の状態を確認しながら、必要な対応を検討していくことになります。
自己判断で「これが原因だ」と決めつけないことが大切です。気になる変化は、診察の際にそのまま伝えるようにしましょう。
耳管開放症が疑われる場合は、耳鼻咽喉科での確認が基本になります。何を伝え、どのような検査が行われるのかを知っておくと、受診時の不安を減らせます。
受診の際は、いつから症状があるか、どんな場面で強くなるか、横になると軽くなるかなど、症状の出方をできるだけ具体的に伝えると診察の助けになります。会議中や電話中に声が響く、静かな場所で呼吸音が気になるといった生活場面での困りごとも、遠慮せずに伝えて構いません。
症状が一時的で自然に軽くなることもありますが、繰り返し続く場合は一度相談しておくと安心です。
診察では、鼓膜の動きを観察したり、聴力検査や耳管の機能を調べる検査を組み合わせたりして、症状の背景を確認していきます。自覚症状に加えて、体位による変化や鼓膜の所見など複数の視点から確認することで、可能性を見極めていく流れです。
検査の内容は症状の程度によって異なるため、詳しい説明は受診先の医師に確認してください。
耳管開放症と診断された場合、症状の程度に応じていくつかの対応が検討されます。ここでは一般的な流れと、体の状態を確認する視点についてお伝えします。
体重減少や脱水などのきっかけが考えられる場合は、その状態を見直すことから対応を始めることが多いようです。医療機関では、生理食塩水の点鼻や、症状に応じた薬による治療など、保存的な方法から検討されるのが一般的です。
薬を使う場合は、自己判断で量や期間を変えず、医師の指示に沿って続けることが大切です。
保存的な対応で症状が十分に落ち着かない場合は、鼓膜に処置を行う方法など、より専門的な対応が検討されることもあります。どの対応が合うかは症状の程度や経過によって異なるため、耳鼻咽喉科で相談しながら決めていくことになります。
当院でも、耳管開放症に関するご相談をいただくことがあります。声の響きや耳の詰まり感に加えて、首や顎周辺の筋肉の緊張、あごの関節の動きが気になる場合は、その状態も合わせて確認しています。耳管そのものの状態を調べる検査は医療機関で行われるものですので、気になる症状が続く場合はまず耳鼻咽喉科での確認をおすすめします。
耳管開放症は、耳管が閉じにくくなることで自分の声や呼吸音が響き、耳の詰まりを感じやすくなる状態です。症状の出方には個人差があり、横になると楽になる場合もあります。
ただし、似た症状は耳管狭窄症や突発性難聴など他の病気でも起こるため、自己判断せず耳鼻咽喉科で確認することが大切です。心当たりのある体重の変化や体調の変化があれば、診察のときに伝えてください。
気になる症状が続く場合は、一人で抱え込まず早めに相談してみてください。当院でも耳周辺の状態を含めてご相談を受けていますので、必要に応じてお気軽にお問い合わせください。



