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アキレス腱炎とは?痛む場所と歩き始めの痛み、まず取るべき対応

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朝ベッドから足をついた瞬間、かかとの少し上がズキッとする。歩き始めは痛いのに、動いているうちに楽になるため、「このまま様子を見てよいのだろうか」と迷っていませんか。病院で「アキレス腱炎」と言われたものの、どこまで動いてよいのかわからないという方もいらっしゃいます。

湘南カイロ茅ヶ崎整体院の高木聖司です。この記事では、アキレス腱炎がどこに、どんなときに痛む状態なのか、痛みが出たときにまず何をするか、そして整形外科へ早めに行くべきサインの3点をお伝えします。

読み終えるころには、ご自身の痛みが当てはまりそうか、今日から何を控えて何を確認すればよいかが整理できます。診断後の相談先をお探しの方は、アキレス腱炎の症状別ページもあわせてご覧ください。

院長:高木

朝の一歩目が痛いときほど、まずは痛む場所を落ち着いて確かめてみてください

目次

アキレス腱炎とは?どこがどんなときに痛む?

アキレス腱炎は、かかとの後ろからふくらはぎへ伸びる腱に痛みが出る状態を指して使われることが多い言葉です。痛む場所と出るタイミングがわかると、ご自身の症状と照らし合わせやすくなります。ただし、症状だけで病名を決めることはできません。

かかとの後ろから腱の途中に出る痛み

アキレス腱は、ふくらはぎの筋肉とかかとの骨(踵骨)をつなぐ太くて丈夫な腱です。地面を蹴ってつま先立ちになる動きに関わるため、歩く、走る、跳ぶたびに負担がかかります。運動を繰り返したあとに十分な回復の期間がとれないと、炎症が起こりやすくなると説明されています。出典:済生会

痛む位置は、大きく2つに分けて考えると整理しやすくなります。腱の途中で痛む場合と、腱がかかとの骨に付く部分で痛む場合があり、痛みの出方や運動での注意点が変わることがあります。付着部とは、腱の下の端にあたる、かかとの骨につながる部分のことです。出典:米国整形外科学会(AAOS)

痛む場所感じ方の例気をつけたい点
腱の途中(かかとより少し上)ふくらはぎとかかとの間が痛い、押すと痛い運動量の調整と、診察での状態確認
かかとの骨に付く部分かかとの後ろが痛い、靴が当たると痛い、階段で痛む自己流の運動で痛みが強まることがあるため、位置の確認が大切

歩き始めや運動時の痛み・こわばり

代表的なのは、歩き始めや運動を始めた直後に感じる痛みです。朝、起きて最初の数歩がつらい、階段の上り下りで痛む、運動のあとにかかとの上が重く感じる、といった形で気づく方が多くいらっしゃいます。

動いているうちに楽になる場合もあります。ただ、楽になったから大丈夫とは限りません。押すと痛い、腫れている、熱っぽい、といった状態が重なるほど、腱に負担が残っている可能性があります。

スポーツをしていない方でも、長時間の立ち仕事や、通勤で長く歩く日が続くとつらくなることがあります。「自分は運動していないから違う」と考えて我慢を続けてしまう方も少なくありません。同じような痛みでも別の状態が隠れていることがあるため、痛みだけで病名を決めないでください。

なぜアキレス腱が痛くなる?

痛みの背景は、一つに決まるとは限りません。繰り返しの負担や活動量の急な変化が重なり、腱にかかる負担が回復を上回ったときに痛みが出やすくなると考えられます。ここでは、思い当たりやすい場面と、長引くときの考え方を説明します。

運動や日常動作で負担が増える場面

久しぶりに走り始めた、大会に向けて練習量を一気に増やした、といったきっかけはよく見られます。休みをはさまずに同じ動きを重ねるほど、腱には負担が積み重なります。

運動をしていない方でも、旅行や仕事の都合で長く歩く日が続いたり、立っている時間が増えたりすると、ふくらはぎとアキレス腱に同じ負担が繰り返しかかります。靴が変わった時期と痛みの始まりが重なる方もいます。

当院の症状別ページでも、朝の一歩目の強い痛みやこわばり、立ち仕事や歩行での悪化、運動が続けにくいといった困りごとを挙げています。どれか一つが原因と決めるのではなく、負担が重なる場面がないかを振り返ってみてください。

長引く痛みを「炎症だけ」と決めつけない

「アキレス腱炎」は日常的によく使われる呼び名です。ただ、痛みが長引くケースでは、炎症だけで説明できないことがあります。近年の診療ガイドラインでは、負荷がかかると痛みが出る腱の状態を「アキレス腱症(tendinopathy)」という言葉で整理しています。

このガイドラインは、腱の中央部の痛みについて、腱を使う動作で症状が出るか、腱の一点を押して痛むかといった確認が診断の基本になると述べています。つまり、レントゲンだけで決まるものではなく、痛む場所と出方の確認が大切です。出典:米国理学療法協会整形外科部会(AOPT)ガイドライン

そのため、湿布を貼って休めば必ずよくなると決めてしまうより、痛みの位置と経過を見ていくほうが安心です。痛みの場所やタイミングを書き留めておくと、医療機関でも相談先でも役に立ちます。

痛みが出たら、まず何をする?

診察を受ける前でも、今日からできることはあります。まず痛みを強めている動きを減らし、痛みの様子を見ながら活動量を調整します。完全に動かないことが最善とは限らない点も、ガイドラインの考え方に沿ってお伝えします。

痛みが増す動きを減らして経過をみる

走る距離を減らす、ジャンプや急な坂道を避けるなど、痛みが強まる動きを一時的に控えます。水泳のように、かかとへの衝撃が小さい運動に切り替える方法もあります。仕事で歩く時間が長い方は、こまめに座って休む時間をつくってみてください。

腫れや熱っぽさがあるときは、タオルで包んだ保冷剤を15〜20分ほど当てる方法があります。冷やして痛みが強まる、しびれるといった場合はすぐにやめてください。

避けたいのは、痛みを我慢して運動を続けることと、痛い部分を強く揉んだり無理に伸ばしたりすることです。腱の途中の痛みでは、ガイドラインが腱に段階的な負荷をかける運動を最初に行う治療として位置づけています。ただし、やり方や強さは状態によって異なるため、診察を受けて指示をもらってください。

位置がはっきりしないうちは自己流の運動をしない

インターネットには、段差でかかとを下ろすストレッチや運動が数多く紹介されています。ただ、腱の途中の痛みと、かかとに近い付着部の痛みでは、同じ運動でも痛みが強くなることがあります。

自分の痛みがどちらなのか迷うときは、運動を始める前に整形外科で位置を確認してもらうと安心です。すでに診断を受けている方は、回数や強さについても遠慮せず質問してください。

痛み止めや湿布を使っている方は、自己判断で中止したり量を変えたりせず、処方した医師や薬剤師に相談してください。市販薬を使う場合も、用法を守ることが大切です。

整形外科へ行くべきなのはいつ?

「様子を見てよい痛み」と「早めに受診したい痛み」は分けて考えます。急に起きたかどうか、その後に変化があるかが判断の手がかりです。落ち着いて、次の2つの場面に当てはまらないか確認してください。

突然の強い痛みやつま先立ちの困難

運動中や歩行中に、突然かかとの後ろへ強い痛みが走った場合は、アキレス腱の断裂なども考えられます。ふくらはぎの後ろを蹴られたように感じたり、音がしたように感じたりする方もいます。

つま先立ちができない、階段を上れないといった症状は、断裂で見られることがあると、医療機関の患者さん向け資料に記載されています。出典:ケンブリッジ大学病院

急な強い痛みやつま先立ちの困難は整形外科へ行き、早めに診察を受けてください。この場合は、整体院で様子を見る前に、まず医療機関で状態を確認することを優先します。

痛みが続く、悪化する、診断がはっきりしない

休んでも痛みが引かない、少しずつ強くなっている、かかとの周りが腫れて熱っぽい場合も、受診の目安になります。診断があいまいなままだと、いま行っている対処が痛みの位置に合っているかを確かめられません。

医療機関では、問診と診察で痛む場所や、負担をかけたときの症状を確認します。診断が不確かな場合や経過がよくない場合には、画像検査を検討することもあります。

  • 突然強い痛みが出て、音や蹴られたような感覚があった
  • つま先立ちや階段の上り下りが難しい
  • 休んでも痛みが引かない、または強くなっている
  • かかとやふくらはぎが腫れて熱っぽい
  • 痛む場所がアキレス腱かどうか自分では判断できない

診断後も困っているときは?

病院で病名を聞いても、朝の一歩目や仕事中の歩行はつらいままという方もいらっしゃいます。そのようなときは、痛む場面を整理してから相談すると、話がスムーズに進みます。

相談前に整理しておきたいこと

いつ痛むのか(朝の一歩目、歩き始め、階段、運動のあと)、どちらの足か、痛みが出始めた時期を書き出しておきましょう。運動量や仕事で歩く時間が変わったかどうかも、思い出しておくと役に立ちます。

病院で受けた説明や画像検査の結果、処方されている薬があれば、そのままお伝えください。「運動を続けたい」「仕事は休めない」といった希望も、遠慮せずに話してもらって大丈夫です。

当院で確認していること

当院では、アキレス腱の痛みやアキレス腱炎のご相談にも、整体やカイロプラクティックで対応しています。急な受傷や強い腫れがある場合は、先に整形外科での確認をおすすめします。

来院時は、問診票で痛みの出方をうかがい、痛む場所に触れて確認します。あわせて、足首、膝、股関節の動き、ふくらはぎの筋肉の硬さ、骨盤や背骨の状態も見て、アキレス腱の負担に関係していそうな部分を探します。

骨盤や背骨が原因だと決めるわけではありません。症状に影響していることがある部分を確認し、痛みや負担の軽減、症状の改善を目指します。合う方法は状態によって異なるため、その方の痛みの出方に合わせて進めます。

アキレス腱炎かもしれない痛みで大切なこと

かかとの後ろの痛みは、歩き始めや運動のときに気づきやすく、腱の途中で痛む場合とかかとの骨に近い部分で痛む場合があります。原因は一つとは限らず、繰り返しの負担や活動量の変化が重なって出ることがあります。

まずは、痛みが強まる動きを減らし、痛む場所と出るタイミングを書き留めてください。突然の強い痛みやつま先立ちの困難があるとき、痛みが続いたり強くなったりするときは、整形外科で診察を受けることが先です。

診断を受けたあとも、朝の一歩目や仕事中の歩行がつらい場合は、当院にご相談ください。痛みのある場所と動きを確認し、症状の改善を目指すお手伝いをします。

この記事の監修者
湘南カイロ茅ヶ崎整体院 院長 高木聖司
湘南カイロ茅ヶ崎整体院 院長
高木 聖司
鍼灸師(国家資格)
PAAC認定カイロプラクター
SORSI認定カイロプラクター
2005年に湘南カイロ茅ヶ崎整体院を開院。 鍼灸・カイロプラクティック・姿勢分析・栄養など幅広い視点から、 身体の不調と向き合っています。 当サイトでは、これまでの臨床経験と専門知識をもとに、 身体や健康に関する記事の内容を確認・監修しています。
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院長:高木

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