
院長:高木お気軽にご相談ください!

院長:高木お気軽にご相談ください!
立ち仕事のあと、夕方になると足の裏が重だるい。歩くと足裏が痛む。ふと足跡を見たら、土踏まずがほとんどなかった。そんなときに「扁平足かもしれない」と調べる方は少なくありません。当院にも、歩くときの足裏の痛みが気になって相談された方がいます。


湘南カイロ茅ヶ崎整体院の高木聖司です。この記事では、扁平足とはどんな状態なのか、足の形だけで心配が必要なのか、痛みや変化があるときにどう考えればよいのかをお伝えします。
読み終えるころには、ご自分の足がどちらのタイプに近いのか、整形外科へ相談する目安はどこかが整理できるはずです。当院での相談内容や考え方は、扁平足の症状別ページにまとめています。


土踏まずの形よりも、いつから何が変わったのかを思い出してみてください
扁平足は、足の裏の土踏まずが低くなり、足裏が平らに近い状態を指します。ただ、平らな足であることと、治療が必要な状態であることは同じではありません。まずは基本から整理します。
足の裏には、かかとから親指の付け根にかけて、弓のような形のアーチがあります。このアーチがつぶれ、足裏が地面に広く触れるようになった状態が、一般に扁平足と呼ばれるものです。
アーチは、歩くたびにかかる体重を受け止めるクッションのような役割を担っています。内くるぶしの下には後脛骨筋腱(こうけいこつきんけん)という腱が通り、アーチを引き上げる働きをしています。年齢による腱の変化や体重の負担で、この腱が傷むとアーチが下がることがあると、日本整形外科学会は説明しています。出典:日本整形外科学会
扁平足には、大きく分けて二つの経過があります。子どもの頃から足裏が平らで、大人になってもそのまま続いているタイプ。そして、中年以降になってから土踏まずが低くなり、痛みや腫れを伴うタイプです。
前者は痛みがあまりないことが多く、後者は内くるぶしの下が腫れて痛むことがあるとされています。同じ「扁平足」という言葉でも、意味合いがかなり違うのです。
| 比べる点 | 子どもの頃から続くタイプ | 大人になって変化したタイプ |
|---|---|---|
| 経過 | 幼い頃から足裏が平ら | 中年以降に土踏まずが低くなってきた |
| 痛み | あまり痛みがないことが多い | 内くるぶしの下が腫れて痛むことがある |
| 形の変化 | 形は以前から変わらない | 初期は目立たず、しだいに変形が進むことがある |
| 考え方の軸 | 痛みがなければ形だけで心配しすぎない | 痛みや変化があれば整形外科で評価を受ける |
足の形そのものより、実際に困っている症状のほうが大切な手がかりになります。どこが、どんな場面でつらいのかを具体的に見ていきましょう。
大人になってから現れる扁平足では、内くるぶしの下の腫れや痛みが目立つとされています。進むと、つま先立ちがしづらくなったり、足裏や外くるぶしにも痛みが出たりして、歩きにくさにつながることがあります。
当院には、立ち仕事のあとに足の裏が痛む、夕方になると足が重くて靴がきつく感じる、朝ベッドから降りた一歩目がつらい、といった声が寄せられます。歩くと足裏が痛んで困っていた方が、来院後に歩行時のつらさが和らいだと話してくださった例もあります。これはあくまで個別の経過で、どなたにも当てはまるわけではありません。
ここで気をつけたいのが、足裏や内側の痛みがあるからといって、扁平足が原因とは限らない点です。足の痛みには、足底腱膜炎のように足裏の組織が傷むものや、外脛骨(がいけいこつ)という余分な骨の周囲が痛むものなど、さまざまな状態があります。
当院でも、足の内側の痛みで相談された方の状態を確認すると、痛む場所や動かしたときの反応が一人ひとり違います。足跡の形だけで決めつけず、痛みの場所と出る場面を丁寧に見ていくことが大切です。
ご自宅でも、いくつかの点を思い出したり観察したりするだけで、状態をつかみやすくなります。ただし、見た目だけで結論を出さず、あくまで整理の材料として使ってください。
相談の際に最も役立つのは、足の形の写真より「変化の経過」です。次の三つを、メモにしておくと整理しやすくなります。
子どもの頃から平らだったのか、最近になって土踏まずが低くなったのかを思い出します。
足裏の真ん中か、かかとか、内くるぶしの下か。痛みや腫れの場所を確かめます。
左右で土踏まずの高さや痛みに差がないかを見ます。片方だけ変化しているときは、時期も一緒に記録します。
そのうえで、立った状態で土踏まずの形を見たり、つま先立ちをしてみたりすると手がかりが増えます。詳しいチェック方法は別の記事で扱っていますので、ここでは「形の確認はあくまで目安」という点だけ押さえてください。
整形外科では、立った姿勢や歩き方、足の内側の腫れや押したときの痛み、つま先立ちができるかどうかなどを診察します。必要に応じてレントゲンなどの画像検査も行い、腱や骨の状態を評価します。
聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院は、成人期の扁平足を「生まれつきだから仕方がない」と考える方や医師も多いこと、実際には後脛骨筋腱の炎症や擦り切れが関わる場合があることを紹介しています。出典:聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院
「昔から平らな足だから」とあきらめて我慢していた痛みが、実は評価を受けるべき変化だった、ということもあり得ます。病院で「様子を見ましょう」と言われた後も痛みが続くと、次にどうすればよいか迷う方が多いのも事実です。
足の形に気づいたとき、すぐに何かをする必要があるとは限りません。痛みや変化の有無で、次の行動が変わります。ここでは、対処の選択肢と、受診の目安を整理します。
成人期の扁平足で痛みがあるとき、医療機関ではアーチを支えるインソールや装具を使う方法が用いられます。足への負担を和らげ、痛みを軽くすることが目的です。足の運動や、体重が増えている場合はその管理も、負担を減らす方法として挙げられています。
これらで痛みが続く場合や、変形が強い場合には、腱の移行術や骨の手術などが検討されることもあります。ただし、多くの方は、まず装具や運動などの保存的な方法から始まります。形を元どおりにすることだけを目標にせず、痛みが軽くなり、無理なく歩けることを目指すのが基本的な考え方です。
次のような変化がある場合は、まず整形外科で評価を受けることをおすすめします。大人になってからの変化と痛みは、早めに確認する価値があります。
一方、子どもの頃から平らで、痛みも変化もない場合は、形だけを理由に過度に心配する必要はないと考えられます。お子さんの足については、成長の途中で見え方が変わるため、別の記事で詳しく扱います。
当院でも、扁平足に関する相談に対応しています。骨盤、足首や足の指の関節の動き、ふくらはぎや足裏の筋肉の硬さ、立ったときの左右の体重のかかり方などを確認します。これらが足の負担に関係していることもあるため、痛みの軽減や体調の改善を目指して施術を進めます。
内くるぶしの腫れや急な変形など、上に挙げた変化がある場合は、先に整形外科での評価をご検討ください。そのうえで、病院の検査を受けても足の痛みや歩きにくさが残っているときに、当院へご相談いただくこともできます。
扁平足は、土踏まずのアーチが低い状態を指しますが、足の形だけで治療の必要性は決まりません。子どもの頃から続く平らな足で痛みがなければ、過度に心配しなくてよいと考えられます。
気をつけたいのは、大人になってから土踏まずが低くなったり、内くるぶしの下の腫れや痛み、つま先立ちのしづらさが出てきたりした場合です。いつから、どこが、どちらの足かをメモして、整形外科での評価につなげてください。
病院での診察後も足の痛みや歩きにくさが気になるときは、当院にもご相談いただけます。当院での考え方や相談内容は、下記の症状別ページで詳しくご案内しています。



