
院長:高木お気軽にご相談ください!

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子どものまばたきが増えたり、咳払いのような声を繰り返したりすると、これは癖なのか、それとも何かの病気なのかと心配になるものです。学校で指摘されたり、夕方以降や宿題中に症状が目立ったりすると、注意してよいのか、そっと見守るべきなのか判断に迷う方も多いのではないでしょうか。特に集団生活が始まる時期は、周囲との違いが気になりやすく、保護者の方の心配も大きくなりがちです。


湘南カイロ茅ヶ崎整体院の高木聖司です。この記事では、チック症の症状の特徴や、癖・わざととの違い、家庭での接し方、医療機関への相談を考えたい目安について、わかりやすくお伝えします。
読み終えるころには、目の前のお子さんの症状にどう向き合えばよいか、次に何をすればよいかが見えてくるはずです。周囲の視線や相談先への不安を抱えて来院を検討される方もいらっしゃいますので、詳しい内容は後半でチック症の症状別ページもあわせてご紹介します。 チック症の症状別ページもあわせてご覧ください。
チック症は、本人の意思とは関係なく体の一部が動いたり、声が出たりする状態です。まずは、どのような症状がみられるのか、なぜわざとではないのかを整理しておきましょう。検索してすぐに答えが欲しいと思いますので、まずは代表的な症状の特徴からご紹介します。
チックには、体の動きとして現れる運動チックと、声として現れる音声チックがあります。
運動チックには、まばたきを繰り返す、顔をしかめる、首を振る、肩をすくめるといった動きが多くみられます。
音声チックには、咳払いを繰り返す、鼻を鳴らす、んっ、あっといった声を発するものがあります。
症状は一つとは限らず、時期によって現れる部位や種類が変わることも少なくありません。まずは、お子さんにどのような動きや声がみられるかを、落ち着いて観察してみることが第一歩になります。また、単純な動きだけでなく、複数の動作が組み合わさって見える場合もあります。
チックは、本人が意図して繰り返しているわけではなく、多くの場合、自分の意思だけで完全に止めることは難しいとされています。一時的に我慢できても、そのあとで症状が強く出ることもあります。
そろそろ出そうというムズムズした感覚を伴うこともあり、本人にとっては苦しさを伴う場合があります。周囲からは癖のように見えても、本人が困っている可能性があることを、まず知っておくことが大切です。 出典:発達障害情報のポータルサイト
似たような動きや声を繰り返す状態として、単なる癖や、目の疲れによるまばたきの増加が挙げられることもあります。ただし、まばたきの増加であっても、乾燥やアレルギー、視力の変化など別の要因が関わっている場合もあるため、症状だけで自己判断せず、必要に応じて眼科や小児科で確認してもらうと安心です。
動きや声のパターンが変わりやすく、緊張や興奮の場面で目立ちやすい場合は、チックの可能性も含めて様子を見ていく必要があります。たとえば、まばたきが目立っていた時期からしばらくして咳払いに変わることもあり、症状の中心が移り変わっていく経過も珍しくありません。
焦って一つの症状だけを追いかけるより、全体の流れをゆるやかに見ていく姿勢が助けになります。
症状そのものを減らそうとするより、お子さんが安心して過ごせる環境を整えることを優先しましょう。ここでは、家庭で意識したい関わり方を具体的にお伝えします。
まばたきや咳払いを繰り返す様子を見ると、つい、やめなさいと声をかけたくなるかもしれません。ですが、本人の意思だけで止められない症状を指摘されると、かえって意識してしまい、緊張が強まることがあります。
家族や周囲がチックに注目しすぎず、いつも通りに接することが、お子さんの安心につながります。叱る代わりに、いつも通りの声かけを続けるだけでも、本人の負担は変わってきます。
症状の有無を気にするより、生活の中で困っていることがないかを聞いてみましょう。授業に集中しづらい、友達に指摘されて嫌な思いをした、寝つきが悪いなど、具体的な困りごとが見えてくることがあります。
声のかけ方に迷う場合は、指摘するのではなく、そばで見守っている安心感を伝えることを意識してみてください。隣で一緒に本を読んだり、今日あった出来事を話したりする時間を増やすだけでも、緊張がやわらぎやすくなることがあります。小さなやり取りの積み重ねが、本人にとって安心できる居場所につながります。
学校の先生と情報を共有する際は、症状の詳細を細かく伝えるより、注意しすぎずに見守ってほしいという方向性を簡潔に伝えるだけでも十分です。担任の先生だけでなく、部活動や習い事の指導者など、日常的に関わる大人にも同じ考え方を共有しておくと、お子さんが過ごしやすい環境を広げやすくなります。
家庭でできる工夫としては、テレビやゲームの時間を急に制限するといった大きな変化を避け、いつも通りの生活リズムを保つことが挙げられます。強い緊張や興奮が続く場面が多いと感じる場合は、就寝前に静かに過ごす時間を少し増やすなど、無理のない範囲で調整してみるとよいでしょう。症状を止めさせようと躍起になるより、本人が安心できる時間を積み重ねる意識が大切です。
何が悪かったのかと原因を探したくなりますが、チック症の原因は単純に一つには特定できないとされています。ここでは、症状が変わりやすい理由と、保護者の方が抱えやすい誤解について触れます。
チックの症状は、種類や強さ、頻度が時期によって変わることがよくあります。緊張や疲労、興奮といった状態のときに目立ちやすくなる場合がある一方で、リラックスしている場面で増えることもあり、はっきりした法則があるわけではありません。
症状が増えたり減ったりする波があること自体は、珍しいことではないと理解しておくと、変化にふりまわされすぎずに済みます。季節の変わり目や新学期など、環境が変化する時期に症状が目立ちやすいと感じる方もいます。
チック症の原因は育て方だけで説明できるものではないとされています。厳しくしすぎたのでは、甘やかしすぎたのではと、育て方に原因を求めたくなる保護者の方は少なくありません。当院に相談に来られる方の中にも、周囲からの視線や、どう接すればよいかわからない不安を抱えている方がいらっしゃいます。まずは自分を責めすぎず、今できる関わり方を一つずつ整えていくことが大切です。
チックがあるかどうかだけでなく、生活にどれくらい影響しているかを基準に、相談のタイミングを考えてみましょう。
以下のような様子が重なる場合は、相談を検討したいサインといえます。
チェックリストの項目に複数当てはまる場合でも、それだけでチック症やトゥレット症と決まるわけではありません。あくまで相談のきっかけとして活用し、詳しい診断は医師の判断に委ねてください。
受診と聞くと、すぐに薬による治療が始まるのではと身構える方もいらっしゃいます。ですが、実際にはまず症状の経過や生活への影響を確認したうえで、家庭や学校での関わり方を整える心理教育から始めることが多いとされています。
薬物療法は、生活への影響が大きい場合などに選択肢の一つとして検討されるものであり、受診したその日から必ず薬を使うわけではありません。心配なことがあれば、診察の場で率直に相談してみるとよいでしょう。
受診の際は、いつ頃から症状が始まったか、どのような動きや声があるか、増えやすい場面や生活への影響をメモしておくと、医師に状況が伝わりやすくなります。まずは、かかりつけの小児科に相談し、必要に応じて小児神経科や児童精神科などへつながる場合があります。
診断は血液検査や画像検査だけで決まるものではなく、症状の経過や持続期間などをもとに医師が総合的に判断します。学校での様子について、担任の先生から聞いた情報もあわせて伝えると、より状況が把握しやすくなります。 出典:東京都こども医療ガイド
体の負担につながりやすい部分を確認することも大切です。当院にご相談いただく際は、首や肩まわりの筋肉の緊張や、背骨や関節の動きなど、体の負担につながりやすい部分を確認しながら、日々の体調についてお話を伺っています。医療機関への相談とあわせて、体の負担について気になる方は、チック症の症状別ページもご覧いただけます。
チック症について調べると、トゥレット症という言葉も目にすることがあります。名前だけで重症だと判断せず、分類の考え方を確認しておきましょう。ここでは基本的な考え方だけを整理します。
| 分類 | 主な特徴 |
|---|---|
| 暫定的チック症 | 症状の持続期間が1年未満 |
| 持続性チック症 | 運動または音声のどちらか一方が1年以上続く |
| トゥレット症 | 複数の運動チックと1つ以上の音声チックが1年以上続く |
この分類は診断のための目安であり、症状の重さそのものを直接表すものではありません。 出典:一般社団法人 小児心身医学会
診断や治療方針は、症状の種類や持続期間だけでなく、本人の困りごとの大きさを踏まえて医師が判断します。家庭や学校での関わり方を整える心理教育に加えて、生活への影響が大きい場合には、行動療法や薬物療法が検討されることもあります。
チックの経過には個人差があり、成長とともに目立たなくなっていく場合もあれば、時期によって強さが変わりながら続く場合もあります。トゥレット症と診断されたからといって、必ずしも重い症状がずっと続くとは限らず、今の症状だけで将来を悲観しすぎないようにしましょう。経過を長い目で見守る姿勢が、本人にとっても保護者にとっても支えになります。
困りごとに目を向けることが大切です。チック症は、本人の意思だけで止められるものではなく、癖やわざとと決めつけないことが大切です。まばたきや咳払いを繰り返し注意するより、困りごとに目を向けてみましょう。
ご家庭では、症状の種類や増えやすい場面を落ち着いて観察し、学校生活や睡眠への影響がないかを確認してみてください。気になる変化があれば、日々の様子をメモしておくと、相談の際に役立ちます。小さな変化に気づいたときのメモが、後で振り返る際の助けになります。
症状が長引く場合や、本人がつらそうにしている場合は、まずかかりつけの小児科へ相談することを検討しましょう。当院でも対応可能ですので、気になる方はお気軽にご相談ください。



