
院長:高木お気軽にご相談ください!

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こんにちは、湘南カイロ茅ヶ崎整体院の高木です。ペットボトルのふたを開けようとした瞬間、手のひらの親指の付け根にズキッとした痛みが走ったり、いつの間にかその部分がふっくらと膨らんでいることに気づいたりしたことはありませんか。
鏡でじっと見つめてみると、確かに少し膨らんでいる気がする。それが痛みまで伴っていると、体の中で何か悪いことが起きているのではと心配になってしまいますよね。
今日はこの手のひらの親指の付け根に現れる膨らみと痛みについて、何が起きているのか、様子を見てよいのか、それとも早めに医療機関へ相談した方がよいのか、順を追ってお伝えしていきます。


当院にも家事や育児、デスクワークがきっかけで親指の付け根に違和感を覚えて来院される方が多くいらっしゃいますが、痛みの背景には手だけでなく肩や姿勢の使い方が関係していることがあります
手のひらの親指の付け根がふくらんで痛むと聞くと、大きな病気を疑ってしまう方も多いのですが、実際には使いすぎによる筋肉や腱の反応であることが多く見られます。ただし中には注意して見ておきたい痛み方もあるため、まずはご自身の状態がどちらに近いのか一緒に確認していきましょう。
手のひらの親指の付け根がぷっくりと膨らんで見える部分は、もともと母指球と呼ばれる、親指を動かすための筋肉が集まっている場所です。この膨らみ自体がすぐに異常というわけではなく、普段からある筋肉のかたまりが目立って見えている場合も少なくありません。
ただし、使いすぎによって母指球の筋肉や周りの腱、関節のどこかに炎症が起きると、もとの膨らみがさらにふっくらとして硬く感じられたり、押すと痛みが響いたりするようになります。左右の手を見比べて、形の変化や硬さの違いがないか確認してみるとよいでしょう。
もし数日のうちに急に膨らみが大きくなった、あるいは球状のこぶのようなものに触れるという場合は、後ほどお伝えするガングリオンなど別の可能性も考えられますので、そのまま読み進めてみてください。
スマホを長時間使った翌朝や、家事で手をよく使った日の夜に、押したときだけ鈍い痛みを感じる程度であれば、一時的な使いすぎによるものであることが多く見られます。熱っぽさや強い腫れがなく、安静にしていると徐々に楽になっていく場合は、しばらく経過を見ても大きな問題にはなりにくいでしょう。
目安としては、家事やスマホの使用を少し控えて1週間ほど様子を見て、痛みが和らぐ傾向にあるかどうかです。改善が感じられるようであれば、このあとご紹介するセルフケアを取り入れながら過ごしていただいて問題ありません。
一方で、次のような痛み方がある場合は、一度整形外科などの医療機関で状態を確認してもらうことを考えたいところです。じっとしていてもピリッとした鋭い痛みがある、しびれを伴う、両手に左右対称の症状が出ている、朝起きたときの指のこわばりが30分以上続く、関節の形が変わって見える、指が思うように動かせないといった場合です。
こうしたサインがあるときは、自己判断で様子を見続けるのではなく、早めに医療機関や専門家に体の状態を確認してもらうことをおすすめします。特に両手に症状が出ている場合は、関節リウマチなど別の要因が関わっていることもあるため、関節の変形が進んでしまう前に確認しておくと安心です。
| 痛みの状態 | 考え方の目安 |
|---|---|
| 安静で楽になる、熱感なし | 1週間ほど様子を見てよい |
| しびれ・左右対称・朝のこわばり30分以上 | 早めに医療機関へ相談 |
| 急な腫れ・変形・指が動かない | できるだけ早く医療機関へ相談 |
手のひらの親指の付け根に起こる痛みの多くは、次の3つのうちのどれかに当てはまることが多いです。それぞれ痛みが出る動作や場所に特徴があるので、ご自身の状態と照らし合わせながら読んでみてください。あわせて、見逃したくない別の可能性についても触れていきます。
ペットボトルのふたを開ける、タオルをぎゅっと絞る、瓶のふたをひねるといった「ひねる動作」で強い痛みが出る場合は、母指CM関節症が考えられます。親指の付け根にあるCM関節という部分の軟骨が、加齢や使いすぎによって変性し、関節に負担がかかることで痛みや炎症が起こりやすくなる状態です。
洗濯ばさみをつまむと響く、ドアノブを回すと痛む、以前より親指を大きく開きにくくなった、といった変化があれば当てはまりやすい状態です。親指の付け根そのものを軽く押してみて、そこに痛みが集中しているかどうかも確認の目安になります。
進行すると、親指の関節が反り返るように変形して見えることもあるため、痛みを我慢しながら使い続けるのではなく、早めに状態を確認しておきたい状態だといえるでしょう。
手首の親指側、手の甲に近い部分に痛みがあり、スマホを片手で持ってフリック操作をすると痛みが強まる場合は、ドケルバン腱鞘炎が考えられます。親指を動かす腱が通っているトンネルのような部分に炎症が起きている状態です。
産後に赤ちゃんを抱っこし続けていたら急に痛み出した、フリック入力を長く続けると響くようになった、というのはよくあるきっかけです。セルフチェックとしては、親指を手のひらの中に入れて残り4本の指で軽く握り込み、そのまま手首を小指側にゆっくり倒してみてください。
手首の親指側に鋭い痛みが響くようであれば、この状態が疑わしいサインのひとつです。強い痛みが出る場合は無理に続けず、すぐに中止してください。
妊娠中や産後、更年期の時期に急に発症しやすいともいわれていますので、思い当たる時期と重なる方は次の見出しもあわせて読んでみてください。
押すと痛みを感じるものの、実際に親指を動かす動作自体はそれほどつらくないという場合は、母指球の筋肉そのものが疲れている状態であることが多いです。スマホを1日4時間以上使っている、ゲームのコントローラーを長時間握っているといった方によく見られます。
1〜2日ほどしっかり休めることで痛みが軽くなるようであれば、筋肉の使いすぎによる疲労が主な原因と考えやすいでしょう。逆に1週間以上経っても変化が乏しい場合は、CM関節症や腱鞘炎など別の要因が重なっている可能性も考えられます。
次のようなサインがある場合は、使いすぎだけで片付けず注意しておきたい状態です。両手に左右対称の痛みがあり、朝のこわばりが30分以上続き、体のだるさを伴う場合は関節リウマチが関わっている可能性があります。
ぷよぷよとした球状のふくらみに触れ、痛みをほとんど感じない場合はガングリオンであることも考えられます。
転倒やスポーツでのケガの後に急激に腫れ上がり、強い圧痛がある場合は骨折の可能性も否定できません。特にベネット骨折や舟状骨骨折は、状態によって手術が必要になることもあるため、セルフケアを試すよりも先に、整形外科で状態を確認してもらうことを優先してください。
ここまでで、ご自身の痛みがどのタイプに近いかイメージが掴めてきたのではないでしょうか。ここからは、そもそもなぜ手のひらの親指の付け根に負担がかかりやすいのか、日常生活や体の使い方の面から背景を見ていきます。
片手でのスマホのフリック操作、包丁やピーラーを握る料理の動作、赤ちゃんの抱っこやおむつ替え、洗濯物をぎゅっと絞る動作など、親指の付け根には日常のさまざまな場面で負担がかかっています。一つひとつの動作は軽くても、1日の中での合計時間が長くなるほど、負担は少しずつ積み重なっていきます。
「そういえば、家事や育児で手をよく使っているかも」と思い当たる方も多いのではないでしょうか。まずは自分がどの動作で手を酷使しているのか、振り返ってみることが対策の第一歩になります。
この痛みは40代から50代の女性に多く見られる傾向があり、その背景には女性ホルモンであるエストロゲンの変化が関わっていると考えられています。エストロゲンの減少によって腱や関節まわりの組織に負担がかかりやすくなることが指摘されており、更年期にかけて炎症を起こしやすい状態に傾くことがあるといわれています。
そのため、妊娠や産後にあたる30代、そして更年期にあたる45歳から55歳ごろの女性に、この手の痛みが起こりやすい時期が重なりやすくなっています。「年齢のせいだから仕方ない」と諦めてしまわず、この時期特有の変化として理解しておくことが、無理をしすぎないための助けになります。
整体の視点から見ると、肩こりや猫背の傾向がある方は前腕の筋肉が普段から緊張しやすく、その緊張が親指の付け根まで波及していることがあります。デスクワークで肩が前に出た姿勢が続くと、前腕から手首まわりの筋肉が張りやすくなり、親指の付け根への負担が増えやすくなることがあります。
つまり、必ずしも手だけの問題とは限らないということです。腕や肩の疲れも一緒に感じている方は、この後お伝えするセルフケアとあわせて、姿勢の癖にも目を向けてみるとよいかもしれません。
ここからは、実際にご自宅でできるセルフケアと、日常生活で気をつけたいポイントをお伝えします。痛みの時期によってやるべきことが変わってきますので、順番に確認していきましょう。
ズキズキとした強い痛みや熱っぽさがある急性期には、まず安静にすることが基本です。熱感がある場合は、タオル越しに1回15分程度、1日3回を目安に冷やすことで、炎症による痛みが落ち着きやすくなります。痛みのある部分をテープや包帯で軽く固定するのもよい方法です。
この時期に避けたいのは、痛みを我慢してそのまま手を使い続けること、強くもみほぐそうとすること、無理に引っ張るような力を加えることです。熱感や腫れが強いうちは温めるよりも冷やすことを優先し、熱感が落ち着いてきた慢性期に入ってから温めるとよいでしょう。
痛みが強い時期を過ぎたら、母指球まわりを軽く動かすストレッチを取り入れてみましょう。手のひらを上に向けてリラックスし、反対の手で親指の付け根を後ろ側から軽く支えながら、親指をゆっくりと外側に開いていきます。10秒キープを10回、1日3セットほどを目安に行ってみてください。
ドケルバン腱鞘炎の傾向がある方は、前腕の親指側の筋肉を指で押さえながら親指を動かし、張りを感じる部分を30秒ほど優しくほぐすのもひとつの方法です。ただし、ストレッチ中に痛みが強まる場合はすぐに中止し、炎症が強い急性期には行わないようにしてください。
熱感や腫れが強いときは、消炎鎮痛成分の入った冷感タイプの湿布が向いています。逆に、熱感がなく慢性的に違和感が続いているような状態であれば、温感タイプの湿布を試してみてもよいでしょう。
湿布はあくまで炎症や痛みを和らげるための一時的な手段であり、使い方や姿勢といった根本の部分が変わらなければ、痛みを繰り返してしまうこともあります。
妊娠中の方、持病がある方、他の薬を使っている方は成分によって使用に注意が必要なこともあるため、パッケージの注意書きを確認し、不安がある場合は医師や薬剤師に相談してください。1週間ほど使っても変化が乏しい場合も、一度専門家に相談してみるとよいでしょう。
スマホは片手でのフリック操作をできるだけ控え、両手で支えて操作する、スマホリングやスタンドを活用する、タッチペンを使うといった工夫で親指への負担を減らすことができます。家事では、電動のビンオープナーや持ち手の太い包丁など、握る力を軽くできる道具を取り入れるのもひとつの方法です。
CM関節を支えるやわらかいサポーターを日中だけ装着するのもおすすめです。市販のものでも対応できることがありますので、痛みが出やすい動作をする時間帯だけ使ってみるとよいでしょう。
ここまでのセルフケアを続けても痛みを繰り返してしまう場合や、仕事や育児でしっかり手を休められない場合には、体全体のバランスを見直すという選択肢もあります。整形外科では骨や関節、腱そのものへの検査が中心になりますが、整体では前腕から肩、姿勢までのつながりを確認し、負担のかかり方を見直すことができます。
整体を受けたからといって必ず痛みが改善するというわけではありませんが、手だけでなく肩こりや腕の疲れも気になっている方には、体全体から整えていくアプローチも選択肢のひとつになるかもしれません。
茅ヶ崎やその周辺にお住まいでこうした痛みが長引いている方は、当院にご相談いただければと思います。
手のひらの親指の付け根がふくらんで痛むとき、その膨らみ自体は多くの場合もともとある筋肉のかたまりであり、痛みは使いすぎや腱・関節の炎症からくることが多く見られます。安静にして楽になるようであればしばらく様子を見てよい一方、しびれや左右対称の症状、関節の変形といったサインがあれば、早めに医療機関で確認してもらうと安心です。
ご自身の生活の中でどの動作が負担になっているかを振り返りながら、セルフケアと日常の工夫を続けてみてください。それでも痛みが長引くようであれば、体全体のバランスを見る視点から相談してみるのもひとつの方法です。