予約枠に限りがあるため、新規の予約をご希望の方はお早めにご相談ください

吃音症とは?言葉が詰まる・繰り返す症状と相談の目安

本日の予約状況

「自己紹介で自分の名前が出てこない」「電話が鳴ると身構えてしまう」「子どもが話し始めの音を何度も繰り返す」。そんな場面に気づき、吃音症という言葉にたどり着いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

湘南カイロ茅ヶ崎整体院の高木聖司です。この記事では、吃音症とはどんな状態なのか、連発・伸発・難発という三つの話し方、原因についての考え方、そして相談の目安をお伝えします。

一度言葉に詰まっただけで決めつける必要はありません。話し方の特徴と困りごとを落ち着いて整理し、必要なときに相談へ進めるようにまとめました。当院の吃音症のページもあわせてご覧ください。

院長:高木

話し方のことは周りに言いづらく、一人で抱え込みやすいものです。まずは状態を知るところから始めましょう

目次

吃音症とは?話し方の特徴を確認する

吃音症は、話し言葉がなめらかに出にくくなる状態を指します。「吃音」「どもり」と呼ばれることもあります。ここでは、まず名称の意味と、代表的な三つの話し方を見ていきましょう。

話し言葉が滑らかに出にくい状態

吃音は、話し言葉が滑らかに出ない発話障害のひとつです。一般には「どもり」と呼ばれ、医療保険の上では「吃音症」という名称が使われます。単なる言い間違いや早口とは区別して考えられています。出典:国立障害者リハビリテーションセンター

目安になるのは、次の三つの話し方のうち、どれか一つ以上が繰り返し見られることです。どの型が目立つかは人によって違い、複数が混ざる方もいます。

連発・伸発・難発という三つの型

音や言葉の一部を繰り返すものを連発、音を引き伸ばすものを伸発、言葉が出るまでに間があくものを難発と呼びます。話し言葉のなかで、どのように現れるかを表にまとめました。

型話し方の特徴聞こえ方の例
連発音や言葉の一部を繰り返す「わ、わ、わたしは」
伸発音を長く引き伸ばす「わーーたしは」
難発言葉が出るまでに間があく「……わたしは」

難発は、聞いている側には黙っているように見えます。「話したくないのかな」「やる気がないのかな」と受け取られてしまう場面もあり、本人の負担につながりやすい型です。

症状が出る日と出ない日がある

吃音は、いつも同じように出るわけではありません。家族との会話ではあまり目立たず、電話や発表、初対面の人との会話で強く出る方もいます。時期によって波があることも知られています。

そのため、ある場面でなめらかに話せたからといって、困りごとがないとは限りません。話せる日があるからこそ、「気のせいかも」と相談を先延ばしにする方もいらっしゃいます。

たとえば、職場では会議の発言だけが難しい、学校では音読の順番が近づくと落ち着かなくなる、というように、困る場面が限られる方もいます。場面が決まっている分、周囲には気づかれにくく、本人だけが緊張を抱えていることがあります。

一度詰まっただけで吃音症といえる?

言葉に詰まった経験は、誰にでもあります。吃音症かどうかを話し方だけで決めることはできませんが、気づくきっかけになる点はあります。ここでは、見分ける際の考え方と、見えにくい困りごとを整理します。

その場限りの詰まりとの違い

緊張したときや急いでいるときに言葉が出にくくなるのは、よくあることです。一方で、繰り返し・引き伸ばし・間があく話し方が何度も現れ、本人がそれを気にしているなら、一度立ち止まって考えるきっかけになります。

ただし、話し方の様子だけで病名は決められません。診断や評価は医師や言語聴覚士など専門家が行います。ご自身やご家族で「吃音だ」「違う」と断定しなくて大丈夫です。

話し方だけでは見えにくい困りごと

吃音のある方のなかには、言いにくくなりそうな言葉を別の言葉に言い換えたり、話す場面そのものを避けたりする方がいます。電話を誰かに代わってもらうなど、周囲から気づかれにくい工夫をしていることもあります。

当院の症状別ページでも、電話に出るのが怖い、会議で言葉が詰まって誤解される、自己紹介で名前が言えない、といった困りごとを例として挙げています。「ゆっくり話して」と言われても楽にならない、という悩みも想像しやすい場面です。

吃音症はなぜ起こる?育て方のせいなのか

「自分の性格のせいでは」「子どもへの接し方が悪かったのでは」と、原因を探して自分を責めてしまう方は少なくありません。ここでは、現在わかっている範囲の考え方を整理します。

育て方や努力不足のせいではありません

吃音は育て方や本人の努力不足が原因ではありません。2000年頃以降の双子研究、脳研究、遺伝子研究により、環境的な要因よりも、生まれ持った体質的な要因が発症の多くを占めることがわかってきました。出典:日本吃音・流暢性障害学会

緊張する場面で症状が強く出ることはありますが、それは出方に影響しているというだけで、発症の原因とは別に考える必要があります。話し方を注意された経験があっても、ご自身やご家族を責めなくて大丈夫です。

「体質」と聞くと不安になる方もいますが、これは誰かの責任を示す言葉ではありません。原因を一つに絞りきれない部分も残っており、研究は今も続いています。

幼児期に始まるものと、あとから生じるもの

吃音は、幼児期に出始めるタイプがほとんどです。大半は自然に症状が消えたり軽くなったりしますが、青年期や成人期まで続く方もいます。出典:発達障害教育推進センター

これとは別に、脳卒中や脳の損傷などをきっかけに、あとから吃音のような症状が生じる場合があります。成人では、心理的な要因で生じることもあるとされています。子どものころから続く吃音とは、分けて考える必要があります。

いつ軽くなるのか、続くのかは、今の時点で見分けることができません。「いずれ治るはず」と待つことも、「治らないのでは」と悲観することも、根拠が十分ではないと考えておくと気持ちが少し楽になります。

気になるときはどこに相談すればよい?

吃音が気になったとき、最初の窓口がわからず迷う方も多いようです。子どもの場合、大人の場合、急に話しにくくなった場合で、考え方が少し異なります。相談の目安と、伝える内容を整理しておきましょう。

子どもが気になる場合

子どもが苦しそうに話している、本人が「話せない」と訴える、症状が軽くならない、といった様子があれば、言語聴覚士などの専門家に相談する目安になります。耳鼻咽喉科などの医療機関が入口になることもあります。

たとえば国立障害者リハビリテーションセンター病院には、18歳以下を対象にした小児吃音外来があります。初診では聴力検査と診察を行い、後日、言語聴覚士が言葉の評価をする流れです。予約が取りにくい時期もあるため、早めの確認が安心です。

大人が気になる場合

成人の場合も、専門の外来があります。前述のセンター病院の成人吃音相談外来では、問診票の記入、診察、吃音の検査を行い、後日その結果を見ながら言語訓練の方針を立てるとされています。こちらも予約制です。

各都道府県の言語聴覚士会や、吃音のある人同士の自助グループなど、医療機関以外の相談先もあります。仕事や人間関係での困りごとが中心なら、そうした場に話してみるのも一つの方法です。

急に話しにくくなったとき

突然ろれつが回らなくなったときは、すぐに救急要請が必要です。顔の片側が下がる、片方の腕に力が入らないといった症状が重なる場合は、脳卒中の可能性があります。出典:英国NHS

こうした症状は吃音とは別の緊急事態として対応する必要があります。子どものころから続く話し方とは違い、急に始まった変化は、様子見をせず医療機関で確認してください。

相談を考えるときの目安を、チェックリストにまとめました。一つでも当てはまるときは、相談を検討してみてください。

  • 話すのが苦しそうで、本人が「話せない」と訴える
  • 繰り返しや詰まりが軽くならず、続いている
  • 電話や発表など、特定の場面を避けるようになった
  • 話すことへの不安で、学校や仕事に支障が出ている
  • 成人になってから、急に話しにくくなった

相談の際は、いつごろから気になっているか、どんな場面で出やすいか、何に困っているか、ご家族に同じような話し方の方がいるかを伝えるとスムーズです。様子を動画で残しておくと、説明しやすい場合もあります。

家族や周りの人はどう接すればよい?

吃音のある方と話すとき、「どう声をかけたらよいのか」と迷う方も多いと思います。身近な人の接し方は、本人が話しやすいかどうかに大きく関わります。ここでは、意識しておきたい基本を整理します。

話し方より、伝えたい内容を聞く

吃音のある方が話しているとき、言葉を先取りして補ったり、「落ち着いて」「ゆっくり」と声をかけたりしたくなる場面があります。善意でも、本人にとっては話し方を指摘されたと感じることがあります。

基本は、最後まで待ち、話の内容に耳を傾けることです。大切なポイントを三つにまとめました。

最後まで待つ

言葉が出るまでの間があっても、先回りして補わず、表情や姿勢で「聞いています」と伝えます。

話し方を指摘しない

「ゆっくり」「もう一回」といった声かけは避け、話の中身に反応するようにします。

困る場面を本人に聞く

電話や発表など、どんな場面がつらいかを本人のペースで聞き、してほしいことを確認します。

本人が「気にしていない」と話していても、場面によっては負担を感じていることがあります。決めつけず、話したくなったときに聞ける関係を保つことが大切です。

当院でも相談を受けています

当院にも、吃音のことで相談に来られる方がいらっしゃいます。話すときに首や肩、あごまわりに力が入りやすいという方には、頸椎などの背骨の動き、あごの関節、首や肩の筋肉の硬さ、自律神経の乱れを確認し、負担の軽減を目指す施術を行います。

言語聴覚士など専門家への相談と並行して来院していただくこともできます。お困りの場面や、これまでに受けた診察の内容をお聞かせいただきながら、状態に合わせて進めます。

まとめ:まず状態を知り、必要なら相談へ

吃音症は、音の繰り返し、引き伸ばし、言葉が出るまでの間という三つの話し方を特徴とする状態です。原因は育て方や努力不足ではなく、生まれ持った体質的な要因が大きいと考えられています。

ご自身やご家族に当てはまるか気になるときは、話し方だけで決めつけず、いつ・どんな場面で・何に困るかを整理してみてください。チェックリストの項目が当てはまるなら、相談を考えるタイミングです。

急に話しにくくなった場合は、様子を見ずに医療機関へ連絡してください。それ以外の場合も、一人で悩まずに専門家や周囲の人へ話してみることが、次の一歩になります。当院でも、お話をうかがっています。

この記事の監修者
湘南カイロ茅ヶ崎整体院 院長 高木聖司
湘南カイロ茅ヶ崎整体院 院長
高木 聖司
鍼灸師(国家資格)
PAAC認定カイロプラクター
SORSI認定カイロプラクター
2005年に湘南カイロ茅ヶ崎整体院を開院。 鍼灸・カイロプラクティック・姿勢分析・栄養など幅広い視点から、 身体の不調と向き合っています。 当サイトでは、これまでの臨床経験と専門知識をもとに、 身体や健康に関する記事の内容を確認・監修しています。
監修者プロフィールを見る

院長:高木

どんなお悩みもお気軽にご相談ください

住所
神奈川県茅ヶ崎市共恵1-2-1 池杉ビル1F
電話番号
0467-87-0660
定休日
不定休
ご予約・お問い合わせ
050-3645-3688
24時間受付中

気軽にシェアしてください
目次