
院長:高木お気軽にご相談ください!

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学校の健診で側弯の疑いを指摘された、鏡や写真で肩の高さやウエストラインの左右差に気づいた、という方は少なくありません。痛みがなくても、その言葉だけで不安になることもあると思います。


湘南カイロ茅ヶ崎整体院の高木聖司です。この記事では、側弯症とはどのような状態か、気づきやすいサイン、原因の種類、そして受診の目安について説明します。
側弯症は見た目だけで自己判断できるものではありません。まずは基本的な考え方を整理し、必要な場合に整形外科へ相談する目安がわかるようにお伝えします。


不安な気持ちのまま抱え込まず、まずは正しい情報を確認していきましょう
側弯症という言葉は聞いたことがあっても、具体的にどんな状態を指すのか、正確に説明できる方は少ないかもしれません。まずは基本的な定義から確認していきます。
背骨は横から見ると緩やかなカーブを描いていますが、正面や後ろから見た場合は、本来ほぼ真っ直ぐな状態です。
この正面から見た背骨が左右に曲がってしまう状態を、側弯症といいます。単純に横へ傾くだけでなく、背骨自体がねじれるように変形することもあります。
見た目の変化だけでなく、立体的なゆがみとして考える必要がある病態です。
側弯症の程度は、レントゲン写真で最も傾いている背骨どうしの角度を測定し、「コブ角」という数値で表します。
医学的には、コブ角が10度以上であるものを側弯症と診断します。角度だけでなく、年齢や成長の状態、背骨のねじれの程度なども合わせて確認されます。出典:日本整形外科学会
肩やウエストラインの左右差は、側弯症に気づくきっかけになりますが、それだけで診断が確定するわけではありません。姿勢や筋肉の状態によっても、見た目に左右差が出ることがあります。
気になる変化がある場合は、自己判断せず整形外科でレントゲン撮影を受けることが勧められています。出典:日本側彎症学会
側弯症は、痛みがないまま進行することもあります。だからこそ、学校健診や日常生活のなかで気づくサインを知っておくことが大切です。
立った状態で肩の高さが違って見える、片方の肩甲骨だけが出っ張って見える、腰の位置がずれているように感じる、といった変化があります。
日本整形外科学会も、肩の高さの違いや肩甲骨の突出、腰の高さの非対称などを、側弯症でみられる特徴として挙げています。
前かがみの姿勢を取ったとき、背中の片側だけが盛り上がって見える場合も、側弯症のサインとして知られています。
これは、背骨のねじれによって肋骨の位置がずれることで起こる変化です。学校の運動器検診でも、この前屈姿勢での確認が行われています。
側弯症があっても、必ず痛みが出るわけではありません。一方で、背中や腰に痛みがある場合、その原因が側弯症によるものか、別の負担によるものかは、見た目だけでは判断できません。
痛みが続く場合は、整形外科での確認を検討してください。
側弯症と聞くと、姿勢の悪さやカバンの持ち方が原因と考える方もいますが、実際にはいくつかの種類があり、原因もさまざまです。
側弯症のなかでも多くを占めるのが、原因がはっきりわからない特発性側弯症です。
とくに思春期に見つかることが多く、成長とともに変化することがあります。姿勢の悪さが直接の原因と決まっているわけではありません。
背骨自体に生まれつきの形の異常がある先天性側弯症や、神経や筋肉の病気に伴って起こる側弯症もあります。これらは、特発性側弯症とは経過や対応が異なる場合があります。
側弯症は子どもだけの病気ではありません。大人になってから、加齢に伴って背骨が変形する場合や、子どものころの側弯症が成人期まで残っている場合もあります。
大人の側弯症では、進行の有無を確認するため、定期的な経過観察が必要になることがあります。
原因が明確でなく、思春期に見つかることが多いタイプです。
生まれつき背骨の形に異常があるタイプです。
神経や筋肉の病気に伴って起こるタイプです。
加齢に伴い背骨が変形して起こるタイプです。
側弯症が気になったとき、実際に何を確認すればよいのか、受診前に知っておくと安心です。
整形外科では、まず視診で肩や腰の高さ、背中の左右差を確認します。前屈姿勢を取ってもらい、背中や肋骨の盛り上がりの程度を見ることもあります。
見た目の確認だけでは診断が確定しないため、レントゲン撮影を行い、コブ角を測定します。これにより、側弯の程度や背骨のねじれの状態を、数値として把握できます。
受診の際は、コブ角の数値、側弯のタイプ、次回の受診までの期間、日常生活や体育の授業で気をつけることなどを確認しておくと、今後の見通しを把握しやすくなります。
側弯症と診断された場合の対応は一つではありません。角度や年齢、成長の状態によって選択肢が変わります。
一般的には、側弯の角度や成長の見通しに応じて、経過観察、装具治療、手術治療のいずれかが検討されます。あくまで目安であり、実際の判断は主治医が個別に行います。
| コブ角の目安 | 主な対応の一例 |
|---|---|
| 軽度 | 定期的な経過観察 |
| 中等度 | 装具治療の検討 |
| 高度 | 手術治療の検討 |
装具や手術は、角度だけで決まるものではなく、年齢や骨の成熟度なども踏まえて判断されます。自己判断で対応を決めず、主治医と相談しながら進めることが大切です。
角度が軽度で、成長のリスクが高くない場合は、定期的なレントゲン撮影で変化を確認しながら経過観察を行うことがあります。
成長期に角度が進行している場合や、一定以上の角度がある場合は、装具治療や手術治療が検討されることがあります。
側弯症の診断後に、次のような変化が出てきた場合は、進行の有無を含めて早めに主治医へ相談してください。
整形外科で診断や経過観察の方針が決まったあとも、日常生活のなかで痛みや動きにくさが気になり続ける方もいらっしゃいます。ここでは、そうした場合の考え方を紹介します。
当院にも、学生時代に側弯症と診断されたあと、何年か経ってから背中や肩甲骨、腰の痛みが気になり相談に来られた方がいます。
診断を受けた時点では大きな症状がなくても、生活のなかで負担が積み重なり、あとから痛みとして気づくケースもあります。
相談の際は、いつからどのあたりが痛むのか、立っているときと座っているときで違いがあるかなど、具体的な場面を整理しておくと状況を把握しやすくなります。
当院では、痛みのある部位だけでなく、骨盤や背骨の状態、周辺の関節の動き、筋肉の緊張なども確認しています。
整体へ相談を考える場合も、可能であれば、整形外科で確認したコブ角や側弯のタイプなどの情報を共有していただくと、状態に応じた確認がしやすくなります。骨盤や背骨、関節の動きなどが、痛みや負担に関係していることもあります。
背中や腰のつらさについて、当院での考え方をより詳しく知りたい方は、側弯症|茅ヶ崎市でお困りの方へのページもご覧ください。
側弯症は、背骨が左右に曲がり、ねじれを伴うことがある状態です。学校健診や見た目の左右差は、気づくきっかけとして役立ちますが、それだけで診断が確定するわけではありません。
気になる変化がある場合は、まず整形外科でレントゲン撮影を受け、コブ角や側弯のタイプを確認してもらうことが大切です。診断後の対応は、角度や年齢によって異なります。
診断後も痛みや動きにくさが続く場合は、無理に自己判断で対応せず、医療機関での経過を踏まえながら、必要に応じて相談先を探していただければと思います。



