
院長:高木お気軽にご相談ください!

院長:高木お気軽にご相談ください!
長く座ったあとに立ち上がると腰が重い、産後は寝返りや赤ちゃんを抱き上げる動作で腰がつらい。そんなときに「骨盤矯正を受ければ楽になるのだろうか」と調べる方は少なくありません。


湘南カイロ茅ヶ崎整体院の高木聖司です。この記事では、骨盤矯正で何をするのか、どこまで効果を期待できるのか、自分に必要かどうかをどう考えるかを説明します。
先に医療機関へ相談したいサインや、施術を受ける前に確認したいこともまとめました。産前・産後の相談については、当院の産前・産後の骨盤矯正のページでも案内しています。


骨盤矯正は名前が先に広まった言葉なので、中身を確かめてから選んでほしいと思っています
骨盤矯正は、整体院や整骨院、サロンなどで広く使われている言葉です。ただ、同じ名前でも施設によって内容は異なります。まずは、どこに触れて何を行う施術なのかを整理しておきましょう。
骨盤矯正という言葉は、骨盤まわりの筋肉をゆるめる施術から、関節に動きを加える施術、運動を組み合わせる方法まで、幅広い内容に使われています。
ホームページの言葉だけでは中身まで判断しにくいため、受ける前に、どこに触れて何を行うのかを聞いておくと安心です。強い刺激が苦手な方ほど、この確認が役に立ちます。
当院でも、まず痛む場所や困る動作を伺います。そのうえで、骨盤の関節の動きや、周りの筋肉の張りに左右差がないかを確認します。
「歪んだ骨盤を正しい位置に戻す」という説明をよく見かけます。ただ、この言葉が指す内容は、骨の位置なのか、筋肉の張りの差なのか、動かしたときの硬さなのか、施設によってまちまちです。
見た目の左右差があっても、それがそのまま痛みに結びついているとは限りません。反対に、見た目では目立たなくても、骨盤の関節の動きや周囲の筋肉の状態が、つらさに関係していることがあります。
そのため当院では、「歪んでいるかどうか」だけでなく、どの動きで痛みが出るのかを手がかりに、骨盤、背骨、股関節の動きを確認します。
効果については、期待できる範囲と、まだ言い切れない範囲を分けて考えると整理しやすくなります。ここでは、腰の痛みに関する公的な見解と、広告でよく見かける効果の扱い方を説明します。
WHOは2023年に、成人の慢性一次性腰痛について、背骨に行う手技をケアの一部として条件つきで推奨しました。慢性一次性腰痛とは、3か月を超えて続き、特定の病気や構造の異常では説明しにくい腰痛を指します。ただし、根拠の確実性は非常に低いとされています。出典:WHO
この内容は、骨盤矯正そのものを推奨するものではありません。対象は腰痛で、背骨への手技が中心です。痛みや動かしにくさへの選択肢の一つとして受け止めるのが、いちばん正確だと考えています。
運動などほかのケアと組み合わせる考え方が示されている点も、押さえておきたいところです。
広告では、体重が減る、内臓の位置が戻る、安産になりやすいといった効果が語られることがあります。私が確認した公的な資料や学会の情報では、これらを裏付ける記載は見当たりません。
患者さんの中には、施術を続けるうちに体が楽になったと話される方もいます。ただ、それは個々の経過であり、誰にでも同じ変化が起こる証明にはなりません。
目的を「痩せたい」といった広い言葉にせず、腰の重さ、立ち上がりのつらさなど、具体的に決めておくほうが、施術の見直しもしやすくなります。
「骨盤が歪んでいると言われた」「鏡で見ると傾いている気がする」という理由で受けるべきか迷う方もいます。必要かどうかは、見た目より困りごとの中身から考えると、判断しやすくなります。
見た目の左右差だけで、骨盤矯正が必要かどうかは決められません。それよりも、どの動作で、どこが、どの程度つらいのかを整理するほうが、ずっと役に立ちます。
状況ごとの考え方を、次の表にまとめました。
| 状況 | 考え方の目安 |
|---|---|
| 見た目の左右差が気になるだけ | 困りごとがなければ、急いで決めなくてかまいません |
| 座る、立つ、寝返りなどで腰や股関節がつらい | 骨盤まわりの状態を確認してもらう選択肢があります |
| 安静にしても痛い、しびれや発熱がある | 先に医療機関へ相談してください |
当院の症例報告には、授乳の姿勢、赤ちゃんの抱き上げ、しゃがんだ姿勢からの立ち上がりなどで、腰や膝のつらさを相談された方の例があります。妊娠中からの腰痛が産後に強くなり、寝返りや起き上がりで強い痛みが出たという相談もありました。
これらは個別のケースで、すべての方に当てはまるわけではありません。ただ、「骨盤のどこが歪んでいるか」より、「どの動きで困るか」を先に伝えてもらえると、確認するべき場所が絞りやすくなります。
デスクワークの方なら、座り始めと立ち上がり、どちらがつらいかを書き留めておくだけでも十分です。
腰の痛みを、すべて骨盤の問題と結びつけてしまうのは避けたいところです。ここでは、腰痛の原因の幅広さと、医療機関への相談を優先したいサインを整理します。
日本整形外科学会は、腰痛の原因として、成長に伴うもの、加齢による変化、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、外傷、感染や炎症、腫瘍など、さまざまなものを挙げています。原因によって、必要な検査や対応も変わります。出典:日本整形外科学会
このため、腰の痛みを「骨盤が歪んでいるから」と自分で決めてしまうのは、おすすめできません。骨盤の状態が、痛みに関係していることもあれば、そうでないこともあります。
学会は、次のような症状を伴う場合に、自分で管理せず速やかに整形外科を受診するよう案内しています。痛みやしびれが強まるときは、先に医療機関へ相談してください。
病院で検査を受けて大きな異常がないと言われたあとも、動き始めの痛みなどが残る方がいます。そうした場合は、整体院でご相談いただく選択肢もあります。
骨盤矯正の施術は、施設ごとに内容も説明の仕方も違います。初めての方が安心して選べるように、事前に聞いておきたいことと、効果の見直し方を説明します。
当院の患者さまの声には、「施術する人によって悪化するのではないか」と不安で、院選びに迷ったという感想があります。この心配はとても自然で、遠慮なく聞いてかまいません。
どこに触れて、どんな刺激で行うのかを聞いておきます。
痛みや不快感が出たとき、その場で伝えてよいかを確認します。
1回の料金と、通院の見通しについて説明を受けます。
「何回通えば整う」と一律には言えません。年齢や症状の経過、お仕事の状況によって、体の反応は人それぞれだからです。
そこで、最初に「寝返りの痛みを減らしたい」「立ち上がりを楽にしたい」といった目標を決めておきます。そのうえで、ある程度通ったところで変化を確かめ、続けるかどうかを一緒に考えます。
変化を感じにくいときは、施術の内容を見直すか、医療機関への相談を検討するタイミングです。骨盤矯正は名前ではなく、内容と目的で選ぶと、後悔が少なくなります。
ここまで読んで、自分の場合はどうなのだろうと感じた方もいるかもしれません。当院での相談の流れと、確認していることを具体的にお伝えします。
当院の施術実績のページには、産後の骨盤矯正や腰痛などの相談が掲載されています。骨盤の関節の動き、背骨、股関節の動き、周りの筋肉の張りを確認し、症状の改善を目指して施術を行います。
産前・産後の相談にも対応しており、強い刺激を避けた施術を案内しています。お家でできるケアについては、自分で骨盤矯正はできる?セルフケア方法と注意点の記事で説明しています。
骨盤矯正は、施設によって内容が異なる言葉です。腰痛への手技にはWHOが示す条件つきの位置づけがあります。
まずは、どの動作で、どこが、どの程度つらいのかを書き出してみてください。安静でも痛い、しびれや発熱があるといったサインがある場合は、医療機関への相談が先です。
施術を受けるときは、内容、不快感が出たときの伝え方、見直しの時期を確認しておくと安心です。当院にもお気軽にご相談ください。



