
院長:高木お気軽にご相談ください!

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生理が3ヶ月以上来ない、周期がいつも35日以上でバラバラ、顔や体のニキビがなかなか治らない。そんな悩みから「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」という言葉を目にして、自分の体に何が起きているのか調べている方も多いのではないでしょうか。


湘南カイロ茅ヶ崎整体院の高木聖司です。この記事では、PCOSとはどのような状態なのか、婦人科でどんな検査を行い、妊娠を希望するかどうかで治療がどう変わるのかを、できるだけわかりやすくお伝えします。
読み終えたときには、自分の症状とPCOSの関係、そして婦人科を受診する目安まで整理できるはずです。より詳しい症状の目安はこちらのページでもご紹介しています。


ご自身の体の状態を知ることが、次の一歩を決める安心材料になります
PCOSは、卵巣の中で卵胞が十分に育たず、排卵が規則的に起こりにくくなる状態です。月経不順や不妊につながることがありますが、「卵巣に嚢胞がある」というだけで診断が確定するわけではありません。
通常の月経周期では、複数の卵胞の中から一つが成熟し、排卵に至ります。PCOSでは卵胞の成長が途中で止まってしまい、排卵まで進まない状態が続きます。
排卵されない卵胞は卵巣にとどまり、超音波検査で小さな卵胞が複数見える所見として確認されることがあります。この所見だけを指して「多嚢胞性卵巣」と呼ぶこともあります。
超音波検査で卵巣に小さな卵胞が多く見えても、それだけでPCOSと診断されるとは限りません。日本産婦人科医会は、月経異常や男性ホルモンの状態なども踏まえて総合的に判断するとしています。日本産婦人科医会
そのため、検査で卵巣の所見だけを指摘された段階では、まだPCOSと決まったわけではないケースもあります。詳しい評価は、担当の医師に確認するのが確実です。
PCOSの症状は一人ひとり異なります。月経に関する変化を中心に、体調や見た目の変化を伴うこともあります。すべての症状が同時に出るわけではありません。
もっとも多くみられるのが、月経周期が長くなる、月経が数ヶ月来ない、周期が毎回大きく違うといった変化です。排卵が起こりにくいために、こうした月経の乱れが生じます。
日本内分泌学会によると、PCOSは妊娠可能な年代の女性の一定数にみられる病気で、月経が不順になったり止まったりすることが主な特徴の一つとされています。日本内分泌学会
排卵が不規則になると、妊娠のタイミングをつかみにくくなり、不妊の背景になることがあります。妊活を始めて基礎体温をつけてみたところ、排卵のサインがはっきりしないと気づく方も少なくありません。
ただし、PCOSがあっても妊娠できないと決まっているわけではなく、治療によって排卵を促せる場合もあります。妊娠を希望する場合は、早めに婦人科や不妊治療専門の医療機関に相談することが大切です。
PCOSでは、男性ホルモンの働きが強くなることで、あごや口周りのニキビが治りにくくなったり、体毛が濃くなったりすることがあります。体重が増えやすく、特にお腹周りに脂肪がつきやすいと感じる方もいます。
ニキビや体重の変化だけでPCOSと決めつけることはできません。これらは他の原因でも起こりうる症状のため、月経の状態と合わせて確認することが必要です。
PCOSの原因は、現在のところ一つに特定されていません。遺伝的な体質、ホルモンの分泌バランス、インスリンの働きなど、複数の要素が関係していると考えられています。
「姿勢が悪いから」「特定の食べ物を摂り過ぎたから」といった単純な理由でPCOSになるわけではありません。生活習慣は症状の出方に影響することはありますが、原因のすべてを説明するものではないという点は知っておいていただきたいところです。
婦人科では、月経の状態を確認する問診に加えて、血液検査でホルモンの値を調べ、超音波検査で卵巣の状態を確認します。日本産科婦人科学会の治療指針では、こうした複数の情報を組み合わせて評価する考え方が示されています。日本産科婦人科学会
思春期の場合は、月経が本来不安定な時期でもあるため、成人とは異なる慎重な見方で経過を確認することもあります。年齢や月経の始まった時期によって判断が変わる点も、医師に確認しておくと安心です。
最終月経日、月経周期の長さ、出血の量や期間、妊娠希望の有無、体重の変化、ニキビや多毛の経過などをまとめて伝えると、診察がスムーズになります。
PCOSの治療は、妊娠を希望しているかどうかによって目的が変わってきます。どちらの場合も、月経の状態を整えることや、体の負担を減らすことが大きな目標になります。
妊娠を希望しない場合でも、月経不順や無月経を長く放置しないことが大切です。日本産科婦人科学会の治療指針では、月経周期の異常に対してホルモン剤を用いた周期的な治療を行い、子宮内膜の状態を守る考え方が示されています。日本産科婦人科学会
体重が増えやすい方には、無理な食事制限ではなく、継続しやすい範囲での体重管理が勧められることもあります。どの方法が合っているかは、体質や生活背景によって異なります。
妊娠を希望する場合は、排卵を促す治療が検討されます。体重の状態や年齢、これまでの月経の経過などをもとに、医師が段階的に治療方針を決めていきます。
薬の内容や治療の進め方は、自己判断ではなく婦人科や不妊治療専門の医師と相談しながら決めることが安全です。ネット上の情報だけで薬の使用をやめたり増やしたりすることは避けてください。
「これくらいなら様子を見よう」と思いがちな月経の変化ですが、放置すると体への負担が続くこともあります。次のような状態が続く場合は、婦人科への相談を早めに検討してください。
特に、月経が長期間まったく来ない状態が続く場合は、自己判断で様子を見続けず、早めに婦人科を受診してください。子宮内膜への影響を防ぐためにも、期間を空けすぎないことが大切です。
受診の際は、最後に月経があった日、周期の記録、妊娠希望の有無を伝えられるようにしておくと、診察がスムーズに進みます。スマートフォンのメモや月経管理アプリを活用するのもよい方法です。
PCOSがあっても妊娠できないと決まっているわけではありません。排卵を促す治療によって妊娠に至るケースもあります。妊娠を希望する場合は、早めに婦人科や不妊治療専門の医療機関で相談することをおすすめします。
PCOSは体重に関わらず起こることがあります。肥満のある方に限った病気ではないため、痩せ型だからといってPCOSの可能性がないとは言えません。月経の状態が気になる場合は、体型に関わらず相談してみてください。
まずは婦人科を受診してください。妊娠を希望している場合は、不妊治療を専門とする医療機関での相談も選択肢になります。かかりつけの婦人科がある場合は、そこで相談するのが安心です。
PCOSの診断や治療は、婦人科での検査とホルモンの評価が欠かせません。整体やカイロプラクティックが、この診断や治療の代わりになるものではないという点は、はじめにお伝えしておきたいところです。
一方で、自律神経の乱れが続くと、体が緊張しやすくなったり、月経周期が乱れやすくなったりすることがあります。当院では、そうした体の負担を軽減し、姿勢や体の使い方を見直すことで、日常生活で感じるつらさの軽減を目指す施術を行っています。
婦人科での検査や治療を受けたうえで、体の緊張や生活習慣による負担も気になる場合は、整体やカイロプラクティックを体調管理のサポートとして取り入れる選択肢もあります。ご自身の状態に応じて、無理なく続けられる方法を一緒に探していきましょう。
PCOSは、排卵が規則的に起こりにくくなることで、月経不順やニキビ、多毛、妊娠のしにくさにつながることがある状態です。原因は一つに特定されておらず、症状の出方にも個人差があります。
大切なのは、卵巣の所見だけで自己判断せず、婦人科での問診・血液検査・超音波検査を通して総合的に確認してもらうことです。妊娠希望の有無によって治療の目的が変わる点も、事前に知っておくと相談しやすくなります。
月経が長く来ない、周期が大きく乱れている、症状が急に強くなったと感じるときは、様子を見続けるのではなく、早めに婦人科へ相談してください。ご自身の体の状態を知ることが、これからの生活や妊娠への不安を減らす第一歩になります。



