
院長:高木お気軽にご相談ください!

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長時間の仕事や家事の合間に、腰が重くなったり、姿勢が崩れているのを鏡で見て「骨盤 後傾」というキーワードで検索した方も多いのではないでしょうか。座っている時間が長くなるほど骨盤が後ろに倒れ、猫背やお腹のもたつきが気になり始めた方もいるかもしれません。


湘南カイロ茅ヶ崎整体院の高木聖司です。この記事では、骨盤が後傾している状態とはどういうことか、自分で確認できる方法、原因として考えられる生活習慣や筋肉のバランス、そして自宅で無理なく取り組めるセルフケアについてお伝えします。
骨盤後傾という言葉を初めて聞いた方にも分かるように、専門用語はできるだけかみ砕いてご説明します。読み終えるころには、今の自分の状態と、今日から意識したいポイントが見えてくるはずです。


骨盤の傾きは日々の座り方や立ち方の積み重ねで少しずつ変わっていくものなので、まずは自分の状態を知ることから始めましょう
骨盤後傾とは、本来ゆるやかに前へ傾いている骨盤が、後ろへ倒れるように傾いた状態を指します。骨盤が後ろに倒れると、その上に乗る背骨も引きずられるように丸まりやすくなります。
結果として、腰のあたりのカーブが減り、いわゆる猫背に近い姿勢になりやすいのが特徴です。立っているときよりも、椅子に座っているときのほうが後傾は強く出やすい傾向があります。
骨盤が前に傾きすぎる反り腰とは逆の状態ともいえますが、どちらも骨盤が中間の位置から外れている点は共通しています。見た目の姿勢の変化だけでなく、立ち上がり方や歩き方といった体の使い方そのものが変わってくることもあります。
自分がどちらに近いのかを知ることが、対策を考える第一歩になります。次の章で紹介する方法を使って、まずは今の状態を確認してみましょう。
専門的な検査を受けなくても、自宅で骨盤の傾きの傾向をおおまかに確認することができます。ここでは代表的な2つの方法をご紹介します。
壁にかかとと背中をつけて自然に立ち、腰のあたりと壁の間にできるすき間に手のひらを差し込んでみてください。すき間がほとんどなく、腰が壁にぴったりついている場合は、骨盤が後傾している可能性があります。
反対に手のひらが余裕を持って入るほどすき間が大きい場合は、反り腰の傾向が強いと考えられます。あくまで目安のひとつとして、日をあらためて何度か確認してみるとよいでしょう。姿勢は日によって変わりやすいため、一度の結果だけで決めつけないことも大切です。
床に仰向けになり、膝を立てた状態で腰と床の間にできるすき間を見てみましょう。腰が床にべったりとつき、すき間がほぼない場合も後傾の傾向として挙げられます。
このとき、無理に腰を反らせたり押しつけたりする必要はありません。力を抜いた自然な状態で確認することが大切です。朝と夜など時間帯を変えて試すと、姿勢の癖が見えやすくなることもあります。
これらの項目に複数当てはまる場合は、骨盤が後傾しやすい生活習慣になっている可能性があります。当てはまる数が多いほど習慣として定着している場合もあるため、無理のない範囲から見直しを始めてみましょう。次の章では、なぜそうした習慣が骨盤を後ろに傾けやすくするのかを見ていきます。
デスクワークや車での移動時間が長い方は、骨盤が後傾しやすい傾向があるといわれています。理由のひとつは、座っている間は立っているときよりも骨盤を支える力が抜けやすいことです。
椅子に浅く座って背もたれに寄りかかる姿勢を続けると、骨盤は自然と後ろに倒れ、背中は丸まった状態が定着しやすくなります。この姿勢が長時間になるほど、体はその形を楽な姿勢として覚えてしまいます。
さらに、スマートフォンを見る時間が長く頭が前に出た姿勢が続くことも、骨盤後傾を後押しする要因のひとつとして考えられます。頭の重さを支えるために背中が丸まり、骨盤も連動して後ろに傾きやすくなるためです。
ソファに深く沈み込むように座る習慣や、床にあぐらで長時間座ることが多い方も、同じように骨盤が後ろへ倒れやすい姿勢を繰り返している可能性があります。休憩中や自宅でくつろぐ時間の座り方にも、同じ癖が出ていないか、一度振り返ってみてください。
骨盤の傾きは骨だけの問題ではなく、周りの筋肉の張り具合とも関係しているといわれています。硬くなりやすい筋肉と、弱くなりやすい筋肉の両方から見てみましょう。
太もも裏のハムストリングスやお尻の筋肉が硬くなると、骨盤を後ろに引っ張る力が強まりやすいといわれています。座り仕事が多い方は、この部分が縮こまった状態で固定されやすい傾向があります。
お腹の表面にある腹筋が過剰に緊張している場合も、骨盤を後傾させる方向へ働くことがあります。呼吸が浅くなっている方は、あわせて確認してみるとよいでしょう。長時間同じ姿勢を続けたあとに、太もも裏が張っていると感じる方は特に注意が必要です。
股関節の前面にある股関節屈筋や、背中を支える筋肉が弱くなると、骨盤を立てておく力が不足しやすくなります。運動量が少ない生活が続くと、この部分の力が抜けやすくなる傾向があります。
硬い部分をゆるめることと、弱い部分を少しずつ使えるようにすることの両方を意識すると、骨盤が中間の位置に近づきやすくなると考えられています。どちらか一方だけに偏らず、伸ばすことと使うことの両方の視点から見直すことが大切です。
骨盤後傾そのものが痛みの原因と断定されているわけではありませんが、姿勢の崩れが続くことで体への負担につながることがあるといわれています。
代表的なものとして、腰まわりの重だるさや張り、猫背に伴う肩や首のこり、下腹が突き出て見えることによる見た目の変化などが挙げられます。前傾姿勢との違いを整理すると、それぞれの特徴が見えやすくなります。
| 状態 | 姿勢の特徴 | 気になりやすい部位 |
|---|---|---|
| 骨盤後傾 | 腰のカーブが減り猫背になりやすい | 腰の重だるさ、下腹のもたつき |
| 骨盤前傾 | 腰のカーブが強く反り腰になりやすい | 腰の張り、お尻の突き出し |
自分がどちらの傾向に近いかによって、意識したい体の使い方も変わってきます。表を参考に、日ごろの姿勢と照らし合わせてみてください。長時間同じ姿勢を続けたあとに違和感が強くなる方は、負担のかかり方に癖がある可能性もあります。どちらか一方だけでなく、日によって両方の傾向を感じるという方も少なくありません。
骨盤の傾きを急に大きく変えようとするのではなく、日常の負担を少しずつ減らしていくイメージで取り組むことをおすすめします。
硬くなりやすい太もも裏やお尻をゆっくり伸ばすストレッチ、股関節の前面や背中まわりを軽く動かす運動を、無理のない範囲で生活に取り入れてみましょう。仰向けで片膝を胸に引き寄せる、椅子に座ったまま上体を軽く反らすなど、道具を使わずにできる方法から始めると続けやすくなります。呼吸を止めずにゆっくり行うことで、余計な力が入りにくくなり、心地よく続けやすくなります。
座るときは、椅子に深く腰かけて坐骨で座面を感じるように意識するだけでも、骨盤が後ろに倒れにくい座り方に近づいていきます。特別な道具がなくても始められる工夫なので、仕事の合間にも取り入れやすいはずです。長時間座ったあとは一度立ち上がって軽く体を動かす時間をつくることも、姿勢の癖をリセットする助けになります。
ストレッチや姿勢の意識は、毎日少しずつ続けることに意味があります。一度に長時間行ったり、強い力で伸ばしたりする必要はありません。
痛みが強くなる場合はすぐに中止することを前提に、心地よく伸びを感じる範囲で行ってください。無理をして続けることで、かえって別の部位に負担がかかることもあります。
また、姿勢は一朝一夕で大きく変わるものではないため、変化がすぐに見えなくても焦らず、生活の中で少しずつ意識を続けていくことが大切です。体調がすぐれない日や、いつもと違う痛み方をする日は、無理に行わず様子を見る判断も必要です。継続する中で違和感の出方が変わってきたら、その都度状態を見直すようにしてください。
セルフケアや姿勢の見直しを続けても改善が感じられない場合や、日常生活に支障が出るほどの症状がある場合は、自己判断だけで抱え込まず専門機関に相談することも選択肢のひとつです。
手足にしびれが出る、力が入りにくいと感じる場合は、骨盤だけの問題にとどまらない可能性もあるため、早めに医療機関で確認することをおすすめします。
発熱を伴う場合や、急に強い痛みが出てきた場合も、姿勢の問題として片付けず、状態に応じて医療機関で相談してください。日常生活での動作が明らかにつらくなっている場合も、我慢を続けずに専門家へ状態を伝えることを検討してみましょう。整体院でも姿勢や体の使い方についてお話しすることはできますが、痛みの原因を診断する場ではないため、症状によって適切な相談先を選ぶことも大切です。
骨盤後傾は、長時間の座り方や筋肉のバランスの乱れが積み重なって起こりやすい姿勢の変化のひとつです。まずは壁や仰向けでのチェックで、自分の傾向を確認するところから始めてみてください。
硬くなった部分をゆるめ、弱くなった部分を少しずつ使えるようにしていくことが、骨盤を中間の位置に近づける手がかりになります。座り方を少し変えるだけでも、体への負担は変わってくるはずです。
気になる症状が続く場合や、セルフケアだけでは変化を感じにくい場合は、一人で抱え込まず、体の状態を専門家に確認してもらうことも考えてみてください。日々の小さな意識の積み重ねが、負担の少ない姿勢につながっていくはずです。

