
院長:高木お気軽にご相談ください!

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会議の前になるとお腹が痛くなる、電車に乗るたびにトイレのことばかり気になる、下痢と便秘を繰り返して外出が怖い。こうした状態が続くと、過敏性腸症候群(IBS)という言葉が気になってくる方は少なくありません。


湘南カイロ茅ヶ崎整体院の高木聖司です。この記事では、IBSとはどのような状態か、どんな症状やタイプがあるか、そしてどのように診断・治療が進むのかをまとめました。
あわせて、受診を急いだほうがよいサインや、日常生活でできる工夫についても触れています。より詳しい症状別の内容は過敏性腸症候群(IBS)|茅ヶ崎市でお困りの方へもご覧ください。


お腹の不調が続くとつらいですよね、まずは病気の全体像を一緒に整理していきましょう
IBSは、腸そのものに炎症や腫瘍などの明らかな異常がないにもかかわらず、腹痛や腹部の不快感と、便秘や下痢などの便通異常が繰り返し続く状態を指します。まずはこの基本を押さえておきましょう。
日本消化器病学会は、IBSを「お腹の痛みや調子の悪さと関連して、便秘や下痢などの排便異常が数か月以上続く状態」として説明しています(日本消化器病学会)。
つまり、検査で大きな異常が見つからなくても、腸の感じ方や動き方に変化が起きて症状が続いていると考えられているのです。「気のせい」ではなく、体の側で起きている変化だと理解しておくと、余計な自己否定をせずに済みます。
同じような腹痛や便通異常でも、大腸の病気や炎症性の疾患が背景にある場合があります。症状だけでIBSと決めつけず、消化器内科で確認してもらうことが基本になります。
特に、これまでと明らかに違う症状の出方をしている場合や、症状が急に強くなった場合は、自己判断で様子を見続けないようにしましょう。
IBSの症状は人によって出方が異なりますが、便の状態から大きく4つのタイプに分けられます。自分の症状がどのタイプに近いか把握しておくと、受診の際にも伝えやすくなります。
腹痛や腹部の不快感、便通の変化、お腹の張りなどが代表的です。多くの場合、排便によって症状がやわらぐという特徴があります。
通勤電車や会議中、外食の場面など、トイレに行きづらい状況で症状が強く出て、外出そのものに不安を感じるようになる方も少なくありません。
日本消化器病学会のガイドでは、便の形状や頻度をもとに、便秘型・下痢型・混合型・分類不能型の4つに分類されるとされています(日本消化器病学会)。
急な便意や軟便・水様便が中心で、外出時の不安につながりやすいタイプです。
硬い便や排便困難、お腹の張りが目立ちやすいタイプです。
下痢と便秘を交互に繰り返すタイプです。
上記のいずれにも明確に当てはまらないタイプです。
「ストレスが原因」と言われることが多いのですが、実際にはいくつかの要因が重なって起きると考えられています。ここでは代表的な仕組みを整理します。
脳と腸は自律神経やホルモンを通じて密接に情報をやり取りしており、この関係は脳腸相関と呼ばれています(日本消化器病学会)。
緊張や不安を感じたときにお腹が痛くなるのは、この脳と腸のやり取りが関係していると考えられています。ストレスを感じやすい方が発症しやすい一因ともいわれますが、ストレスだけが唯一の原因というわけではありません。
IBSの方は、腸にわずかな刺激が加わっただけでも、痛みや不快感として強く感じ取ってしまう傾向があるとされています。あわせて、腸の動きが速くなったり遅くなったりすることで、下痢や便秘につながると考えられています。
食事や睡眠の乱れ、感染性の胃腸炎をきっかけに症状が始まる方もいます。原因を一つに絞り込めないからこそ、生活全体を見直すことが対策の土台になります。
IBSは症状だけで軽々しく決めつけられるものではなく、他の病気がないかを確認したうえで診断されます。診断の流れを知っておくと、受診への不安も少し軽くなるはずです。
国際的な診断の目安であるRomeⅣ基準では、最近3か月の間、平均して週1日以上の腹痛が繰り返し起こり、「排便に関連する」「排便回数が変化する」「便の形状が変わる」のうち2項目以上に当てはまることが条件とされています(日本消化器病学会)。
これはあくまで医師が総合的に判断するための目安であり、この基準に当てはまるからといって、自分だけでIBSと確定してよいものではありません。
診察では、問診に加えて血液検査や便検査を行い、必要に応じて大腸内視鏡などの検査を追加することがあります(日本消化器病学会)。これは、大腸の病気や炎症性の疾患が隠れていないかを確認するための大切な工程です。
受診の際は、症状が始まった時期、便の状態、食事や睡眠との関係、血便や体重の変化の有無を伝えると、診断がスムーズに進みやすくなります。
IBSの治療は、生活習慣の見直しを土台として、症状やタイプに応じて食事療法や薬物療法、必要であれば心理面のケアを組み合わせて進めるとされています(日本消化器病学会)。すべての方に同じ方法が当てはまるわけではありません。
脂肪の多い食事や香辛料、アルコール、カフェインなどで症状が悪化しやすい方もいますが、体質によって差があります。自己判断で特定の食品を極端に避けるのではなく、食べたものと症状をメモしておくと、診察の際に役立ちます。
規則正しい時間に食事をとること、暴飲暴食や夜遅い食事を避けることも、体への負担を減らすうえで意識したいポイントです。
睡眠不足や慢性的な疲労は、自律神経のバランスを乱しやすく、腸の状態にも影響しやすいといわれています。無理のない範囲での睡眠時間の確保や、軽いウォーキングなどの継続しやすい運動は、体への負担が少なく取り入れやすい習慣です。
呼吸が浅くなりやすい猫背姿勢や、肩・お腹まわりの慢性的な緊張も、自律神経の状態に影響することがあるといわれています。姿勢や体の使い方を見直すことは、ストレスへの対処法の一つとして取り入れやすい工夫です。
ストレスをゼロにすることを目指すのではなく、ため込みすぎない工夫を積み重ねることが現実的です。症状への不安が強い場合は、心療内科などへの相談も一つの選択肢になります。
IBSの多くは命に関わるものではないとされていますが、似た症状の裏に別の病気が隠れていることもあります。次のようなサインがある場合は、IBSだと決めつけずに早めに消化器内科を受診してください。
これらは、日本消化器病学会の患者向けガイドでも、詳しい検査が必要になり得る目安として挙げられています(日本消化器病学会)。当てはまる場合は、自己流の対処で様子を見続けず、医療機関での確認を優先しましょう。
すでにIBSと診断されている方も、これまでと違う症状が出た場合は再受診の目安にしてください。整体やカイロプラクティックでは、緊張しやすい姿勢や体の使い方、日常生活で繰り返しかかる負担を確認し、体をゆるめやすい状態に整えることで、つらさの軽減を目指せる場合があります。
過敏性腸症候群は、検査で異常が見つからなくても、腹痛や便通異常として実際につらい症状が続く状態です。原因はストレスだけでなく、脳腸相関や腸の感じ方、生活習慣など複数の要因が関わっていると考えられています。
血便や発熱、体重減少など気になるサインがある場合は、自己判断で様子を見ず、まず消化器内科で相談してください。そのうえで、食事や睡眠、ストレスとの付き合い方を少しずつ整えていくことが、症状と長く付き合っていく助けになります。
医療機関で大きな異常が確認されなかった場合や、緊急性の高いサインが見当たらない場合には、体の緊張や姿勢の面から日常生活を整えたいという選択肢もあります。当院では、姿勢や体の使い方、筋肉・関節への負担を確認しながら、症状の軽減を目指す施術を行っています。医療機関での診断・治療と並行しながら、ご自身のペースで整えていきましょう。



