
院長:高木お気軽にご相談ください!

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字を書こうとすると手がこわばって思うように動かせない、首が勝手に一方向へ向いてしまう、まぶたが重くて目を開けていられない。そんな症状が続くと、単なる疲れなのか、それとも何かの病気なのか、判断がつかず不安になりますよね。


湘南カイロ茅ヶ崎整体院の高木聖司です。この記事では、ジストニアとはどのような状態か、どんな症状が見られやすいか、そして何科を受診すればよいかを整理してお伝えします。
ご自身やご家族の症状がジストニアに当てはまるかどうかを自己判断する前に、まず病気の基本的な特徴を知っておくことが大切です。記事の後半では、当院で相談を受ける際に確認している内容もご紹介します。
ジストニアという言葉を初めて聞くと、身構えてしまう方も多いと思います。まずは、どのような状態を指すのかを落ち着いて確認していきましょう。
ジストニアとは、自分の意思とは関係なく筋肉が収縮し続けることで、体の一部がねじれたり、決まった姿勢から動かしにくくなったりする運動障害です。
国立精神・神経医療研究センター病院では、筋肉が意図に反して収縮した結果、異常な姿勢や運動が生じている状態と説明されています。
脳から筋肉への指令がうまく伝わらないことが背景にあると考えられていますが、症状の出方は人によって大きく異なります。出典:国立精神・神経医療研究センター病院
肩や首がこわばる、つっぱるといった感覚だけでは、ジストニアかどうかを判断することはできません。
疲労や姿勢のくせによる一時的な緊張と、ジストニアによる持続的な異常運動は、見た目が似ていても背景が異なります。
また、決まった動作をするときだけ症状が出やすい「動作特異性」という特徴が見られる場合もあり、字を書く、話す、歩くなど特定の場面に限って現れることがあります。
症状の出る部位は一人ひとり異なります。代表的な現れ方を部位別に確認しておきましょう。
首の筋肉が意図せず収縮し、頭が一方向へ傾いたり回旋したりする状態です。医学的には痙性斜頸、頸部ジストニアと呼ばれることがあります。
まっすぐに保とうとしても戻せず、首や肩のこわばりを伴うことも少なくありません。
まぶたの筋肉が意図せず収縮し、まばたきが増えたり、目を開け続けるのがつらくなったりする状態は、眼瞼けいれんと呼ばれる病型のひとつです。
読書や運転など、視線を保つ動作に支障が出やすいことが特徴です。
文字を書く動作のときだけ手がこわばり、思うように筆記できなくなる状態は書痙と呼ばれます。仕事での署名や記入作業に困る方も多くいます。
楽器の演奏など、特定の手指動作でのみ症状が出るケースもあります。
声帯の筋肉に症状が出ると、声がかすれたり出しづらくなったりします。口や舌、あごに現れる場合は、話す・食べる動作に影響することもあります。
足や体幹に出る場合は、歩行時に足がねじれるような動きとして現れることもあります。
ジストニアの原因は一つに決められるものではなく、いくつかの背景が知られています。ここでは代表的なものを整理します。
検査を行っても明らかな異常が見つからず、原因が特定できないまま症状が続くケースもあります。
画像検査に異常がないからといって、症状そのものがないと決めつけないことが大切です。
遺伝性のジストニアは指定難病のひとつとされ、常同性のある不随意運動や異常姿勢を特徴とすることが、難病情報センターにより示されています。
脳の病気や外傷、感染などに関連して後天的に生じる場合もあり、背景は一律ではありません。出典:難病情報センター
特定の薬を服用した後に、首や口、目の周りに急な異常運動が出ることがあります。
このような場合は自己判断で薬を中止・変更せず、処方した医師や薬剤師へ早めに相談してください。
症状が繰り返し出る場合、どこに相談すればよいか迷う方も多いと思います。受診先と、伝えておきたい情報を整理します。
体の一部が勝手にねじれる、こわばる、震えるといった症状が繰り返し起こる場合は、神経内科や脳神経内科への相談を検討してください。
診療科によって専門とする範囲が異なるため、症状に応じて眼科や耳鼻咽喉科を紹介されることもあります。
いつから、どんな動作のときに症状が出るか、服用している薬があるかを整理しておくと、診察がスムーズになります。
症状が出ている様子をスマートフォンで短く撮影しておくと、診察時に状態を伝えやすくなります。
診断や治療の流れを知っておくと、受診への不安が少し軽くなります。全体像を確認しておきましょう。
ジストニアの診断は、画像検査だけで決まるものではなく、症状の出方や経過、診察所見を合わせて判断されます。
必要に応じて筋電図や超音波検査が補助的に行われることもありますが、検査内容は状態によって異なります。
症状が出ている部位や範囲に応じて、内服薬や、筋肉の緊張を和らげるボツリヌス毒素製剤の注射が検討されることがあります。
日本神経学会の診療ガイドラインでも、症状や病型に応じた治療方針が示されています。出典:日本神経学会
全身に及ぶ場合や、内服・注射で十分な変化が見られない場合には、専門施設での手術的な治療が検討されることもあります。
どの治療が適しているかは病型や症状の範囲によって異なるため、専門医との相談を通じて決めていくことになります。
医療機関での診断や治療が基本になりますが、日常生活の中で気をつけられる点もあります。あわせて整理しておきます。
症状が出ている部分を無理に強く押さえたり、力任せに動かそうとしたりすると、負担が増すことがあります。
症状が強くなる場合は、そのケアを一度中止してください。無理のない範囲で過ごすことを優先しましょう。
当院にご相談いただく際も、字が書きにくい、首を一方向にしか向けられない、まぶたが開けにくいといった具体的な困りごとを伺うことから始めています。医療機関で経過を診てもらいながら、日常生活での負担についてご相談いただくケースもあります。
骨盤や背骨、関節の動き、周囲の筋肉の緊張などが体の負担に関係している場合があるため、その状態を確認しています。詳しい内容は、当院のジストニアの症状別ページでご紹介していますので、あわせてご覧ください。
ジストニアは、自分の意思とは関係なく筋肉が収縮し、ねじれや異常姿勢が起こる状態です。首や目、手、声など現れる部位は人によって異なります。
こわばり感だけで自己判断せず、いつからどんな動作で症状が出るかを記録し、神経内科や脳神経内科への相談を検討してください。
医療機関での診断や治療を受けたうえで、日常生活の負担について相談したい場合は、当院でも状態を確認しながらお話を伺っています。まずは無理をせず、症状の経過を見守ることから始めてみてください。



