
院長:高木お気軽にご相談ください!

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こんにちは。デスクで作業をしているとき、電車で座っているとき、気づいたらいつも同じ足を上にしていた、という経験はありませんか。
足を組む癖をやめるには、なんとなく意識するだけではうまくいかないことが多いものです。
今日は、どうして足を組んでしまうのか、そして無理なくやめていくための具体的な方法を、順番にお伝えしていきます。
最後まで読んでいただくと、明日からの座り方が少しずつ変わっていくはずですので、ぜひゆっくり読んでみてくださいね。


足を組むのをやめたくてもやめられない、というお悩みは本当によくいただきます。まずは体の中で何が起きているのかを一緒に整理していきましょう
「やめよう」と思っても、気づけば数十分後にはまた足を組んでしまう。そんな経験がある方は多いはずです。
実はこれは意志の弱さではなく、体の状態が関係していることが多いです。まずは主な3つの理由を見ていきましょう。
実は、足を組むから骨盤の左右差が生まれるのではなく、順番が逆であることもあります。
もともと座ったときの体重のかかり方に左右差があると、片方に体重をかけたほうが座りやすく感じられます。
その結果として、自然と楽な側に足を組みたくなる、という流れが起きているのです。
長時間座り続けていると、骨盤まわりやお尻の筋肉が疲労してきます。
その疲れをかばうために、体が無意識に楽な姿勢を探した結果として、足を組む形に落ち着くことがあります。
いわば、体が発しているちょっとしたSOSのサインとも言えるかもしれません。
緊張していたり、ストレスを感じていたりするときほど、体を縮めて守ろうとする姿勢を取りやすくなります。
足を組むことで下半身が安定し、なんとなく落ち着くと感じる方も多いようです。
これは心理的な癖として習慣化しているケースもあります。
ここまで見てきたように、足を組んでしまう理由は一つではありません。
これは意志が弱いからではなく、体の状態が関係している自然な反応のひとつです。まずはそのことを知っておくだけでも、気持ちがぐっと楽になるはずです。
次のような項目に心当たりがある方は、体の状態が関係している可能性があります。
複数当てはまった場合は、次の章で紹介する体の特徴もあわせて確認してみてください。
足を組むとき、右足と左足のどちらが上のほうが楽ですか。
実はこの違いにも、体の状態を知るヒントが隠れていることがあります。ここではそれぞれの傾向を見ていきます。
右足を上にするほうが楽だと感じる方は、骨盤や腰まわりの使い方に左右差が出ていることがあります。
その結果、右側の腰まわりの筋肉に負担がかかりやすくなるケースもあるようです。
反対に、左足を上にするほうが楽な方も、骨盤や腰まわりの使い方に左右差が出ていることがあります。
この場合は、左側の腰まわりに張りを感じやすくなることがあります。
| 組み方 | 体の傾向 | 張りが出やすい部位 |
|---|---|---|
| 右足が上 | 骨盤や腰まわりの使い方に左右差が出やすい | 右側の腰まわり |
| 左足が上 | 骨盤や腰まわりの使い方に左右差が出やすい | 左側の腰まわり |
ここで大切なのは、右足が上だから悪い、左足が上だから良い、という話ではないということです。
どちらであっても、長時間同じ側だけに偏ることが体への負担につながっていきます。
スカートがいつも同じ方向に回ってしまうという方は、こうした左右差のサインかもしれません。
足を組む癖そのものが、すぐに大きな問題になるわけではありません。
ただ、長期間続けることで体にいくつかの変化が積み重なっていく可能性があります。代表的な5つの影響を確認していきましょう。
同じ側にばかり足を組み続けると、もともとあった骨盤まわりの左右差がさらに強まりやすくなります。
体がその状態を「普通」だと覚えてしまうと、姿勢を戻すのに時間がかかることもあります。
骨盤の傾きは、背骨のカーブや肩の高さにも影響することがあります。
その結果として腰や肩まわりに負担が集中し、慢性的な張りや重だるさにつながることがあります。
足を組むと、股関節まわりや膝の外側などで血管や神経が圧迫されることがあります。
その結果、脚の血流が滞り、むくみや冷えを感じやすくなる方もいます。
骨盤を安定させる骨盤底筋は、姿勢の安定にも関わる筋肉です。
足を組む姿勢が続くとこの筋肉を意識して使う機会が減り、将来的な尿もれなどのトラブルにつながる可能性があるとも言われています。
左右で使う筋肉に偏りが出ると、脚の太さやヒップラインにも差が出やすくなることがあります。
体型のバランスが気になっている方は、実はこうした座り方の癖が影響しているケースもあります。
ここからは、今日から自宅やオフィスで取り入れられる具体的な方法を紹介します。
難しいことはひとつもありませんので、できるものから少しずつ試してみてくださいね。
まずは、体が自然と足を組みたくならない座り方を覚えることが近道です。
次の手順を意識してみてください。
椅子が高くて足が浮いてしまう場合は、フットレストや台を使って高さを調整してみましょう。
骨盤まわりの筋肉がかたいままだと、どうしても足を組んだ姿勢のほうが楽に感じられてしまいます。
次の3つは、椅子に座ったままでもできる簡単なストレッチです。
朝と夜、それぞれ左右1回ずつを目安に続けてみてください。
骨盤を支えるインナーマッスルが弱いと、坐骨でまっすぐ座り続けることが難しくなります。
座ったまま息を吐きながらお腹をゆっくり凹ませ、10秒キープする呼吸法を1日数回試してみましょう。
続けていくうちに、骨盤を立てた姿勢が自然と保ちやすくなることがあります。
30分に1回、いったん立ち上がって姿勢をリセットする習慣をつけることも役立ちます。
タイマーをセットしておき、軽く足踏みをしたり水分補給をしたりするだけでも構いません。
血流が滞る前にリセットすることで、足を組みたくなる衝動そのものを減らすことにつながります。
在宅勤務でダイニングチェアやソファを使っている方は、椅子の高さや座面のやわらかさも見直してみましょう。
骨盤サポート用のクッションを一枚敷くだけでも、坐骨で座る感覚がつかみやすくなります。
足を組む癖を直そうとするときに、実はやりがちなNG行動もあります。
ここでは特に多い2つの誤解について整理しておきましょう。
「片方だけでなく、左右交互に組めば負担が分散されるのでは」と考える方も多いようです。
ただ、もともとの骨盤まわりの左右差が残ったままだと、どちらに組んでも体には同じように非対称な負担がかかってしまうことがあります。
交互に組むことよりも、そもそも組まずに座れる状態を目指すほうが根本的な対策になります。
ベルトなどで無理やり足を固定して組めないようにする方法を試す方もいますが、あまりおすすめできません。
体が「組みたい」と感じている根本の原因が変わらないまま無理に固定すると、別の部分に余計な力みが生まれやすくなるためです。
まずは坐骨で座れる体を作ることを優先しましょう。
セルフケアを始めても、どのくらいで変化を感じられるのか気になる方は多いと思います。
個人差はありますが、大まかな目安を軽度・中度・重度の3段階に分けてご紹介します。
| 段階 | 特徴 | 目安 |
|---|---|---|
| 軽度 | 意識すれば組まずにいられる、たまに腰が軽くだるい程度 | 数週間ほどで変化を感じやすい |
| 中度 | 15分ほどで無意識に組んでしまう、慢性的な張りがある | ストレッチや習慣改善を数ヶ月続ける必要がある |
| 重度 | 組まないとかえって落ち着かない、左右差がはっきりしている | より根気強く、日々の積み重ねが必要になる |
「1週間で一気に変わる」というものではありませんが、続けるほど体は少しずつ応えてくれます。
焦らず、まずは今日からできることを一つ選んで試してみてください。
足を組む癖は、決して意志が弱いから起きているわけではありません。
体の左右差や筋肉の疲れ、日々のストレスなど、いくつもの要因が積み重なった結果として起きている、いわば体からのサインです。
だからこそ、まずは正しい座り方や簡単なストレッチから、無理のない範囲で始めてみてほしいと思います。
毎日のちょっとした積み重ねが、数週間後、数ヶ月後の体の軽さにつながっていきます。今日紹介した中から、まずはひとつだけでも、今日の椅子から試してみてくださいね。