
院長:高木お気軽にご相談ください!

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整形外科で「頸椎症」と言われたものの、説明が短くて、自分の首に何が起きているのかよくわからない。肘から肩にかけてのしびれや、パソコン作業中の首の痛みが続くと、この先どうなるのかと心配になりますよね。


湘南カイロ茅ヶ崎整体院の高木聖司です。この記事では、頸椎症がどんな状態なのか、症状のタイプによる違い、受診を急ぎたいサインの3点をお伝えします。
読み終えるころには、ご自身の症状を医師へどう伝え、次に何を確認すればよいかが見えてくるはずです。当院での相談内容は、頸椎症の症状別ページでも紹介しています。


病名を聞いて不安になるのは自然なことですが、まずはタイプの違いを知るところから始めましょう
頸椎症は、首の骨や椎間板が年齢とともに変化し、首や肩、腕の痛みやしびれにつながる状態を指します。病名は一つでも、神経のどこに負担がかかるかによって症状は大きく変わります。まずは言葉の意味から整理しましょう。
首の骨である頸椎は7つの骨が積み重なっていて、骨と骨の間には椎間板というクッションがあります。年齢を重ねると椎間板が薄くなったり、骨の縁にとげのような変化が出たり、靭帯が厚くなったりします。
こうした変化で脊髄が圧迫されると頸椎症性脊髄症、腕へ向かう神経の根元が圧迫されると頸椎症性神経根症と呼ばれます。肩甲骨まわりや腕の筋力低下が目立つタイプもあります。出典:東京科学大学
頸椎症は、がんやけが、生まれつきの病気ではなく、関節の老化を背景にした状態を指すのが一般的です。ですから「首の骨が変形している=すぐに悪くなる」と単純に考える必要はありません。出典:済生会
レントゲンやMRIで骨の変化が見つかっても、痛みやしびれがまったくない方はいます。海外の医学誌でも、重い変性があって症状が出ない場合があり、画像の所見と症状は必ずしも一致しないと説明されています。出典:The BMJ
反対に、画像では軽く見えても、つらい症状が出ている方もいます。そのため診断では、画像だけでなく、症状の出る場所や手足の動きに変化がないかといった診察の所見も合わせて判断されます。
当院にも、3年ほど前に突然、肘から肩にかけて痛みとしびれが出て、整形外科で頸椎症と言われたという方が来院されました。病名は聞いたけれど、何が起きているのかを知りたいという思いが、相談のきっかけになることもあります。
頸椎症の症状は、首まわりの痛みだけのものから、腕や手のしびれ、手先の動かしにくさまでさまざまです。どこに、どんな形で出ているかによって、考えられるタイプが変わってきます。
朝起きたときに首が固く、上を向くのがつらい。パソコン作業が続くと、首から肩にかけて重だるくなる。こうした訴えは、頸椎症でよく挙がる困りごとです。夜中に首や腕の痛みで目が覚めるという方もいます。
ただし、首や肩のこわばりだけで頸椎症と決めることはできません。筋肉の疲れや、ほかの首の不調でも似た症状が出ることがあります。症状が続くときは、一度医療機関で確認しておくと安心です。
神経根症では、肩から腕にかけての痛みが中心になり、腕や手指のしびれを伴うこともあります。首を後ろへ反らすと痛みが強くなりやすく、上を向く動作やうがいがしづらくなる方もいます。出典:日本整形外科学会
症状は左右どちらか片側に出ることが多く、腕の力が入りにくくなる場合もあります。ペットボトルのふたが開けにくい、腕が上げにくいといった変化に気づいたら、いつ頃からかも含めて医師に伝えてください。
首の痛みに加えて手足のしびれが出て、整形外科では痛み止めと貼り薬が中心だったことに不安を感じ、当院へ相談された方もいます。しびれは首だけでなく、手首や肘など別の場所の影響も考えられるため、広く確認することが大切です。
脊髄症では、ボタンの掛け外しや箸の使用、字を書くといった細かい動作がぎこちなくなります。歩くときに脚がもつれる感じがしたり、階段で手すりが必要になったりして、手足のしびれも出てきます。
スマートフォンをよく落とすようになり、そこで気づく方もいます。痛みが強くないため、年齢のせいだと思って見過ごされやすい点には、注意が必要です。2つのタイプの違いを、表で整理します。
| 項目 | 神経根症 | 脊髄症 |
|---|---|---|
| 中心になる症状 | 肩から腕の痛み、手指のしびれ | 手足のしびれ、細かい動作や歩行の変化 |
| 症状の出方 | 片側に出ることが多い | 両側の手足に出ることがある |
| 気づきやすい場面 | 上を向く、うがいをする | ボタン、箸、字を書く、階段 |
| 受診の考え方 | 経過を医師に伝えて相談する | 早めに医療機関で評価を受ける |
首の痛みだけなら様子を見る方もいますが、手の動きや歩き方に変化があるときは話が別です。整体や自己流のケアより先に、医療機関で評価を受けてほしい目安をまとめます。
ボタンが留めにくい、箸が使いづらい、字が書きにくい。歩くときに脚がもつれる、階段が不安になった。こうした変化は、脊髄が関係している可能性を考える目安です。診断は診察とMRIで行われるため、自分で決めずに整形外科や脳神経外科へ相談してください。
海外の報告でも、こうした神経症状が進んでくる場合は、MRIでの評価と専門医への紹介を早めに検討するとされています。診断が遅れると、手足の機能障害が残る可能性があるためです。
手先の不器用さや歩行の変化に続いて、排尿や排便の異常が出てくることもあります。こうした変化に気づいたときも、早めに医療機関へ相談してください。出典:日本大学医学部附属板橋病院
診察の場では、短い時間で症状を説明しなければなりません。事前にメモをつくっておくと、伝え漏れが減ります。次の項目を参考にしてください。
処方されている薬は、症状が変わっても自己判断でやめたり増やしたりせず、処方した医師に相談してください。
頸椎症の治療は、病名だけで決まるわけではありません。症状のタイプや強さ、日常生活への影響を見ながら、医療機関で方針を選んでいきます。ここでは一般的な流れを説明します。
診断では、症状の出る場所や筋力など神経の診察に、X線やMRIの画像を組み合わせます。脊髄症では、MRIで脊髄が圧迫されている様子を確認することが診断の中心になります。
一方で、画像の変化だけで症状の原因を決めることはできません。先ほど触れたように、画像と症状が一致しないことがあるためです。検査結果の説明を受けるときは、自分の症状とどう結びつくのかを聞いてみてください。
神経根症では、痛み止めなどの薬、リハビリ、装具といった保存的な方法で経過をみることが多くなります。痛みが強く続くときは、神経ブロックなどが選ばれることもあります。
時間とともに症状が軽くなる方もいますが、腕の筋力低下が進む、痛みが強くて日常生活に支障が出るといった場合は、手術も検討されます。どの方法が合うかは状態によって異なります。
脊髄症でも、症状がしびれや首の痛み程度の軽い段階では、慎重に経過をみることがあります。手指の細かい動作や歩行に障害が出ている場合には、手術が検討されます。
ですから、脊髄症と言われたからといって、全員がすぐ手術になるわけではありません。迷ったときは、脊椎を専門とする整形外科や脳神経外科で、MRIを含めた評価を受けると判断しやすくなります。
頸椎症と言われても、毎日の動作をすべて我慢する必要はありません。症状が強くなる動きを知って無理を重ねないことが基本です。そのうえで、整体に相談する場合の考え方もお伝えします。
神経根症では、首を後ろへ反らすと痛みが強まりやすいとされています。長く上を向く作業や、首を大きく反らすストレッチは控えめにして、痛みやしびれが出たらすぐに中止してください。
首を強く回して音を鳴らす、痛い場所を強く揉む、無理にひねるといった自己流の刺激は、症状を強めるおそれがあるため避けましょう。しびれが広がる、力が入りにくくなるといった変化があれば早めに受診してください
脊髄症が疑われる場合は、転倒にも注意が必要です。階段では手すりを使い、手先や歩き方に変化があるときは、まず医療機関へ相談してください。
医療機関で頸椎症と言われたあとも、首や肩まわりのつらさが残る方がいます。当院でも、こうした症状のご相談をお受けしています。
まず問診で、症状が出る場所や強くなる動きを伺います。そのうえで、首や背骨、肩甲骨まわりの関節の動き、筋肉の硬さを確認し、症状の改善を目指せる状態かどうかを判断します。
手の細かい動作や歩行に変化があるときは、先に医療機関での確認をおすすめすることもあります。整形外科では電気治療が中心で、ほかにできることはないかと考えて来院された方もいました。納得して選びたいという気持ちは、とても大切だと感じています。
頸椎症は、首の骨や椎間板の加齢変化を背景に、神経が関わる症状が出る状態です。大切なのは、肩から腕の痛みが中心の神経根症なのか、手先や歩行に変化が出る脊髄症なのか、症状から見当をつけることです。
ご自身で確認できるのは、症状の出る場所、上を向いたときの変化、ボタンや箸の動作、歩きやすさです。これらをメモして医師に伝えるだけでも、診察は進めやすくなります。手先や歩行に変化があれば、早めに整形外科や脳神経外科へ相談してください。
医療機関で確認を済ませても、首や肩まわりのつらさが残るときは、当院へご相談ください。症状の出方を伺い、関節の動きや筋肉の状態を確認したうえで、お一人おひとりに合った進め方を一緒に考えます。



