
院長:高木お気軽にご相談ください!

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朝、起き上がった瞬間に頭がズキンと痛み、しばらく動くとめまいや耳鳴りまで出てくる。光がまぶしく感じて外出が億劫になったり、痛み止めを飲んでもあまり効いた気がしないという声もよく聞きます。夜もなかなか眠れず、体のだるさが続いていると、何か大きな病気なのではと不安になりますよね。


湘南カイロ茅ヶ崎整体院の高木聖司です。この記事では、脳脊髄液減少症とはどのような病気なのか、どんな症状が手がかりになるのか、そして疑ったときにどう行動すればよいのかを順番にお伝えします。
症状だけで自分で判断してしまう前に、まずは正しい知識を整理していただければと思います。当院での考え方については、脳脊髄液減少症の症状別ページでもご紹介しています。


聞き慣れない病名ほど、まず落ち着いて特徴を確認することが大切です
脳脊髄液減少症という名前は聞いたことがあっても、具体的にどんな状態を指すのかは意外と知られていません。まずは病名の意味と、似た言葉との関係を整理しておきましょう。
脳と脊髄の周りには、髄液という透明な液体が満たされています。この髄液が硬膜の外側へ漏れ出したり、何らかの理由で減ったりすることで、頭痛をはじめとするさまざまな症状が現れると考えられています。
ただし、髄液の量そのものを日常の検査で直接測ることは難しく、症状や画像所見をあわせて評価が行われます。頭痛があるからといって、すぐにこの病気だと決まるわけではありません。専門的な判断が必要な病態です。出典:脳脊髄液減少症の診断・治療法の確立に関する研究班
調べていると、脳脊髄液漏出症や低髄液圧症候群という呼び方も目にすると思います。これらは重なり合う部分が多い言葉ですが、医学的には焦点の置き方がわずかに異なります。
漏出症は画像で髄液が漏れている所見を重視し、低髄液圧症は髄液の圧力の低さに注目する呼び方です。名称の違いに深く悩む必要はなく、医療機関ではこれらを踏まえたうえで総合的に判断が行われます。
この病気を疑うきっかけとしてよく知られているのが、体を起こしたときに強まる頭痛です。ただ、頭痛以外にもいくつかの症状が一緒に現れることがあります。
横になっているときは楽なのに、座ったり立ち上がったりすると頭痛が強くなる。これは起立性頭痛と呼ばれ、この病気を考えるうえで重要な手がかりの一つです。
とはいえ、姿勢によって頭痛が変化するというだけで診断が確定するわけではありません。国際頭痛学会の分類でも、頸部痛や耳鳴りなど他の症状を伴うことが多いとされ、いくつかの症状を組み合わせて判断する必要があります。
頭痛とあわせて、めまいや耳鳴り、首や背中の痛みが出ることもあります。光をまぶしく感じたり、集中力が続かなかったりする方も少なくありません。
症状の出方は一人ひとり異なり、すべてが同時にそろうわけではありません。気になる症状が続く場合は、自己判断せず記録しておくことが役立ちます。
座ったり立ったりすると強くなり、横になると軽くなることがあります
頭痛とあわせて、ふらつきや耳鳴りを感じる場合があります
体を起こしている時間が長いと、痛みや倦怠感が強まることがあります
発症のきっかけとして知られているものもありますが、はっきりした原因が見つからない場合もあります。どちらのケースも珍しくありません。
交通事故やスポーツ中の衝撃、転倒などの後に発症するケースが知られています。また、脊椎の手術や腰椎への処置がきっかけとなる場合もあります。
これらは外傷性・医原性と呼ばれる区分で、比較的原因が特定しやすいタイプです。出典:茨城県でも、こうした原因区分と急性期・慢性期の症状について説明されています。
一方で、思い当たる出来事がないまま症状が始まる方もいます。これは特発性と呼ばれ、原因を一つに絞れないことも多いとされています。
「事故に遭った記憶がないから関係ない」と自己判断してしまうと、必要な相談が遅れることもあります。きっかけが思い出せなくても、症状が続くなら相談の対象になります。
この病気かどうかは、症状だけでなく検査結果もあわせて医師が判断します。治療にもいくつかの段階があります。
MRIなどの画像検査で、髄液が漏れている所見があるかどうかを確認します。所見にはいくつかの確実性の段階があり、一度の検査結果だけで白黒がつくとは限りません。
症状の経過と検査結果をあわせて、時間をかけて評価が進むことも珍しくありません。焦らず医師とのやり取りを重ねることが大切です。
治療の基本は安静と十分な水分補給といった保存的な対応です。症状が続く場合には、自分の血液を使って漏れている部分を塞ぐブラッドパッチという方法が検討されることもあります。
この治療が保険で受けられるかどうかは、診断の確実性など一定の条件によって異なります。神奈川県内の対応可能な医療機関についても案内が出されています。出典:神奈川県
ここまでの内容に当てはまる気がする方は、次にどう動くかが気になると思います。相談先の選び方と、急ぎで対応が必要なサインを分けて整理します。
受診する際は、いつから症状が始まったか、事故や処置を受けた時期があるか、体を起こすとどう変化するかをメモしておくと伝えやすくなります。
頭痛以外の症状も含めて伝えることで、医師が全体像を把握しやすくなります。まずは近くの脳神経外科クリニックやペインクリニックへの相談から始めるとよいでしょう。
多くの場合は予約診療での相談が中心になりますが、症状によっては急いで対応が必要なこともあります。以下のような場合は、通常の予約を待たずに医療機関を受診してください。
これらのサインは脳脊髄液減少症に限らず、他の緊急性の高い病気でも見られることがあります。NHS(英国国民保健サービス)でも、こうした症状がある場合は速やかな受診が必要とされています。
当院にも、起き上がるときの頭痛やめまいが続いて相談に来られる方はいらっしゃいます。ただ、体を起こしたときの頭痛や首・背中のつらさについては、骨盤や背骨の状態、周囲の筋肉の緊張などが負担に関係している場合もあります。医療機関での評価が済んだうえで、体の状態を確認したいという場合には、当院でもお話を伺っています。
脳脊髄液減少症は、起立時に悪化する頭痛をはじめ、めまいや耳鳴りなど複数の症状が重なって現れることがある病気です。症状の特徴だけで自分で診断を下すのではなく、経過を記録して医療機関に伝えることが大切です。
事故などのきっかけがあった方も、思い当たる出来事がない方も、症状が続くのであれば相談の対象になります。まずは近くの脳神経外科クリニックやペインクリニックに相談してみましょう。
医療機関での評価と並行して、体の状態が気になる場合は、骨盤や背骨、筋肉の緊張などを確認しながら向き合っていくことも一つの選択肢です。無理をせず、お気軽にご相談ください。



