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頚椎症性神経根症でやってはいけないこと|悪化しやすい動作と生活の注意点

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寝違えかと思っていたら、何日たっても首から腕にかけてのしびれが引かず、整形外科で頚椎症性神経根症だと診断された方も多いのではないでしょうか。とはいえ日常生活のなかで、何がやってはいけない行動に当たるのか、逆にどこまでなら動いても大丈夫なのか、判断に迷う場面は少なくありません。

あなたも「このストレッチ、本当にやってよかったのかな」と不安になっていませんか。この記事では、今日から避けたほうがいい行動と、症状を悪化させないための生活の工夫を、理由も含めてわかりやすくお伝えします。

院長:高木

頚椎症性神経根症で来院される方の中には、生活の中の小さな行動を見直すことが症状を落ち着かせるきっかけになる方もいます。まずはやってはいけない行動から一緒に整理していきましょう。

目次

頚椎症性神経根症でやってはいけないこと【5つのNG行動】

頚椎症性神経根症と付き合っていくうえで、まず知っておきたいのが症状を悪化させやすい代表的な行動です。ここでは特に注意したい5つの動作を先にまとめてお伝えします。「これって普段からやってしまっているかも」と感じる項目があるかもしれません。

首を後ろに反らす・上を向く動作

首を後ろに反らしたり上を向いたりする動作は、症状が強まりやすい動きの一つです。この動きによって神経の通り道である椎間孔が一時的に狭くなり、神経根への圧迫が強まりやすくなるためです。うがいをするとき、ドライヤーで髪を乾かすとき、洗濯物を高い位置に干すとき、歯科治療で口を大きく開けたときなど、日常のなかにも上を向く場面は意外と多くあります。

とはいえ、すべての上向き動作を完全に禁止する必要はなく、短時間であれば問題ないことも多いです。上を向いた瞬間や直後に腕のしびれや痛みが強くなるかどうかが、避けたほうがよいかどうかの目安になります。

長時間のうつむき姿勢(スマホ・PC・読書)

スマホやパソコンの画面をのぞき込むようなうつむき姿勢も、長く続けるほど負担が積み重なっていきます。頭は体重の約10%ほどあるといわれ、うつむく角度が深くなるほど首にかかる負荷は大きくなると考えられています。

とはいえ、スマホやパソコンの使用自体をやめる必要はありません。問題になりやすいのは同じ姿勢を続ける時間のほうです。仕事でどうしても長時間の作業が避けられない場合は、休憩のタイミングをあらかじめ決めておくと続けやすくなります。

重いものを持つ・力む動作

重い荷物を持ち上げたり、力を入れて踏ん張ったりする動作も、首まわりの筋肉を一気に緊張させるため注意が必要です。宅配の段ボールを持ち上げるとき、スーツケースを運ぶとき、子どもを抱っこするときなど、生活のなかで力む場面は意外と多いものです。

一回だけなら大丈夫に思えても、繰り返すことで神経への負担が積み重なっていく可能性があります。持ち上げた後に腕のしびれや痛みが強くなるようであれば、その動作はしばらく控えたほうがよい合図と考えてよいでしょう。

自己流マッサージ・首を強く動かすこと

肩や首がこると、自己流でマッサージをしたり首を大きく動かしたくなったりしますよね。ただ、圧迫されている方向に首を動かしたり強く押したりすると、症状が強まることがあるため注意が必要です。動画を見て試したストレッチが、翌日になって症状を強くしてしまうケースもあります。

専門家が状態を見たうえで行う施術とは違い、自己判断でのマッサージは圧迫の方向を見誤ってしまうことがあります。施術やストレッチを行った後に痛みやしびれが増えた場合は、いったん中止して様子を見るようにしてください。

うつぶせ寝・合わない枕

うつぶせ寝は首がねじれた状態が長時間続くため、神経への圧迫が継続しやすい寝方です。また枕が体に合っていないと、寝ている6〜7時間のあいだずっと首に負担をかけ続けることになります。

柔らかすぎて頭が沈み込む枕や、逆に高すぎて首が曲がった状態になる枕は要注意です。朝起きたときに症状が強くなっていると感じる場合は、寝方や枕が関係している可能性を疑ってみてください。

日常生活シーン別・NGになりやすい具体的な行動

ここまでの5つのNG行動を踏まえたうえで、実際の生活シーンに当てはめて考えてみましょう。仕事中や家事の最中、運動をしているとき、寝る前や起きたときなど、場面ごとに気をつけたいポイントは少しずつ異なります。「これは自分の毎日そのものかもしれない」と感じる場面があるかもしれません。

デスクワーク・在宅ワーク中の注意点

デスクワークや在宅ワークでは画面をのぞき込むような姿勢が続きやすく、気づかないうちに首への負担が積み重なっていきます。特にノートパソコンは画面位置が低くなりやすく、自然とうつむきが深くなってしまう点に注意が必要です。

同じ体勢を30分以上続けている自覚がある方は、タイマーなどを使って姿勢を変えるきっかけを作るとよいでしょう。可能であれば外付けキーボードやパソコンスタンドを使い、画面の高さを目線に近づける工夫もおすすめです。

家事・育児でNGになりやすい動作

家事や育児の場面にも、首に負担がかかりやすい動作がいくつもあります。洗濯物を高い位置に干すときの上向き姿勢、掃除機をかけるときの前かがみ姿勢、重い荷物の運搬、子どもを抱き上げる動作などです。

これらを完全に避けるのは難しいものですが、干す位置を少し低くする、抱っこの前に一呼吸置いて姿勢を整えるなど、小さな工夫の積み重ねが負担を減らすことにつながります。動作の後にしびれや痛みが強まる場合は、可能な範囲で家族に手伝ってもらうことも検討してみてください。

スポーツ・運動で気をつけたいもの

運動を楽しんでいる方にとって気になるのが、どのスポーツならやってよいのかという点だと思います。水泳は息継ぎのときに首を大きく動かすため、症状によっては負担になりやすい種目です。自転車は首を反らした姿勢を長く保つ乗り方が多く、注意が必要になります。

ラグビーやアメリカンフットボールのような接触の激しいスポーツは、頚椎に強い衝撃が加わる可能性があるため控えたほうがよいでしょう。ウェイトトレーニングも力む瞬間に首が緊張しやすく、ヨガも頭を下にするようなポーズは避け、痛みの出ない範囲の軽い運動から始めることをおすすめします。すでにしびれや脱力がある場合は、再開のタイミングを医師や専門家に確認しておくと安心です。

就寝時・起床時の注意点

寝ているあいだは無意識のうちに姿勢が崩れやすく、気づかないうちに首へ負担をかけていることがあります。うつぶせ寝はもちろん、片腕を枕代わりにして横向きで寝る癖がある方も注意が必要です。

朝起きた瞬間に急に首を動かすと、寝ている間にこわばった筋肉に負担がかかりやすくなります。起床時はまず体全体を伸ばしてから、ゆっくりと首を動かすようにするとよいでしょう。

「なぜ悪化するのか」神経根圧迫の仕組みを簡単に理解する

ここまでNGになりやすい行動を紹介してきましたが、なぜそれらが症状を悪化させるのかを理解しておくと、初めて経験する場面でも自分で判断しやすくなります。「結局なぜダメなのか、モヤモヤしたまま我慢していた」という方には特に読んでほしい内容です。

頚椎症性神経根症とは何か(1分で理解できる説明)

頚椎症性神経根症とは、加齢にともなって首の骨と骨のあいだにある椎間板がすり減ったり、骨棘と呼ばれる小さな骨のトゲのようなものができたりすることで、神経根という部分が圧迫されて起こる状態です。神経根は脊髄から枝分かれして腕へ向かう神経の通り道にあたるため、圧迫される場所によって片側の首から肩、腕、指先にかけてしびれや痛みが出やすくなります。

加齢が関係するため中高年に多いイメージがありますが、首への負担が増えやすい生活習慣によって、比較的若い世代でも見られることがあります。

悪化する姿勢の共通点は「椎間孔が狭くなる方向」

ここまで紹介してきたNG行動には、実は共通点があります。それは、神経根が通る椎間孔と呼ばれるすき間を、物理的に狭くしてしまう方向へ首を動かしているという点です。首を後ろに反らす動きや、同じ方向にずっと傾け続ける姿勢は、この椎間孔を狭くしやすいことがわかっています。

この仕組みを知っておくと「今から自分がしようとしている動作は、椎間孔を狭くする方向かどうか」を自分自身で考えながら判断できるようになります。すべての動作を怖がる必要はなく、この視点を持てるかどうかが生活管理の質を左右します。

予後は比較的良好だが管理が重要

頚椎症性神経根症は、決して珍しい状態ではなく、適切な生活管理を続けることで多くの方が数ヶ月のうちに症状が落ち着いていくことが多いと考えられています。とはいえ、これは何もしなくても自然によくなるという意味ではありません。

ここまで紹介してきたNG行動を避けながら、痛みの出ない範囲で体を動かし続けることが、経過に関わってくると考えられています。反対にNG行動を続けたまま我慢していると、症状が長引いたり慢性化したりしやすくなる点には注意しておきましょう。

症状の重さ別・判断の目安

NG行動を避けながら生活を送るなかで、今の自分の症状がどの程度なのか、受診を急いだほうがよいのかどうか気になる方も多いと思います。今のあなたの症状は、軽度・中等度・重度のどれに近いでしょうか。「これくらいで相談してもいいのか」と迷いながら過ごしている方も多いのではないでしょうか。

症状が軽い状態(様子を見てよい可能性)

首から肩にかけて鈍い痛みや違和感がある程度で、腕や指先にしびれが出ていない場合は、神経根症としては比較的軽い状態と考えられます。特定の姿勢のときだけ痛みが強くなるものの、普段の動作にはあまり支障がないケースもこれに当てはまります。

このような状態であれば、ここまで紹介したNG行動を避けながら、しばらく生活のなかで様子を見てよい可能性があります。ただし痛みが徐々に強くなる場合や、しびれが出始めた場合は、次の段階に当てはまらないか確認してみてください。

症状が中程度の状態(専門家に相談すべき状態)

腕から指先にかけて常にしびれや痛みを感じる、ペットボトルのふたが開けにくいなど握力の低下を感じる、痛みで夜中に目が覚めてしまうといった状態は、中程度のサインと考えられます。

このあたりまで進んでいる場合は、様子を見るだけでなく一度整形外科などの専門家に相談しておくと安心です。すでに診察を受けている方であれば、今の状態を担当医に伝え、生活管理の方法について相談してみるとよいでしょう。

すぐに医療機関へ受診すべき危険なサイン

次のような症状がある場合は、様子を見ずに早めに医療機関を受診してください。両手や両足に同時にしびれや脱力が出てきた場合、歩くときに足がもつれたりふらついたりする場合、排尿や排便のコントロールが難しくなった場合、急に手や腕の力が入らなくなった場合です。

これらは頚椎症性神経根症よりも範囲の広い脊髄症など、別の状態が関わっている可能性があるサインとされています。該当する症状がある場合は、早めに専門家へ状態を確認してもらうようにしてください。

症状の程度状態の目安対応の目安
軽度首や肩の鈍い痛み、しびれはないNG行動を避けながら様子を見てもよい
中等度腕や指のしびれが続く、握力の低下を感じる専門家に相談したほうがよい
重度・危険サイン両手足のしびれ、歩行の乱れ、排尿排便の異常早めに医療機関を受診

やっていいこと・代替案【症状を悪化させない生活の工夫】

ここまで避けたほうがよい行動と症状の目安を紹介してきましたが、我慢するだけでは辛くなってしまいますよね。「結局、何ならやってもいいのかわからない」というモヤモヤに、ここで応えていきます。

正しい姿勢の基本(首を頑張らせない姿勢)

首に負担をかけにくい姿勢の基本は、横から見たときに耳・肩・腰が一直線に近い状態を保つことです。画面をのぞき込むように頭が前に出ていると、それだけで首の筋肉が常に緊張してしまいます。

パソコン作業をするときは、画面の上端が目線と同じくらいの高さにくるよう調整するとよいでしょう。完璧な姿勢を長時間キープしようとするより、負担の少ない姿勢を知っておくことのほうが実践しやすいと思います。

こまめに姿勢を変えることが一番のセルフケア

実は、姿勢を完璧に保つことよりも、こまめに姿勢を変えることのほうが負担を減らす工夫として有効だと考えられています。20〜30分に一度、立ち上がったり肩を回したりするだけでも、同じ場所に負担がかかり続けるのを防ぐことができます。

仕事中であればタイマーをセットしておく、家事の合間に一呼吸置くなど、生活のなかに小さな区切りを作る工夫が続けやすいコツです。「姿勢が崩れたらすぐ戻す」を繰り返す感覚で取り組んでみてください。

枕の選び方(高さ・硬さ・形)

枕選びで意識したいポイントは、高さ・硬さ・形の3つです。高さは体格や仰向け・横向きなど寝る姿勢によって適したものが異なり、柔らかすぎて頭が沈み込むタイプや、逆に高すぎて首が曲がった状態になるタイプは避けたほうがよいでしょう。形については、首の自然なカーブを支えやすいものを選ぶことが目安になります。

いきなり新しい枕を購入するのではなく、バスタオルを重ねて高さを調整しながら、自分に合う高さを探ってみる方法もおすすめです。朝起きたときに症状が強くなっている場合は、枕が関係している可能性を疑ってみてください。

痛みのない範囲での軽い体操・肩甲骨エクササイズ

症状が強い時期に、無理にストレッチで可動域を広げようとするのは避けたほうがよいとされています。一方で、痛みの出ない範囲で肩甲骨を軽く動かす体操や、ゆっくりとしたウォーキングは継続しても問題ないことが多いです。

肩甲骨を寄せるように意識しながら、深呼吸に合わせて肩を上下させる程度の軽い運動から始めてみるとよいでしょう。動かしてみて痛みやしびれが強くなるようであれば、その運動は今の時期には合っていないサインと考え、無理をせず中止してください。

温める・冷やさないことの重要性

首まわりが冷えると筋肉がこわばりやすくなり、痛みや違和感を感じやすくなることがあります。夏場は冷房の風が直接首に当たらないよう向きを調整したり、冬場は外出時にスカーフやネックウォーマーで首元を保温したりする工夫がおすすめです。

入浴のときに湯船にゆっくり浸かって首まわりを温めることも、筋肉の緊張をやわらげる助けになります。痛みが強くない時期であれば、ホットタオルなどで首元を温めるケアも試してみる価値があります。

なかなか改善しないときに考えること

ここまで紹介してきたNG行動を避け、やっていいことを取り入れても、なかなか症状が落ち着かないと感じる方もいらっしゃると思います。「気をつけているつもりなのに、なかなかよくならない」と感じている方に向けて、改善のスピードに関わる要因と、整体やカイロプラクティックとの関わり方を整理していきます。

改善しやすい人・しにくい人の違い

傾向として、症状が片側だけに出ている方、発症してからまだ日が浅い方、NG行動を避けながら生活管理を徹底できている方は、比較的経過がよいことが多いといわれています。反対に、症状が両側に出ている方や、発症から長期間が経過して慢性化している方、姿勢の習慣そのものが変わらないまま過ごしている方は、改善までに時間がかかりやすい傾向があります。

もし数ヶ月経っても変化を感じられない場合は、生活習慣のどこかにNG行動が残っていないか、あらためて見直してみることをおすすめします。

整体・カイロでできること、できないこと

正直にお伝えすると、骨棘や椎間板の変性そのものを整体やカイロプラクティックで変えることはできません。一方で、首まわりの筋肉の緊張をやわらげたり、姿勢のバランスを整えたり、日常動作の癖について具体的にアドバイスしたりすることは可能です。

なお強い牽引や勢いのある矯正、強い揉みほぐしは、状態によっては症状を悪化させるリスクがあるため、事前に状態をしっかり確認したうえで行うことが大切です。

茅ヶ崎・湘南エリアでお悩みの方へ

湘南カイロ茅ヶ崎整体院では、カウンセリングの一環としてメタトロンも取り入れながら、体の状態やお悩みの背景を丁寧に伺ったうえで、姿勢や体の使い方に関するアドバイスを行っています。茅ヶ崎・湘南エリアでなかなか改善が見られずお困りの方は、ぜひ当院にご相談ください。

まとめ

今回は、頚椎症性神経根症でやってはいけない代表的な行動と、症状の程度に応じた判断の目安についてお伝えしました。首を後ろに反らす動作や長時間のうつむき姿勢、重い荷物を持つこと、自己流のマッサージ、うつぶせ寝や合わない枕は、いずれも神経への負担を増やしやすい行動です。

反対に、こまめに姿勢を変えること、体に合った枕を選ぶこと、痛みのない範囲で体を動かし続けることは、回復を後押ししてくれる工夫になります。もし生活管理を続けても症状が長引く場合や、気になるサインが出てきた場合は、無理をせず早めに専門家へ相談してみてください。


院長:高木

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