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臥床とは|体位変換が重要な理由と正しい介助方法を解説

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こんにちは、湘南カイロ茅ヶ崎整体院の高木聖司です。医療や介護の現場でよく使われる「臥床」という言葉を聞いたことがありますか。先輩や看護師さんから「臥床の時間が長いから注意して」と言われても、正確な意味がわからず戸惑ってしまう方も多いのではないでしょうか。

この言葉は医療従事者にとって基本的な用語ですが、意外と曖昧なまま使っている方も少なくありません。私自身、体の専門家として多くの患者さんを診てきた中で、長く横になっている状態が体に与える影響の大きさを実感してきました。今回は臥床について、体のしくみと合わせてわかりやすくお伝えしていきますね。

院長:高木

介護や看護の現場で毎日使う言葉だからこそ、正しい知識を持つことが大切です

目次

臥床とは何を指す言葉なのか

臥床は「がしょう」と読み、ベッドや布団に横になって寝ている状態のことを指します。この言葉は医療や介護の現場で日常的に使われる専門用語で、患者さんや利用者さんが横たわっている状態全般を表現する際に用いられるんです。単に眠っている時だけでなく、安静のために横になっている状態や体を休めるために寝ている時間すべてを含みます。

例えば「本日は臥床時間が長かったですね」といった記録や申し送りでの使い方をします。また「臥床介助」という言葉もよく使われ、これは利用者さんがベッドに横になる動作をサポートすることを意味しているんですよ。私のところにも介護職員の方が腰痛で来院されることが多いのですが、この臥床介助の際に無理な姿勢を取ってしまうことが原因のひとつになっています。

臥床という言葉が使われる場面

病院や施設では様々な場面でこの用語が登場します。看護記録には「終日臥床」や「臥床安静」といった表現が記載され、カルテにも頻繁に出てくる言葉なんです。医師からの指示で「安静臥床」と言われた場合は、体を休めるために横になっていることが必要だという意味になります。

また介護計画書や看護計画にも臥床に関する項目が含まれることが多く、どのくらいの時間横になっているか、どんな体勢で過ごしているかなどが記録されます。体位変換の頻度や離床のタイミングを決める上でも、臥床の状態を正確に把握することが求められるんですね。

臥床時の基本的な体位の種類

横になっている時の姿勢にはいくつかの種類があり、それぞれに名前がついています。仰向けで寝ている状態を「仰臥位」、横向きで寝ている状態を「側臥位」、うつ伏せで寝ている状態を「腹臥位」と呼びます。これらの体位を適切に変えていくことが、体への負担を減らすために重要なポイントになってきます。

私が施術をしている中で気づくのは、長時間同じ姿勢で横になっていた方の体は筋肉が固まり、関節の動きも悪くなっているということです。特に仰臥位だけで過ごしていると、背中や腰の筋肉に負担がかかり続けてしまいます。体位変換がいかに大切かということを、体のしくみからも理解していただけると思います。

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臥床と混同しやすい言葉との違い

臥床と似た言葉がいくつもあるため、現場では混乱してしまうことがありますよね。それぞれの言葉には明確な違いがあり、正しく使い分けることで情報伝達の精度が上がります。ここでは特に間違えやすい用語との違いを整理していきましょう。

離床との関係性

離床は「りしょう」と読み、ベッドから離れて起き上がることを意味します。つまり臥床とは正反対の状態を指す言葉なんです。臥床が横になっている状態なら、離床は座る・立つ・歩くといった活動的な状態になります。

医療現場では「早期離床」という言葉もよく使われ、これは手術後や病気の急性期を過ぎたらできるだけ早くベッドから起きて活動を始めることを指します。長く寝たままでいると体力が落ちてしまうため、状態が許す限り離床を促すことが推奨されているんですね。私も患者さんに「動ける範囲で少しずつ体を動かしてくださいね」とお伝えすることが多いです。

臥位という言葉との違い

臥位は「がい」と読み、横になっている姿勢そのものを表す言葉です。臥床が「ベッドで横になっている状態や行為」を指すのに対し、臥位は「横になっている体の向きや姿勢」に焦点を当てた表現になります。少し難しく感じるかもしれませんが、臥床の中に臥位が含まれているというイメージですね。

例えば「仰臥位で臥床している」という使い方をすると、仰向けの姿勢でベッドに横になっている状態だということが伝わります。体位変換の記録を書く時には、どの臥位で何時間臥床していたかを記載することが大切になってきます。

入床や就寝との使い分け

入床は「にゅうしょう」と読み、ベッドに入る動作や就寝の準備をすることを指します。夜間にベッドに入って眠りにつく時に使う言葉で、臥床よりも「眠る」という意味合いが強いんです。就寝も同じく眠りにつくことを意味しますから、安静のために横になっている臥床とは少しニュアンスが異なりますね。

起床は朝目が覚めてベッドから起きることを指し、これも離床と似ていますが、起床は特に朝の目覚めに使われることが多い言葉です。このように似た言葉がたくさんありますが、それぞれの場面に応じて適切に使い分けることで、正確な情報共有ができるようになります。

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長期間の臥床が体に与える影響

体を横にして休むことは疲労回復に必要ですが、長時間横になり続けると様々な問題が起こってきます。これは廃用症候群と呼ばれる状態で、体を使わないことによって機能が低下してしまう現象なんです。私が施術をする中でも、入院後や安静期間が長かった方の体には明らかな変化が見られます。

筋力の低下と関節の硬さ

横になっている時間が長くなると、筋肉は驚くほど早く衰えていきます。たった1週間ベッドで安静にしているだけで、筋力は10〜15%も低下すると言われているんです。特に下半身の筋肉は落ちやすく、立ち上がる力や歩く力が弱くなってしまいます。

関節も動かさないでいると硬くなり、可動域が狭くなっていきます。膝や股関節が曲げにくくなったり、肩が上がりにくくなったりするのはこのためです。私のところに来られる方の中にも、入院後に体が動かしにくくなったと訴える方が本当に多いんですよ。体は使わなければどんどん機能が落ちていくということを、ぜひ覚えておいてください。

循環器系への影響

横になっている状態が続くと、血液の流れも悪くなります。特に下肢に血液が溜まりやすくなり、むくみや血栓ができるリスクが高まるんです。これがエコノミークラス症候群と同じようなメカニズムで、深刻な場合は命に関わることもあります。

また心臓への負担も変化します。横になっている時は心臓が楽に血液を送れますが、その状態が続くと心臓の働きが弱まってしまい、起き上がった時に立ちくらみを起こしやすくなります。これを起立性低血圧と言い、転倒のリスクにもつながるため注意が必要です。

呼吸機能と肺への影響

仰向けで長時間過ごしていると、肺が十分に膨らまなくなり呼吸が浅くなります。背中側の肺には重力で分泌物が溜まりやすくなり、痰が出にくくなったり肺炎のリスクが上がったりするんです。高齢の方や持病のある方は特に気をつけなければいけません。

私自身が子どもの頃に喘息で苦しんだ経験があるので、呼吸のしづらさは本当につらいものだとわかります。体位を変えて横向きになったり、少し上体を起こしたりするだけでも呼吸は楽になりますから、できる範囲で工夫することが大切ですね。

消化器系と排泄への影響

横になっている時間が長いと、腸の動きも鈍くなります。重力の助けがないため便が移動しにくくなり、便秘になりやすいんです。食欲も落ちやすく、栄養状態が悪化することもあります。排尿についても、横になっている状態では出しにくさを感じる方が多いです。

精神面への影響

ベッドの上だけで過ごしていると、気分も落ち込みやすくなります。人と会う機会が減り、外の景色を見ることもなくなると、意欲の低下や認知機能の衰えにつながることもあるんです。体だけでなく心の健康のためにも、できるだけ離床することが推奨されています。

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体位変換と適切な介助のポイント

臥床している方のケアで最も重要なのが体位変換です。同じ姿勢で長時間過ごすと褥瘡ができたり筋肉が固まったりするため、定期的に体の向きを変えることが必要になります。ここでは体のしくみを理解した上での介助のコツをお伝えしますね。

体位変換の適切な頻度とタイミング

一般的には2〜3時間ごとに体位を変えることが推奨されています。ただし個人の状態によって適切な頻度は変わりますので、皮膚の状態や体調を見ながら調整することが大切です。赤くなっている部分があれば、その部分への圧迫を避けるように工夫しましょう。

夜間も体位変換は必要ですが、睡眠を妨げないように配慮しながら行います。自分で寝返りができる方は無理に起こさず、できない方だけ優しく声をかけながら体の向きを変えてあげてください。私が患者さんに施術する時も、体を動かす時は必ず声をかけて、急に動かさないように心がけています。

介助者の体の使い方

介助する側の体の使い方も非常に重要です。腰を曲げて力任せに持ち上げると、介助者自身が腰痛になってしまいます。膝を曲げて腰を落とし、体全体を使って動かすことで負担を減らせるんです。

また利用者さんの体をできるだけ自分の体に引き寄せてから動かすことで、てこの原理を使って少ない力で介助ができます。スライディングシートなどの福祉用具を活用するのも効果的ですね。私のところに腰を痛めて来られる介護職員の方には、必ず体の使い方をアドバイスさせていただいています。

各体位の特徴と注意点

仰臥位は呼吸が楽で落ち着く姿勢ですが、後頭部や肩甲骨、仙骨部に圧がかかりやすい点に注意が必要です。側臥位は背中への圧を軽減できますが、下になった側の肩や腰骨に負担がかかります。クッションやタオルを使って圧を分散させる工夫をしましょう。

半座位といって上体を少し起こした姿勢も有効です。食事の時や呼吸が苦しい時には、この姿勢が楽になることが多いんですよ。ただし長時間この姿勢でいると仙骨部に強い圧がかかるため、定期的に姿勢を変えることを忘れないでください。

褥瘡予防のためのケア

褥瘡は圧迫によって皮膚や組織がダメージを受けることで起こります。赤くなっている段階で気づいて対処することが何より大切です。骨が出っ張っている部分は特に注意が必要で、こまめに観察しましょう。

皮膚を清潔に保ち、乾燥を防ぐことも重要です。栄養状態が悪いと皮膚が弱くなりますので、しっかり食事を摂ってもらうことも褥瘡予防につながります。全身の血流を良くするためにも、優しくマッサージをしてあげるといいですね。

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早期離床を促すために大切なこと

医療や介護の現場では早期離床の重要性が強調されています。できるだけ早くベッドから起きて活動を始めることで、廃用症候群を防ぎ、回復を早めることができるんです。ここでは離床を進めるためのポイントをお伝えします。

段階的な離床の進め方

いきなり立ち上がるのではなく、まずはベッド上で体を起こすことから始めます。頭を上げて座る姿勢に慣れてきたら、ベッドの端に足を下ろして座ってみましょう。めまいや気分不良がないか確認しながら、少しずつ時間を延ばしていくことが安全です。

次は立ち上がる練習です。最初は支えを持ちながらでいいので、立位の感覚を取り戻していきます。そこから歩く練習へと進んでいきますが、無理は禁物です。本人のペースに合わせて、できることを少しずつ増やしていく姿勢が大切ですね。

離床を促す声かけと動機づけ

体を動かすことへの不安や億劫さを感じている方も多いため、ポジティブな声かけが効果的です。「少し起きてみませんか」「窓の外を見てみましょう」といった具体的な提案をすると、動く気持ちが湧きやすくなります。

できたことをしっかり褒めることも重要です。「今日は長く座れましたね」「歩く距離が伸びましたね」と成長を認めることで、本人のやる気が高まります。目標を共有して、一緒に頑張っていく姿勢を示すことが信頼関係を深めることにもつながるんです。

リハビリテーションとの連携

理学療法士や作業療法士と連携しながら離床を進めることも大切です。専門職が評価した上で、その人に合った運動プログラムを立ててくれます。介護職や看護師は、そのプログラムを日常生活の中で実践していく役割を担います。

私もリハビリ後の方を施術することがありますが、継続して体を動かしている方とそうでない方では、回復の速度が全く違います。施術だけでなく、ご自身でできる運動を続けていただくことが本当に大切なんですよ。

家族や周囲のサポート

家族の協力も離床を進める上で重要な要素です。面会に来た時に一緒に歩いたり、椅子に座って話をしたりする時間を作ることで、離床の機会が増えます。家族が「頑張って」と励ますことが、本人の意欲を高めることもあるんです。

施設や病院のスタッフだけでなく、家族を含めたチーム全体で離床を支援していく体制が理想的ですね。みんなで同じ目標に向かって取り組むことで、より良い結果が生まれてきます。

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臥床について理解を深めて適切なケアを

臥床という言葉の意味から、体に与える影響、そして適切なケアの方法まで詳しくお伝えしてきました。横になっている状態がどれほど体に影響を与えるか、そして適切な介助がいかに重要かということを理解していただけたのではないでしょうか。

私が治療家としてたくさんの患者さんを診てきた中で感じるのは、体は動かさないとどんどん機能が落ちていくということです。だからこそ早めに離床を促し、無理のない範囲で体を動かしていくことが回復への近道になります。介護や医療の現場で働く皆さんは、利用者さんや患者さんの体の変化に日々向き合っていらっしゃると思います。

臥床についての正しい知識を持つことで、より適切なケアができるようになりますし、なぜこのケアが必要なのかという理由も理解できるようになります。わからないことや不安なことがあれば、一人で悩まずに先輩や同僚、そして専門職に相談してください。チームで情報を共有しながら、より良いケアを提供していってくださいね。

もしあなた自身が介助で体を痛めていたり、働く中で体の不調を感じていたりするなら、ぜひ早めに相談してほしいと思います。人を支える仕事をするためには、まず自分自身が健康でいることが何より大切です。私たちはいつでもあなたの体のことを真剣に考え、全力でサポートしますので、気軽に声をかけてくださいね。


院長:高木

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