
院長:高木お気軽にご相談ください!

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着替えで袖に腕を通すときや、棚の物を取ろうとしたときに、肩へズキッと痛みが走る。夜になっても痛みが気になり、いつもの肩こりとは何かが違うと感じて検索された方も多いのではないでしょうか。


湘南カイロ茅ヶ崎整体院の高木聖司です。この記事では、肩の痛みで考えられる主な原因、医療機関へ相談したい目安、受診までに気をつけたいことを順にお伝えします。
痛む場所だけで病名を決めることはできませんが、痛みの出方を整理しておくと、次に何をすればよいかが見えやすくなります。当院でも肩の症状のご相談をお受けしていますので、詳しくは肩の痛みの症状別ページもご覧ください。


肩の痛みは肩こりなのか別の原因なのかで迷う方がとても多いので、まずは落ち着いて痛み方を整理していきましょう
肩の痛みは一つの病名ではなく、筋肉の負担から肩関節や腱の問題、首から伝わる痛みまで、さまざまな状態をまとめた言葉です。ここでは代表的な三つのタイプを整理します。ご自身の痛みを決めつけるためではなく、考え方の目安として読んでください。
首から肩にかけての重だるい痛みやこわばりは、筋肉の緊張が強くなったときによく感じられます。パソコン作業や家事で同じ姿勢が続いたあとに気になる場合は、この種類の痛みが関係していることがあります。
国立長寿医療研究センターは、肩が痛いという訴えを、腕の付け根の前側にある肩関節の痛みと、肩甲骨の上あたりの肩こりが起こる付近の痛みに大きく分けて説明しています。後者には首の骨の変形が関係していることもあるとされ、同じ「肩の痛み」でも中身が異なる場合があります。出典:国立長寿医療研究センター
この二つは重なって起こることもあります。肩こりだと思っていた痛みの奥に関節の問題が隠れている場合もあるため、いつもと痛み方が違うと感じたら、軽く見ずに状態を整理してみてください。
肩関節や、関節を包む腱板(けんばん)という腱の集まりに問題があると、腕を動かしたときの痛みや、夜に目が覚めるほどの痛みが出ることがあります。代表的なものとして、五十肩、腱板断裂、石灰沈着性腱板炎が挙げられます。
日本整形外科学会では、五十肩(肩関節周囲炎)を、関節を構成する骨や軟骨、腱などの加齢変化を背景に、肩まわりの組織に炎症が起こる状態と説明しています。着替えや整髪が不自由になり、夜間痛を伴うこともあるため、腱板断裂や石灰沈着性腱板炎との区別が必要とされています。出典:日本整形外科学会
| 項目 | 五十肩 | 腱板断裂 | 石灰沈着性腱板炎 |
|---|---|---|---|
| 痛みの特徴 | 動かすと痛む、夜間痛もある | 運動時の痛み、夜間痛、力の入りにくさ | 夜間に突然、激しい痛みが出ることが多い |
| 動きの特徴 | 関節の動きが悪くなる | 腕を挙げられる人が多く、関節が固くなることは少ない | 痛みで動かせなくなることがある |
| 関係する年代など | 50歳前後に多いとされる | 40歳以上で、60代にピーク | 40〜50代の女性に多い |
表のとおり、似ている部分と違う部分があります。ただ実際には症状が重なることも多く、ご自身で当てはめて判断するのは難しいため、あくまで整理のための目安として見てください。
首の骨や神経に関係する痛みは、肩だけでなく、腕や手のしびれ、首を動かしたときの痛みとして感じられることがあります。肩を動かしても痛みの強さが変わらないときは、首のほうにも目を向けておきたいところです。
BMJの解説でも、肩以外から伝わる痛みの原因として首の問題が代表的なものとされ、肩の診察では首の動きも確認するとされています。出典:BMJ
痛む場所や腕の動かし方は、原因を考える手がかりにはなります。しかし、それだけで病名が決まるわけではありません。ここでは、勘違いしやすい二つの場面を整理します。
腕が上がらなければ五十肩、上がれば筋肉の疲れ、と考える方は少なくありません。ところが日本整形外科学会によると、腱板断裂では運動時の痛みや夜間痛がありながら、多くの患者さんが肩を挙げることができるとされています。
肩の痛みは場所や動きだけでは原因を決められません。腱板断裂は五十肩に比べて関節が固くなることが少ないという違いも示されていますが、腕が上がるかどうかは目安の一つにすぎません。力の入りにくさや夜の痛みもあわせて見ておきたい点です。
夜に痛みで目が覚める状態は、五十肩、腱板断裂、石灰沈着性腱板炎のいずれの説明にも出てくる症状です。そのため、夜間痛があるというだけで病名を絞ることはできません。眠りが妨げられる状態が続くかどうかを、受診を考える手がかりにしてください。
右だけ、左だけといった片側の痛みでも同じです。よく使う腕への負担でも起こりますし、肩の外側に原因がある場合もあります。左右の違いだけで原因や受診先を決めず、痛み方と伴う症状をあわせて整理することが大切です。
肩の痛みは、多くの場合まず整形外科で相談できます。一方で、急いで対応したほうがよい状態も一部にあります。不安をあおる意図ではありませんが、判断に迷わないよう、緊急度の違いに分けてお伝えします。
国立循環器病研究センターによると、急性心筋梗塞では、胸の痛みや圧迫感に加えて、肩や腕、首に痛みが広がることがあります。強い胸の痛みや圧迫感、冷や汗、息苦しさなどを伴う場合は、肩の問題として様子を見ず、早急に医療機関へ連絡し、救急車の利用も考えてください。出典:国立循環器病研究センター
胸の圧迫感や冷や汗を伴うときは迷わず救急対応を、と覚えておいてください。左肩だけとは限らないため、左右よりも、胸の違和感や吐き気といった伴う症状で判断することが大切です。
転倒やスポーツでの衝撃のあとに強い痛みが出て、腕を肩の高さまで上げられない場合は、早めに整形外科などで診てもらいましょう。BMJの腱板断裂の解説でも、けがのあとに腕を持ち上げられない状態は、早く評価を受けるべき目印とされています。
また、肩に腫れや赤み、熱感があり、発熱やだるさを伴うときや、説明のつかない腫れやしこりがあるときも、早めの受診をおすすめします。どれも肩の使いすぎとは異なる経過をたどるため、様子見を続けないようにしてください。
急ぐほどではなくても、整形外科で相談したほうがよい状態があります。次に当てはまるものがあれば、受診を考えてみてください。
診察では、問診や肩の動きの確認に加えて、必要に応じてレントゲンや超音波、MRIなどの検査が選ばれることがあります。全員が同じ検査を受けるわけではなく、症状によって異なります。
原因がまだはっきりしない段階では、痛みを強めない範囲で肩を守ることが基本になります。無理をして悪化させないための、自宅で安全に行える工夫をお伝えします。
腕を高く上げる動作や重い物を持つ動作、痛みを我慢して行う運動は、いったん控えめにしましょう。原因がはっきりしない段階では、強いストレッチも避けたほうが安心です。痛みが増すときはすぐに中止してください。
ただし、まったく動かさないでいると肩の動きが悪くなることもあります。痛みが強くならない範囲で、着替えなどの軽い日常動作は続けてください。
座るときは肘をクッションやテーブルに預けて腕の重さを支え、寝るときは痛む側の腕の下にタオルやクッションを入れると、楽になることがあります。仰向けでも横向きでも、痛みの少ない向きを探してみてください。
市販薬や処方薬を使っている方は、自己判断で量や種類を変えず、医師や薬剤師に相談してください。痛み止めを使っても眠れない状態が続くときは、受診を早めることも考えましょう。
病名を自分で当てようとするより、痛みの様子を具体的に伝えるほうが、診察やご相談では役に立ちます。メモを一枚用意しておくと、短い時間でも伝え忘れが減ります。
次の五つを書き出しておくと、状態を共有しやすくなります。
数日前からなのか、数か月前からなのか、きっかけに心当たりがあるかを伝えます
腕を上げるとき、後ろに回すとき、着替えのときなど、具体的な場面を書き出します
寝返りで目が覚めるか、痛みで眠れない日があるかを伝えます
腕や手のしびれ、物を持ち上げにくい感覚があるかを確認しておきます
受けた検査や説明、使っている薬、今も困っていることをまとめます
当院にも、着替えや趣味の動作で肩が痛み、病院でリハビリを受けたものの変化を感じにくく、相談にいらした方がいます。たとえば50代の男性は、左肩の強い痛みで、着替えや腕を上げる動作に加えて、ゴルフのテイクバックがつらい状態でした。これは一人のケースであり、すべての方に当てはまるものではありません。
また、50代の女性から、肩の不調でテニスの調子が出なかったというお声をいただいたこともあります。日常生活は何とか送れても、楽しみにしている運動に支障が出ることが、相談のきっかけになる場合があります。
来院された際は、問診で痛む動作や経過を伺い、肩甲骨や肩関節の動き、肩まわりの筋肉の緊張、首や背骨の動きを触って確認します。肩の症状にも、整体やカイロプラクティックで痛みの軽減を目指せるケースがあり、当院でも対応しています。
ただし、先ほどお伝えした救急の目安や、けが後の強い痛みがある場合は、先に医療機関で診察を受けてください。
肩の痛みには、筋肉の負担、五十肩や腱板の問題、首から伝わる痛みなどが考えられ、場所や動かし方だけで原因を決めることはできません。腕が上がっても夜の痛みが続くときは、軽く見ないことが大切です。
ご自身で確認できるのは、いつから痛むか、どの動作でつらいか、夜に目が覚めるか、しびれや力の入りにくさがあるか、という点です。胸の症状やけが後の強い痛み、発熱を伴うときは、早めに医療機関へ連絡してください。
強い症状はないものの痛みが続いて困っている場合は、整形外科での相談とあわせて、当院へのご相談も選択肢になります。



