鵞足炎

鵞足炎とは

鵞足炎とは、膝の内側にある鵞足と呼ばれる部位に炎症が起こる症状です。鵞足は3つの筋肉の腱が集まって脛骨に付着する場所で、その形がガチョウの足に似ていることから名付けられました。

鵞足を構成する3つの筋肉は縫工筋、薄筋、半腱様筋で、これらが一つの腱となって膝の内側で脛骨に付着しています。この部位にある滑液包という小さな袋に炎症が生じることで、膝の内側に痛みや腫れが現れます。日本整形外科学会の調査によると、膝の痛みを訴える患者のうち約10〜15％が鵞足炎と診断されています。

鵞足炎を放置すると、軽い違和感が徐々に慢性的な痛みへと進行してしまいます。最初は運動時や階段の昇降時のみの痛みが、やがて安静時にも痛みを感じるようになります。炎症が慢性化すると腱や滑液包の組織が硬くなり、治りにくい状態となってしまうのです。

さらに痛みをかばうため不自然な歩き方や姿勢を取るようになります。そうなると股関節や腰部など他の部位にも負担がかかって二次的な症状を併発する可能性があります。歩行困難や膝関節の可動域制限を引き起こし、日常生活にも大きな支障をきたします。

最悪の場合、保存療法では改善せず手術などの高度な治療が必要になることもあるため、早めに私たちにご相談ください。

鵞足炎の原因

当院にはこれまで多くの鵞足炎の方が来院しています。臨床実績から断言できるのは、鵞足炎の原因は一つではなく、いくつかの原因が複合しているということです。

鵞足炎の原因として次のものが挙げられます。

これらの原因でランニングやジャンプ、膝の曲げ伸ばしを繰り返すことで鵞足部に過度な負担がかかります。ハムストリングスや内転筋群の柔軟性が低下すると鵞足部に過度な張力がかかります。膝周囲の筋力不足により関節の安定性が損なわれることも大きな要因となるのです。

鵞足炎を改善するためにはこんがらがった糸をほどいていくように、これらの原因に対してひとつひとつ丁寧に対応していくことが重要になります。

これまで様々な鵞足炎の治療をして改善しなかったとしても諦める必要はありません。鵞足炎は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

病院で行う主な治療は以下の通りです。

安静とアイシング

長期間の安静により筋力低下や関節の拘縮が生じる可能性があり、適切な活動レベルの判断が困難です。また、完全な安静では根本的な原因の改善にはならず、活動を再開した際に同じ症状を繰り返すリスクがあります。

薬物療法

薬ですので当然副作用があり胃・肝臓・腎臓などに負担がかかったり、眠気・ふらつき・頭痛・口渇・消化器症状などを引き起こす場合があります。根本的な原因解決にはならず、長期使用により胃腸障害などの副作用のリスクが高まります。

理学療法

効果を実感するまでに時間がかかり、継続的な通院と自宅での運動継続が必要で、不適切な運動により悪化する場合もあります。患者さん自身が主体的に取り組む必要があるため、モチベーションの維持や継続的な通院が課題となります。

注射療法

一時的な効果に留まることが多く、繰り返し注射により組織の脆弱化や感染のリスクがあります。ステロイド注射は炎症を抑制しますが、組織の修復を妨げる可能性もあり、長期的には症状の悪化につながる場合もあります。

装具療法

根本的な治療ではなく対症療法であり、長期使用により筋力低下や依存性が生じる可能性があります。サポーターに頼り続けることで、本来の筋肉の働きが低下し、外した時に症状が悪化するケースも少なくありません。

鵞足炎を改善するために

まずはあなたの鵞足炎の原因を明らかにします。医療業界では検査9割、施術1割と言われているように、改善できるかは真の原因を見つけられるかどうかにかかっています。

当院は、一般的な病院や治療院では行っていない独自の検査で鵞足炎の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。当院では鵞足炎に対して湘南カイロ独自の検査システムで根本原因を特定します。

当院の特徴

当院では国家資格を持つ先生が責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院ではメタトロンやAI姿勢分析ソフトなどの最先端機器で身体の状態を数値化し、視覚的にわかりやすく説明します。また、医療機関と提携し血液検査の実施や栄養状態の解析を行い、生活習慣のアドバイスをしています。一般的な治療院では症状のある部分のみを診がちですが、当院では全身のバランスを詳しく検査し、なぜ鵞足部に負担がかかるようになったのかを追求します。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果を感じられなかった方も諦めずに私たちにご相談ください。

鵞足炎のQ＆A

鵞足炎は自然に治りますか？

軽度の鵞足炎であれば適切な安静により自然治癒する場合もありますが、根本原因を改善しなければ再発しやすく、多くの場合は専門的な治療が必要です。早期の適切な対応が重要となります。

鵞足炎の人がやってはいけないことは？

膝に負担をかける激しい運動や長時間の立ち仕事、患部を温めることは避けるべきです。また痛みを我慢して無理に動かすことも炎症を悪化させるため注意が必要です。

鵞足炎と変形性膝関節症の違いは何ですか？

鵞足炎は膝内側の腱付着部の炎症ですが、変形性膝関節症は関節軟骨の変性による疾患で、痛みの部位や原因が根本的に異なります。適切な診断が治療の第一歩となります。

どのくらいの期間で治りますか？

軽度なら2〜4週間、慢性化している場合は数ヶ月かかることもあります。早期の適切な治療により治癒期間は大幅に短縮できるため、お早めにご相談ください。

運動は続けても大丈夫ですか？

急性期は安静が必要ですが、症状に応じて段階的に運動を再開することが重要です。

鵞足炎で悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けてこのような変化がありました。

鵞足炎は決して珍しい症状ではなく、多くの方が悩まれています。症状に悩んでいるのはあなただけではありません。

当院の施術と鵞足炎は非常に相性がよく、これまで何年も悩んでいた症状が劇的に改善するケースも見られます。

鵞足炎は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。あなたが本来の活動的な生活を取り戻し、充実した日々を送れるよう全力を尽くします。