
院長:高木お気軽にご相談ください!

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こんにちは。急に頭がズキズキと痛み出して、そこに気持ち悪さまで重なってきた経験はありませんか。
特に頭痛と吐き気が一緒に来ると、いつもと同じものなのか。それとも何か違うサインなのか。判断に迷ってしまう方は少なくありません。
今回は、そんなときにまず確認してほしい見分け方から原因のタイプ、今すぐできる対処法まで、順番にわかりやすくお伝えしていきます。



頭痛と吐き気が同時に来ると、それだけでとても不安になりますよね。当院にも「病院に行くべきか迷って」という方がよく来院されます。今日はそんな方の判断材料になればと思ってまとめてみました。
結論からお伝えすると、頭痛と吐き気が一緒に起こる場合は片頭痛や自律神経の乱れ、首や肩の緊張などが関係していることがあります。命に関わる状態であることは多くありません。ただし、特定のサインが当てはまるときだけは急いで対応したい場合があります。
まずはご自身の状態が次の内容のどちらに近いか、確認してみてください。
次のような症状が一つでも当てはまるときは、様子を見ずに医療機関へ相談することをおすすめします。
これらは脳の血管や神経に何らかの変化が起きている可能性を示すサインといわれています。繰り返し吐いてしまう、意識がぼんやりする、いつもと明らかに様子が違うといった場合も注意が必要です。時間が経つほど負担が大きくなることもあります。「少し休んでから」と先延ばしにせず、早めに連絡してください。
今まで経験したことがない強さの頭痛と「突然始まった」という感覚は、判断のなかでも特に重視したいポイントです。
先ほどのサインに当てはまらない場合、次のような状態であれば、まずは横になって様子を見ても差し支えないことが多いです。以前にも似たような頭痛を経験したことがあり、普段どおり会話ができる。ゆっくりであれば動くこともできる。これがひとつの目安になります。
市販の頭痛薬でこれまで楽になった経験がある方も、比較的落ち着いて対応しやすい状態と考えられます。ただし、薬を使う場合は用法用量を守りましょう。迷う場合は薬剤師や医師に相談してください。1〜2時間ほど静かな場所で休んで痛みや吐き気が和らいでくるようであれば、心配のいらない頭痛だったことも多いです。
ただし「いつもと違う」と感じる部分が少しでもあれば、その感覚を大切にしてください。無理をせず医療機関への相談を検討しましょう。
| 注意して確認したい状態 | 様子を見てもよい状態 |
|---|---|
| 経験したことのない強い頭痛が突然始まった | 以前にも似た頭痛があった |
| しびれ・ろれつが回らない | 普段どおり会話・行動ができる |
| 高熱と首の硬さがある | 安静にすると徐々に楽になる |
危険なサインがないとわかると、次に気になるのは「なぜ頭が痛いだけでなく気持ち悪さまで出てくるのか」という点ではないでしょうか。ここでは頭痛と吐き気が同時に起こる体の仕組みについて、専門的な言葉をできるだけかみ砕いてお伝えします。
片頭痛が起こっているとき、脳の中では三叉神経という神経が刺激されます。その影響で血管や神経の反応が高まりやすくなると考えられています。この刺激は吐き気を感じ取る脳の部分にも伝わりやすく、頭痛と吐き気が同時に出やすくなるといわれています。
「吐いたあとに少し頭痛が楽になった」と感じる方もいます。これは吐き気や自律神経の反応が一時的に変化することが関係していると考えられています。頭痛が先に始まり、そのあとから吐き気が追いかけてくるようなパターンであれば、片頭痛タイプの可能性が考えられます。
ストレスや気圧の変化、寝不足などが続くと、体温や血管の調節を担う自律神経のバランスが崩れやすくなります。自律神経は胃腸の動きにも関わっています。そのため乱れが大きくなると、頭の重さと同時に胃のむかつきや吐き気が出てくることがあります。
台風が近づく前や睡眠不足が続いた週末に、頭痛と吐き気がセットで出やすい方は、このタイプが関係している可能性があります。
ここで知っておいていただきたいのは、頭痛と吐き気は「片方がもう片方の結果」として単純に起こるとは限らないという点です。多くの場合、同じきっかけや体の反応が頭痛と吐き気の両方に関係していると考えられています。
頭痛薬で痛みだけを抑えようとしても、吐き気がなかなか引かない場合は、こうした背景を思い出してみてください。
ここまでの仕組みをふまえて、実際にどのような原因で頭痛と吐き気が起こりやすいのかを代表的な4つのタイプに分けてご紹介します。ご自身がどのパターンに近いか、考えながら読んでみてください。
片頭痛は、こめかみからその周辺にかけてズキズキと脈打つように痛むのが特徴です。体を動かしたり階段を上り下りしたりすると、痛みが強くなりやすい傾向があります。
光や音に敏感になる方も多く、吐き気をともなう頻度も高いため、ひどいときには実際に嘔吐してしまうこともあります。月に数回、決まったタイミングで起こる方も多いです。女性の場合はホルモンの変化と重なって出やすいこともあります。
緊張型頭痛は、頭全体をベルトで締め付けられるような重だるい痛みが特徴です。デスクワークで同じ姿勢が続いたあとや、夕方になって疲れが溜まってきた頃に出やすい傾向があります。
片頭痛ほど吐き気を強くともなうことは多くありません。ただし、痛みやこりが長引くと軽い気持ち悪さを感じることもあります。肩こりや首こりと一緒に感じる方が多いのも、このタイプの特徴のひとつです。
ストレスや気圧の変化、睡眠不足、生活リズムの乱れなどが続くと、自律神経のバランスが崩れやすくなります。頭がぼんやりと重く感じる頭重感とともに、めまいや動悸、吐き気が重なって出てくることがあります。
特定の場所が痛むというより、頭全体がすっきりしない感覚が続くのが特徴です。季節の変わり目や台風が近づくタイミングで症状を感じやすい方は、このタイプが関係していることがあります。
デスクワークやスマホの見過ぎで首から肩にかけての筋肉が硬く緊張していると、頭痛や吐き気につながることがあります。首の上部は頭を支える負担が集中しやすい場所です。筋肉や関節、神経への負担が続くと、頭の重さや自律神経の反応に影響することがあると考えられています。
「夕方になると頭が重くなり、首の張りとともに吐き気が出る」というパターンは、このタイプに近いかもしれません。病院で検査を受けても特に異常が見つからないケースもあります。ただし、感じている不調がそのまま軽いものというわけではありません。
首や肩のこりが強い日に頭痛も強くなる。そうした関連を感じる場合は、この視点も参考にしてみてください。
原因のタイプがわかったところで、次は「自分の頭痛がどれに近いのか」を簡単に見分けるポイントをご紹介します。すべてに当てはまる必要はありません。気になる部分だけ照らし合わせてみてください。
こめかみのあたりがズキズキと脈打つように痛む場合は、片頭痛タイプに近い傾向があります。頭全体や後頭部が締め付けられるように重だるく痛む場合は、緊張型タイプが考えられます。
痛みの種類がはっきりせず、頭がぼんやり重いだけという場合は、自律神経の乱れが関わっていることもあります。
階段の上り下りや頭を下げる動作で痛みが強くなる場合は、片頭痛タイプの可能性が高くなります。反対に、体を動かしても大きく変わらない。むしろ肩や首を軽く動かした方が楽になる。この場合は、緊張型タイプに近いと考えられます。
動いたときに痛みがどう変化するかは、ご自宅でも確認しやすいポイントです。ただし、動くことで急に悪化する場合や強い吐き気がある場合は、無理に確認しないようにしてください。
寝不足や寝すぎ、生理周期、天候の変化がきっかけで起こる場合は、片頭痛タイプが考えられます。長時間のデスクワークやスマホ操作のあとに起こる場合は、緊張型や首こりタイプが関係していることが多いです。
ストレスが続いたときや季節の変わり目に起こりやすい場合は、自律神経の乱れも考えられます。
ご自身の頭痛がどのタイプに近いか、なんとなく見えてきたのではないでしょうか。ここからは、実際に頭痛と吐き気が出てしまったときに、今すぐできる対処法をタイプ別にお伝えします。
片頭痛は神経や血管の反応が高まり、動いたり光や音の刺激を受けたりすると痛みが強くなりやすい傾向があります。そのため、できるだけ暗く静かな部屋で横になることが大切です。こめかみのあたりを保冷剤や冷たいタオルで冷やすと、刺激が落ち着きやすくなることがあります。
スマホの画面も光刺激になるため、痛みが強いときはできるだけ遠ざけておきましょう。横向きに寝てゆっくり呼吸を整えるだけでも、少しずつ楽になってくることがあります。
緊張型頭痛は、首や肩の筋肉がこわばり、血流の低下や神経への刺激が関係していることがあります。そのため、蒸しタオルで首や肩を温めるのがおすすめです。肩甲骨をゆっくり回したり、首を左右にゆっくり倒したりするストレッチも、筋肉の緊張をゆるめる助けになります。
急に強く揉んだり伸ばしたりせず、痛みのない範囲でゆっくり行うことを意識してください。
タイプに関わらず、少しずつこまめに水分を取ることは共通しておすすめできます。脱水は頭痛や吐き気を悪化させる要因のひとつになるといわれているためです。
横向きに寝て体を休めることも大切です。スマホやパソコンの画面から意識的に離れる時間を作ることも、症状を落ち着かせる助けになります。吐き気が強いときは、無理に食事を取ろうとせず、まずは体を休めることを優先してください。
片頭痛の発作中は、熱いお風呂に入ったり、強くマッサージをしたりするのは避けてください。神経や血管への刺激が強くなり、痛みが悪化してしまうことがあります。
反対に緊張型頭痛の場合は、温めることでゆるみやすくなることがあります。タイプを取り違えると逆効果になってしまうこともあるため注意が必要です。ズキズキと脈打つ痛みなら冷やす。締め付けられるような痛みなら温める。これをひとつの目安にしてみてください。
| タイプ | おすすめの対応 |
|---|---|
| 片頭痛(ズキズキ) | 暗く静かな部屋でこめかみを冷やす |
| 緊張型(締め付け) | 首・肩を蒸しタオルで温める |
今回の対処法で少し楽になったとしても、同じような頭痛と吐き気を繰り返してしまう方もいらっしゃるかもしれません。ここからは、日々の生活の中で意識したい習慣についてお伝えします。
睡眠不足だけでなく、寝すぎることも片頭痛のきっかけになることがあるといわれています。平日は寝不足、休日は寝だめ。このように生活リズムの差が大きいほど、頭痛が起こりやすくなる傾向があるためです。
毎日の就寝・起床時間のズレを30分以内に収めることを意識するだけでも、体のリズムが整いやすくなります。
空腹の時間が長く続くと血糖値が変動しやすくなり、頭痛や吐き気のきっかけになることがあります。朝食を抜きがちな方は、少量でも口にする習慣をつけてみてください。
カフェインの摂りすぎや、逆に急にやめることも頭痛の誘因になるといわれています。1日を通してこまめに水分を取ることも、忘れずに意識したいポイントです。
スマホを見るときのうつむいた姿勢が長時間続くと、首や肩の筋肉に負担が蓄積しやすくなります。1時間に1回ほど、画面から目を離して肩を軽く回す時間を作るだけでも、負担の蓄積を防ぎやすくなります。
デスクワーク中は、椅子の高さや画面の位置を見直すことも役立つことがあります。小さな休憩を積み重ねることが、頭痛や吐き気を繰り返さないための土台になります。
市販の鎮痛剤を月に10日以上使う状態が3か月ほど続いている場合、薬物乱用頭痛と呼ばれる状態につながることがあるといわれています。薬を飲み続けることで脳が痛みに対して敏感になり、少しの刺激でも頭痛が起こりやすい悪循環に陥ってしまうことがあるためです。
「以前より頭痛の回数が増えた気がする」「薬が切れると頭痛が来る」と感じる方は、一度使用頻度を振り返ってみてください。週に2〜3回以上鎮痛剤を使っている場合は、注意しておきたい目安のひとつです。
ここまでの対処法や生活習慣を試しても、頭痛と吐き気を繰り返してしまう方もいらっしゃるかもしれません。最後に、そうした方に知っておいていただきたい考え方をお伝えします。
頭痛が出るたびに薬でおさえること自体は、決して悪いことではありません。ただ、薬に頼る頻度が増え続けている場合、痛みの背景にある要因がそのままになっている可能性があります。
先ほどお伝えした薬物乱用頭痛のように、薬を使い続けること自体が新たな頭痛の引き金になってしまうこともあります。頭痛の頻度や強さが変わってきたと感じたときは、対処法だけでなく、生活習慣や体の状態にも目を向けるタイミングかもしれません。
病院で検査を受けても特に異常が見つからず、それでも頭痛と吐き気を繰り返している場合があります。そうしたケースでは、首こりや姿勢の崩れ、自律神経の乱れが背景にあることも考えられます。
デスクワークやスマホの使用時間が長く、夕方になるほど首や肩の張りとともに頭痛が強くなるパターンに心当たりがある方は、体の使い方を見直す価値があります。
薬を使っても頭痛の頻度が減らないと感じている方は、こうした視点も選択肢のひとつとして知っておいていただければと思います。
当院では、頭痛と吐き気を繰り返しているという方に対して、まず首や背骨の状態、普段の姿勢のクセを丁寧に確認するところから始めています。首の上部を中心とした体の緊張がやわらぐよう、体全体のバランスを整える施術を行います。自律神経への負担を減らせるようなアプローチを心がけています。
ご自身の頭痛がどのタイプに近いのか、何が関係していそうかを一緒に整理したいという方は、一度ご相談いただければと思います。頭痛の背景には医療機関での検査が必要なケースもあります。気になる症状がある場合は、医療機関への相談とあわせてご検討ください。
頭痛と吐き気が同時に起こると不安になりやすいものです。多くの場合は片頭痛や自律神経の乱れ、首や肩の緊張などが関係しています。まずは今回ご紹介した危険なサインに当てはまらないかを確認することが、最初の一歩です。
そのうえで、タイプに合わせた冷やす・温めるの対処法や生活習慣の見直しを取り入れることで、繰り返しを減らせることもあります。それでも症状が続く、頻度が増えているという場合は、無理をせず医療機関や体のプロへの相談も検討してみてください。

