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膝を曲げると痛いときの治し方|原因別の対処法

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階段を降りるとき、膝の奥がズキッとして思わず手すりをつかんだ、なんて経験はありませんか。正座から立ち上がるときにピリッとした痛みが走ると、それだけで気持ちが沈んでしまいますよね。

実はこの膝の痛み、そのまま様子を見ていいものと、早めに手を打ったほうがよいものに分かれます。膝を曲げると痛いと感じたとき、まず何を確認して、どんな治し方から始めればよいのか。今日はそのポイントを順番にお伝えしていきます。

ご自身の膝の痛みがどちらのタイプに近いか、読みながら一緒にチェックしてみてください。

院長:高木

膝の痛みは、我慢して動き続けるとかえって長引いてしまうことがあります。今のご自身の状態を確認しながら、今日からできることを一緒に見つけていきましょう

目次

膝を曲げると痛いとき、最初に確認すること

膝を曲げると痛いと感じたとき、多くの方がまず知りたいのは、このまま様子を見ていいのか、それとも早めに医療機関へ行くべきなのかという判断だと思います。ここでは、今すぐ確認しておきたいポイントを整理していきます。

今すぐ医療機関へ行ったほうがよい症状と、様子を見てよい症状の見分け方

結論からお伝えすると、膝が急にロックして動かなくなる、体重をかけると崩れるように力が抜ける、大きく腫れて熱っぽさもある、といった場合は早めに医療機関を受診することをおすすめします。安静にしていても強い痛みが続き、夜も眠れないほどつらいとき、発熱や赤みを伴うとき、外傷後に体重をかけにくいときも同じです。

一方で、ぶつけたりひねったりした覚えがなく、腫れや熱感もなく、歩くこと自体はできているという場合は、2〜3日ほど様子を見られることも多いです。痛みが出る動作を避けながら数日過ごしてみて、変化を確認してみましょう。表にまとめると、次のようなイメージになります。

状態目安
早めに受診を検討ロッキング、力が抜ける、大きな腫れと熱感、発熱や赤み、夜間の強い痛み、外傷後に体重をかけにくい
数日様子を見られることも外傷なし、腫れ・熱感なし、歩行は可能、生活への支障が少ない

外傷(ぶつけた・ひねった)があるかどうかで対処が変わる

もうひとつの分かれ道は、痛みが出る前に何かきっかけがあったかどうかです。転んだ、ひねった、何かにぶつけたという心当たりがある場合は、靭帯や半月板を痛めている可能性も考えられるため、自己判断でのストレッチや強い運動は避けたほうが安心です。

逆に、思い当たる外傷がなく、いつの間にか痛み出したというケースでは、使い過ぎや筋肉の硬さによる負担が関係していることがあります。このあとお伝えするセルフケアも、痛みや腫れが強くない範囲で試していただけます。まずはご自身のケースがどちらに近いか、振り返ってみてください。

「どこが」「どの角度で」痛むかで原因を絞り込む

同じ膝を曲げると痛いという症状でも、痛む場所や曲げる角度によって考えられる原因は変わってきます。ここでは動作別に整理していきますので、ご自身がどの場面で痛むか思い浮かべながら読んでみてください。

曲げ始め(立ち上がりの一歩)が痛い場合

椅子から立ち上がる瞬間や歩き出しの一歩目だけ痛み、少し動くと楽になるという場合は、お皿まわりの不安定さや、初期の軟骨のすり減りが関わっていることがあります。動き始めだけ痛くて、しばらく歩くと気にならなくなるという方は、意外と多いのではないでしょうか。

途中(階段の上り下り・椅子から立つとき)が痛い場合

階段の上り下りや、中腰の姿勢で痛みが強くなる場合は、太ももの前や裏の腱、あるいは半月板に負担がかかっているサインのことがあります。特に階段を降りるときのほうが上るときより痛むという方は、膝への負荷が大きくなりやすい動きなので注意して見ておきたいところです。

深く曲げると(正座・しゃがみ)が痛い場合

正座やしゃがみ込みなど、深く曲げたときだけ痛む場合は、軟骨のすり減りや膝の裏側の状態が関係していることがあります。長年の生活習慣の積み重ねで少しずつ進むこともあり、40代以降の女性に比較的よく見られる傾向があります。

ただし、これらはあくまで目安であり、複数の角度で痛む場合は原因が重なっている可能性もあります。次の章で、痛む場所別にもう少し詳しく見ていきましょう。

部位別に見る膝を曲げると痛い原因

膝のどの部分が痛むかによっても、考えられる原因は変わります。ここでは内側・外側・裏側・お皿まわりに分けて、それぞれの特徴を見ていきます。ご自身の痛みの場所と照らし合わせながら読んでみてください。

内側が痛い──鵞足炎と内側半月板損傷

膝の内側、特にお皿から指3本分ほど下あたりが痛む場合は、鵞足炎と呼ばれる腱の炎症が疑われます。立ち仕事や長時間の歩行が続く方、中高年の方に多く見られ、階段の下りや坂道で痛みが強くなりやすいのが特徴です。

もう少し関節に近い内側がズキッとする場合は、内側の半月板に負担がかかっていることもあります。方向転換やしゃがみ込みで痛みが出やすい場合は、こちらの可能性も念頭に置いておくとよいでしょう。

外側が痛い──腸脛靭帯炎(ランナー膝)

膝の外側が、特に運動中や運動後に痛む場合は腸脛靭帯炎、いわゆるランナー膝が考えられます。急に走る距離や頻度を増やした方に起こりやすく、長距離を走った後半で痛みが強くなる傾向があります。心当たりのある方は、無理に練習を続けず、痛みの出ない範囲まで運動量を調整することで、回復を妨げにくくなります。

裏側が痛い・つっぱる──ベーカー嚢腫と筋肉の硬さ

膝の裏側がつっぱる、深く曲げると圧迫感があるという場合は、膝の裏に袋状のふくらみができるベーカー嚢腫や、太もも裏の筋肉の硬さが関係していることがあります。膝の裏が少し膨らんで見えることもあり、多くは良性とされていますが、新しくふくらみが出てきた場合や、赤み・強い痛み・ふくらはぎの腫れを伴う場合は医療機関で確認しておくと安心です。

お皿の周りが痛い──膝蓋腱炎・タナ障害

お皿のすぐ下が痛む場合は膝蓋腱炎、お皿の内側でコリッと引っかかる感覚がある場合はタナ障害と呼ばれる状態が考えられます。ジャンプ動作の多いスポーツをしている10代から30代の方によく見られる傾向があります。

年齢・性別ごとに多い原因の違い

膝の痛みは高齢者だけのものと思われがちですが、実際には10代・20代でも半月板損傷やタナ障害は起こります。40代以降の女性では軟骨のすり減りによる痛みが増え、中高年の立ち仕事の方では鵞足炎が多く見られるなど、年代や生活スタイルによって傾向は異なります。年齢だけで判断せず、ご自身の生活習慣と照らし合わせてみましょう

疾患なりやすい人痛みが出やすい動作場所
鵞足炎中高年・立ち仕事階段の下り・坂道内側やや下
変形性膝関節症40代以降の女性に多い動き始め・正座内側が多い
半月板損傷10〜50代と幅広い方向転換・しゃがみ立ち内側または外側
腸脛靭帯炎20〜40代のランナー長距離走の後半外側
ベーカー嚢腫40代以降深く曲げたとき裏側
膝蓋腱炎10〜30代のスポーツ愛好者ジャンプ・階段の下りお皿の下

今すぐできる治し方・セルフケア(急性期)

ここからは、実際に今日から試せるセルフケアをお伝えします。痛みが出てから間もない急性期は、冷やし方や休め方を間違えると回復が遅れることもあるため、正しい手順を押さえておきましょう。

まずアイシング──正しい冷やし方と時間・回数

痛みが出てから48〜72時間ほどは、冷やすケアが基本になります。氷をビニール袋に入れてタオルで包み、皮膚に直接当てないようにして15〜20分ほど当てましょう。1日に3〜4回程度を目安に繰り返すと、痛みや腫れを抑える助けになります。

反対に、腫れや熱感があるうちに温めてしまうと、痛みや腫れが強くなることもあるため注意が必要です。熱感や腫れが落ち着いてから、必要に応じて温めるケアに切り替えるとよいでしょう。

サポーターの使い方──効果的な装着と注意点

サポーターは膝を安定させ、余計な動きを抑える助けになります。指が1本入る程度のゆとりを持たせて装着するのが基本で、きつく締めすぎると血の巡りが悪くなることがあるため気をつけましょう。長時間つけっぱなしにするのではなく、歩くときや立ち仕事のときなど、負担のかかる場面で使うイメージを持っておくと使いやすくなります。

やってはいけないこと──痛みが強い時期にNGな動作・運動

痛みが強い時期は、深いスクワットやフルスクワット、ランニングなど膝に大きな負荷がかかる動作は避けたほうが安心です。痛みをこらえて運動を続けると、軟骨や半月板への負担が積み重なってしまうこともあります。

また、膝関節そのものを強く揉むマッサージも、炎症を悪化させる可能性があるため控えましょう。かといって完全に動かさずにいると筋力が落ちてしまうため、痛みの出ない範囲で体を動かすバランスも大切です。

痛みが落ち着いてきたら始めるセルフケア(慢性期)

腫れや熱感がおさまり、日常生活の中での痛みが落ち着いてきたら、少しずつ体を動かすケアに切り替えていきます。ここで紹介するストレッチや筋トレは、痛みが7割ほど落ち着いてから、無理のない範囲で行ってみてください。

ハムストリングスのストレッチ──椅子に座ったままできる方法

椅子に浅く座り、片脚を前に伸ばしてつま先を立てます。背筋を伸ばしたまま上体を軽く前に倒し、太もも裏の伸びを感じるところで20〜30秒キープしましょう。左右2セットを目安に、反動をつけずゆっくり行うのがポイントです。

大腿四頭筋のストレッチ──壁を使った安全な方法

壁に片手をついてバランスを取りながら、反対の手で足首を持ち、かかとをお尻に近づけるように引き寄せます。太ももの前側が伸びるのを感じながら20〜30秒キープし、ぐらつく場合は無理をせず壁につかまったまま行いましょう。

内側広筋の強化──レッグレイズ・タオルスクイーズ

仰向けに寝て片脚を伸ばしたまま、床から30cmほどゆっくり持ち上げて5秒キープするレッグレイズを10回ほど行います。座った状態で両膝の間にタオルを挟み、5秒間ギュッと押し付けるタオルスクイーズも、膝を支える内側の筋肉を鍛えるのに役立ちます。

正座・しゃがみを再開するタイミングの目安

ストレッチや筋トレを続けながら、痛みが出る角度では無理に動かさないことも大切です。正座やしゃがみ込みは、安静時の痛みがなくなり、軽い動作で痛みが出なくなってから少しずつ試すくらいのペースで十分です。焦って再開すると再び痛みがぶり返すこともあるため、段階を踏んで進めていきましょう

日常生活で膝への負担を減らす工夫

セルフケアと並行して、日常の動き方を少し見直すだけでも膝への負担はずいぶん変わります。ここでは、明日からすぐに意識できる工夫をお伝えします。

階段の降り方・立ち上がり方のコツ

階段を降りるときは、痛みのある脚から先に下ろし、手すりを使うことで膝への衝撃を分散できます。反対に上るときは、痛みのない脚から上ると負担を減らしやすくなります。椅子から立ち上がるときも、両手で軽く支えを使いながら、勢いをつけずゆっくり立つことを意識してみましょう。

体重・靴・歩き方が膝に与える影響

体重が1kg増えると、歩くときの膝には約3kgほどの負担が余分にかかるとされています。階段の上り下りではさらに大きな負荷がかかるため、無理のない範囲で体重管理を意識することも膝を守ることにつながります。

また、クッション性のあるウォーキングシューズを選ぶことや、1時間に1回は立ち上がって歩くなど、同じ姿勢を長く続けない工夫も、日々の負担を減らす助けになります。

整形外科への受診を考えたほうがよい目安と受診後の流れ

セルフケアを続けても改善が見られない場合や、痛みが長引く場合は、一度整形外科で状態を確認しておくと安心です。ここでは受診の目安と、受診後にどのような流れになるのかをご紹介します。

何科に受診すればよいか

膝の痛みで迷ったときは、まず整形外科を受診するのが基本です。かかりつけの内科がある場合は、そちらから紹介状を書いてもらうことも可能ですので、相談してみるとよいでしょう。目安として、2週間以上セルフケアを続けても変化がない場合は、一度確認しておくと今後の見通しが立てやすくなります。

レントゲン・MRI・超音波でわかること

レントゲンでは骨の変形や関節の隙間の状態、MRIでは半月板や靭帯、軟骨の状態、超音波では炎症の程度や水がたまっているかどうかを確認できます。それぞれ得意分野が異なるため、症状に応じて検査を組み合わせることもあります。

段階的に行われる対応の概要

整形外科では、消炎鎮痛剤や注射で炎症を抑えながら、リハビリで筋力や動きを整えていくという流れが一般的です。症状が重い場合には手術が検討されることもありますが、多くの場合はまず保存療法から始まります。

整形外科と整体・整骨院とでは役割が異なり、骨折や靭帯の断裂といった構造的な問題を確認できるのは医療機関だけです。まずは整形外科で状態を確認したうえで、そのあとのケアを考えていくとよいでしょう。

膝の痛みと姿勢・体の使い方の関係

ここまでセルフケアや医療機関での対応についてお伝えしてきましたが、最後に少しだけ、体全体のバランスという視点にも触れておきます。膝だけをケアしても改善が続きにくいと感じる方は、参考にしてみてください。

膝だけでなく股関節・骨盤・足首が関わるケース

骨盤の傾きやO脚、股関節の硬さがあると、歩くたびに膝の内側や外側に偏った負担がかかりやすくなります。足首が硬くしゃがみにくい方も、その分を膝で補おうとして負担が増えることがあります。膝の痛みの背景に、こうした体の使い方のクセが隠れていることも少なくありません。

繰り返す膝の痛みに整体が役立つ可能性があるケース

整形外科で検査を受けても大きな異常が見当たらなかった場合や、同じ場所の痛みを繰り返している場合は、姿勢や体全体の使い方が影響していることも考えられます。私たち湘南カイロ茅ヶ崎整体院では、膝そのものだけでなく骨盤や股関節、足首とのつながりまで確認しながら施術を行っています。

ロシアのメタトロンを使ったカウンセリングも、参考情報のひとつとして取り入れながら、体の状態を多角的に確認していくことも可能です。ただし、骨折や靭帯の断裂、感染を伴う関節の腫れなどは整体の範囲外になりますので、その場合は先に医療機関を受診してください。膝の痛みが繰り返し気になる方は、必要に応じて整体で体の使い方を確認するのもひとつの方法です。

まとめ

膝を曲げると痛いときは、まずロッキングや強い腫れ、夜間の痛みなど注意したいサインがあるかどうかを確認し、なければ数日、アイシングやサポーターで様子を見てみましょう。痛みが落ち着いてきたら、ストレッチや筋トレで少しずつ動きを取り戻していくことが大切です。

2週間以上改善しない場合や繰り返す場合は、一度整形外科で状態を確認し、それでも気になるときは体全体のバランスという視点から相談してみるのもひとつの方法です。ご自身の膝と向き合いながら、無理のないペースで改善を目指していきましょう。


院長:高木

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