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全身がつる時の対処法を解説

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こんにちは、湘南カイロ茅ヶ崎整体院の高木聖司です。朝起きたら背中がつっていた、仕事中に急に手がつってしまった、夜中にふくらはぎだけでなく太ももや首までつるようになったなど、体のあちこちがつる症状でお悩みではありませんか。足だけがつるのであればまだ我慢できるかもしれませんが、腹筋や背中、肩や首など様々な部位がつるようになると、いつつるかわからない不安で日常生活にも支障が出てきますよね。

私の院にも、体の複数箇所がつるようになって心配で来院される方が多くいらっしゃいます。中には糖尿病や甲状腺の病気ではないかと不安を抱えている方もいます。実は体のあちこちがつる症状は、単なる筋肉疲労だけでなく、体からの重要なサインである可能性があるのです。

院長:高木

体が何か所もつるのは偶然ではなく、体が何かを訴えているサインかもしれません

目次

体のあちこちがつる症状とは

通常、筋肉がつるといえばふくらはぎを思い浮かべる方が多いかと思いますが、実は体のどの筋肉でもつる可能性があります。首や肩、背中、腹筋、太もも、足の指など、一日のうちに複数の場所がつる場合は要注意です。特に夜中や明け方に症状が出やすく、痛みで目が覚めてしまうという方も少なくありません。

筋肉がつるというのは、医学的には「筋痙攣」や「筋クランプ」と呼ばれる状態で、筋肉が自分の意思とは関係なく突然収縮してしまう現象です。通常であれば一時的なものですが、頻繁に複数箇所がつる場合は体の中で何らかの異常が起きているサインと考えられます。一箇所だけでなく全身の様々な部位がつるようになったら、その原因をしっかり見極めることが大切なのです。

よくつる部位と特徴

当院に来院される方の話を伺うと、ふくらはぎや太もも、足の指といった下半身がつる方が最も多いのですが、次いで背中や腹筋、首や肩がつるという訴えも増えています。下半身は立ち仕事や運動による筋肉疲労、血行不良が原因となりやすく、上半身はデスクワークでの姿勢不良やストレス、冷えなどが関係していることが多いです。特に寒い時期や冷房の効いた部屋で長時間過ごした後にはつりやすくなる傾向があります。

体の複数箇所がつる主な原因

体のあちこちがつる原因は一つではなく、複数の要因が重なっていることがほとんどです。ここでは代表的な原因についてご説明していきます。これらの原因を知ることで、ご自身の生活習慣を見直すきっかけにしていただければと思います。

水分不足と電解質バランスの乱れ

筋肉がつる最も一般的な原因が、水分不足と電解質のバランスの乱れです。私たちの体は約60%が水分でできており、その中にナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムといった電解質が溶け込んでいます。これらの電解質は筋肉の収縮と弛緩をコントロールする重要な役割を担っているため、バランスが崩れると筋肉が正常に働かなくなってしまうのです。

特に夏場の発汗や下痢、利尿剤の服用などで体内の水分と電解質が失われると、複数の筋肉がつりやすくなります。また冬場でも暖房により知らないうちに脱水状態になっていることがあります。水分は意識的に摂取することが大切で、喉が渇いたと感じる前に少しずつこまめに飲むことをおすすめしています。

冷えによる血行不良

体が冷えると血管が収縮し、筋肉への血流が悪くなります。血液は酸素や栄養を運ぶだけでなく、老廃物を回収する役割も担っているため、血行が悪くなると筋肉に疲労物質が溜まりやすくなり、つりやすい状態になってしまいます。冷房の効いた部屋で長時間過ごしている方、冷たい飲み物ばかり飲んでいる方、入浴をシャワーだけで済ませている方は要注意です。

当院では体温を測定すると36度以下の方が非常に多く、低体温の方ほど筋肉がつりやすい傾向にあります。体を温めることは筋肉をつりにくくするだけでなく、免疫力を高めたり自律神経を整えたりする効果もあるため、日頃から体を冷やさない工夫が必要です。

筋肉疲労と運動不足

普段運動をしていない方が急に激しい運動をしたり、立ち仕事で同じ姿勢を続けたりすると、筋肉に過度な負担がかかり疲労が蓄積します。疲労した筋肉は正常な収縮ができなくなり、つりやすくなるのです。逆に運動不足で筋肉量が減少している場合も、少しの負荷で筋肉が疲労しやすくなります。

特にデスクワークの方は首や肩、背中の筋肉が常に緊張状態にあり、下半身の筋肉は使われずに衰えていくという悪循環に陥りがちです。適度な運動で全身の筋肉をバランスよく使うことが、つりにくい体をつくる基本となります。

ストレスと自律神経の乱れ

意外に思われるかもしれませんが、精神的なストレスも筋肉がつる原因になります。ストレスがかかると自律神経のバランスが乱れ、交感神経が優位な状態が続きます。すると血管が収縮して血行が悪くなったり、筋肉が緊張しやすくなったりするため、つりやすい体になってしまうのです。

私の院でメタトロン検査を行うと、ストレスを抱えている方の多くに自律神経の乱れが見られます。仕事のプレッシャーや人間関係の悩み、睡眠不足などでストレスが溜まっている自覚がある方は、ストレスケアも筋肉がつる症状の改善に欠かせない要素だと理解していただきたいと思います。

病気が隠れている可能性

頻繁に体のあちこちがつる場合、以下のような病気が隠れている可能性も考えられます。

  • 糖尿病による神経障害や血行不良
  • 甲状腺機能低下症によるホルモンバランスの乱れ
  • 肝硬変や腎臓病による電解質異常
  • 脊柱管狭窄症などの神経圧迫
  • 薬の副作用(利尿剤、降圧剤など)
  • 栄養不足(ビタミンB1、マグネシウム、カルシウムなど)

特に50代以降の方で、つる頻度が増えてきた、複数箇所が同時につる、夜間に何度もつって眠れないといった症状がある場合は、一度内科での検査をおすすめします。血液検査で電解質のバランスや血糖値、甲状腺ホルモンなどを調べることで、隠れた病気を見つけられることがあります。

自分でできる対策と予防法

ここからは、ご自宅でできる対策と予防法をお伝えします。これらを実践することで、つる頻度を減らし、つりにくい体づくりができるはずです。

水分と電解質の補給

一日に1.5リットルから2リットルの水分を目安に、こまめに摂取するよう心がけてください。特に運動後や入浴後、起床時は体が水分を欲しているタイミングですので、意識的に飲むようにしましょう。ただし、コーヒーや緑茶などカフェインを含む飲み物は利尿作用があるため、水や麦茶などノンカフェインの飲み物をおすすめします。

電解質を補給するには、スポーツドリンクも有効ですが、糖分が多いものは避け、経口補水液や薄めたスポーツドリンクを選ぶとよいでしょう。また、バナナやアボカド、海藻類、ナッツ類など、カリウムやマグネシウムを多く含む食品を意識的に摂ることも効果的です。

体を温める習慣

毎日湯船に浸かることで、血行を促進し筋肉の緊張をほぐすことができます。38度から40度くらいのぬるめのお湯に15分程度ゆっくり浸かると、副交感神経が優位になりリラックス効果も得られます。入浴後は体が冷えないうちに軽いストレッチを行うと、さらに効果的です。

また、冷房の効いた部屋では羽織るものを用意したり、膝掛けを使ったりして体を冷やさないよう注意してください。特に首や足首、手首といった「首」とつく部分は太い血管が通っているため、ここを温めると全身が温まりやすくなります。

適度な運動とストレッチ

ウォーキングや軽いジョギング、水泳など、無理のない範囲で体を動かす習慣をつけましょう。運動は筋肉量を維持するだけでなく、血行を促進し代謝を上げる効果もあります。ただし、急に激しい運動をすると逆に筋肉を傷めてしまうため、自分の体力に合わせて徐々に強度を上げていくことが大切です。

また、就寝前のストレッチもおすすめです。特につりやすい部位を重点的に、ゆっくりと筋肉を伸ばすことで、夜間のつりを予防できます。ふくらはぎであれば壁に手をついてアキレス腱を伸ばす、太ももであれば立った状態で足首を持って膝を曲げるといったストレッチが効果的です。

栄養バランスの整った食事

筋肉の健康を保つためには、タンパク質、ビタミン、ミネラルをバランスよく摂取することが重要です。特にビタミンB1は糖質をエネルギーに変える働きがあり、不足すると筋肉疲労が起こりやすくなります。豚肉や玄米、豆類などに多く含まれていますので、意識して摂るようにしてください。

また、マグネシウムは筋肉の収縮を調整する重要なミネラルです。アーモンドやカシューナッツ、ひじき、納豆などに豊富に含まれています。カルシウムも筋肉の収縮に関わっているため、牛乳やチーズ、小魚などから摂取することをおすすめします。

整体院でできること

セルフケアを続けても改善しない場合や、頻繁につって日常生活に支障が出ている場合は、専門家に相談することをおすすめします。当院では、まず詳しい問診と検査で体のどこに問題があるのかを特定します。姿勢分析やメタトロン検査により、筋肉のバランス、自律神経の状態、栄養状態などを総合的に評価し、根本原因にアプローチしていきます。

施術では、硬くなった筋肉をほぐすだけでなく、骨格の歪みを整えることで血流を改善し、神経の働きを正常化していきます。また、栄養面でのアドバイスや、ご自宅でできるストレッチ方法なども丁寧にお伝えしています。一人ひとりの体の状態に合わせたオーダーメイドの施術計画を立てることで、つりにくい体づくりをサポートしています。

まとめ

体のあちこちがつる症状は、単なる一時的なものではなく、体からの大切なサインです。水分不足や電解質バランスの乱れ、冷え、筋肉疲労、ストレス、そして病気が隠れている可能性もあります。まずはご自身でできる水分補給や体を温めること、適度な運動とストレッチ、バランスの取れた食事を心がけてみてください。

それでも改善しない場合や、症状が悪化している場合は、一人で悩まずにぜひ当院にご相談ください。私たちは検査を通じて根本原因を見つけ出し、あなたに合った施術と生活習慣の改善方法をご提案します。つる症状から解放され、安心して眠れる夜を取り戻しましょう。いつでもお気軽にお問い合わせください。


院長:高木

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