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膝の関節トレーニングを始める前に知っておきたいこと

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立ち上がった瞬間や階段の一段目に、膝の奥がずきっとする。座っている間はなんともないのに、動き出すとまたあの痛みが戻ってくる。そんな状態が続くと、トレーニングをしたほうがいいのか、それとも動かさずに休ませたほうがいいのか、判断がつかなくなる方も多いと思います。年齢のせいだからと諦めてしまう方も少なくありません。

湘南カイロ茅ヶ崎整体院の高木です。この記事では、膝の関節トレーニングを始める前に確認したいこと、無理に続けないほうがよい状態、日常生活で気をつけたい体の使い方についてお話しします。

先に全体像を確認したい方は、膝の痛みの症状ページもあわせてご覧ください。ここでは、自宅でのトレーニングを中心に、続けるうえでの注意点までお伝えしていきます。

院長:高木

今の状態から確認しましょう

目次

立ち上がりや階段で膝がずきっとするとき

膝の痛みは、動き始めの一歩に出やすいという特徴があります。まず、ご自身の痛みがどの場面で出るのか、思い出してみてください。

正座がつらい、階段を下りるときに力が抜けそうになる、歩き始めだけ痛むといった場面は、実際のご相談でもよく聞かれます。こうした痛みをかばうことで、知らないうちに歩き方そのものが変わっている方も少なくありません。

片足に体重を乗せる時間が短くなったり、膝を伸ばしきらないまま歩いたりする癖がついていることもあります。買い物や庭仕事のように、しゃがんで立つ動作を繰り返す場面で痛みを強く感じる方も多くいらっしゃいます。

片側だけをかばう歩き方が長く続くと、反対側の膝や腰にも負担が広がっていくケースがあります。今の痛みだけでなく、どの動きで痛みが出るのか、どの時間帯に強くなるのかを確認しておくと、この先の対応も考えやすくなるでしょう。

膝の関節トレーニングを始める前に確認したいこと

トレーニングを始める前に、いくつか確認しておきたい点があります。

安静時にも熱っぽさや腫れがあるかどうかは最初に確認したいポイントです。動いていないのに膝が熱を持っていたり、はっきりと腫れていたりする場合は、炎症が起きている可能性があるため、トレーニングよりも先に医療機関へ相談したほうがよい状態と考えられます。膝の内側や外側を軽く触れて、左右の温度差を確かめてみるのもひとつの方法です。

一方で、腫れや熱感がなく、動き始めだけ痛んで少し動くと落ち着くという状態であれば、少しずつ体を動かしていく段階と考えてよいでしょう。ここで焦って負荷を上げてしまうと、せっかく始めたトレーニングが逆効果になることもあります。無理をせず、体の反応を見ながら進めることが欠かせません。

軟骨がすり減っているから仕方ないと思うとき

検査結果だけで諦めてしまう方が多いのですが、実際はそれだけで痛みの強さが決まるわけではありません。

軟骨の状態と痛みの強さは、必ずしも一致しないことが知られています。同じような検査結果でも、痛みを強く感じる方とほとんど気にならない方がいるのは、周りの筋肉の緊張や姿勢の癖、日常の動作の積み重ねが関係しているためです。検査で異常が見つからなかったからといって、痛みそのものを軽く見てよいわけではありません。

痛みが強くなったり弱くなったりを繰り返す場合は、負担のかかり方に波があるということです。生活の中でどんな動作が負担になっているかを確認することが、次の一歩につながります。天候や気温の変化で痛みが変わると感じる方もいますが、それも体の緊張の変化と関係していることがあります。

痛みが強い日にやらないほうがよい動き

トレーニングをおすすめする一方で、痛みが強い日には避けたほうがよい動きもあります。

特に深くしゃがむ動作や、勢いをつけた曲げ伸ばしは、膝の関節に一気に負担が集まりやすい動きです。以下のような動きは、痛みが強い日には控えておきたいところです。

  • 深くしゃがむスクワット
  • 膝がつま先より前に出る動き
  • 反動をつけた足の曲げ伸ばし
  • 正座を無理に続ける姿勢

こうした動きで痛みが強くなる場合は、その日は控えて、痛みが落ち着いてから再開したほうがよいでしょう。無理に続けても、筋肉が疲れるだけで膝そのものは楽になりません。むしろ痛みをかばう癖が強まり、こじれやすくなってしまいます。

痛みが翌日まで残る場合は負荷が合っていない可能性があります。回数を減らすか、動かす角度を浅くして、体の反応を見ながら調整していくことをおすすめします。

大腿四頭筋を鍛えるトレーニングの進め方

膝の関節トレーニングでよく取り上げられるのが、太もも前側の大腿四頭筋です。ここでは基本の進め方をお伝えします。

やり方の基本

仰向けに寝て、膝の下にタオルを丸めて入れます。タオルを押しつぶすように膝の裏へ力を入れ、5秒ほど保ってから緩めます。動き自体は小さいですが、太ももの前側にしっかり力が入っているかを意識してみてください。慣れてきたら、片足を伸ばしたまま少し持ち上げる動きを追加してもよいでしょう。

回数と頻度の目安

片足10回を目安に、朝と夜の2回に分けて行うと続けやすいでしょう。痛みが強い日は回数を減らしても構いません。1回の量よりも、継続していくことのほうが大切になります。焦って回数を増やすより、少ない回数を毎日続けるほうが結果につながりやすいものです。

お尻や股関節まで一緒に動かす理由

膝の関節トレーニングというと、膝周りだけを鍛えたくなるかもしれません。ただ、それだけでは不十分な場合もあります。

お尻や股関節の筋力が落ちていると、歩くたびに膝の内側や外側へ余計な力がかかりやすくなります。仰向けで片足をゆっくり持ち上げる運動を加えるだけでも、股関節周りの支えが変わってくることがあります。

膝だけを見るのではなく、股関節から下肢全体の使い方まで含めて考えるほうが、実際の体には合っていると感じています。片足立ちが不安定な方は、股関節周りの支えが弱くなっているサインかもしれません。歩幅が以前より狭くなったと感じる方も、同じ背景があることがあります。

トレーニングを続けても痛みが変わらないとき

正しく続けているつもりでも、痛みの変化を感じにくいことがあります。そんなときに考えたい点をお伝えします。

自宅ケアの範囲でできること

タオルを使った運動やストレッチは、自宅ケアの範囲で無理なく続けられる内容です。数々のご相談の中でも多いのが、正しいフォームで行っているつもりでも、膝への角度が浅すぎて筋肉に力が伝わっていないというケースです。動きの角度や姿勢を少し見直すだけで、感覚が変わることもあります。鏡の前で動きを確認しながら行うのもひとつの工夫です。

無理に続けない目安

数週間続けても痛みが変わらない、むしろ強くなっている場合は、体の使い方や姿勢の癖が影響しているかもしれません。整形外科で異常なしと言われた場合でも、股関節や骨盤の傾き、周囲の筋肉の緊張が膝の負担につながっていることがあります。ひとつの部位だけを見ていても、こじれた状態は解けにくいものです。

薬だけでは不安が残るという方も、一度体の使い方から確認してみると、痛みの背景が見えてくることがあります。自律神経の乱れから体全体の緊張が高まり、膝周りの動きが硬くなっているケースも見受けられます。こうした場合は、膝だけを施術しても変化を感じにくいことがあります。

歩き方や姿勢が膝の負担に関わること

膝の痛みをかばう歩き方が続くと、思っている以上に体全体へ影響が広がっていきます。

痛みをかばう歩き方は、反対側の膝や腰、股関節にも負担をかけやすくなります。靴の減り方が左右で違う、片足だけ疲れやすいという場合は、歩き方そのものが変わっているサインかもしれません。トレーニングと同時に、日常の歩き方や座り方を見直すことも、負担を減らす一歩になります。杖や手すりを使う場面が増えてきた方は、体重の乗せ方そのものが変わっている可能性もあります。

デスクワークで長時間座る姿勢が続く方は、股関節が固まりやすく、立ち上がる動作そのものが膝への負担になっていることもあります。日中に少し姿勢を変える時間をつくるだけでも、体の使い方は変わってくるものです。

正直に言うと、姿勢の癖は本人では気づきにくいことが多く、周りから指摘されて初めて気づく方も少なくありません。庭仕事や家事でしゃがむ姿勢が多い方は、膝の負担が積み重なりやすい点にも注意しておきたいところです。

今日から確認しておきたいこと

膝の関節トレーニングは、痛みの状態を確認しながら無理のない範囲で進めることが大切です。腫れや熱感があるときは休み、動き始めだけの痛みであれば少しずつ体を動かしていきましょう。

今日からできることとして、タオルを使った大腿四頭筋の運動を1日2回、無理のない回数から始めてみてください。痛みが翌日まで残らない範囲を目安にしながら、歩き方や姿勢の癖にも目を向けてみるとよいでしょう。継続しても変化を感じにくいときは、体全体の使い方を確認する機会と考えてみてください。

膝だけでなく、股関節や歩き方の癖も含めて確認したい方は、湘南カイロ茅ヶ崎整体院へお気軽にご相談ください。


院長:高木

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