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太もも 内出血の治療法|48時間以内の応急処置と早期回復のための段階別ケア方法

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目次

太ももの内出血とは?発生の仕組みと症状の特徴

内出血が起こるメカニズム

太ももに内出血ができてしまうと、見た目も気になりますし痛みも伴いますよね。内出血とは、外からの衝撃によって皮膚の下にある毛細血管が破れてしまい、血液が漏れ出した状態のことをいいます。この漏れ出た血液が皮膚の下に溜まることで、あざとして目に見えるようになるわけです。

なぜ太ももに内出血ができやすいのか

太ももは体の中でも大きな筋肉が集まっている部位です。日常生活やスポーツ中に家具の角にぶつけてしまったり、転倒して地面に打ち付けたり、サッカーやラグビーなどで相手と衝突したりする機会も多いでしょう。

筋肉量が多いぶん血管も豊富に通っているため、強い衝撃を受けると内出血が起こりやすくなります。また、筋肉の緊張が続いている場合も血管が圧迫されて内出血のリスクが高まる可能性があります。

あざの色が変わっていく理由

内出血ができた直後は、あざが赤紫色に見えます。時間が経つにつれて青色になり、その後緑色、茶色、黄色へと変化していくのが特徴です。これは血液中に含まれるヘモグロビンという物質が体内で分解・吸収されていく過程で色が変わるためといわれています。あざの色を見れば、だいたいどのくらいの時期なのか判断できるわけですね。

時期あざの色状態
受傷直後赤紫色・黒色血管が破れて出血している状態
数日後青色ヘモグロビンの分解が始まる
1週間前後緑色・茶色分解が進み吸収されている
2週間以降黄色回復の最終段階

通常であれば1週間から1か月程度で自然に消えていきますが、内出血の程度や個人の体質、生活習慣によっても回復期間は変わってきます。

受傷直後48時間以内の応急処置|RICE処置の正しい手順

すぐにできる4つの基本対応

太ももに内出血ができてしまった直後は、できるだけ早く適切な処置を行うことが大切です。スポーツ医学の世界ではRICE処置という方法が広く知られています。

  • Rest(安静):患部を動かさず内出血の拡大を防ぐ
  • Ice(冷却):氷や保冷剤をタオルで包み15~20分間冷却を繰り返す
  • Compression(圧迫):弾性包帯で適度に圧迫し腫れを抑える
  • Elevation(挙上):患部を心臓より高い位置に保ち血液の滞留を防ぐ

Rest(安静)

まず患部を動かさないようにしましょう。無理に動かすと内出血が広がってしまう恐れがあります。スポーツ中であればすぐに中断して、安静にすることを優先してください。

Ice(冷却)

氷や保冷剤をタオルで包んで、患部に15分から20分ほど当てて冷やします。これを1時間から2時間おきに繰り返すことで、血管が収縮して出血が抑えられ、腫れの進行を防ぐことが期待できます。ただし直接肌に氷を当ててしまうと凍傷のリスクがあるため、必ずタオルなどで包んで使用してください。また長時間冷やし続けるのも避けましょう。

Compression(圧迫)

弾性包帯やテーピングで適度に圧迫すると、腫れを抑える効果が期待できます。ただし、きつく巻きすぎると血流が悪くなってしまうため、指先が冷たくなったりしびれたりしないか確認しながら調整してください。

Elevation(挙上)

患部を心臓より高い位置に保つようにします。横になって太ももの下にクッションや枕を置くとよいでしょう。こうすることで血液が患部に溜まりにくくなり、腫れの軽減につながります。

炎症が落ち着いてからのケア|温熱療法とマッサージで血流促進

冷やすから温めるへの切り替えタイミング

受傷後48時間から72時間が経過して炎症が落ち着いてきたら、今度は温めるケアに切り替えていきます。あざの色が青や緑、黄色に変化してきた段階が目安です。この時期になると、血流を促進させて溜まった血液の吸収を早めることが回復への近道になります。

温熱療法の具体的な方法

温めたタオルを患部に当てたり、ぬるめのお湯でゆっくり入浴したり、温かいシャワーを患部に当てたりする方法があります。入浴は全身の血行を良くするため、内出血の吸収を促す効果が期待できるでしょう。ただし、赤紫色の段階ではまだ炎症が残っているため、この時期の温熱ケアは避けてください。

優しいマッサージで血流を促す

あざの周辺を優しくなでるようにマッサージすると、血液やリンパの流れが良くなる可能性があります。ただし、あざの中心部を強く押したり揉んだりするのは逆効果になってしまうため控えましょう。あくまで周囲を軽く撫でる程度にとどめてください。

また、太もも周辺の筋肉を軽くストレッチすることも、血流改善のサポートにつながります。無理のない範囲で、ゆっくりと筋肉を伸ばしてみてください。ただし痛みが強い場合は無理をせず、様子を見ながら行いましょう。

回復を早めるサポート方法|市販薬・塗り薬と栄養面の工夫

市販の塗り薬を活用する

ドラッグストアで手に入るヘパリン類似物質が配合された塗り薬は、血行を促進して内出血の吸収をサポートする効果が期待できるとされています。ただし、傷口が開いている場合は使用を避けてください。また購入の際は薬剤師に相談して、自分の症状に合ったものを選ぶことをおすすめします。

栄養面からのアプローチ

体の内側から回復をサポートするために、食事にも気を配ってみましょう。

  • 鉄分(レバー、納豆、コンビーフ、赤身肉):血液生成を助ける
  • タンパク質(鶏ささみ、卵、チーズ、大豆製品):組織修復を促進
  • ビタミンC(柑橘類、パプリカ、ブロッコリー):コラーゲン生成、血管強化
  • ビタミンK(納豆、小松菜、海藻類):血液凝固作用に関与

忙しくて十分な食事が摂れない場合は、サプリメントを補助的に活用するのもひとつの方法でしょう。ただし、あくまで食事を基本として、足りない分を補う程度にとどめることをおすすめします。

やってはいけないこと&医療機関への来院が必要なケース

回復を妨げる行動を避ける

内出血を早く消したいからといって、間違った対応をしてしまうと逆効果になることがあります。

飲酒は血管を広げて止血を妨げる可能性があるため、控えたほうがよいでしょう。激しい運動も内出血を広げるリスクがあります。また、あざが赤紫色の段階で入浴したり温めたりすると、炎症が悪化する恐れがあるため注意が必要です。暴飲暴食や睡眠不足といった不規則な生活も、体の回復力を低下させる要因になります。

医療機関への来院を検討すべきケース

1か月以上経ってもあざが消えない、あるいは改善が見られない場合は、何か別の問題が隠れている可能性があります。また、腫れや痛みがどんどん強くなったり、広範囲に広がったりする場合も注意が必要です。

症状詳細
長期間改善しない1か月以上経ってもあざが消えない、改善が見られない
症状の悪化腫れや痛みが強まる、広範囲に広がる
原因不明の内出血心当たりがないのに内出血が繰り返し起こる
全身症状発熱、倦怠感、関節痛などを伴う
機能障害歩行困難、動かせない、強い圧痛がある

特に気をつけたいのが、心当たりがないのに内出血が繰り返し起こるケースです。発熱や倦怠感、関節の痛みなど全身症状を伴う場合や、歩くのが困難なほどの強い痛みがある場合は、早めに医療機関へ来院することをおすすめします。

特発性血小板減少性紫斑病や血友病、紫斑病といった血液に関わる病気が原因で内出血が起こることもあります。こうした病気の可能性も考えられるため、異常を感じたら放置せず専門家に相談してください。

まとめ

太ももの内出血は日常生活やスポーツで起こりやすいものですが、適切な対処法を知っておくことで回復を早めることができます。受傷直後48時間以内はRICE処置(安静・冷却・圧迫・挙上)を徹底し、炎症が落ち着いてからは温熱療法やマッサージで血流を促進させましょう。

市販の塗り薬や栄養面でのサポートも効果的です。特に鉄分、タンパク質、ビタミンC、ビタミンKを積極的に摂取することで、体の内側から回復を助けることができます。

ただし、飲酒や激しい運動、早すぎる温熱ケアは逆効果になるため注意が必要です。1か月以上改善が見られない場合や、原因不明の内出血が繰り返し起こる場合は、血液に関わる病気の可能性もあるため、早めに医療機関へ来院することをおすすめします。

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引用元

https://rehasaku.net/magazine/body/internalbleeding-healquickly


院長:高木

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