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白目や血が黄色っぽい時に知っておきたいこと

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こんにちは、湘南カイロ茅ヶ崎整体院の高木です。鏡を見て白目が黄色っぽくなっていることに気づいたり、家族から「顔色が黄色いよ」と指摘されたりして、不安になって調べていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。実は、こうした黄色っぽい変化は体が発しているSOSのサインかもしれません。

当院には体調不良でお悩みの方が多く来院されますが、黄疸の症状を伴う方も少なくありません。今日は血が黄色く見える現象についてお話しします。

院長:高木

私自身も小児喘息で苦しんだ経験から、体の変化に気づいた時の不安な気持ちがよくわかります

目次

血が黄色く見える原因とは

血が黄色く見えるという表現をされる方がいらっしゃいますが、実際には血液そのものが黄色くなるのではなく、血液中にビリルビンという黄色い色素が増えることで、白目や皮膚が黄色く染まって見えるのです。医学的にはこの状態を黄疸と呼びます。

ビリルビンは赤血球が寿命を迎えて壊れる時に生成される物質で、通常は肝臓で処理されて胆汁として排出されます。ところが肝臓の機能が低下したり、胆管が詰まったり、赤血球が過剰に壊れたりすると、ビリルビンが体内に溜まってしまうのです。その結果、白目や皮膚、尿の色が黄色っぽく変化します。

打撲や怪我の後にあざが黄色くなるのも同じ理由で、内出血した部分でヘモグロビンが分解されてビリルビンが生成されるためです。ただし、これは正常な治癒過程の一部ですので過度に心配する必要はありません。

黄疸が起こるメカニズム

黄疸が起こる仕組みを理解するには、肝臓の働きを知ることが大切です。肝臓は体内の化学工場とも呼ばれ、様々な物質の代謝や解毒を担っています。

まず、古くなった赤血球は脾臓などで壊され、その際にヘモグロビンが分解されてビリルビンが作られます。このビリルビンは血液に乗って肝臓に運ばれ、肝臓で水に溶けやすい形に変換されます。そして胆汁の成分として十二指腸に排出され、最終的には便として体外に排出されるのです。

このどこかの過程に問題が生じると、ビリルビンが血液中に蓄積して黄疸となって現れます。肝臓での処理能力が低下することが最も多い原因ですが、胆管に結石や腫瘍などがあって胆汁の流れが悪くなる場合や、溶血性貧血のように赤血球が過剰に壊れる場合もあります。

こんな症状があったら要注意

黄疸が現れる時には、他にも様々な症状を伴うことがあります。ご自身の体の状態をチェックしてみてください。

まず白目の黄染です。これは黄疸の最も典型的なサインで、自分では気づきにくいこともありますが、家族や周りの人から指摘されることも多いです。鏡で白目の色をよく観察してみましょう。

次に尿の色が濃い茶色やオレンジ色になることがあります。これはビリルビンが尿に混じって排出されるためです。逆に便の色が白っぽく薄くなるのは、胆汁が腸に流れていないサインかもしれません。

その他にも以下のような症状が見られることがあります。

  • 全身のかゆみが出る
  • 体がだるく疲れやすい
  • 食欲が落ちる
  • 吐き気や嘔吐がある
  • 右上腹部に痛みや違和感がある
  • 発熱することがある

こうした症状が複数当てはまる場合は、早めに医療機関を訪れることをおすすめします。黄疸は様々な病気のサインとなる重要な症状だからです。

黄疸と関連する病気

黄疸を引き起こす病気は多岐にわたります。代表的なものを理解しておくと、自分の状態を判断する参考になるでしょう。

肝臓の病気

肝炎や肝硬変、脂肪肝などの肝臓疾患は、肝細胞がダメージを受けてビリルビンの処理能力が低下するため黄疸が現れます。特にウイルス性肝炎やアルコール性肝障害は注意が必要です。肝臓は沈黙の臓器と呼ばれるほど自覚症状が出にくいため、黄疸が現れた時にはすでにかなり進行していることもあります。

胆道の病気

胆石や胆管炎、胆管がんなどで胆汁の流れが妨げられると、処理されたビリルビンが腸に流れず血液中に逆流して黄疸が起こります。この場合は右上腹部の激しい痛みを伴うことが多く、発熱も見られます。

溶血性疾患

赤血球が異常に壊れる溶血性貧血などでは、ビリルビンの生成量が肝臓の処理能力を超えてしまい黄疸となります。貧血症状も同時に現れることが特徴です。

整体での改善アプローチ

当院では黄疸そのものを直接改善するのではなく、体全体のバランスを整えることで自然治癒力を高め、肝臓の働きをサポートする施術を行っています。

肝臓は自律神経の支配を受けている臓器です。ストレスや生活習慣の乱れで自律神経のバランスが崩れると、肝臓の機能も低下しやすくなります。背骨や骨盤の歪みを調整することで神経の流れを改善し、内臓の働きを正常化していくのがカイロプラクティックの考え方です。

特に胸椎の5番から7番あたりは肝臓や胆嚢と関連が深い部位です。この部分の関節の動きが悪くなっていると、肝臓への神経伝達に影響が出ることがあります。丁寧に検査を行い、問題のある箇所を見つけて調整していきます。

また当院では、ロシアの医療機器メタトロンを用いた検査も行っています。これにより体の様々な部位のエネルギー状態を把握し、どこに問題があるのかを視覚的に確認できます。肝臓の状態や栄養バランス、ストレス状態なども測定できるため、より的確なアプローチが可能になります。

鍼灸師の資格も持つ私の施術では、東洋医学の考え方も取り入れています。東洋医学では肝臓は「肝」と呼ばれ、血を貯蔵し気の流れを調節する重要な臓器とされています。ストレスで肝の気が滞ると様々な不調が現れるとされており、体質に応じた施術を行います。

日常生活でできること

黄疸の改善には、もちろん医療機関での適切な検査と施術が必要です。その上で、日常生活でできることもたくさんあります。

まず肝臓に負担をかけない生活を心がけましょう。アルコールは肝臓に大きな負担となりますので、できるだけ控えるか休肝日を設けることが大切です。脂っこい食事や甘いものの食べ過ぎも肝臓の負担になります。

良質なたんぱく質やビタミン、ミネラルをバランスよく摂取することも重要です。大豆製品や魚、野菜を中心とした食事を心がけてください。特にビタミンB群は肝臓の代謝を助ける働きがあります。

睡眠も肝臓の回復には欠かせません。夜更かしを避けて規則正しい生活リズムを保ちましょう。肝臓は夜間に修復・再生が活発になるため、質の良い睡眠が大切なのです。

適度な運動も効果的です。激しい運動は避けて、ウォーキングやストレッチなど軽めの運動を継続することで、血液循環が良くなり代謝も向上します。ただし、黄疸が出ている状態では体力も落ちていることが多いので、無理をせず体調に合わせて行ってください。

まとめ

血が黄色く見える、白目や皮膚が黄色くなるという症状は、体が発している重要なサインです。多くの場合、肝臓や胆道の問題が隠れていますので、決して軽視せず早めに対処することが大切です。

当院では、まず詳しい検査で体の状態を把握し、あなたに合った施術計画を立てていきます。黄疸の症状がある場合は医療機関での検査も必要ですが、同時に体全体のバランスを整えて自然治癒力を高めることで、より良い状態を目指すことができます。

一人で不安を抱え込まないでください。どんな小さなことでも構いません。気になることがあれば、いつでもご相談ください。一緒に健康な体を取り戻していきましょう。


院長:高木

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