
院長:高木お気軽にご相談ください!

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こんにちは、湘南カイロ茅ヶ崎整体院の高木聖司です。最近、小指や薬指のしびれで悩んでいませんか。パソコン作業が多かったり、自転車に乗る時間が長かったりすると、手の小指側がピリピリしてくることがあります。そのしびれの原因のひとつにギヨン管という手首の部分で神経が圧迫される状態があるんですね。もしかしたら、あなたもその可能性があるかもしれません。
実は、自宅でできるストレッチを続けることで、手のしびれが和らぐケースは少なくありません。もちろん、ストレッチだけで全てが解決するわけではありませんが、日常的にケアを取り入れることで神経への負担を減らし、症状の軽減につながる可能性があります。今回は、ギヨン管のしびれに対してストレッチがどうして有効なのか、そして具体的にどんな方法を実践すればいいのかをお話ししていきますね。


手のしびれって放っておくと日常生活に支障が出ることもあるから、早めのケアが大切です
ギヨン管は手首の小指側にあるトンネルのような構造で、尺骨神経という大事な神経が通っています。この神経が何らかの理由で圧迫されると、小指や薬指にしびれや痛みが出てくるんです。デスクワークで手首を長時間同じ姿勢で固定していたり、自転車のハンドルを強く握り続けたりすると、ギヨン管の周辺に負担がかかりやすくなります。また、手をつく動作が多いスポーツや作業を繰り返している方も注意が必要です。
症状としては、小指や薬指にしびれを感じることが多く、進行すると握力が弱くなったり、細かい作業がしづらくなったりすることもあります。朝起きたときに手がこわばっている感覚があったり、物をつかむときに違和感を覚えたりする場合は、早めに対策を考えたいところです。ただし、似たような症状を引き起こす他の疾患もあるため、自己判断だけで進めずに専門家の触診を受けることも大切だと考えています。
ストレッチがギヨン管のしびれに対して有効とされる理由は、手首や前腕の筋肉の緊張を和らげることで、神経が通る空間を広げる手助けになるからです。筋肉が硬くなっていると、神経が圧迫されやすい状態が続いてしまいます。ストレッチによって筋肉が柔らかくなると、神経への負担が軽くなり、血流も促進されるため、しびれの軽減につながる可能性があります。
特に、尺骨神経は肘から手首にかけて長く走っているため、途中のどこかで圧迫を受けるとしびれが出やすくなります。ストレッチを行うことで、神経が滑るように動く「神経滑走」という状態を作り出すことができ、これが症状緩和に役立つと考えられています。ただし、ストレッチはあくまで補助的なケアであり、根本的な原因にアプローチするためには整体や鍼灸などの施術を組み合わせることが望ましいです。
ここからは、自宅で手軽に実践できるストレッチをいくつかご紹介します。どれも特別な道具は必要なく、デスクワークの合間や寝る前のリラックスタイムに取り入れられるものばかりです。無理をせず、心地よい範囲で続けることがポイントになります。
片方の腕を前に伸ばし、手のひらを上に向けます。もう一方の手で指先を軽くつかみ、体の方へゆっくりと引き寄せながら手首を反らせていきます。前腕の内側がじんわり伸びる感覚があれば正しくできています。この状態を10秒から15秒ほどキープし、反対側も同じように行います。1日に2回から3回を目安に続けると、手首周辺の筋肉が柔らかくなりやすいです。
ポイントは、無理に引っ張らないことです。痛みを感じるほど強く引くと逆効果になるため、気持ちいいと感じる程度の力加減を保ちましょう。このストレッチは前腕の筋肉をほぐすだけでなく、ギヨン管周辺への圧迫を間接的に和らげる効果が期待できます。
両手のひらを胸の前で合わせ、指先を上に向けます。そのまま両手を下にスライドさせていき、肘が開いていくように動かします。手首の内側が伸びる感覚を意識しながら、10秒から15秒ほどキープしましょう。このストレッチは手首全体の柔軟性を高めるのに役立ち、神経の通り道をスムーズにする効果が期待できます。
合掌ストレッチは場所を選ばずできるため、仕事の合間や移動中のちょっとした時間にも取り入れやすいです。継続することで、手首周辺の血流がよくなり、しびれの軽減につながることがあります。ただし、痛みが強く出る場合は無理をせず、すぐに中止してください。
少し応用的なストレッチとして、尺骨神経の滑走を促す方法があります。まず、肘を90度くらいに曲げて、手のひらを外向きにします。もう一方の手で指先をつかみ、手首をゆっくり反らせながら軽く引きます。この状態で小指の先に「じんわり」とした感覚があれば、神経にテンションがかかっている証拠です。
次に、肘をゆっくり伸ばしながら手首を戻していきます。この一連の動作を3回から5回繰り返すことで、神経が滑るように動き、圧迫されている部分が解放されやすくなります。テンションの強さは、最大を10としたら3程度の弱い力で十分です。強くやりすぎると逆に神経を刺激してしまうため、優しく行うことが何より大切です。
ストレッチは正しく行えば効果的ですが、間違った方法で続けると症状が悪化することもあります。まず、痛みを感じたらすぐに中止することが基本です。ストレッチは「痛気持ちいい」程度が理想で、強い痛みを伴う場合は神経や筋肉に過度な負担がかかっている可能性があります。
また、ストレッチの前後に手を温めると、筋肉がほぐれやすくなります。温かいタオルで手首を包んだり、お風呂上がりのタイミングで行ったりすると効果的です。深呼吸を取り入れることで、体全体がリラックスしやすくなり、ストレッチの効果も高まります。
さらに、ストレッチだけで全てを解決しようとせず、日常生活の見直しも並行して行うことが重要です。デスクワークの姿勢や手首の使い方、自転車のハンドルの握り方など、しびれの原因となる動作を減らす工夫を意識してみてください。それでも症状が続く場合は、専門の整体院や鍼灸院での施術を検討することをおすすめします。
ストレッチと合わせて、日常生活の中でしびれを引き起こす原因を減らすことも大切です。たとえば、デスクワークをしているときは、手首を机に置いたままタイピングを続けるのではなく、定期的に手首を動かして血流を促すようにしましょう。リストレストを使うのも効果的で、手首への負担を軽減できます。
自転車に乗る方は、ハンドルを強く握りすぎないように意識してください。グローブを使うことで、手のひらへの圧迫を分散させることができます。また、スマートフォンを長時間持つときも、片手だけに負担をかけず、両手を使ったり、机に置いて操作したりすることで、手首への負担を減らせます。
睡眠時の姿勢も見直してみましょう。手首を曲げたまま寝ていると、神経が圧迫されやすくなります。就寝中に手首を固定するサポーターを使うのも一つの方法です。こうした小さな工夫の積み重ねが、しびれの予防につながります。
ストレッチを続けても症状が改善しない場合や、むしろ悪化している場合は、早めに専門家の施術を受けることをおすすめします。ギヨン管のしびれは、神経の圧迫が長期間続くと回復に時間がかかることがあります。自己判断だけで進めず、触診や検査を受けることが重要です。
当院では、カイロプラクティックの手技を用いて、手首や前腕だけでなく、肩や首、背骨のバランスも含めた全身のケアを行っています。神経の圧迫は手首だけでなく、体全体の姿勢やバランスの崩れから生じることも多いため、根本的な原因にアプローチすることが大切だと考えています。また、メタトロンを用いたカウンセリングで、体の状態を詳しく確認することも可能です。
ギヨン管のしびれは、日常生活の中で少しずつ積み重なった負担が原因で起こることが多いです。自宅でできるストレッチを取り入れることで、手首や前腕の筋肉をほぐし、神経への圧迫を和らげることができます。手首を反らすストレッチや合掌ストレッチ、尺骨神経滑走ストレッチなど、無理のない範囲で続けてみてください。
ただし、ストレッチはあくまで補助的なケアです。症状が続く場合や悪化する場合は、一人で抱え込まずに専門家に相談してください。当院では、あなたの体の状態に合わせた施術を提供し、根本からの改善を目指しています。手のしびれでお困りの方は、いつでも気軽にご相談くださいね。一緒に、快適な日常を取り戻していきましょう。

