
院長:高木お気軽にご相談ください!

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急に背中の左側、それも腰の少し上あたりがズキッと痛んで、いったい何科に行けばいいのか迷っている方は多いのではないでしょうか。
デスクワークの後や朝起きた瞬間に痛みに気づいて、不安な気持ちで検索してたどり着いた方もいらっしゃると思います。この記事では、その痛みの原因の見分け方から今日からできる対処法まで、順番にわかりやすくお伝えしていきます。


背中の左側、腰の上あたりの痛みは筋肉の疲労からくることが多いのですが、中には内臓の不調が関係しているケースもあるので、この記事で紹介しているチェックポイントをぜひ落ち着いて確認してみてください
痛みが出たとき、多くの方が最初に迷うのが「どこの科に行けばいいのか」という点だと思います。実は痛みの出方や伴う症状によって、選ぶべき科がある程度決まってきます。ここでは救急科・内科・整形外科という三つの視点から、判断の目安をお伝えします。
もしじっとしていても治まらないほどの激しい痛みに加えて、胸の痛みや息苦しさを伴っている場合は、我慢せずに早めの対応を検討してください。冷や汗が出ていたり、意識がぼんやりする感覚がある場合も同様です。これは心臓や肺に関わる可能性もゼロではないためです。
安静にしていても痛みが引かない、夜になると痛みが強くなる、食後に悪化する。こうした特徴がある場合は、内臓からのサインかもしれません。発熱や吐き気、排尿時の痛みを伴うときも内科での診察がおすすめです。腎臓や膵臓、胃の状態が背中の左側に影響を及ぼすことがあるからです。
体を動かすと痛みが強くなったり弱くなったりする、朝起きた瞬間だけ痛い、手足にしびれがある。こういった特徴は筋肉や骨、神経に関係していることがあります。姿勢を変えることで症状に変化があるかどうかも、大切な判断材料になります。
そもそも「腰の上」という場所が具体的にどこを指すのか、あいまいなまま検索している方も多いと思います。ここでは位置関係と、そこに痛みが出やすい理由を整理しておきます。
一般的に「腰の上」と表現される場所は、肋骨の下端から骨盤の上端までのあいだで、背骨から左右に数センチ離れた位置を指すことが多いです。ちょうど腰方形筋という筋肉があるあたりで、日常生活の中でも負担がかかりやすい場所といえます。
背中の中央の痛みは肩甲骨まわりの筋肉に関係することが多く、いわゆる腰痛は骨盤に近い位置の痛みを指すことが一般的です。それに対して今回お話ししている場所は、その中間にあたるため、原因も筋肉性のものから内臓由来のものまで幅広くなります。
数日で和らいでいくようであれば、筋肉の疲労が関係していることもあります。一方で、痛みが強くなっていく、じっとしていても引かない、他の症状を伴うといった場合は注意が必要なサインです。
この部位の痛みには大きく分けて筋肉や骨格からくるものと、内臓からくるものがあります。それぞれの特徴を知っておくと、自分の痛みがどちらに近いか判断しやすくなります。
長時間同じ姿勢でのデスクワークや、片側だけに荷物を持つ習慣は、脊柱起立筋や腰方形筋という筋肉に負担をかけます。これらの筋肉が疲労してこわばると、左側だけに痛みが出ることがあります。また椎間板ヘルニアのように神経が刺激されている場合は、座る姿勢や前かがみになったときにしびれを伴う痛みが出やすいという特徴もあります。
腎臓や尿管に結石などのトラブルがあると、左の腰から背中にかけて波のように押し寄せる痛みが出ることがあります。排尿時の痛みや頻尿を伴うこともあります。また胃や膵臓などの不調がある場合は、みぞおちから左の背中にかけて痛みが広がり、食後に悪化しやすいことがあります。
自分の痛みがどちらに近いのか、実際にチェックしてみましょう。以下の表を参考に、当てはまる項目を確認してみてください。
| チェック項目 | 筋肉性の痛み | 内臓が関係する痛み |
|---|---|---|
| 痛み方 | 体を動かすと強くなる | 安静にしていても強い |
| 時間帯 | 作業後や日中に多い | 夜間や食後に悪化しやすい |
| 姿勢の影響 | 変えると楽になる | 姿勢を変えても変わりにくい |
| しびれ | 出ることがある | 基本的には出にくい |
| 発熱・吐き気 | 出にくい | 出ることがある |
この表はあくまで目安ですが、複数の項目が「内臓が関係する痛み」に当てはまる場合は、早めに医療機関で診察を受けることをおすすめします。ひとつだけ当てはまるからといって過度に心配する必要はありません。
筋肉の疲労が原因と考えられる場合は、自宅でできるケアで様子を見ることも選択肢のひとつです。ここでは代表的な方法を紹介します。
肩甲骨を大きく回すストレッチは、背中まわりを動かしやすくしてくれます。両腕を前に十回、後ろに十回ほどゆっくり回してみてください。肩甲骨を内側に寄せるように十秒ほど力を入れるのも行いやすい方法です。一時間に一回くらいのペースで行うと、筋肉のこわばりを予防しやすくなります。
市販の鎮痛剤は一時的な痛みの緩和には役立ちますが、使いすぎには注意が必要です。二、三日使っても改善しない場合は、無理せず医療機関に相談してください。またズキズキとした熱っぽい痛みには冷やし、慢性的な重だるさには温めるという使い分けも意識してみてください。
一度痛みが落ち着いても、生活習慣が変わらなければまた同じ痛みを繰り返してしまうことがあります。ここでは日常でできる工夫をお伝えします。
こうした小さな習慣の積み重ねが、左右どちらかに負担が偏りにくくなることにつながります。特にデスクワークの方は、一時間に一度は席を立って体を動かす時間を作ることをおすすめします。
実際に病院へ足を運ぶことになった場合、事前に整理しておくと診察がスムーズに進みやすくなります。いつから痛みが出たのか、どんな痛み方なのか、どんなときに強くなるのか、他に気になる症状はあるのか。この四つを簡単にメモしておくだけでも、医師に状況が伝わりやすくなります。
例えば「三日前の朝から左の背中が痛み、前かがみになると強くなる。しびれもある」というように、具体的に伝えることを意識してみてください。
背中の左側、腰の上あたりの痛みは、筋肉の疲労によるものが多い一方で、まれに内臓のサインとして出ていることもあります。まずは今回紹介したチェックポイントを参考に、ご自身の痛みの特徴を落ち着いて確認してみてください。
数日様子を見ても改善しない場合や、気になる症状が重なる場合は、無理をせず医療機関へ相談することをおすすめします。一人で不安を抱え込まず、体からのサインに丁寧に向き合ってあげてくださいね。