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足がむくむ原因と今すぐできる対処法|ストレッチ・マッサージで解消

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目次

足がむくむ原因とメカニズムを徹底解説

むくみ(浮腫)とは何か

朝起きたら顔がパンパン、夕方になると靴がきつくなる。そんな経験はありませんか。むくみは医学的には浮腫と呼ばれ、細胞と細胞の間に余分な水分が溜まってしまった状態を指します。健康な体であれば、血管から染み出た水分は再び血管やリンパ管に吸収されるのですが、このバランスが崩れると水分が皮下組織に溜まってしまうんです。

ふくらはぎの筋肉が第二の心臓と呼ばれる理由

足は心臓から最も遠い場所にあるため、重力の影響で血液が溜まりやすい部位です。ふくらはぎの筋肉は収縮することでポンプのように血液を心臓へ押し戻す役割を担っており、第二の心臓と呼ばれています。この筋肉がうまく働かないと、血液やリンパ液が足に滞ってむくみが生じやすくなります。

むくみを引き起こす主な原因

日常生活の中でむくみを引き起こす主な原因には、次のようなものがあります。

  • 塩分の摂りすぎ:体内のナトリウム濃度が上がり、それを薄めようと体が水分を溜め込む
  • アルコール摂取:血管が拡張して血管から水分が漏れやすくなる
  • 長時間の同じ姿勢:デスクワークや立ち仕事でふくらはぎの筋肉が動かずポンプ機能が低下
  • 運動不足による筋力低下:ふくらはぎのポンプ機能が十分に働かない
  • 体の冷えによる血行不良:血液循環が滞って水分が溜まりやすくなる

女性の場合は月経周期によるホルモンバランスの変化がむくみの原因になることもあるでしょう。睡眠不足やストレスも自律神経の乱れを招き、むくみにつながる可能性があります。すねを指で押してへこみがすぐに戻らない場合は、むくみが進行しているサインですので注意が必要です。

今すぐできる足のむくみ対処法【ストレッチ編】

ふくらはぎをほぐすストレッチ

椅子に座ったまま、かかとを少し浮かせた状態からスタートします。3秒かけてゆっくりとかかとを上げて、3秒かけて床につかないギリギリまで下げる動きを20回繰り返してください。つま先立ちの状態を作ることで、ふくらはぎの筋肉が収縮と弛緩を繰り返し、血液を心臓へ押し戻すポンプ機能が活性化されます。デスクワークの合間にもできる簡単なストレッチですので、気づいた時に実践してみましょう。

足首回しストレッチと膝の曲げ伸ばし

椅子に座った状態で右足首を左膝に乗せ、足首を右に5回、左に5回ゆっくり回します。足を入れ替えて左足首も同様に回してください。足首の関節を動かすことで、滞っていた血液やリンパ液の流れが促進されるでしょう。膝の曲げ伸ばしも効果的で、座ったまま片足ずつ膝を伸ばして5秒キープする動作を繰り返すと良いです。

足を90度に上げるストレッチ

仰向けに寝て、足を壁に立てかけるか、枕やクッションで足を高く上げる方法があります。重力を利用して足に溜まった余分な水分を心臓に戻すため、むくみの圧迫感が楽になります。10〜15分程度、リラックスした状態で足を高い位置に保つと効果的です。

オフィスや自宅で簡単にできるストレッチ

場所ストレッチ方法
オフィス(座位)椅子に座ったままかかとの上げ下げ、足首回し、膝の曲げ伸ばし
オフィス(立位)その場で足踏み、アキレス腱伸ばし、階段の段差を利用したかかと上げ
自宅仰向けで足を壁に立てかける、枕やクッションで足を高く上げる
最適なタイミングお風呂上がりの体が温まっている時、就寝前のリラックスタイム

毎日の習慣にすることで、むくみにくい体づくりにつながります。

効果的なマッサージとセルフケアの方法

マッサージの基本と具体的な手順

マッサージを行う際は、心臓から遠い部分から近い部分へ向かって流すのが基本です。足のマッサージであれば、足先から始めて足首、ふくらはぎ、膝、太ももへと順番に揉みあげていきます。ふくらはぎは両手で包み込むようにつかみ、挟むようにして10往復揉みあげてください。太ももも同様に、手のひらで10往復揉みあげると良いでしょう。

足裏のツボ押しと指のケア

足裏には湧泉というツボがあり、ここを刺激すると血行促進につながるといわれています。椅子に座った状態で、足の裏でゴルフボールを踏んで20回以上ころころと転がすと、足裏全体をほぐせます。足の指の間に手の指を入れて握手するように握る方法も効果的です。指を一本一本つかんで左右に回したり、やさしく揉んでほぐしたりすることで、足先の血流が改善されやすくなります。

マッサージに使用するアイテムとケア方法

マッサージを行う際は、乳液やクリームを使うと肌への摩擦が減り、滑らかに行えます。お風呂上がりの5分間でセルフトリートメントを習慣にすると、むくみ予防に役立つでしょう。足を心臓より高い位置に上げる際は、枕やクッションを活用して10〜15分程度リラックスした姿勢を保ってください。

38〜40℃のぬるま湯に20分程度ゆっくり浸かる入浴や、温水と冷水で交互に足を浸す温冷交互浴も血行促進に効果的です。弾性ストッキングを着用すると、適度な圧力で血液の逆流を防ぎ、むくみを軽減できる可能性があります。

むくみを改善する生活習慣と食事のポイント

塩分を控えカリウムを摂取する

塩分の摂りすぎはむくみの大きな原因になります。1日の塩分摂取量は男性で7.5g未満、女性で6.5g未満が目安とされていますが、現代の食生活では超えやすい量です。加工食品や外食には塩分が多く含まれているため、できるだけ自炊を心がけましょう。

栄養素効果多く含む食品
カリウム体内の余分なナトリウムを排出する働きバナナ、リンゴ、メロン、野菜類、海藻類
マグネシウム血行促進に役立つナッツ類、大豆製品
水分体内の循環を促す1日約2リットルを目安にこまめに摂取

水分補給とアルコールのコントロール

水分を控えればむくみが改善されると思うかもしれませんが、それは逆効果です。適度な水分補給は体内の循環を促すため、1日約2リットルを目安にこまめに摂取することが大切です。アルコールは血管を拡張させ、翌朝のむくみにつながりやすいため、飲み過ぎには注意が必要でしょう。週に1〜2日は休肝日を設けることをおすすめします。

運動習慣と体を冷やさない工夫

ウォーキングや階段の利用など、日常的に足の筋肉を動かす習慣をつけると、ふくらはぎのポンプ機能が維持されます。エレベーターではなく階段を使う、一駅分歩くなど、無理のない範囲で体を動かしてください。

体の冷えは血行不良を招くため、カーディガン、ひざ掛け、レッグウォーマーなどを活用して体を温めましょう。ゆとりのある服や自分に合った靴を選ぶことも大切で、きつい服や靴は血流を妨げる可能性があります。十分な睡眠時間を確保することも、自律神経のバランスを整え、むくみ予防につながるでしょう。

危険なむくみの見分け方と病院を来院すべきサイン

一過性のむくみと慢性的なむくみの違い

夕方に足がむくんでも翌朝には戻っている場合は、一過性のむくみで大きな心配はないといわれています。しかし、朝から晩までむくみが続く、何日経っても改善しない場合は、何らかの病気が隠れている可能性があるため注意が必要です。

病気が原因で起こるむくみの特徴

心不全では心臓のポンプ機能が低下し、血液が全身に十分に送れなくなることでむくみが生じます。腎不全や腎機能障害では老廃物や水分が体内に蓄積し、全身のむくみにつながる可能性があります。肝硬変ではアルブミンという血液中のタンパク質の合成が低下し、血管内の水分保持ができなくなります。

甲状腺機能低下症では代謝が低下し、全身のむくみが起こることがあるでしょう。下肢静脈瘤は静脈弁の機能不全により血液が逆流し、足に血液が溜まってむくみます。深部静脈血栓症はいわゆるエコノミークラス症候群で、血栓が血管を詰まらせることで起こります。リンパ浮腫はがん手術後にリンパの流れが滞り、むくみが生じる状態です。

すぐに病院を来院すべき症状チェックリスト

次のような症状がある場合は、早めに医療機関を来院することをおすすめします。

  • むくみが数日間続いている
  • 一日中むくんでいる状態が続く
  • 片足だけがむくんでいる
  • 足の血管がコブのように浮き出ている
  • だるさや痛みを伴う
  • 急激な体重増加があった
  • 尿の量が少ない、回数が減った
  • 息切れや動悸がある

これらの症状が見られる場合は、心臓や腎臓の機能低下が疑われます。内科、循環器内科、腎臓内科などで詳しい検査を受けることが大切です。

まとめ

足のむくみは、細胞と細胞の間に余分な水分が溜まった状態で、塩分の摂りすぎ、アルコール摂取、長時間の同じ姿勢、運動不足、体の冷えなどが主な原因です。ふくらはぎの筋肉は第二の心臓と呼ばれ、血液を心臓へ押し戻すポンプ機能を担っているため、この筋肉を動かすことがむくみ対策の鍵になります。

今すぐできる対処法として、かかとの上げ下げや足首回しなどのストレッチが効果的です。デスクワークの合間にも簡単に実践でき、血液やリンパ液の流れを促進してくれるでしょう。お風呂上がりや就寝前に習慣化すると、むくみにくい体づくりにつながります。

マッサージは心臓から遠い部分から近い部分へ向かって流すのが基本で、足裏のツボ押しや足の指のケアも血行促進に役立ちます。足を心臓より高い位置に上げる、温冷交互浴を行う、弾性ストッキングを活用するなどのセルフケアも取り入れてみてください。

生活習慣の改善も重要で、1日の塩分摂取量を男性7.5g未満、女性6.5g未満に抑えることを心がけましょう。カリウムを多く含むバナナ、リンゴ、野菜類、海藻類を積極的に摂取し、1日約2リットルの水分補給を行ってください。

アルコールは週に1〜2日の休肝日を設け、ウォーキングや階段の利用で日常的に足の筋肉を動かす習慣をつけることが大切です。体を冷やさない工夫や十分な睡眠時間の確保も、むくみ予防に効果的でしょう。

ただし、朝から晩までむくみが続く、何日経っても改善しない、片足だけむくんでいる、急激な体重増加や息切れがあるなどの症状がある場合は、心不全、腎不全、肝硬変、下肢静脈瘤、深部静脈血栓症などの病気が隠れている可能性があります。

このような危険なサインが見られたら、早めに内科、循環器内科、腎臓内科などの医療機関を来院して、詳しい検査を受けることをおすすめします。日常的なセルフケアと症状の見極めを組み合わせて、健康な足を維持していきましょう。

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引用元:
https://www.nakamura-cl.com/swelling-of-legs/
https://www.kracie.co.jp/kampo/kampofullife/body/?p=1412


院長:高木

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