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頚椎症に効く筋トレ5選|自宅で安全にできるエクササイズと注意点

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目次

頚椎症と筋トレの関係性|なぜ運動が改善につながるのか

頚椎症とは何か

首や肩の痛み、手のしびれでお困りではありませんか。長時間のデスクワークやスマートフォンの使用で首が前に出る姿勢を続けていると、頚椎症という状態になりやすいといわれています。頚椎症は、加齢や日常的な負担によって首の骨や椎間板が変性し、神経が圧迫されることで起こる疾患です。

頚椎症には大きく分けて2つのタイプがあります。手や腕に痛みやしびれが出る頚椎症性神経根症と、手足の両方に症状が現れ歩行困難を伴うこともある頚椎症性脊髄症です。神経根症は片側だけに症状が出ることが多く、脊髄症は両側に症状が広がりやすい傾向にあります。

筋トレが有効な理由

では、なぜ筋トレが頚椎症の改善につながるとされているのでしょうか。ポイントは姿勢の安定と首を支える筋肉の強化にあります。首が前に出るストレートネック姿勢が続くと、頚椎への負担が増加します。実は、頚椎が前に10度傾くだけで首にかかる負荷は1.5倍に、30度傾くと3倍にも跳ね上がるといわれています。

適切な筋トレによって首周りの深層筋や肩甲骨周辺の筋肉を鍛えることで、頚椎を正しい位置に保つ土台ができるわけです。また、体幹の筋肉も重要で、姿勢全体のバランスが整うことで首への過剰なストレスが軽減される可能性があります。ただし、間違った方法で筋トレを行うと、かえって症状を悪化させるリスクもあるため注意が必要です。

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自宅でできる頚椎症改善のための筋トレ5選

チンインエクササイズ(あご引き運動)

まず取り組んでいただきたいのがチンインエクササイズです。壁に背中をつけて立ち、あごを軽く引きながら後頭部を壁に押しつけるように5秒キープします。これを10回繰り返すことで、首の前側と後ろ側の筋肉バランスが整いやすくなります。デスクワークの合間にも気軽にできるため、ぜひ習慣にしてみてください。

タオルレジスタンス

タオルを使った等尺性トレーニングも安全で効果的な方法です。タオルを後頭部にあて、両手で前に引っ張りながら頭で後ろに押し返すように抵抗します。この動作を10秒間キープし、3セット行いましょう。動かさずに力を入れるだけなので、首への負担が少なく安心して取り組めます。

肩甲骨寄せエクササイズ

肩甲骨周りの筋肉を鍛えることも大切です。両腕を体の横に伸ばし、肩甲骨を背中の中心に寄せるように意識しながら5秒キープします。猫背の方は特に肩甲骨が外側に開きがちなため、このエクササイズで姿勢改善が期待できます。1日15回を目安に続けてみましょう。

首の側屈ストレッチ

首の横側の筋肉を伸ばすストレッチも取り入れてください。頭をゆっくりと真横に倒し、反対側の手で軽く頭を押さえて15秒キープします。勢いをつけずにじんわりと伸ばすのがポイントです。左右各3セット行うと効果的でしょう。

体幹トレーニング

最後に体幹トレーニングです。プランクやドローインといった運動で体幹を安定させることで、全身の姿勢バランスが整います。プランクは肘をついた状態で体を一直線に保ち15秒キープ、これを3セット行います。慣れてきたら徐々に時間を延ばしていくとよいでしょう。

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頚椎症でやってはいけない筋トレと危険な動作

頚椎症の方が避けるべき動作として、以下の5つがあげられます。

  • 首を大きく回す運動:神経への圧迫を強めてしまう可能性があります
  • 首を反らす動作(過伸展):神経根を圧迫しやすく、痛みやしびれが悪化する恐れがあります
  • 高負荷のウエイトトレーニング:重いダンベルなどで頚椎への圧力が増してしまいます
  • 勢いをつけたストレッチ:筋肉や靭帯を傷める可能性があるため危険です
  • 無理な腕立て伏せや首をひねる運動:頭が下がった状態や首をひねる動作は頚椎への圧迫が強まります

首を大きく回す運動のリスク

首回しは一見効果がありそうに思えますが、実は神経への圧迫を強めてしまう可能性があるため注意が必要です。特に症状が出ているときは、大きく動かすよりも小さな範囲で優しく動かす方が安全といえるでしょう。

首を反らす動作の危険性

上を向くように首を反らす動作も危険とされています。この動きは神経根を圧迫しやすく、痛みやしびれが悪化する恐れがあります。洗濯物を干すときや高い場所のものを取るときなど、日常生活でも首を反らす場面は意外と多いものです。できるだけ体全体を使って動くよう心がけてみてください。

高負荷をかけるトレーニングの注意点

重いダンベルを使った筋トレや負荷の強いウエイトトレーニングも避けた方がよいでしょう。首や肩に過度な負担がかかると、頚椎への圧力が増してしまいます。筋トレは軽い負荷から始めて、痛みが出ない範囲で少しずつ強度を上げていくのが基本です。焦らずゆっくり進めることが大切といえます。

勢いをつけたストレッチが及ぼす影響

ストレッチも正しく行わないと逆効果になります。勢いをつけて首を動かすと、筋肉や靭帯を傷める可能性があるため危険です。ストレッチはゆっくりと呼吸を止めずに行い、痛みを感じる手前で止めるようにしましょう。気持ちよく伸びる程度が適切な範囲です。

無理な腕立て伏せや首をひねる運動

腕立て伏せは首に負担がかかりやすい種目です。特に頭が下がった状態で行うと頚椎への圧迫が強まります。また、首をひねる動作も神経を刺激しやすいため控えた方がよいでしょう。もし運動中に痛みやしびれが出た場合は、すぐに中止して専門家に相談することをおすすめします。

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筋トレを安全に行うための準備と実践のコツ

筋トレ前の姿勢チェック方法

運動を始める前に、まずご自身の姿勢を確認してみましょう。壁に背を向けて立ち、かかとを5cm程度離します。お尻、背中、後頭部が無理なく壁につくかどうかチェックしてください。後頭部が壁につかない場合は、首が前に出ている可能性があります。この4点チェックで現在の姿勢状態を把握することが、安全な筋トレの第一歩です。

ウォームアップの重要性

筋トレの前には必ず軽いウォームアップを行いましょう。首や肩をゆっくり動かして血行を促すことで、筋肉がほぐれて動きやすくなります。冷えた状態でいきなり運動すると筋肉を傷めやすいため、5分程度の準備運動は省かないでください。お風呂上がりなど体が温まっているときに行うのも効果的です。

正しいフォームと呼吸法

エクササイズは正しいフォームで行うことが何より大切です。鏡を見ながら確認したり、家族に見てもらったりするとよいでしょう。また、呼吸を止めないように意識してください。力を入れるときに息を吐き、戻すときに息を吸うのが基本的な呼吸法です。自然な呼吸を心がけることで、体への負担が軽くなります。

適切な頻度と休息日の設定

筋トレは毎日頑張りすぎるより、週3〜4回程度が適切とされています。筋肉は休息中に回復して強くなるため、休む日も大切な要素です。1日おきに行うなど、自分のペースで無理なく続けられる計画を立ててみてください。続けることが何より重要ですから、焦らずコツコツと取り組みましょう。

痛みが出た際の対処法

運動中に痛みやしびれが強くなった場合は、すぐに中止してください。我慢して続けると症状が悪化する恐れがあります。少し休んでも改善しないときや、手足に力が入らなくなったときは、早めに医療機関や整骨院に相談することをおすすめします。自己判断で無理をしないことが、安全な改善への近道です。

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日常生活での予防策と専門家への相談タイミング

デスクワークとスマホ使用時の姿勢

頚椎症の予防には、日常生活での姿勢改善が欠かせません。デスクワークでは、パソコンの画面を目線の高さに調整し、背筋を伸ばして座るよう心がけましょう。両足を床にしっかりつけて骨盤を立てることで、首への負担が軽くなります。

スマートフォンを使うときは、下を向かずに目線の高さまで持ち上げることが大切です。うつむいた姿勢が続くと首に3倍もの負荷がかかるといわれていますから、ぜひ意識してみてください。

枕や寝具の見直しポイント

寝ている間の姿勢も重要です。枕が高すぎたり低すぎたりすると、首に負担がかかってしまいます。自分の首のカーブに合った高さの枕を選び、仰向けで寝たときに首が自然なS字カーブを保てる状態が理想的でしょう。うつぶせ寝は首をひねる姿勢になりやすいため避けた方がよいとされています。寝具を見直すだけでも朝の首の痛みが楽になることがあります。

温めるケアと血行促進

首や肩が凝り固まっているときは、温めて血行を促すと楽になります。蒸しタオルを首にあてたり、湯船にゆっくり浸かったりすることで、筋肉の緊張がほぐれやすくなります。心身のリフレッシュにもつながりますから、一日の終わりに温めるケアを取り入れてみてください。ただし、急性期で熱感がある場合は冷やす方が適切なこともあるため注意しましょう。

専門家への相談が必要な症状

手足のしびれが続く、筋力が低下している、歩きにくくなったという症状がある場合は、早めに専門家に相談することをおすすめします。頚椎症性脊髄症では進行すると歩行困難や排尿障害が起こることもあり、早期の対応が大切です。

また、セルフケアで改善が見られない場合も、整形外科や整骨院でリハビリ指導を受けることを検討してください。専門家の施術と組み合わせることで、より効果的な改善が期待できます。

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まとめ

頚椎症の改善には、適切な筋トレと日常生活での姿勢改善が重要な役割を果たします。チンインエクササイズやタオルレジスタンス、肩甲骨寄せエクササイズなど、自宅で安全に取り組める運動を継続することで、首を支える筋肉が強化され、症状の緩和が期待できるでしょう。

一方で、首を大きく回したり反らしたりする動作は神経を圧迫するリスクがあるため避ける必要があります。運動前のウォームアップや正しいフォームの維持、適切な頻度での実施を心がけることが大切です。デスクワークやスマートフォン使用時の姿勢、枕の高さなど日常生活の見直しも忘れずに行いましょう。

もし痛みやしびれが続く場合、手足の筋力低下や歩行困難などの症状が現れた場合は、早めに医療機関や整骨院に相談してください。専門家の指導のもとで適切なケアを受けることで、より効果的な改善につながります。焦らず継続的に取り組むことが、頚椎症改善への近道です。


院長:高木

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