
院長:高木お気軽にご相談ください!

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歩くたびに足の内側がズキッとする。靴を履くと、くるぶしの少し前が当たって痛い。整形外科で「有痛性外脛骨」と言われても聞き慣れない名前で、運動を続けてよいのか迷っていませんか。


湘南カイロ茅ヶ崎整体院の高木聖司です。この記事では、外脛骨があることと痛みが出ることの違い、痛みが出たときにまず考えたいこと、病院での確認や治療の流れをお伝えします。
病名を聞いたあとの不安を整理し、今の状態をどう考えて次に何をすればよいかがわかる内容にしました。当院の有痛性外脛骨の症状別ページもあわせてご覧ください。


痛む場所と始まったきっかけをメモして受診すると、診察で状況が伝わりやすくなります
有痛性外脛骨は、足の内側にある外脛骨という余分な骨のまわりに痛みが出た状態を指します。骨があると言われただけで心配しすぎる必要はありませんが、痛みがあるときは理由を確かめることが大切です。まず病名の意味と、痛みが出やすい場所を整理しましょう。
外脛骨は、足の内側の中ほどにある舟状骨という骨の近くにできる副骨(余分な骨)です。少なくとも人口の約14%にみられ、ほとんどは症状を起こさないとされています。両足にあることも多いようです。出典:Pediatric Orthopaedic Society of North America(POSNA)
外脛骨があることと、痛むことは別の話です。レントゲンで外脛骨が見つかっても、今の痛みの原因がその骨とは限りません。痛みが続くときに、骨のまわりへ負担がかかっていないかを確認していくことになります。
健診や別のケガの検査でたまたま見つかる方もいます。「骨が余分にある=病気」ではないため、まずは今の痛みがどこに出ているのかを落ち着いて確かめることが出発点です。
痛みが出る場所は、内くるぶしの少し前から下にかけて、土踏まずの上あたりにある骨の出っ張りです。押すと痛み、歩いたり走ったりしたときに強くなることがあります。
靴の縁が出っ張りに当たって痛むこともあります。運動のあとにじんじんする、長く歩いた日や立ち仕事のあとに痛むといった形で気づく方もいます。
痛む位置が少しずれている場合は、足首の捻挫の痛みや、土踏まず周辺の腱や筋膜の痛みなど、ほかの状態も考えられます。出っ張りを見て自分で決めず、診察で痛む場所を確かめてもらうと安心です。
| 項目 | 外脛骨があるだけの場合 | 有痛性外脛骨の場合 |
|---|---|---|
| 痛み | ないか、気にならないことが多い | 出っ張りのまわりに押した痛みや運動時の痛みがある |
| 気づくきっかけ | 検査でたまたま見つかる | 歩行、運動、靴の当たりで痛みが出る |
| 考え方 | 治療が必要とは限らない | 負担の調整を含め、診察で相談する |
痛む足を無理に使い続けると、そのぶん骨のまわりへの負担が積み重なることがあります。今日から取れる行動と、早めに受診したい目安を分けてお伝えします。
最初に考えたいのは、痛みを誘発する運動を一時的に減らすことです。ジャンプや切り返し、長い距離のランニングなど、足の内側に体重がかかる動きで痛みが強まるなら、量や強さを落として様子をみます。
靴の縁が出っ張りに当たって痛む場合は、当たりにくい靴に替える、紐の締め方を変えるといった工夫で楽になることがあります。病院向けの患者説明資料でも、痛みが出る活動を避けることや、足底板(インソール)の使用が最初の対応として示されています。出典:Royal Berkshire NHS Foundation Trust
痛い部分を強く押したり、揉んだりするのは避けてください。ふくらはぎをゆっくり伸ばす程度にとどめ、痛みが強まるときはすぐに中止しましょう。
まだ病名がついていない方も、すでに診断を受けている方も、次のような状態があれば整形外科へ相談してください。
すでに診断がついていても、痛みが変わらない、あるいは強くなっているなら、その経過を主治医へ伝えてください。飲み薬や湿布が出ている場合は、自己判断で中止したり量を変えたりせず、担当医に相談しましょう。
有痛性外脛骨の痛みは、ひとつの原因だけで決まるとは限りません。運動量、ケガの経験、靴、足の形などがいくつか重なっていることがあります。ここでは、その考え方を整理します。
外脛骨の近くには、土踏まずのアーチを支える後脛骨筋という筋肉の腱がつながっています。走る、跳ぶといった動作を繰り返すと、この付着部に引っぱる力が繰り返しかかることが考えられます。
足首の捻挫や転倒のあとに痛みが始まる方もいます。そこへ靴の縁による圧迫が加わると、痛みが出やすくなることも考えられます。
捻挫のあとに痛みが長引くと、「捻挫が治りきっていない」と思いがちです。ただ、骨の出っ張りの痛みが隠れていることもあるため、痛む位置を確かめることが大切です。
土踏まずが低い扁平足の方は、足の内側に負担がかかりやすいといわれることがあります。ただ、扁平足なら必ず痛みが出るわけではなく、足の形だけで痛みが決まるとは考えにくいものです。
ふくらはぎや足裏の筋肉のかたさが、足の内側への負担に関係していることもあります。ただし「筋肉が原因」と一つに決められるものではなく、関係している要素の一つとして考えます。
当院では、痛む場所とあわせて、足首や足の関節の動き、ふくらはぎや足裏の筋肉のかたさ、骨盤の傾きが足への負担に関係していないかを確認します。骨盤や背骨まで見るのは、足へのかかり方に影響していることがあるためです。
整形外科では、痛む場所と画像を見比べて、外脛骨が今の痛みに関係しているかを考えます。診察から治療までの一般的な流れを知っておくと、受診のときの不安が少し軽くなります。
診察では、出っ張りを押したときの痛み、歩き方、足首の動きなどを確認します。レントゲンで外脛骨の形や大きさをみて、必要に応じてMRIなどの追加検査を検討することもあります。
画像に外脛骨が写っていても、それだけで痛みの原因と決まるわけではありません。痛む場所と画像が合っているかを医師が見比べて判断するため、症状の始まりを具体的に伝えることが役立ちます。
受診の前に、いつから痛むのか、きっかけは何か、どの動作で痛いか、靴で当たるかをメモしておくと、短い診察時間でも伝え漏れを防げます。
治療は、負担を減らす保存的な対応から始めるのが基本です。活動の調整、足底板(インソール)、痛みが強いときの一時的な固定などが検討され、痛み止めや湿布が使われることもあります。
手術は、こうした対応を続けても痛みが十分に軽くならない場合に検討される選択肢とされています。診断を受けたからといって、すぐに手術になるわけではありません。
手術を含めた方針は、年齢、競技、痛みの程度によって異なります。何か月で治るとは一律に言えないため、経過の見通しは主治医と確認してください。
診断を受けたのに痛みが引かない、運動に戻れず焦る、という悩みは珍しくありません。当院にも、病名を聞いたあとで迷いを抱えて相談された方がいます。
当院には、小学6年生のときに階段から落ちて足首を捻挫し、病院で外脛骨障害と診断された20代の大学生が相談に来られたことがあります。剣道の稽古で右足を踏み込んだ瞬間に足の内側へ強い痛みが走り、稽古を中断したとのことでした。
湿布や消炎鎮痛剤で効果を感じにくく、接骨院にも1か月ほど通われましたが、一時的に楽になるだけで稽古を再開できませんでした。学生のうちにきちんと向き合いたいという気持ちが来院のきっかけだったそうです。これは一人の方の経過であり、同じ経過になるとは限りません。
当院でも、有痛性外脛骨のご相談をお受けしています。痛む位置を確かめたうえで、足首や足の関節の動き、ふくらはぎや足裏の筋肉のかたさ、骨盤や背骨の状態が足への負担に関係していないかを確認します。
整体やカイロプラクティックで、痛みや負担の軽減を目指せるケースもあります。ただし、腫れや熱っぽさが強い、ケガのあとに体重をかけられないといった場合は、先に整形外科で確認してください。
病院での診断と当院での相談を並行して考える方もいます。どちらを選ぶ場合でも、痛みが続くときは痛む場所を専門家に確認してもらいましょう。痛みを我慢したまま運動を続けないことが大切です。
外脛骨は珍しくない余分な骨で、あるだけでは痛みを起こさないことが多いものです。足の内側の出っ張りが痛むときは、運動量や靴の当たりを見直しながら、痛みの理由を確かめていく流れになります。
ご自身でできるのは、痛みが出る動作、始まった時期、靴の当たりを整理しておくことです。強い痛みや腫れがある、ケガのあとに歩きにくいといった場合は、早めに整形外科へ相談してください。
診断のあとも痛みが続いて迷っている方は、その状況を具体的に伝えて相談してみてください。当院でも足の状態を確認しながら、痛みや負担の軽減を目指したご相談をお受けしています。



