
院長:高木お気軽にご相談ください!

院長:高木お気軽にご相談ください!
朝になっても布団から出られない。仕事を前にしても、何から手をつければいいのかわからない。好きだったことまで楽しめなくなり、「ただ疲れているだけなのか、それとも病気なのか」と迷って検索された方も多いと思います。


湘南カイロ茅ヶ崎整体院の高木聖司です。この記事では、うつ病とはどのような状態なのか、どんな変化に気づけばよいのか、どのようなときに相談したほうがよいのかを整理してお伝えします。
読み終えたときに、ご自身の不調を落ち着いて振り返り、誰にどう相談するかを考えられる状態を目指しています。ご家族の様子が気になっている方にも、参考にしていただける内容です。


うつ病かどうかを自分で決めようとして、一人で抱え込んでしまう方は少なくありません。まずは今の状態を整理するところから始めてみてください
うつ病は、気持ちの持ちようや性格の弱さで起こるものではありません。まず、どのような状態を指すのか、一時的な落ち込みとどこが違うのかを整理します。全体像をつかんでおくと、ご自身の状態も考えやすくなります。
うつ病は、一日中気分が落ち込む、何をしても楽しめないといった心の症状に、眠れない、食欲がない、疲れやすいといった体の症状が重なり、日常生活に大きな支障が出ている状態を指します。
頭痛や肩こり、動悸、胃の不快感、めまいなどが現れることもあります。体の不調が前面に出る場合があるため、気持ちの落ち込みに自分では気づきにくい方もいます。出典:国立精神・神経医療研究センター
嫌なことがあれば、誰でも気持ちは沈みます。その多くは時間の経過や気分転換で少しずつ軽くなりますが、うつ病では落ち込みや意欲の低下が続き、仕事や家事、人との付き合いにまで影響が及びます。
| 見る点 | 一時的な落ち込み | うつ病が疑われる状態 |
|---|---|---|
| 続き方 | 数日ほどで軽くなる | ほぼ毎日続き、長引く |
| 楽しみ | 好きなことなら気が紛れる | 好きだったことにも興味がわかない |
| 生活への影響 | 負担はあるが何とかこなせる | 仕事や家事、身支度に支障が出る |
原因は一つに決められているわけではありません。精神的なストレスや体のストレスが重なるなど、さまざまな要因が関係して、脳の働きに不調が起きていると考えられています。上の表はあくまで目安で、診断の代わりにするものではありません。
うつ病の症状は、落ち込みだけとは限りません。心、体、生活の3つの面から、以前の自分との違いを振り返ってみましょう。ここでの目的は診断ではなく、今の状態を言葉にして整理することです。
好きだった趣味や食事が楽しくなくなる、人と会うのがおっくうになるといった変化がよく見られます。イライラしやすくなることもあります。
「自分には価値がない」「周りに迷惑をかけている」と考えが後ろ向きになり、集中力が落ちて物事を決められなくなる方もいます。こうした状態は気の持ちようではなく、病気の症状として現れることがあります。出典:厚生労働省
寝つけない、夜中に何度も目が覚める、朝早く目が覚めてしまう。反対に、いくら寝ても眠いという形で現れることもあります。食欲も、落ちる方もいれば、増える方もいます。
肩こりや頭痛、胃の不調、動悸のように、ほかの要因でも起こる症状も含まれます。そのため、これらだけでうつ病と決めることはできません。ただ、気分の変化や意欲の低下を伴って続くときは、体の症状として軽く見ずに、あわせて相談してください。
朝の身支度に取りかかれない、簡単なメールの返信に何時間もかかる、洗い物や洗濯を後回しにしてしまう。こうした場面で、はじめて異変に気づく方が少なくありません。
当院にも、毎日やる気が出ず、気持ちが後ろ向きになってしまうと相談された方がいます。落ち込みというより、何も始められないという形でつらさを話される方もいますが、これは個別のお話です。怠けているわけではなく、本人も困りきっていることが多いと感じています。
「もう少し様子を見よう」と考えているうちに、数か月が過ぎてしまう方もいます。相談を考える目安と、急いで支援につなげたいサインを分けてお伝えします。
厚生労働省のサイトでは、気分の落ち込みが一日中続く、何をしても楽しくないという2つのどちらかを含む5つ以上の状態が2週間以上続く場合は、専門家への相談をすすめています。
この2週間は、それまで待たなければいけないという意味ではありません。病名がわからない段階でも、つらければ相談して構いません。当てはまる項目が少なくても、生活に支障が出ているなら早めに話してみてください。
「死にたい」「消えてしまいたい」という気持ちが浮かぶときは、期間や症状の数にかかわらず、一人で抱え込まないでください。信頼できる家族や友人、通院先の医師、公的な相談窓口のいずれかに、できるだけ早く伝えてほしいと思います。
厚生労働省は、電話やSNSで相談できる窓口をまとめて案内しています。今すぐ自分を傷つけてしまいそうなほど切迫しているときは、ためらわず119番に連絡するか、近くの医療機関を受診してください。
気分が落ち込む状態は、うつ病だけで起こるわけではありません。気分が極端に高揚する時期と落ち込む時期を繰り返す双極性障害でも、落ち込みの時期には似た状態になります。
同じうつ病という診断でも、ストレスがきっかけの場合もあれば、体の病気と関係している場合もあります。治療の方向が変わることがあるため、ご自身で判断せず、医師に状態を伝えて評価してもらうことが大切です。
相談しようと思っても、どこへ行けばよいのか、何から話せばよいのかで足が止まってしまうことがあります。相談先の選択肢と、伝えるとよい内容を整理します。
気分や意欲の変化が中心なら、精神科や心療内科が相談先になります。いきなり専門の科に行くのが不安な場合は、普段から通っているかかりつけ医に話してみる方法もあります。
会社に産業医や相談窓口があれば、そちらも選択肢です。自治体の相談窓口は、受診先に迷うときの入口になります。うまく説明できる自信がなくても大丈夫ですので、次のような点を簡単にメモしてお持ちください。
変化に気づいた時期と、ひどくなったり楽になったりした時期
朝起きられない、仕事に集中できないなど、具体的な場面
眠れているか、食欲や体重に変化があるか
服用中の薬、治療中の病気、最近受けた検査
気分の落ち込みに加えて、肩こりや頭痛、だるさなどの体のつらさが強い方もいらっしゃいます。当院でも、そうしたお悩みについてご相談をお受けしています。
首や背中、骨盤まわりの筋肉の緊張や、関節の動きを確認し、体の負担の軽減を目指します。来院時は、問診票で症状や経過を伺い、通院中の方は服用中のお薬や受けた検査の内容も教えていただいています。
受診に踏み出せない理由に、「薬を飲み続けることになるのでは」という不安を挙げる方がいます。実際には、状態に合わせてさまざまな方法が組み合わされますので、一般的な流れを説明します。
治療の基本は、十分な休養をとること、必要に応じて薬物療法を行うこと、そして精神療法を組み合わせることです。精神療法には認知行動療法などがあり、薬とあわせて効果が高いことがわかってきています。
早めに治療を始めるほど回復も早いといわれています。どの方法を選ぶかは、症状の程度や生活の状況によって異なりますので、医師と相談しながら決めていきます。
薬を飲み始めて眠気やだるさが出た、効いている実感がないといった悩みは、よくあるものです。自己判断で薬を減らしたりやめたりしないことが大切ですので、気になる変化は次の診察で遠慮なく伝えてください。
副作用や治療方針への疑問を聞けずにいる方もいます。それでも、わからないことを質問するのは自然なことです。納得して治療を続けられるよう、不安を一つずつ伝えていきましょう。
うつ病は、気分の落ち込みだけでなく、眠り、食欲、疲れやすさといった体の変化も伴い、生活に支障が出る状態です。怠けや甘えではなく、早めの相談で楽になる道も開けていきます。
ご自身で確認できるのは、以前と比べた変化の中身と、それがどれくらい続き、生活のどこに影響しているかです。診断をつける必要はありませんので、気づいたことをメモに残しておくだけでも役立ちます。
次の一歩は、精神科や心療内科、かかりつけ医、相談窓口のどれかに連絡してみることです。死にたい気持ちがあるときは、迷わず誰かに伝えてください。当院でもご相談をお受けしています。



