
院長:高木お気軽にご相談ください!

院長:高木お気軽にご相談ください!
心配事が頭から離れず、仕事に集中できない。電車に乗ると動悸がして、遠出が不安になる。そんな状態が続くなかで、「不安症」という言葉を調べた方も多いのではないでしょうか。


湘南カイロ茅ヶ崎整体院の高木聖司です。この記事では、不安症とはどんな状態か、普通の不安や緊張とどこが違うのか、そして不安が続くときにどこへ相談すればよいのかをお伝えします。
症状の一覧だけで自分の状態を決める必要はありません。生活のなかで何に困っているかを整理する手がかりとして読んでください。体の不調を含めたご相談については、不安症の症状別ページもあわせてご覧ください。


不安の強さそのものより、避けている場面が増えていないかが大切だと感じています
不安を感じること自体は、誰にでもある自然な反応です。ただし、その不安が強すぎたり、危険のない場面でも反応したりして、生活に支障が出てくると、不安症として医療機関での相談を考える段階になります。
大事な会議の前に緊張する、試験の前に落ち着かなくなる。こうした反応は、危険や変化に備えるために人に備わっているものです。不安がまったくない状態を目指す必要はありません。
問題になるのは、不安の信号が必要以上に強く出たり、危険ではないものにまで出たりする場合です。そのうえ不安を避けるために、行動そのものが変わってしまうこともあります。出典:慶應義塾大学病院
不安症かどうかを分けるときに、まず見るのは「どれだけ不安か」だけではありません。不安の強さより、避ける行動が増えていないかが目安になります。
たとえば、不安が強くて通勤ルートを変えた、会議のある日は休みたくなる、外出の予定を断るようになった、といった変化です。仕事や家事が何とかこなせていても、つらさが強いなら相談して構いません。
「不安障害」という呼び方もよく見かけますが、現在は「不安症」という名称が使われています。医療機関のページでは、どちらの言葉も同じ病気のグループを説明するために登場します。
不安症は一つの病気の名前ではなく、いくつかのタイプをまとめた呼び名です。そのため、診断は症状の数をかぞえて決まるものではなく、医師が状況や経過を聞いて判断します。
不安症というと気持ちの問題だけを思い浮かべがちですが、実際には体の反応や行動の変化も一緒に出ます。ここでは、ご相談の場面でよく耳にする困りごとを交えながら、変化の出方を整理します。
気持ちの面では、先のことを何度も考えてしまう、緊張が抜けない、落ち着かない、といった状態が現れます。夜になると考えがまとまらず、寝つきが悪くなったという声もあります。
当院の患者さまの声にも、仕事が不安定になった時期から不安感が強まり、寝ても寝足りない感覚が続いたというお話がありました。不安と睡眠の悩みが重なって出ることは、珍しくありません。
不安が強いと、心臓がドキドキする、息が詰まる感じがする、手が震える、汗が出るといった体の反応が起こることがあります。吐き気やめまいを訴える方もいます。
ここで気をつけたいのは、同じ症状が体の病気で起こる場合もあることです。動悸や息苦しさは、不安だけと決めつけず体の病気も確認しましょう。甲状腺の働きが高まる病気、不整脈、貧血などが関係していないかを、内科で調べることもあります。出典:国立精神・神経医療研究センター
生活への影響として見落としやすいのが、「行けなくなった場所」が増えていくことです。当院の症例報告には、電車やエレベーターで動悸や吐き気が出て、遠出が難しくなった30代の会社員の方がいらっしゃいました。この方は、肩こりや背中の痛みも一緒に相談されていました。
また、地震に遭った経験をきっかけに、高速道路での運転が怖くなったという患者さまの声もあります。いずれも個別のケースで、すべての方に当てはまるわけではありません。ただ、不安の強さだけでなく、避けている場面を書き出してみると、生活への影響が見えやすくなります。
不安症には、不安を感じる場面や出方によっていくつかのタイプがあります。自分に近いものを知っておくと相談しやすくなりますが、タイプを自分で決める必要はありません。代表的なものを表にまとめました。
| タイプ | 不安が出やすい場面 |
|---|---|
| 全般不安症 | 仕事・家庭・健康など、さまざまなことへの心配が続く |
| 社交不安症 | 人前での発言や、注目・評価される場面への強い恐怖 |
| パニック症 | 突然の強い不安と動悸などの発作を繰り返し、また起こる不安が続く |
| 広場恐怖症 | 電車・人混みなど、逃げにくい場所や助けを得にくい場所 |
| 限局性恐怖症 | 高所・動物・注射など、特定の対象や状況 |
タイプによって、治療の進め方や相談時に伝えたいことが少しずつ変わります。ただ、実際には複数のタイプが重なる方もいるため、「どれに当てはまるか」よりも「どんな場面で何に困るか」を伝える方が、医師には状況が伝わりやすくなります。
それぞれのタイプの詳しい特徴や対応は、この記事では深く扱いません。気になるタイプがあれば、そのテーマ専用の解説も参考にしてください。
不安や体の不調が続くとき、「何科に行けばいいのか」「こんなことで受診してよいのか」と迷う方は多くいらっしゃいます。迷った時点で相談して構いません。ここでは、順番に考えるときの目安をお伝えします。
動悸、息苦しさ、めまい、強い疲れなどがはっきりある場合は、まず内科などで体の病気がないかを調べる方法があります。検査で大きな異常が見つからなくても、そこで終わりにする必要はありません。
胸の痛み、意識が遠のく感じ、これまでにない強い息苦しさがあるときは、様子を見ずに早めに受診してください。夜間や休日で判断に迷うときも、医療機関や相談窓口へ連絡して構いません。
気持ちのつらさが続く、避ける場面が増えている、眠れない日が続く、といった場合は、精神科や心療内科への相談が選択肢になります。診察では、症状の強さ、続いている期間、生活への影響などを聞いたうえで、診断や治療の方針が検討されます。
すでに薬を飲んでいる方は、自分の判断で量を変えたり中止したりしないでください。気になる点は、処方した医師に相談しましょう。
診察の時間は限られています。上手に話そうと考えすぎず、次のようなメモを用意しておくと伝えやすくなります。これは診断のためのチェックではなく、相談の準備のための整理です。
カフェインの取り過ぎが不安を強めることもあるため、コーヒーやエナジードリンクの量は、思い当たる範囲でメモに入れておくと役立ちます。
治療と聞くと、薬を長く飲み続けるイメージを持つ方もいますが、実際には複数の方法があります。ここでは医療機関で行われる一般的な内容を紹介します。どの方法をどう組み合わせるかは、タイプや状態によって異なります。
認知行動療法は、不安を強める考え方のくせや、避ける行動のパターンを整理し、少しずつ慣れていく心理療法です。たとえば、怖くて避けていた場所に、無理のない段階を踏んで近づいていく方法などがあります。
一人で自己流に挑戦すると、かえって強い恐怖を感じて続けられなくなることもあります。取り組むときは、医師や心理の専門職と進め方を相談してください。
薬では、抗うつ薬や抗不安薬などが、症状やタイプに応じて検討されます。薬の種類、飲み方、続ける期間は人によって違い、副作用の出方にも個人差があります。
気になる症状があれば、その都度医師に伝えながら調整していきます。自己判断での中止や増減は避け、疑問があれば診察で確認してください。
不安が続いている方は、肩や首のこわばり、背中の痛み、頭痛といった体の症状を同時に抱えていることが少なくありません。当院でも、そうした体の不調をきっかけにご相談いただくことがあります。
当院では、問診で症状が出る場面や服薬の状況をうかがい、姿勢、首や背骨、肩まわりの関節の動き、筋肉の硬さや圧痛などを確認します。そのうえで、整体やカイロプラクティックで改善を目指せる部分があるかを、一緒に考えていきます。
不安や体の症状が出る場面、病院での診断や検査の有無、服薬の内容、困っている体の部位をうかがいます。
首、背中、肩まわりの動き、筋肉の硬さ、押したときの痛みなどを確認し、負担の軽減を目指せる部分を探します。
先ほど紹介した、電車で動悸や吐き気が出ていた30代の方の場合は、首の動き、背中の圧痛や硬さ、顎まわりの筋肉の緊張などを確認していました。
病院で診断を受けて治療を続けている方も、体のこわばりや痛みで悩んでいる場合は、ご相談いただけます。通院や服薬は、主治医の指示に沿って続けてください。
不安症は、不安が過剰になり、避ける行動や体の反応を通じて生活に支障が出る状態です。誰にでもある緊張や心配との違いは、不安の大きさだけでなく、生活がどれだけ狭くなっているかに表れます。
ご自身でできることは、いつ、どこで、何に困るかを書き出すことです。体の症状が強いときは内科で確認し、気持ちのつらさや避ける行動が続くときは、精神科や心療内科へ相談する選択肢があります。
肩や首、背中のつらさも一緒に抱えている場合は、当院でも体の状態を確認します。一人で抱え込まず、できるところから相談を始めてください。



