
院長:高木お気軽にご相談ください!

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こんにちは、湘南カイロ茅ヶ崎整体院の高木聖司です。赤ちゃんが生まれて幸せいっぱいの毎日を過ごされている中で、突然「SIDS」という言葉を耳にして不安になっていませんか。乳幼児突然死症候群は原因不明で赤ちゃんが突然亡くなってしまう病気ですが、適切な知識を持つことで発症リスクを大きく減らせることがわかっています。
当院には赤ちゃんの向き癖や頭の形を心配されて来院される保護者の方が多くいらっしゃいますが、その際によく「夜寝ているときが心配で」というお声を聞きます。初めての育児では特に、夜中に何度も赤ちゃんの呼吸を確かめてしまうというお母さんも少なくありません。今回は、医学的根拠に基づいた予防策を中心に、保護者の方が安心して育児できるような情報をお伝えしていきます。


赤ちゃんの安全な睡眠環境づくりは、ご家族みんなで取り組むことが大切です
乳幼児突然死症候群は英語でSudden Infant Death Syndromeと呼ばれ、頭文字をとってSIDSと表記されます。それまで元気だった赤ちゃんが、事故や窒息ではなく睡眠中に突然亡くなってしまう病気で、世界中で研究が進められています。
この病気の一番の特徴は、詳しく調べても死因が特定できないという点にあります。窒息や病気による死亡とは明確に区別されていて、解剖や死亡時の状況、それまでの健康状態などを総合的に検討しても原因がわからないケースを指しているのです。原因不明と聞くと「防ぎようがないのでは」と思われるかもしれませんが、実は研究の結果からいくつかの予防策が明らかになっています。
日本では年間約50名から70名程度の赤ちゃんがこの病気で亡くなっているとされています。かつては年間100名を超える時期もありましたが、予防啓発活動が進んだことで減少傾向にあるのです。それでも0歳児の死亡原因として上位に位置しており、決して他人事ではない病気だといえます。
発症のピークは生後2ヶ月から6ヶ月の間で、特に生後4ヶ月前後に多いことがわかっています。1歳を過ぎるとリスクは大きく減少しますが、稀に1歳以降でも報告されているため油断はできません。寒い季節にやや多い傾向があり、秋から冬にかけては特に注意が呼びかけられています。
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世界中の研究によって、発症リスクを下げるために効果的な方法がいくつか明らかになっています。中でも特に重要とされているのが、仰向け寝・母乳育児・禁煙の3つです。これらは統計的にもはっきりとリスク低減効果が認められているため、厚生労働省などの公的機関も推奨しています。
赤ちゃんを寝かせるときは必ず仰向けの姿勢にすることが推奨されています。うつぶせ寝は仰向け寝と比べて発症リスクが数倍高くなることがわかっており、世界中で仰向け寝キャンペーンが実施されてきました。
日本でも1990年代からこの啓発が進み、実際に発症数が大きく減少したという経緯があります。横向き寝も仰向けに比べるとリスクが高いため、基本的には仰向けで寝かせるようにしてください。
当院に来院される保護者の方からは「向き癖があって仰向けを嫌がる」というご相談もよくいただきます。確かに赤ちゃんによっては特定の向きを好むことがありますが、それでも寝かせるときは必ず仰向けからスタートすることが大切です。寝返りができるようになってから自分でうつぶせになる分には問題ありませんので、無理に戻す必要はありません。
母乳で育てられている赤ちゃんは、人工乳だけで育てられている赤ちゃんに比べて発症リスクが低いという研究結果があります。母乳には免疫物質が含まれていて感染症を防ぐ効果があることや、母乳育児によって赤ちゃんの覚醒反応が適切に保たれることなどが理由として考えられています。
ただし、母乳が出ない場合やさまざまな事情で人工乳を使っている方もいらっしゃいますので、無理をする必要はありません。
妊娠中の喫煙はもちろん、出産後も赤ちゃんの周囲での喫煙はリスクを高めます。父親や同居家族が喫煙者の場合、たとえ別の部屋で吸っていても衣服や髪に付着した有害物質が赤ちゃんに影響を与える可能性があるのです。赤ちゃんの健康のためには、家族全員が禁煙することが理想的ですし、少なくとも室内での喫煙は絶対に避けてください。
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予防の3つのポイントに加えて、睡眠環境を適切に整えることも大切です。赤ちゃんが眠る場所には意外な危険が潜んでいることもあるため、細かい点までチェックしていきましょう。
赤ちゃんが寝る布団やマットレスは、硬めのものを選ぶことが推奨されています。柔らかすぎる寝具は顔が埋もれてしまう危険性があるためです。また、枕は基本的に必要ありませんし、使う場合でも高さのない平らなものにしてください。掛け布団は顔にかからないように注意が必要で、冬場でも厚手の布団より適度な室温管理と薄手の布団を重ねる方が安全です。
赤ちゃんの周りにぬいぐるみやクッション、タオルなどを置かないようにすることも重要なポイントになります。これらは窒息の原因になる可能性があるため、寝ているスペースはできるだけシンプルに保ってください。
暑すぎる環境もリスク要因のひとつとされています。室温は20度から25度程度が目安で、赤ちゃんの様子を見ながら調整してください。「寒いかも」と心配して厚着をさせすぎたり布団をかけすぎたりすると、かえって体温が上がりすぎてしまいます。赤ちゃんの首や背中を触ってみて、汗をかいていないか確認するのがよいでしょう。
大人のベッドで赤ちゃんと一緒に寝ることは、欧米の研究ではリスクを高めるとされています。大人の布団に埋もれてしまったり、寝返りで覆いかぶさってしまったりする危険があるためです。可能であれば赤ちゃん用のベビーベッドを使い、それが難しい場合は大人の布団と分けて同じ部屋で寝るという方法が推奨されています。
授乳後にそのまま一緒に寝入ってしまうこともあるかと思いますが、できるだけ赤ちゃんを安全な場所に移してから休むようにしてください。特に飲酒後や疲労が強いときの添い寝は避けるべきです。
乳幼児健診をきちんと受けることで、赤ちゃんの発育状況や健康状態を確認できます。何か異常があれば早期に発見できる機会にもなりますので、必ず受診するようにしてください。また、予防接種を受けている赤ちゃんの方が受けていない赤ちゃんよりも発症率が低いというデータもあり、推奨されているワクチンは適切な時期に接種することが大切です。
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カイロプラクターとして多くの赤ちゃんを診てきた経験から、体の発達と睡眠姿勢には深い関係があることを実感しています。仰向け寝を基本にしながらも、赤ちゃんの体の発達を促していくことが大切なのです。
生まれたばかりの赤ちゃんには原始反射と呼ばれる本能的な動きがあり、これが正常に発達していくことで運動機能が育っていきます。仰向け寝の姿勢は、これらの反射が適切に統合されていく過程でも重要な役割を果たしているのです。うつぶせ寝が好まれていた時代もありましたが、現在では仰向け寝でも十分に首や体幹の筋力は発達することがわかっています。
寝るときは仰向けが基本ですが、起きているときには適度にうつぶせの姿勢を取らせる「タミータイム」が推奨されています。これは首や背中の筋力を鍛え、運動発達を促すために効果的です。保護者の方が見守っている状態で、機嫌のよいときに短時間から始めてみてください。無理に長時間させる必要はなく、赤ちゃんのペースに合わせることが大切になります。
仰向け寝を続けていると、頭の形が気になってくる保護者の方もいらっしゃいます。当院にも「絶壁になってしまった」「左右非対称な気がする」といったご相談で来院される方が多くいらっしゃるのです。頭の形は生後6ヶ月頃までが最も変化しやすい時期で、適切なポジショニングや体の調整によって改善できるケースも少なくありません。
向き癖がある場合、体の緊張バランスが関係していることもあるため、専門家に相談してみることをおすすめします。ただし頭の形を気にするあまり、うつぶせ寝にするのは絶対に避けてください。
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ここまで予防法についてお伝えしてきましたが、あまり神経質になりすぎて育児が辛くなってしまっては本末転倒です。完璧を目指さなくても、基本的なポイントを押さえていれば大丈夫だということを知っておいてください。
予防策をすべて完璧に実践しようと思うと、プレッシャーになってしまうかもしれません。まずは仰向け寝を心がけることから始めて、徐々にほかの対策も取り入れていけばよいのです。睡眠不足の中で育児をされている保護者の方も多いと思いますので、無理のない範囲で取り組んでいただければと思います。
赤ちゃんが心配で夜中に何度も呼吸を確認してしまい、自分自身が眠れなくなってしまう方もいらっしゃいます。その気持ちはよくわかりますが、保護者の方が疲弊してしまっては元も子もありません。適切な環境を整えたら、ある程度は赤ちゃんを信じて休むことも必要です。どうしても不安が強い場合は、ベビーモニターなどを活用するのもひとつの方法になります。
おじいちゃんおばあちゃんの世代では「うつぶせ寝がいい」と教えられていた時期もあり、世代間で意見が食い違うこともあるかもしれません。そんなときは、現在の医学的根拠を丁寧に説明してご理解いただくことが大切です。赤ちゃんを預ける際には、必ず仰向け寝でお願いすることを伝えておきましょう。
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保育園などの施設を利用する際にも、施設側がどのような対策を取っているか確認しておくと安心です。多くの認可保育施設では午睡チェックが義務付けられていますが、施設によって対応は異なります。
見学の際には、お昼寝の時間にどのような体制で見守りをしているか、仰向け寝を徹底しているか、室温管理はどうしているかなどを質問してみてください。また、保育士の配置人数や研修体制なども重要なポイントになります。
入園が決まったら、家庭での睡眠状況や特に気をつけていることなどを保育士に伝えておくとよいでしょう。家庭と施設で連携して赤ちゃんの安全を守っていくことが理想的です。
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最後に、この記事では乳幼児突然死症候群の予防法を中心にお伝えしてきました。原因不明という怖さはありますが、仰向け寝・母乳育児・禁煙という3つの基本を押さえ、安全な睡眠環境を整えることでリスクを大きく減らせるのです。
乳幼児突然死症候群を恐れるあまりうつ伏せ自体をあまりさせない方がいらっしゃいますが、うつ伏せの姿勢自体は成長発達に重要なので、少しずつタミータイムを取り入れましょう。
完璧を目指す必要はありませんが、できることから少しずつ取り組んでいただければと思います。赤ちゃんの頭の形や向き癖、体の発達について気になることがあれば、ひとりで悩まずにいつでも当院にご相談ください。保護者の方の不安を少しでも軽くしながら、赤ちゃんの健やかな成長をサポートさせていただきます。