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肘の痛みの原因は?外側・内側・後ろ側の見分け方と受診目安

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買い物袋を持ち上げた瞬間に肘がズキッとする。パソコンのマウス操作を続けていると、肘のあたりが重だるくなってくる。そんな肘の痛みが続くと、これが何なのか、病院に行くべきなのか、判断に迷ってしまう方は少なくありません。

湘南カイロ茅ヶ崎整体院の高木聖司です。この記事では、肘の痛みで考えられる主な原因の見分け方、早めに医療機関へ相談したい症状のサイン、自宅でできる対処法についてお伝えします。

肘の痛みは、一つの病名だけで説明できるものではありません。まずは痛む場所や動作、しびれの有無を順に確認し、今の状態をどう考えればよいかを一緒に整理していきましょう。詳しい考え方は肘の痛みのページでもご紹介しています。

目次

肘の痛みでまず確認したいこと

肘の痛みは、痛む場所や痛みが出る動作、しびれの有無などをいくつか組み合わせて考える必要があります。慌てて病名を決めつける前に、ご自身の症状がどのパターンに近いか、落ち着いて確認してみてください。

痛む場所と、痛みが出る動作を確認する

肘のどのあたりが痛むか、外側か内側か、あるいは後ろ側なのかを意識してみてください。同じ肘の痛みでも、外側か内側かによって、考えられる状態は変わってきます。

物を持ち上げるとき、タオルを絞るとき、手首をひねるとき、キーボードを打つときなど、どの動作で痛みが強くなるかも大切な手がかりです。動かさなくても痛むのか、動かしたときだけ痛むのかも違いが出やすい点です。

腫れ・しびれ・力の入りにくさがないか確認する

痛みだけでなく、肘の周りに腫れや熱っぽさがないか、指先にしびれが出ていないかも確認してください。特に小指や薬指のしびれを伴う場合は、肘の内側を通る神経が関係していることがあります。

物をつまむ、ペンを持つといった細かい動作がしづらくなってきた、握力が落ちてきたと感じる場合も見逃さないようにしましょう。しびれや力の入りにくさは、腱だけの問題とは違う可能性を考える手がかりになります。

転倒やぶつけたことがなかったか確認する

転んで手をついた、何かに肘をぶつけた、急に重い荷物を持ち上げたなど、痛みが出る直前にきっかけがなかったかを振り返ってみてください。はっきりした外傷がある場合とない場合とでは、考えるべき内容が大きく変わります。

特に思い当たる出来事がなく、いつの間にか痛みが出てきたという場合は、日常の反復動作による負担が積み重なっている可能性があります。反対に、はっきりしたきっかけがある場合は、骨や靭帯への影響も考える必要があります。

早めに整形外科を受診したい肘の痛み

肘の痛みの中には、自宅で様子を見てよいものだけでなく、早めに整形外科での評価が必要な状態も含まれます。ここでは、自己判断で様子を見続けるより先に、医療機関へ相談したほうがよい目安を整理します。

  • 転倒やぶつけた後に強い痛みがあり、肘の形がいつもと違って見える
  • 肘が曲げ伸ばしできない、または急にある角度で動かなくなる
  • 小指や薬指にしびれがあり、物をつまむ動作がしづらい
  • 握力が明らかに落ちてきた、指の動かしにくさが進んでいる
  • お子さんが投球動作の後に肘を痛がり、痛みが繰り返し出る

変形や急な腫れがある場合

転倒やぶつけた後に強い痛みがあり、肘の形がいつもと違って見える、急に腫れが大きくなった場合は、骨折や脱臼が疑われます。手足に変形が見られるときは骨折が強く疑われるとされていますので、無理に動かさず早めに受診してください。
出典:厚生労働省

曲げ伸ばしがしにくい・引っかかる場合

肘を曲げ伸ばししようとすると引っかかる感じがある、急にある角度で動かなくなる、といった場合も注意が必要です。動かすと痛みが強くなり、安静にすると軽くなるといった特徴がみられることもあります。

関節の中で骨や軟骨の状態が変化していることが背景にある場合があり、経過とともに悪化することもあります。違和感が続くようであれば、自己判断で様子を見続けず、整形外科での評価を受けておくと安心です。出典:日本整形外科学会

しびれや力の入りにくさが進んでいる場合

小指や薬指にしびれがあり、物をつまむ動作や握る動作がしづらくなってきた場合も、早めの相談をおすすめします。肘の内側を通る神経が慢性的に圧迫されたり引っ張られたりすることで、こうした症状が出ることがあります。

進行すると、手の筋肉がやせたり、指の変形につながったりすることもあるとされています。しびれが軽いうちに相談しておくほうが、その後の見通しを立てやすくなります。出典:日本整形外科学会

お子さんが投球後に肘を痛がる場合

成長期のお子さんが野球などの投球動作の後に肘を痛がる場合は、大人の使いすぎとは分けて考える必要があります。投球時や投球後に痛みが出て、肘の伸びや曲がりが悪くなることもあります。

痛みを我慢したまま投げ続けると、骨や軟骨に負担が蓄積してしまうこともあるため、早めに整形外科で評価を受けることが大切です。
出典:日本整形外科学会

痛む場所・動作から考えられる主な原因

肘の痛みが出やすい代表的なパターンを、痛む場所や動作別に整理します。ここでの説明はあくまで可能性の一例であり、自己判断で病名を決めつけないよう注意してください。

肘の外側が痛む場合

肘の外側が痛み、タオルを絞る、ペットボトルのふたを開ける、フライパンを持ち上げるといった動作でつらさを感じる場合、いわゆるテニス肘と呼ばれる状態が関係していることがあります。名前にテニスとついていますが、実際にはテニスをしていない方にも多くみられます。

物をつかんで持ち上げる、タオルを絞るといった動作で、肘の外側から前腕にかけて痛みが出ることが多く、安静にしているときは痛みが出にくいという特徴もあります。
出典:日本整形外科学会

肘の内側が痛む場合

肘の内側が痛み、物を持ち上げる、手首を手のひら側に曲げると痛みが強くなる場合は、内側の腱に負担がかかっている状態が考えられます。ゴルフをしていなくても、家事や仕事での反復動作で起こることがあります。外側の痛みと似ているようで、痛む位置と、痛みが強くなる手首の向きが逆になる点が見分けの手がかりになります。

しびれを伴う場合は、腱だけでなく神経の圧迫が関わっていることもあります。同じ内側の痛みでも、しびれの有無で考える内容が変わってくる点は覚えておいてください。

痛む場所痛みが出やすい動作考えられる状態の例
肘の外側タオルを絞る、物をつかんで持ち上げるテニス肘(外側上顆炎)など
肘の内側手首を手のひら側に曲げる、物を握る内側の腱の負担、しびれを伴う場合は神経の圧迫など
曲げ伸ばし全体肘を深く曲げる、伸ばしきる関節内の変化による可動域の制限など

曲げ伸ばしで違和感が強い場合

曲げ伸ばしのときに引っかかる、可動域が狭くなってきたと感じる場合は、関節そのものに変化が起きている可能性があります。加齢に伴って起こることもあり、自己判断せず経過を確認することが大切です。

投球動作で痛む場合

投球動作の後に痛みが出て、投げるたびに悪化していく場合は、成長期特有の負担が関係していることがあります。大人が家事や仕事で感じる使いすぎの痛みとは、注意すべきポイントが異なるため、別に考えたほうがよいでしょう。

自宅で悪化させないためにできること

すぐに受診が必要というわけではない軽い痛みであれば、日常生活の中でできる工夫もあります。ただし、痛みを我慢してまで無理に動かすことは避けてください。冷やすか温めるかで迷う方もいますが、痛み始めて間もない時期は冷やし、慢性的にこわばりが気になる時期は温めるというように、時期によって使い分けると考えやすくなります。

痛みが出る動作を、しばらくの間だけ意識的に減らしてみてください。重い荷物を片手で持たない、タオルを強く絞らない、フライパンを持つときはもう片方の手を添えるなど、生活の中で調整できる部分は少なくありません。

痛みがある間に、自己流で強くストレッチをしたり、無理に曲げ伸ばしを繰り返したりするのは避けたほうがよいでしょう。特に腫れや外傷がある場合は、かえって悪化につながることもあります。痛みが強くなる動作は無理に続けないという点は意識しておいてください。

医療機関を受診する際は、いつから痛みがあるか、きっかけに心当たりがあるか、どの動作で痛むか、しびれがあるかをメモしておくと、説明がスムーズになります。

当院にご相談にいらっしゃる方の中にも、両肘の痛みで腕に力が入らず、家事や仕事の作業がつらいと話される方がいらっしゃいます。マッサージなどで一時的に楽になっても、しばらくするとまた同じようにつらくなるという声を伺うこともあります。

肘の痛みは何科に相談する?

肘の痛みで悩んでいる場合、まず整形外科での評価を検討していただきたい場面と、その後の生活面での相談先として整体を検討できる場面があります。それぞれ分けて考えてみましょう。

まず整形外科で確認したいケース

外傷がある、しびれや力の入りにくさが進んでいる、曲げ伸ばしが極端に制限されている、投球後に痛みが繰り返し出るといった場合は、まず整形外科で診てもらうことをおすすめします。必要な検査や治療の判断は医療機関で行われます。

生活動作の負担で長引く場合

医療機関で骨や神経に大きな問題がないとわかった後も、日常生活の中で肘に負担がかかる動作が続き、痛みや違和感が長引くことがあります。パソコン作業の時間が長い、家事で手を握る動作が多いなど、負担がかかりやすい場面は人によって異なります。

当院では、そうした場面での関節の動きや筋肉の緊張、仕事や家事で負担がかかりやすい動作などを確認しながらご相談を伺っています。詳しい考え方については、肘の痛みのページでもご紹介しています。

肘の痛みと向き合うために大切なこと

肘の痛みについて、今回お伝えしたポイントを振り返ります。痛む場所や動作、しびれの有無を確認することが、今の状態を考える最初の手がかりになります。同じ肘の痛みでも、外側か内側か、外傷があるかないかによって、考えるべき優先順位は変わってきます。

外傷や変形、進行するしびれ、曲げ伸ばしの強い制限といった受診を考えたいサインがある場合は、自己判断で様子を見続けず、早めに整形外科へ相談してください。それ以外の場合も、痛みを強めるような動作を無理に続けないことが大切です。

医療機関での確認を経てもなお、日常生活での負担が気になる場合には、肘の痛みのページもあわせてご覧いただき、ご自身の状態に合わせて無理のない範囲で対応していただければと思います。

この記事の監修者
湘南カイロ茅ヶ崎整体院 院長 高木聖司
湘南カイロ茅ヶ崎整体院 院長
高木 聖司
鍼灸師(国家資格)
PAAC認定カイロプラクター
SORSI認定カイロプラクター
2005年に湘南カイロ茅ヶ崎整体院を開院。 鍼灸・カイロプラクティック・姿勢分析・栄養など幅広い視点から、 身体の不調と向き合っています。 当サイトでは、これまでの臨床経験と専門知識をもとに、 身体や健康に関する記事の内容を確認・監修しています。
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院長:高木

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