
院長:高木お気軽にご相談ください!

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こんにちは、湘南カイロ茅ヶ崎整体院の高木です。ぶつけてしまった時や知らない間にできてしまった痣に悩まされたことはありませんか。特に腕や顔など目立つところにできてしまうと、人目が気になって本当に困りますよね。
痣は正式には内出血と呼ばれるもので、皮膚の下の血管が損傷して血液が漏れ出している状態です。多くの方が「時間が経てば自然に消えるから」と放置してしまいがちですが、実は適切な対処をすることで改善までの期間を大幅に短縮できることをご存じでしょうか。
今回は整体院の院長として数多くの患者さんを診てきた経験から、打撲や内出血による痣を早く改善するための具体的な方法をお伝えします。色の変化に応じた正しいケアの仕方や、日常生活でできるセルフケアについても詳しくご説明していきますので、ぜひ最後までお読みください。


痣は適切な対処で改善スピードが変わります。一緒に正しい知識を身につけていきましょう
まずは痣がどうしてできるのか、そのメカニズムから理解していきましょう。痣は外部からの衝撃によって皮膚の下にある毛細血管が破れ、血液が組織内に漏れ出すことで発生します。これが一般的に内出血と呼ばれる状態で、皮膚の表面から見ると赤紫色や青色に見えるのです。
興味深いのは痣の色が時間とともに変化していくことです。最初は赤紫色だった痣が青色になり、やがて緑色を経て黄色へと変わっていきます。この色の変化は体内で血液の成分が分解されていく過程を表しており、それぞれの段階で適切なケアの方法が異なってくるのです。
赤紫色の段階では炎症が強く血管からまだ出血が続いている可能性があります。青色になると出血は止まり始めていますが、まだ炎症反応は残っている状態です。緑色から黄色に変わる頃には体が自然治癒のプロセスを進めており、痣は徐々に薄くなって最終的には消えていきます。
この自然治癒には個人差がありますが、通常は1週間から2週間程度かかるとされています。ただし適切な対処をすることでこの期間を短縮でき、痛みや腫れも早く引いていくため、正しい知識を持つことが大切なのです。
痣を早く改善するために最も重要なのが、ぶつけた直後の対応です。受傷してから48時間以内は急性期と呼ばれ、この時期の処置が今後の回復スピードを大きく左右します。
スポーツ医学の分野では昔からRICE処置という応急処置法が推奨されています。これは安静(Rest)、冷却(Ice)、圧迫(Compression)、挙上(Elevation)の頭文字を取ったもので、打撲や捻挫などの外傷に対する基本的な対処法です。
まず安静については、患部を動かさないようにすることで内出血の拡大を防ぎます。無理に動かしたり揉んだりすると血管からの出血が増えてしまい、痣が大きくなってしまうため注意が必要です。
冷却は受傷直後から24時間から48時間程度続けることが推奨されます。保冷剤や氷嚢をタオルで包んで患部に当て、15分から20分冷やしたら一度外して休憩し、また冷やすというサイクルを繰り返します。冷やすことで血管が収縮して出血を抑え、炎症や腫れを最小限にとどめることができるのです。
圧迫については、弾性包帯などで適度に患部を圧迫することで内出血の広がりを防ぎます。ただし強く巻きすぎると血流を妨げてしまうため、指先が冷たくなったりしびれたりしない程度の強さで巻くことがポイントです。
挙上は患部を心臓より高い位置に保つことで、重力によって血液やリンパ液が患部に溜まるのを防ぎます。腕や脚にできた痣の場合は、クッションなどを使って高い位置に保つようにしましょう。
受傷直後に間違った対処をすると、かえって症状を悪化させてしまいます。特に注意したいのが患部を温めることと、強くマッサージすることです。
受傷直後は炎症反応が強く出ている時期なので、温めてしまうと血管が拡張して出血や腫れが増してしまいます。お風呂に入る場合もシャワー程度にとどめ、湯船に浸かるのは避けたほうが良いでしょう。同じ理由で、痛み止めとして湿布を使う場合も温湿布ではなく冷湿布を選ぶことが大切です。
また痛みがあるとつい患部を揉んでしまいがちですが、これも厳禁です。強い刺激を加えると破れた血管からさらに出血が広がり、痣が大きくなるだけでなく改善も遅れてしまいます。
受傷から48時間が経過したら、ケアの方法を切り替える時期です。急性期を過ぎて亜急性期に入ると、今度は血液の吸収を促進するために温めることが有効になってきます。
痣の色が青色から緑色に変わってきたら、温めることで血行を良くして回復を早めることができます。蒸しタオルを当てたり、40度程度のぬるめのお湯で患部を温めたりすると効果的です。
入浴も湯船にゆっくり浸かることで全身の血行が良くなり、患部への栄養供給と老廃物の排出が促進されます。ただし熱すぎるお湯は避け、ぬるめのお湯に15分程度浸かるのがおすすめです。
当院でもよくお伝えしているのですが、温めるタイミングを間違えないことが本当に重要なのです。受傷直後は冷やす、数日経ったら温めるという基本を守るだけで、改善のスピードは驚くほど変わってきます。
亜急性期に入ったら、痛みが強くない範囲で軽くマッサージをすることも有効です。患部の周辺から中心に向かって優しくさするようにマッサージすると、リンパの流れが良くなって血液の吸収が促進されます。
ただし決して強く押したり揉んだりせず、あくまで優しく撫でる程度の刺激にとどめることが大切です。痛みを感じるほどの刺激は逆効果になってしまうので注意しましょう。
外側からのケアだけでなく、体の内側から回復を促すことも大切です。特定の栄養素を意識して摂取することで、痣の改善を早めることができます。
ビタミンCは血管を強くする働きがあり、内出血の予防と改善に役立ちます。柑橘類やイチゴ、ブロッコリーなどに多く含まれていますので、積極的に食事に取り入れていきましょう。
ビタミンKには血液凝固を促進する作用があり、内出血を早く吸収させる効果が期待できます。納豆やほうれん草、小松菜などの緑黄色野菜に豊富に含まれています。
鉄分とタンパク質は血液の材料となる栄養素です。レバーや赤身肉、魚類、卵、大豆製品などをバランス良く摂取することで、体の回復力を高めることができます。
ドラッグストアで購入できる塗り薬も痣の改善に役立つことがあります。ヘパリン類似物質を含む保湿剤や血行促進作用のある外用薬などが一般的です。
これらの薬は血液の吸収を促進したり、炎症を抑えたりする働きがあるとされています。ただし使用する際は必ず説明書をよく読み、用法用量を守ることが大切です。
また市販薬を使っても症状が改善しない場合や、痛みが強い場合は自己判断せずに医療機関や当院のような施術院に相談することをおすすめします。
多くの痣は打撲などの明確な原因があって発生しますが、中には病気のサインとして現れる痣もあります。以下のような場合は早めに医療機関を受診することをおすすめします。
ぶつけた覚えがないのに頻繁に痣ができる場合は、血液の病気や血管の異常が隠れている可能性があります。特に抗凝固薬を服用している方は痣ができやすくなるため、主治医に相談しましょう。
2週間以上経っても痣が消えない、または徐々に大きくなっている場合も注意が必要です。通常の内出血であれば1週間から2週間程度で薄くなっていくはずですので、それ以上続く場合は別の原因が考えられます。
痣とともに強い痛みや腫れ、熱感がある場合は、骨折や筋肉の損傷などより重度の外傷の可能性があります。自己判断せずに整形外科などを受診することが大切です。
実は体の歪みや姿勢の悪さが、痣のできやすさに影響していることがあります。当院に来院される患者さんの中にも、よく同じ場所をぶつけてしまうという方がいらっしゃいます。
体のバランスが崩れていると、無意識のうちに特定の部位が物にぶつかりやすい動作パターンになってしまうことがあるのです。また血流が悪くなっていると、軽い衝撃でも内出血が起こりやすくなることもわかっています。
カイロプラクティックの施術で体の歪みを整え、血液やリンパの流れを改善することで、痣ができにくい体づくりをサポートすることも可能です。繰り返し痣ができてお困りの方は、体全体のバランスを見直してみることも大切かもしれません。
痣は誰にでも起こりうる身近な症状ですが、正しい知識を持って対処することで改善までの期間を大幅に短縮できます。受傷直後は冷やして炎症を抑え、数日経ったら温めて血行を促進するという基本を守ることが何より大切です。
また栄養面からのアプローチや適度な運動、十分な睡眠なども体の回復力を高めるために欠かせません。私たちの体には本来素晴らしい自然治癒力が備わっており、それを最大限に引き出すための環境を整えることが施術家としての私の役割だと考えています。
痣がなかなか改善しない、頻繁に痣ができて困っている、痛みが強くて日常生活に支障があるといったお悩みがあれば、どうぞ一人で悩まずにご相談ください。当院では体全体のバランスを整えることで、根本的な改善をサポートしています。あなたが健康で快適な毎日を取り戻せるよう、全力でお手伝いさせていただきます。