
院長:高木お気軽にご相談ください!

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前鋸筋というとあまり聞き馴染みのない筋肉かもしれませんが、女性の体にとって嬉しい変化をもたらしてくれる重要な部位なんです。脇の下から肋骨に沿って広がるこの筋肉は、見た目の美しさだけでなく日常の体の不調にも深く関わっています。
前鋸筋を鍛えると肋骨が内側に引き寄せられるため、ウエスト周りがスッキリして見えるようになります。この筋肉は肋骨と肩甲骨をつなぐ役割があり、鍛えることで肋骨が開きづらくなって体幹部分が締まっていくんですね。
特に寸胴体型に悩んでいる方は、前鋸筋の働きが弱まっているかもしれません。脇腹のラインが変わるとウエストのくびれが際立ち、女性らしいボディラインに近づいていきます。
デスクワークやスマートフォンの使用で前かがみの姿勢が続くと、肩甲骨が外側に広がって前鋸筋が固まってしまいがちです。この状態が続くと肩甲骨の動きが悪くなり、肩こりや巻き肩の原因になってしまうんですね。
前鋸筋を鍛えて柔軟性を取り戻すことで肩甲骨が本来の位置に戻りやすくなり、背筋が伸びた美しい姿勢を保ちやすくなります。肩甲骨が安定すると肩への負担も減るため、長年悩んでいた肩こりが軽くなる可能性があります。
前鋸筋は大胸筋と隣り合っており、一緒に働くことでバスト周りをサポートしています。前鋸筋が鍛えられると肩甲骨の位置が整い、大胸筋も正しく使えるようになるため、バストが前に張り出したきれいなラインを作りやすくなるでしょう。
前鋸筋はボクサー筋とも呼ばれており、ボクシング選手がパンチを遠くまで届かせるために使う筋肉として知られています。女性がこの筋肉を鍛えると、以下のようなメリットが期待できます。
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前鋸筋という名前を初めて聞いた方も多いかもしれませんが、実はこの筋肉は肩甲骨を動かすために欠かせない存在なんです。体のどこにあってどんな働きをしているのか、詳しく見ていきましょう。
前鋸筋は胸の側面、脇の下あたりに広がる比較的大きな筋肉です。第1から第9肋骨の外側から始まり、肋骨に沿ってのこぎりの歯のようにギザギザした形で肩甲骨の内側縁までつながっています。胸郭と肩甲骨の間に存在し、ちょうど肋骨と肩甲骨を結ぶ橋渡しのような役割を果たしているんですね。脇腹の筋肉とも連結があるため、体をひねる動作にも関わってきます。
| 動作 | 内容 |
|---|---|
| 外転 | 肩甲骨が背骨から離れて体の前方向に動く |
| 上方回旋 | 肩甲骨が上向きに回転する動き |
| 下方回旋 | 肩甲骨が下向きに回転する動き |
| 肋骨の挙上 | 肩甲骨固定時に肋骨を引き上げる(呼吸補助) |
肩甲骨の外転という機能を持つのは前鋸筋だけなんです。腕を前に伸ばすとき、手先だけでなく肩甲骨も一緒に前に動かすことで腕をより遠くまで届かせられるようになります。
前鋸筋が弱っているかどうかは壁プッシュテストで確かめられます。壁に両手をついて体を押したとき、肩甲骨が背中から浮き出るように見える場合は前鋸筋の働きが弱まっている可能性があるでしょう。これを翼状肩甲といい、肩甲骨が翼のように浮いてしまう状態です。
鏡で背中を見たときに片方の肩甲骨だけが出っ張っていないか、腕立て伏せの姿勢で肩甲骨がぐらついていないかもチェックポイントになります。
デスクワークやキッチンでの作業など、体の前側で行う動作ばかり続けていると前鋸筋は使われにくくなります。腕を大きく動かす機会が少ないと、1日の中で腕を高く上げることがない日もあるかもしれません。前かがみの姿勢が続くと肩甲骨が外側に広がったまま固まってしまい、前鋸筋の柔軟性が失われていくんですね。
肩甲骨を動かす筋肉として僧帽筋もよく知られていますが、前鋸筋とは働きが異なります。僧帽筋は肩甲骨を背骨に引き寄せる内転という動きを担当し、前鋸筋の外転とは真逆の作用です。肩こりを感じるとき、多くの方は僧帽筋の緊張を思い浮かべますが、実は前鋸筋の働きが悪くなって肩甲骨が不安定になっていることも少なくありません。
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前鋸筋のトレーニングを始める前に、しっかりと体を準備しておくことが大切です。ウォームアップをすることでトレーニング効果が高まり、怪我のリスクも減らせるんですね。いきなり筋トレを始めるのではなく、姿勢を整えて筋肉を目覚めさせてから取り組んでいきましょう。
デスクワークで猫背になっている方は、まず胸椎エクステンションで背骨の丸みをリセットするのがおすすめです。バスタオルを細く丸めて背中の肩甲骨の間あたりに横向きに置き、その上に仰向けで寝てみてください。両腕を頭の上に伸ばして30秒ほどキープすると、胸が開いて背骨が自然なカーブに戻っていきます。この準備をするだけで前鋸筋が動かしやすくなるでしょう。
肩甲骨の可動性を高めるにはウォールサークルという動的ストレッチが効果的です。壁の前に立って両手のひらを壁につけ、手のひらで円を描くように肩甲骨を大きく動かしていきます。
前回し10回、後ろ回し10回を目安に、肩甲骨が背中でしっかり動いている感覚を確かめながら行いましょう。肩甲骨周りがじんわり温まってくるはずです。
ドローイン呼吸法は肋骨を内側に締めて体幹を安定させる準備運動になります。仰向けに寝て膝を立て、鼻から息を吸いながらお腹を膨らませます。
次に口から息を吐きながらお腹を凹ませ、肋骨が内側に寄っていく感覚を意識してみてください。この動作を5回ほど繰り返すと腹横筋と前鋸筋が連動しやすくなり、トレーニング時に体幹が安定します。
前鋸筋を鍛えるときの重要なポイントは以下の通りです。
ウォームアップを丁寧に行うことで筋肉が温まり、トレーニングの効果が格段に上がります。急に動かすと筋肉が驚いてしまいますが、準備を整えれば体が動きを受け入れやすくなるんですね。たった5分の準備時間が、その後のトレーニング成果を大きく変えることもあるでしょう。
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前鋸筋を鍛えるトレーニングは自宅で気軽に始められます。初心者から上級者まで段階的にレベルアップできる方法を紹介していきますので、自分に合った強度から取り組んでみてください。
運動習慣がない方や筋力に自信がない方は、壁を使ったプッシュから始めましょう。壁から一歩離れて立ち、両手を肩幅に開いて壁につけます。肘をしっかり伸ばしたまま壁を押し続け、肩甲骨が背骨から離れていく感覚を意識してください。10秒キープを3セット行うだけで前鋸筋に効いてくるはずです。壁との距離を遠くするほど負荷が上がります。
四つん這いの姿勢から始めるスキャプラプッシュアップは、肘を曲げずに肩甲骨だけを動かすのがポイントです。手を肩の真下について、肩甲骨を背骨に寄せて体を少し沈めたあと、肩甲骨を外側に開いて体を押し上げます。肘は常に伸ばしたまま、背中の動きに集中しながら10~15回繰り返しましょう。
体幹と前鋸筋を同時に鍛えたい方には膝つきサイドプランクがおすすめです。横向きに寝て膝を曲げ、肘で体を支えながら腰を持ち上げます。上側の腕は天井に向かって伸ばし、体が一直線になるよう意識してください。まずは10秒から始めて、慣れてきたら30秒まで伸ばしていくといいでしょう。
通常のプランク姿勢から片脚を床から浮かせることで、前鋸筋への負荷が高まります。肘をついたプランクの姿勢を作り、片方の脚をゆっくり持ち上げて10秒キープしましょう。このとき腰が反らないよう、お腹に力を入れて体幹を安定させることが大切です。左右交互に3セットずつ行ってみてください。
トレーニングチューブを使ったパンチ動作は、前鋸筋を鍛えながら有酸素運動にもなります。チューブを柱などに固定し、両手で持って前方にパンチを繰り出したあと、肩甲骨を寄せながら引き戻します。リズミカルに20回ほど繰り返すと心拍数も上がり、脂肪燃焼効果も期待できるでしょう。
| 注意ポイント | 正しいフォーム | 間違ったフォーム |
|---|---|---|
| 肩の位置 | 肩を下げて首を長く保つ | 肩がすくんで耳に近づく |
| 腰の角度 | お腹に力を入れて腰を平らに | 腰が反って負担がかかる |
| 肩甲骨の動き | 前鋸筋を意識して肩甲骨を動かす | 僧帽筋ばかり使ってしまう |
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前鋸筋トレーニングを始めたら、効果的に続けるためのコツを知っておくことが大切です。無理なく習慣化できるポイントを押さえていきましょう。
前鋸筋を鍛える頻度については、初心者なら週2~3回からスタートするのがおすすめです。毎日やるよりも、筋肉に休息を与えながら取り組むほうが効果的だといわれています。回数については20回以上の反復動作で限界がくる程度の負荷が目安になります。
前鋸筋はインナーマッスルのため、高負荷よりも回数を多くして鍛えるのが向いているんですね。何よりフォームを正しく保つことを重視し、慣れるまではゆっくり丁寧に動かしてみてください。
トレーニング翌日に脇の下が重だるく感じることがありますが、これは前鋸筋が使われた証拠で正常な反応です。普段あまり意識して使わない筋肉のため、初めのうちは筋肉痛が出やすい傾向があります。痛みがひどい場合は無理せず休息をとり、軽いストレッチで筋肉をほぐすといいでしょう。数日経てば筋肉痛も落ち着いてきます。
猫背改善が目的なら壁プッシュとスキャプラプッシュアップを中心に、背中の丸みをリセットする意識で取り組むのが効果的です。くびれ作りを重視する方は、サイドプランクを多めに取り入れて体幹も同時に鍛えましょう。肩こり解消を目指すなら、肩甲骨の可動性を高めるウォールサークルと組み合わせるといいですね。
トレーニングを習慣化するには、筋トレアプリを活用するのもひとつの方法です。Nike Training Clubや30日間フィットネスチャレンジなど、進捗を記録してくれるアプリは達成感を得やすく、モチベーション維持に役立ちます。
エクササイズバンドやトレーニングチューブを用意すれば、自宅でも負荷を調整しながら鍛えられます。姿勢サポートウェアを日常的に着用することで、トレーニング以外の時間も意識を高められるでしょう。
個人差はありますが、週2~3回のペースで続けた場合、2~4週間ほどで姿勢の変化や肩の動きやすさを感じ始める方が多いようです。くびれの変化は1~2ヶ月程度かかることもありますが、焦らず継続することが大切です。他の筋トレと組み合わせる場合は、大胸筋や広背筋など上半身のトレーニングと相性がいいため、同じ日に行っても問題ありません。
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前鋸筋は脇の下から肋骨に沿って広がる筋肉で、肩甲骨の外転という唯一無二の機能を持っています。女性がこの筋肉を鍛えることで、くびれの形成、肩こりや猫背の改善、バストラインのサポートなど、美容と健康の両面でメリットが期待できます。
トレーニングは壁プッシュのような初心者向けから、チューブパンチのような上級者向けまで、自宅で段階的に取り組める方法が豊富にあります。週2~3回のペースでフォームを意識しながら続けることで、2~4週間ほどで姿勢の変化を実感し始める方が多いようです。
ウォームアップを丁寧に行い、肩をすくめない・腰を反らないといった正しいフォームを守ることが、効果を高める鍵になります。筋トレアプリやトレーニングチューブなどのツールを活用しながら、無理なく継続していきましょう。前鋸筋を鍛えて、理想的なボディラインと快適な体を手に入れてください。
引用元:
https://precious.jp/articles/-/45379
https://yogajournal.jp/7703
https://co-medical.mynavi.jp/contents/therapistplus/lifestyle/beauty/16980/
https://yogajournal.jp/1384
https://bukiya.net/blog/serratus/
https://sfida.top/menu-app/