
院長:高木お気軽にご相談ください!

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こんにちは、湘南カイロ茅ヶ崎整体院の高木聖司です。最近、テレビCMやネット広告で「貼るだけで筋トレ」「寝ながら腹筋」といったキャッチコピーを目にすることが増えましたよね。これらの商品の多くがEMS機器と呼ばれるもので、電気の力で筋肉を刺激するトレーニング機器なんです。
でも、本当に効果があるのか、家庭用と業務用では何が違うのか、疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。当院でも施術の一環としてEMS機器を活用していますが、患者さんから「家で使っているものと何が違うんですか」とよく質問をいただきます。
今回は、EMS機器の仕組みから期待できる効果、選び方のポイントまで、整体院院長の立場から詳しくお伝えしていきますね。


EMS機器は正しく使えば効果的なツールですが、選び方や使い方を間違えると期待外れに終わることも
EMS機器とは、Electrical Muscle Stimulationの略で、日本語では「電気的筋肉刺激装置」と呼ばれています。私たちの筋肉は普段、脳からの電気信号によって動いていますが、EMS機器はこの仕組みを外部から再現するんですね。専用のパッドを肌に貼り付けることで、微弱な電気刺激を筋肉に直接届けて収縮させる仕組みになっています。
つまり、自分の意思で筋肉を動かさなくても、電気刺激によって筋トレと同じような効果が得られるというわけです。寝たきりの患者さんのリハビリや、スポーツ選手のトレーニング補助として、医療現場やスポーツ現場では以前から活用されてきました。
当院でも、筋力低下が見られる患者さんや、運動が難しい方の筋肉維持のために使用しています。ただし、機器によって出力できる電気の強さや周波数が大きく異なるため、用途に応じた選択が重要になってくるんです。
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EMS機器には大きく分けて家庭用と業務用があり、この違いを理解しておくことがとても大切です。最も大きな違いは、出力できる電気の強さと周波数の範囲なんですね。
家庭用のEMS機器は、安全性を考慮して出力が制限されており、主に低周波(1〜1000Hz程度)の電気刺激を使用しています。この周波数帯では、皮膚の表面に近いアウターマッスルを刺激することができますが、体の深い部分にあるインナーマッスルまで届けるのは難しいんです。一方、業務用や医療用のEMS機器は、中周波(1000〜10000Hz)や高周波(10000Hz以上)の電気刺激を使用できるため、より深い筋肉層まで効果的にアプローチできます。
当院で使用している業務用機器では、患者さんの状態に合わせて周波数を細かく調整し、目的とする筋肉に最適な刺激を届けることができるんですね。また、出力の強さも家庭用とは比較にならないほど高く設定できるため、短時間でより効率的なトレーニング効果が期待できます。
家庭用EMS機器は誰でも安全に使えるよう設計されているため、使用時間や使用部位に制限が設けられている場合が多いです。例えば、1日30分まで、同じ部位には連続使用しないといった注意書きがあります。これに対して業務用機器は、専門知識を持った施術者が使用することを前提としているため、より柔軟な使い方が可能になっています。
ただし、家庭用だから効果がないというわけではありません。日常的なボディケアや、運動習慣がない方の筋肉維持には十分な効果が期待できますよ。大切なのは、自分の目的に合った機器を選ぶことなんです。
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EMS機器を使用することで、実際にどのような効果が期待できるのか気になりますよね。ここでは、科学的な根拠に基づいた効果と、当院での経験から見えてきたことをお伝えします。
EMS機器の最も基本的な効果は、筋肉に直接刺激を与えることによる筋力アップです。特に運動不足で筋力が低下している方や、加齢によって筋肉量が減少している方には効果的なんですね。電気刺激によって筋肉が収縮と弛緩を繰り返すことで、実際に運動したときと同じような負荷を筋肉に与えることができます。
ただし、EMS機器だけで筋肉ムキムキになるというのは現実的ではありません。あくまでも筋肉の維持や、運動効果を補助するツールとして考えていただくのが良いでしょう。当院では、施術後の筋肉のケアや、自宅でのセルフケアの一環としておすすめすることがあります。
筋肉量が増えると基礎代謝が上がり、痩せやすい体質に近づくことができます。EMS機器を継続的に使用することで、運動が苦手な方でも筋肉量を維持しやすくなり、結果として基礎代謝の向上につながるんです。ただし、EMS機器を使っているだけで体重が大幅に減るわけではないという点は理解しておく必要があります。
ダイエット目的でEMS機器を使う場合は、食事管理や有酸素運動と組み合わせることが大切です。EMS機器はあくまでもサポート役として活用し、総合的な健康管理の一部として取り入れることをおすすめします。
電気刺激によって筋肉が動くと、血液やリンパの流れが促進されます。これにより、肩こりや腰痛の原因となる筋肉の緊張をほぐす効果も期待できるんですね。当院でも、慢性的な肩こりに悩む患者さんに対して、手技による施術と併用してEMS機器を使用することがあります。
特にデスクワークで長時間同じ姿勢を続けている方は、筋肉が固まって血行不良になりがちです。そんな方には、仕事の合間や帰宅後のケアとしてEMS機器を活用することで、日々の疲労を軽減できる可能性があります。
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市場にはさまざまなEMS機器が出回っていますが、どれを選べば良いか迷ってしまいますよね。ここでは、整体院院長の視点から、失敗しない選び方のポイントをお伝えします。
前述のとおり、EMS機器は周波数によって刺激できる筋肉の深さが変わります。表面の筋肉を鍛えたいのか、インナーマッスルまでアプローチしたいのかによって、選ぶべき機器が変わってくるんですね。腹筋を引き締めたい程度であれば低周波のもので十分ですが、体幹を鍛えたい場合は中周波以上の機器を選ぶと良いでしょう。
商品説明をよく読んで、どの周波数帯に対応しているか確認することが大切です。価格が安いものは低周波のみの場合が多いため、自分の目的と予算のバランスを考えて選んでくださいね。
どんなに高性能なEMS機器でも、使いにくければ続けられません。パッドの貼り付けやすさ、操作のシンプルさ、充電方式など、日常的に使う上での利便性も重要な選択基準になります。また、消耗品であるパッドの交換頻度やコストも確認しておきましょう。
当院の患者さんで、せっかく高価なEMS機器を購入したのに、操作が複雑で使わなくなってしまったという方を何人も見てきました。継続することが何より大切なので、自分にとって使いやすいと感じるものを選ぶことをおすすめします。
EMS機器は体に電気を流す機器なので、安全性は最優先事項です。日本国内で販売されている医療機器認証を受けた製品であれば、一定の安全基準をクリアしているため安心できます。海外製の安価な製品の中には、安全基準が不明確なものもあるため注意が必要なんですね。
また、ペースメーカーを使用している方、妊娠中の方、心臓疾患のある方など、EMS機器の使用が禁忌とされるケースもあります。持病がある方は、購入前に必ず医師や専門家に相談してください。
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EMS機器は、ただ貼っておけば良いというものではありません。より効果を高めるためのコツをいくつかご紹介しますね。
EMS機器の強度は、ピリピリとした刺激を感じる程度が目安です。痛みを感じるほど強くする必要はなく、むしろ逆効果になることもあります。初めて使う方は弱めの設定から始めて、徐々に体が慣れてきたら強度を上げていくと良いでしょう。
使用時間についても、長ければ良いというものではありません。多くの家庭用機器では1回20〜30分程度の使用が推奨されています。過度な使用は筋肉疲労を引き起こす可能性があるため、取扱説明書の指示に従って適切な時間内で使用してくださいね。
EMS機器の効果を最大限に引き出すには、通常の運動や食事管理と組み合わせることが重要です。例えば、ウォーキングの後にEMS機器を使うことで、運動で刺激した筋肉をさらに効率的に鍛えることができます。また、タンパク質を適切に摂取することで、筋肉の修復と成長を促進できるんですね。
当院では、患者さんの生活習慣全体を見直しながら、EMS機器をどう活用すれば良いかアドバイスしています。単体で使うよりも、総合的な健康管理の一環として取り入れることで、より大きな効果が期待できますよ。
どんな健康法やトレーニング方法でも同じですが、継続しなければ効果は現れません。EMS機器も例外ではなく、最低でも2〜3ヶ月は続けてみることをおすすめします。毎日使う必要はありませんが、週に3〜4回程度の頻度で習慣化することが大切なんです。
テレビを見ながら、本を読みながらなど、何かをしながらでも使えるのがEMS機器の大きなメリットです。忙しい方でも無理なく続けられる方法を見つけて、日常生活に取り入れてみてくださいね。
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EMS機器は便利なツールですが、万能ではありません。使用する上での注意点と限界を理解しておくことも大切です。
テレビCMや広告では、劇的なビフォーアフターが紹介されることがありますが、あれらは適切な食事制限や運動と組み合わせた結果であることが多いんですね。EMS機器だけで理想の体型になれると考えるのは現実的ではありません。あくまでも筋肉維持やトレーニング補助のツールとして、適切な期待値を持って使用することが大切です。
当院でも、EMS機器に頼りすぎて運動をまったくしなくなってしまった患者さんを見かけることがあります。バランスの取れた活用が重要なんですね。
EMS機器は全身どこにでも使えるわけではありません。心臓付近、首の前面、頭部などへの使用は危険なため避ける必要があります。また、前述のとおり、ペースメーカー使用者、妊娠中の方、心臓疾患のある方などは使用禁忌となっています。
皮膚に傷や炎症がある部位への使用も避けるべきです。体調が優れないときや、飲酒後の使用も控えましょう。安全に使用するためには、取扱説明書をよく読んで、禁忌事項をしっかり守ることが不可欠なんです。
家庭用のEMS機器は、あくまでも健康器具や美容器具としての位置づけです。医療機関で使用される医療用EMS機器とは、効果や目的が異なります。痛みの施術や本格的なリハビリが必要な場合は、家庭用機器に頼らず、専門家に相談することが大切なんですね。
当院では、患者さんの症状に応じて、医療用機器での施術が必要か、家庭用機器でのセルフケアで対応できるかを判断しています。自己判断で使い続けるのではなく、不安があれば早めに専門家に相談してください。
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ここまでEMS機器について詳しく解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。EMS機器は、電気刺激によって筋肉を動かし、筋力維持やトレーニング補助に役立つ便利なツールです。家庭用と業務用では出力や周波数に違いがあり、それぞれに適した使い方があるんですね。
大切なのは、EMS機器に過度な期待をせず、運動や食事管理と組み合わせながら、継続的に使用することです。また、安全性を最優先に考え、禁忌事項を守って正しく使うことが何より重要になります。
整体院院長として、多くの患者さんの体と向き合ってきた経験から言えるのは、どんな健康器具も万能ではないということです。ただし、正しい知識を持って適切に活用すれば、EMS機器は健康維持の強い味方になってくれます。体の不調や筋力低下で悩んでいる方は、一人で抱え込まずに、いつでもお気軽に当院にご相談くださいね。あなたの体の状態に合わせた最適な方法を一緒に考えていきましょう。