
院長:高木お気軽にご相談ください!

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湘南カイロ茅ヶ崎整体院の高木です。赤ちゃんを育てていると、毎日新しい「はじめて」の連続ですよね。おむつ替え、授乳、寝かしつけ…そのひとつひとつに悩みながら一生懸命取り組んでいるママさん・パパさん、本当にお疲れさまです。
健診で「タミータイムをやってみてくださいね」と言われたけれど、具体的にどうすればいいのかわからない。そんな方がとても多いです。うつ伏せにしたら泣いてしまった、嫌がってしまった、という経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
実は、タミータイムは「ただうつ伏せにする」だけでは正しく行えません。月齢によって赤ちゃんの体の発達段階が異なるため、それぞれの時期に合ったやり方があります。この記事では、カイロプラクターの視点から月齢ごとの具体的な方法、嫌がるときの対処法、頭の形への影響まで、丁寧にお伝えしていきます。


赤ちゃんの体の発達を長年みてきた中で感じるのは、タミータイムの「やり方の順番」がとても大切だということです。段階を踏んで進めていくことで、無理なく体の土台が育まれていきます
タミータイムとは、赤ちゃんが起きているときにうつ伏せの姿勢で過ごす時間のことです。「タミー(tummy)」は英語でお腹のことで、文字通りお腹を下にして体を動かす時間を指します。欧米では長年にわたって乳幼児の発達支援として推奨されており、日本でも近年ようやく認知が広まってきました。
「でも、赤ちゃんはうつ伏せにしたらダメじゃなかったっけ?」と思う方もいるかもしれません。乳幼児突然死症候群(SIDS)の予防として「寝るときは仰向けで」という指導が定着しているためです。ただ、これはあくまでも「寝かせるとき」の話。起きているときのうつ伏せは、発達のためにとても大切なのです。
仰向けで寝かせることが当たり前になったことで、うつ伏せで過ごす時間が極端に減った赤ちゃんが増えています。その影響として、後頭部が平らになる「絶壁頭」や「向き癖」に悩む親御さんが増えてきました。
私のところにも「頭の形が気になって…」「首のすわりが遅い気がして…」とご相談にいらっしゃる方が多くいます。そのほとんどの方が、タミータイムをほとんどやっていなかったか、やり方が合っていなかったというケースです。
うつ伏せ姿勢では、赤ちゃんは重力に逆らって自分で頭を持ち上げようとします。その動きが首・背中・体幹の筋肉を自然に育てていきます。そしてその筋力の積み重ねが、寝返り・お座り・ハイハイ・つかまり立ちという、その後の運動発達へとつながっていくのです。
また、うつ伏せ姿勢では後頭部に体重がかからないため、頭の形が整いやすくなるという効果もあります。特に生後2〜4ヶ月頃は頭蓋骨が最も柔らかく変形しやすい時期なので、この時期のうつ伏せ時間が頭の形に大きく影響します。カイロプラクティックの観点からも、この時期の体の使い方のパターンが、その後の姿勢や骨格の土台をつくると考えています。
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タミータイムは月齢によって体の発達段階が大きく異なるため、同じ「うつ伏せ」でも正しい方法が変わってきます。ここが一番大切なポイントです。「なんとなくうつ伏せにしてみたけどすぐ泣いてしまう」という方は、もしかしたらその月齢に合った方法になっていないのかもしれません。月齢ごとの体の特徴と、無理なく取り組める具体的なやり方を順番に見ていきましょう。
新生児の時期に「じゃあ硬い床の上でうつ伏せに」とやってみると、実はうまくいかないことが多いです。理由は、新生児はまだ重心が頭部に偏っていて、体のバランスが整っていないから。床の上でうつ伏せにすると、重心が高すぎてどんどんつんのめってしまう状態になりやすいのです。
この時期に最も適しているのは、ママやパパの胸の上や太ももの上に乗せる「密着うつ伏せ」です。大人の体の傾斜が自然なサポートになり、赤ちゃんの頭が安定しやすくなります。密着していることで赤ちゃんも安心感を感じやすく、うつ伏せへの恐怖感なく練習を始めることができます。
時間は1回30秒〜1分程度で十分。授乳後30分以上あけた機嫌のいいタイミングに、1日3〜5回行うのが理想的です。まずはうつ伏せの感覚に慣れることが、この時期の最大の目標です。
1ヶ月健診が終わり、うつ伏せに少し慣れてきたら、いよいよ床の上での練習を取り入れていきましょう。ただし、ここでも「どんな床でもOK」ではありません。柔らかすぎるソファやベッドは顔が沈む危険があるため厳禁です。硬めのマットか薄い敷物の上で行うようにしてください。
この時期の赤ちゃんはまだ頭を上げる力が十分ではなく、少し頭を持ち上げてもすぐにドンと落ちてしまうのが特徴です。頭・腕・胸のほぼ全部が地面についているイメージで、自分の力で体を支えるというよりは「うつ伏せの感覚を体で覚えていく」段階です。赤ちゃんの胸の下にタオルを丸めて敷いてあげると、腕が少し使いやすくなり、頭を持ち上げる動きを補助できます。
生後2ヶ月頃になると、頭をまっすぐ上方向に持ち上げられるようになってきます。1ヶ月の頃と比べると明らかに進歩が見えてきますが、まだ上げた状態を長くキープする余裕はありません。すぐに頭が落ちてしまうことも多いですが、それで問題ありません。この「上げようとする動き」そのものが筋トレになっています。
1回2〜3分を目安に、1日の合計が15〜20分ほどになるといいですね。赤ちゃんの目の前にカラフルなおもちゃを置いてあげると、興味を引いて自然に頭を持ち上げようとします。
3ヶ月頃になると、ぐっと発達が進みます。うつ伏せの状態で前腕(肘から手首にかけて)を床についた状態で胸まで上げることができるようになってきます。頭をある程度の高さで安定して保てるようになり、目線が床よりも上を向くようになるのがこの時期です。
この頃になると自分の手元を見てじっと観察したり、指をなめようとしたりする余裕が出てきます。うつ伏せで手元を見て遊べる余裕が生まれてきたら、3ヶ月らしい発達が順調に進んでいる証拠です。おもちゃを目の前に置いて手を伸ばそうとする動きを引き出してあげると、さらに発達を促せます。
5ヶ月頃を目標に目指してほしいのが、「前腕全体で支えているように見えても、実質的には肘をメインで使って上体を支える」という姿勢です。この段階まで来ると、手元がかなり自由に動き、おもちゃに手を伸ばしたり、左右に体重移動したりできるようになってきます。
この肘をついた安定した姿勢が完成してくることが、寝返り・ハイハイへの直接的な土台となります。1日の合計で80分以上を目指して、生活の中に少しずつ組み込んでいきましょう。
ここまで説明してきたように、タミータイムはいきなり長時間やれば効果が出るものではありません。新生児から少しずつ段階を踏んで練習を重ねることで、無理なく頭を支える筋力が育まれていきます。
大人に置き換えると、いきなり重いバーベルを持たせるよりも、軽いものから少しずつ負荷をかけていくほうが安全に筋肉がつくのと同じ感覚です。焦らずその月齢に合ったやり方で進めることが、一番の近道です。
| 月齢 | 体の特徴 | やり方のポイント | 1日の目標合計 |
|---|---|---|---|
| 新生児 | 重心が頭に偏りつんのめりやすい | ママ・パパの胸や太もも上で密着うつ伏せ | 5分(各30秒〜1分) |
| 生後1ヶ月〜 | 頭を少し上げてもすぐ落ちる | 硬めの床の上・タオルサポートを活用 | 10〜15分 |
| 生後2ヶ月頃 | 頭をまっすぐ上げられるが余裕なし | おもちゃで興味を引いて頭上げを引き出す | 15〜30分 |
| 生後3ヶ月頃 | 前腕支持で胸まで上げられる | 手元遊びができる余裕が生まれてくる | 30〜45分 |
| 生後5ヶ月頃 | 肘メインで支えて手元が自由に | おもちゃに手を伸ばす・左右体重移動 | 80分以上 |
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「うつ伏せにしたら泣いてしまってすぐやめてしまいます」というご相談は本当によく耳にします。嫌がること自体はよくあることですが、だからといってタミータイムをやめてしまうと発達の大切な機会を逃してしまいます。まずは嫌がる理由を探ることが、解決への第一歩です。原因がわかれば対処法も見えてきます。
赤ちゃんがうつ伏せを嫌がる理由として最も多いのは、まだ筋力が十分でなく、うつ伏せ姿勢そのものが体の負担になっているケースです。その月齢に合っていないやり方で行っていることが原因であることも少なくありません。
それ以外にも、授乳直後でお腹に内容物が残っている状態では圧迫感から嫌がることがあります。また向き癖が強い場合は、特定の方向に顔を向けにくいことがストレスになっているケースも見受けられます。
泣いてしまったからといってすぐに諦めず、まず以下のことを試してみてください。
大切なのは「少しでも機嫌よくうつ伏せができた」という成功体験を積み重ねること。最初からうまくいかなくても焦らないでくださいね。
激しく泣いているときは一度中断してください。泣いた状態でうつ伏せを続けると、うつ伏せそのものへの嫌悪感が定着してしまう可能性があります。「嫌がるから一切やらない」ではなく「短くても毎日続ける」という積み重ねがもっとも大切です。
1回あたりの時間よりも、1日の中でどれだけ回数を確保できるかを意識してみてください。たった10秒でも気持ちよさそうにしてくれたら、それで十分な前進です。
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タミータイムは赤ちゃんにとってとても大切な時間ですが、正しい安全管理のもとで行う必要があります。「知らなかった」では済まない事故を防ぐためにも、始める前に必ず確認しておいてください。特に首がすわっていない時期は、大人がしっかりそばにいることが必要不可欠です。
タミータイム中は必ず大人が側で見守ってください。特に首がすわっていない時期は、顔が床に埋もれても自分で動かすことができません。「ちょっとだけ」という感覚で目を離すことが最も危険です。家事の合間にやりたい場合は、必ず視界に入る場所で行いましょう。
安全なタミータイムのために、以下は必ず避けてください。
柔らかい寝具の上でのうつ伏せは窒息のリスクがあります。必ず硬めの床か薄い敷物の上で行ってください。タミータイム中に赤ちゃんが眠ってしまった場合は、すぐに仰向けに戻してあげることも大切です。
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「後頭部が平らになってきた気がする」「向き癖がひどくて心配」という声は、乳幼児を持つ親御さんからよく聞きます。実は、こうした頭の形の問題はタミータイムをしっかり継続することで、ある程度予防や改善が期待できます。ただし、効果が出やすい時期があるので、早めに取り組み始めることが大切です。
赤ちゃんの頭蓋骨は生後しばらくの間、複数の骨がまだ完全にくっついておらず、外からの力で形が変わりやすい状態です。特に生後2〜4ヶ月頃が最も変化しやすい時期で、この時期に同じ方向ばかり向いて寝ていると、後頭部が平らになったり、頭が非対称になったりすることがあります。
うつ伏せになっている時間は、後頭部に体重がかかりません。そのため、1日の中でうつ伏せの時間を意識的に増やすことが、頭の形を整えることへの直接的なアプローチになります。ヘルメット治療という選択肢もありますが、その前段階としてタミータイムをしっかり行うことが、専門家の間でも推奨されています。
ただし、頭の形の変形が強い場合や、向き癖の背景に筋性斜頸などの問題が隠れている場合は、タミータイムだけでは改善が難しいこともあります。気になる症状がある場合は、専門家への相談も早めに検討してみてください。
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タミータイムは1回だけやれば効果が出るものではなく、毎日少しずつ積み重ねることが大切です。「義務感でこなすもの」ではなく、「赤ちゃんとの楽しいコミュニケーションの時間」として取り入れることが、長続きの一番のコツです。
赤ちゃんの目の前に置くものは、視覚的に興味を引くものが効果的です。カラフルなおもちゃや音のなるラトルも効果的ですが、特に赤ちゃんが反応しやすいのは「顔」です。鏡を目の前に置いてあげると、自分の顔に興味を持って自然に頭を持ち上げようとします。ママやパパが同じ目線でうつ伏せになって顔を見せてあげることも、とても喜ばれます。
「おむつ替えの後に少しうつ伏せ」「お風呂上がりの機嫌がいいときに実施」など、すでにあるルーティンの中にタミータイムを組み込んでしまうのが継続のコツです。毎回完璧な時間を確保しようとするより、短くても毎日の習慣にする方が赤ちゃんの発達にとってずっと有益です。
向き癖がある赤ちゃんは、うつ伏せ中も特定の方向に顔を向けがちです。そういった場合は、普段向きにくい方向においてあげることで、首の筋肉を左右バランスよく使う練習ができます。おもちゃや声がけを使って、自然に向きにくい方向を向けるよう誘導してあげましょう。
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タミータイムは、月齢に合った段階を踏んで取り組むことが何より大切です。新生児期の密着うつ伏せから始まり、1ヶ月・2ヶ月・3ヶ月・5ヶ月とステップを踏むことで、赤ちゃんは無理なく頭を支える筋力を育てていけます。焦って次のステップに進もうとせず、今の赤ちゃんの発達段階に合ったやり方で進めることが最も効果的です。
首すわり・頭の形・向き癖など、赤ちゃんの体のことで気になることが出てきたとき、一人で悩まないでいつでも相談しに来てください。どんな小さな不安でも、一緒に考えます。あなたとお子さんの笑顔のために、全力でサポートします。

