吃音症

吃音症とは

吃音症とは、話す際に言葉がスムーズに出てこない発話障害の一つです。具体的には、言葉の最初の音を繰り返したり、音を引き延ばしたり、言葉が詰まって出てこなくなったりする症状が現れます。

多くは幼児期に発症し、成長とともに改善する場合もありますが、成人になっても続くケースもあります。厚生労働省の調査によると、吃音症の有病率は人口の約1％とされており、日本では約120万人が吃音症で悩んでいると推計されています。

吃音症をそのままにしておくと症状が段階的に悪化していきます。初期の音の繰り返しや引き延ばしから、言葉が詰まる「難発」へと進行し、最終的には話すこと自体を避ける「回避行動」が増加します。

具体的には、言いにくい言葉を別の言葉に置き換えたり、話す場面を避けるようになります。思春期以降は自己評価が低下し、「ダメな人間だ」という劣等感から孤立感を深めていきます。

うつ病や不安障害などの精神的な二次障害を併発するリスクが高まり、最悪の場合、就職や結婚などの人生の重要な選択に大きな制約を受ける可能性があります。気合いで乗り越えられる、自分は大丈夫と思わずに早めに私たちにご相談ください。

吃音症の原因

当院にはこれまで多くの吃音症の方が来院しています。臨床実績から断言できるのは、吃音症の原因は一つではなく、いくつかの原因が複合しているということです。

当院の考える吃音症の原因としては次のものが挙げられます。

これらの原因で自律神経が乱れたり、話し始めのタイミングを制御する神経回路の不具合や、ストレスによる脳内神経伝達物質への影響などが発生し、吃音が発症しやすくなります。約8割は遺伝的要因が関与しており、言語を制御する脳の左半球のブローカ野や、左右の脳をつなぐ脳梁の機能異常が関係しています。

吃音症は他の病気とは違って病院の画像診断や血液検査などではわかりません。当院ではメタトロンという機械を用いて検査を行いますが、吃音症の方の測定結果には特徴的な傾向があることを発見し、上記の原因が複数存在していることが分かりました。

吃音症を改善するためにはこんがらがった糸をほどいていくように、これらの原因に対してひとつひとつ丁寧に対応していくことが重要になります。

これまで様々な吃音症の治療をして改善しなかったとしても諦める必要はありません。吃音症は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

病院で行う主な治療は以下の通りです。

言語聴覚療法

継続的な通院が必要で、効果が現れるまでに長期間を要します。また、技術的な改善はあっても根本的な治癒には至らないケースが多く見られます。発声練習や呼吸法の習得には時間がかかり、日常生活での実践が困難な場合もあります。

薬物療法

副作用のリスクがあり、薬物依存の可能性も考慮する必要があります。また、薬の効果は一時的で、根本的な改善には限界があります。薬ですので当然副作用があり胃・肝臓・腎臓などに負担がかかったり、眠気・ふらつき・頭痛・口渇・消化器症状などを引き起こす場合があります。

認知行動療法

心理的アプローチのため、脳機能の根本的な問題には対処できません。また、専門的なカウンセラーが少なく、適切な治療を受けられる機会が限られています。患者さん自身が主体的に取り組む必要があるため、モチベーションの維持や継続的な通院が必要になります。

会話をしながらストレスの原因や考え方の癖を見つめ直し少しずつ変化を促す治療法のため、短期間で劇的な改善を期待することは難しいです。

リラクゼーション法

一時的な症状緩和は期待できますが、吃音の根本原因である脳機能の異常には直接的な効果が期待できません。筋弛緩法や呼吸法の習得には継続的な練習が必要で、効果を実感するまでに時間がかかります。ただし、リラクゼーション法だけでは改善は難しく、他の治療法との併用が必要になることが多いです。

吃音症を改善するために

まずはあなたの吃音症の原因を明らかにします。医療業界では検査9割、施術1割と言われているように、改善できるかは真の原因を見つけられるかどうかにかかっています。

当院は、一般的な病院や治療院では行っていない独自の検査で吃音症の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

当院では国家資格を持つ先生が責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院ではメタトロンやAI姿勢分析ソフトなどの最先端機器で身体の状態を数値化し、視覚的にわかりやすく説明します。また、医療機関と提携し血液検査の実施や栄養状態の解析を行い、生活習慣のアドバイスをしています。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果を感じられなかった方も諦めずに私たちにご相談ください。

吃音症のQ＆A

吃音症は自然に治りますか？

幼児期発症の場合、約7～8割は小学校入学前後に自然治癒しますが、8歳以降も症状が続く場合は成人期まで継続する可能性が高くなります。成人の吃音症は自然治癒が困難とされているため、適切な治療が必要です。

吃音症の人がやってはいけないことは？

「ゆっくり話して」などの指摘や訂正、言葉の先取りは症状を悪化させるため避けるべきです。また、過度な緊張やストレスも症状を増悪させるため、リラックスできる環境作りが重要です。

吃音症は完治する可能性がありますか？

現在の医学では完治は困難とされていますが、適切な治療により症状の大幅な改善は期待できます。根本的な脳機能や神経系へのアプローチが重要で、当院では独自の治療システムで改善を目指します。

吃音症と発達障害の関係は？

吃音症は発達障害と併発することがあり、特にADHDや自閉症スペクトラム障害との関連が指摘されています。個別の詳しい検査と評価が必要です。

大人になってから吃音症になることはありますか？

脳卒中や頭部外傷、強いストレスなどが原因で成人期に発症する「獲得性吃音」があります。幼児期発症とは原因や症状が異なるため、適切な診断が必要です。

吃音症の症状が悪化する要因は何ですか？

ストレス、緊張、疲労、周囲からの否定的な反応、時間的プレッシャーなどが症状を悪化させる主な要因です。これらの要因を避けることで症状の軽減が期待できます。

吃音症の治療にはどのくらいの期間が必要ですか？

個人差がありますが、一般的に数ヶ月から数年の継続的な治療が必要です。当院では定期的な検査により改善率を数値化し、効果的な治療計画を立てています。

吃音症の人が向いている職業はありますか？

創作活動、研究職、技術職など、一人で集中して取り組める職業が向いているとされますが、適切な治療により職業選択の幅は大きく広がります。

家族が吃音症の場合、遺伝する確率は？

遺伝的要因が約8割を占めるため、家族に吃音者がいる場合は発症リスクが高くなりますが、必ずしも遺伝するわけではありません。早期の対策が重要です。

吃音症の症状を軽減する日常生活の工夫は？

十分な睡眠、規則正しい生活、ストレス管理、リラックスできる環境作りが重要です。また、理解ある人との会話を増やすことも効果的です。

吃音症で悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けてこのような変化がありました。

吃音症は決して珍しい症状ではなく、誰にでも起こりうるものです。症状に悩んでいるのはあなただけではありません。私自身も小児喘息で苦しんだ経験から、健康の大切さを痛感しています。

当院の施術と吃音症は非常に相性がよく、これまで何年も悩んでいた症状が劇的に改善するケースも見られます。

吃音症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。あなたが本来の笑顔を取り戻し、充実した日々を送れるよう全力を尽くします。