起立性低血圧症

起立性低血圧症とは

起立性低血圧症とは、横になっている状態から立ち上がったときに血圧が大きく下がってしまう症状です。健康な人であれば立ち上がっても血圧はほとんど変わりません。しかし、この症状がある人は上の血圧が20以上、下の血圧が10以上下がってしまいます。

その結果、脳に十分な血液が届かなくなり、立ちくらみやめまい、ひどい場合は失神を起こすことがあります。特に思春期の子どもに多く見られる症状で、小学校高学年から中学生の約10％に症状が現れるとされています。また、高齢者においても加齢に伴う自律神経機能の低下により発症しやすく、65歳以上の約20％が何らかの起立性血圧異常を経験しているという報告があります。

起立性低血圧症を放置すると、日常生活に深刻な影響を与える可能性があります。学生の場合は朝起きられずに不登校になったり、授業中の失神により学習機会を失ったりします。また、立ちくらみによる転倒で頭部外傷や骨折などの重篤な怪我を負うリスクも高まります。

さらに、慢性的な脳血流不足により集中力や記憶力の低下、うつ症状の併発も報告されています。症状が続くことで社会生活への参加が困難になり、将来の進路選択にも大きな制約が生じる可能性があります。最悪の場合は社会復帰が困難になることもあるため、早期の適切な対処が重要です。

起立性低血圧症の原因

当院にはこれまで多くの起立性低血圧症の方が来院しています。臨床実績から断言できるのは、起立性低血圧症の原因は一つではなく、いくつかの原因が複合しているということです。

当院の考える起立性低血圧症の原因として次のものが挙げられます。

思春期は身体の成長に対して自律神経の発達が追いつかず、血圧調節機能が不安定になります。また、水分摂取不足や塩分不足により血液量が減少し、立ち上がったときに脳への血流を維持できなくなることもあります。血管が適切に収縮できないため、立位時に下半身に血液が溜まってしまい、心臓に戻る血液量が減少することも要因の一つです。

起立性低血圧症は他の病気とは違って病院の画像診断や血液検査などではわかりません。当院ではメタトロンという機械を用いて検査を行いますが、起立性低血圧症の方の測定結果には特徴的な傾向があることを発見し、上記の原因が複数存在していることが分かりました。

起立性低血圧症を改善するためにはこんがらがった糸をほどいていくように、これらの原因に対してひとつひとつ丁寧に対応していくことが重要になります。

これまで様々な起立性低血圧症の治療をして改善しなかったとしても諦める必要はありません。起立性低血圧症は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

病院で行う主な治療は以下の通りです。

薬物療法

長期服用による副作用のリスクがあり、体重増加や浮腫、電解質異常などが起こる可能性があります。また、根本的な原因の解決にはならず、薬に依存する状態になりがちです。薬ですので当然副作用があり胃・肝臓・腎臓などに負担がかかったり、眠気・ふらつき・頭痛・口渇・消化器症状・筋肉の緩みなどを引き起こす場合があります。

生活指導

効果が現れるまでに時間がかかり、継続的な実践が困難な場合があります。また、個人差が大きく、すべての人に効果があるわけではありません。三食しっかり食べる・適度な運動・早寝早起きなどその人の仕事や家庭の事情を考慮していない一般的なアドバイスしかもらうことができず、途中で挫折してしまう方も少なくありません。

弾性ストッキングの着用

着用の煩わしさや見た目の問題、夏場の暑さなどにより継続が困難になることがあります。また、適切なサイズや圧迫度の選択が重要で、間違った使用方法では効果が期待できません。

体位変換の指導

日常生活での制約が多くなり、活動性の低下につながる可能性があります。また、根本的な改善にはならず、対症療法的な対処法に留まることが多いです。

起立性低血圧症を改善するために

まずはあなたの起立性低血圧症の原因を明らかにします。医療業界では検査9割、施術1割と言われているように、改善できるかは真の原因を見つけられるかどうかにかかっています。

当院は、一般的な病院や治療院では行っていない独自の検査で起立性低血圧症の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

当院では国家資格を持つ先生が責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院ではメタトロンやAI姿勢分析ソフトなどの最先端機器で身体の状態を数値化し、視覚的にわかりやすく説明します。また、医療機関と提携し血液検査の実施や栄養状態の解析を行い、生活習慣のアドバイスをしています。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果を感じられなかった方も諦めずに私たちにご相談ください。

起立性低血圧症のQ＆A

起立性低血圧症は自然に治りますか？

思春期の起立性低血圧症は成長とともに自然に改善することもありますが、適切な対処を行うことで改善を早めることができます。放置すると慢性化する可能性もあるため、早期の対応が重要です。

起立性低血圧症の人がやってはいけないことは？

急激な体位変換、長時間の立位、過度の運動、アルコール摂取、熱いお風呂での長湯などは症状を悪化させる可能性があるため避けるべきです。また、水分不足も症状を悪化させます。

起立性低血圧症と起立性調節障害の違いは何ですか？

起立性低血圧症は血圧の数値的な変化に着目した診断名で、起立性調節障害はより広い概念で自律神経の調節異常による様々な症状を含みます。起立性低血圧症は起立性調節障害の一つの型と考えられています。

薬を飲まずに改善する方法はありますか？

生活習慣の改善、適切な水分・塩分摂取、段階的な運動療法、ストレス管理などの非薬物療法で改善が期待できます。当院では自律神経の調整に特化した施術により、薬に頼らない改善を目指しています。

運動をしても大丈夫ですか？

適度な運動は血管機能や自律神経の改善に効果的ですが、過度な運動は症状を悪化させる可能性があります。個人の状態に合わせた運動プログラムを専門家と相談しながら行うことが重要です。

完治する可能性はありますか？

思春期の起立性低血圧症は成長とともに改善することが多く、適切な治療により完治も期待できます。自律神経の機能改善により、症状のない生活を送ることが可能になります。

起立性低血圧症で悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けてこのような変化がありました。

起立性低血圧症は決して珍しい症状ではなく、誰にでも起こりうるものです。症状に悩んでいるのはあなただけではありません。私自身も小児喘息で苦しんだ経験から、健康の大切さを痛感しています。

当院の施術と起立性低血圧症は非常に相性がよく、これまで何年も悩んでいた症状が劇的に改善するケースも見られます。

起立性低血圧症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。あなたが本来の笑顔を取り戻し、充実した日々を送れるよう全力を尽くします。