起立性調節障害

起立性調節障害の症例報告

起立性調節障害とは

自律神経系のバランスが崩れることで立ち上がった時に血圧や心拍数の調整がうまくできなくなる状態です。特に起床時や長時間立っている時にめまい・立ちくらみ・頭痛・倦怠感などの症状が現れます。

多くは思春期の子どもに見られ、午前中に症状が強く午後になると回復することが特徴です。

日本全国で中高生だけで約70万人、各学年で約12万人と推定されています。軽症例も含めると小学生の約5％、中学生の約10％に該当します。そのうち症状が重く不登校状態になるような重症例は約1％で、全国で約7万人と推定されています。不登校の子どもの約3〜4割が起立性調節障害が原因というデータもあります。

症状が悪化すると徐々に起きられる時間が遅くなっていき、欠席や遅刻が増えることで学習の遅れが生じ、学校生活や社会生活に大きな支障をきたします。周りの人に理解してもらえないことも多く、怠けていると誤解されることで自己肯定感が低下し、不登校や引きこもりなどの二次障害を引き起こします。

重症例では復帰に2〜3年以上かかることもあり、将来の進路選択にも影響を及ぼす恐れがあります。適切な対処をせずに長期化すると成人後も自律神経の不調が続くケースもあるため、早期治療が何より重要になりますので、我慢せず早めに私たちにご相談ください。

起立性調節障害の原因

当院にはこれまで多くの起立性調節障害の方が来院しています。臨床実績から断言できるのは、起立性調節障害の原因は一つではく、いくつかの原因が複合しているということです。

当院の考える起立性調節障害の原因としては次のものが挙げられます。

自律神経系は交感神経と副交感神経のバランスによって体の機能を調整していますが、このバランスが崩れると様々な症状が現れます。特に思春期は身体の急激な成長とホルモンバランスの変化により、自律神経系が不安定になりやすい時期です。

また、現代社会における生活リズムの乱れやストレス、運動不足なども大きな要因となっています。

起立性調節障害は他の病気とは違って病院の画像診断や血液検査などではわかりません。当院ではメタトロンという機械を用いて検査を行いますが、起立性調節障害の方の測定結果には特徴的な傾向があることを発見し、上記の原因が複数存在していることが分かりました。

起立性調節障害を改善するためにはこんがらがった糸をほどいていくように、これらの原因に対してひとつひとつ丁寧に対応していくことが重要になります。

これまで様々な起立性調節障害の治療をして改善しなかったとしても諦める必要はありません。起立性調節障害は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

病院で行う主な治療は以下の通りです。

薬物療法

眠気や倦怠感などの副作用が出ることがあり、効果には個人差があります。また、薬に依存せず自力で自律神経を調整することが難しくなる場合もあります。

漢方薬の場合は効果が現れるまでに時間がかかり、味や飲みにくさから継続が難しいことがあります。また保険適用外の場合は費用負担が大きくなります。

生活習慣改善指導

三食しっかり食べる・適度な運動・早寝早起きなどその人の仕事や家庭の事情を考慮していない一般的なアドバイスしかもらうことができず、途中で挫折しまう方も少なくありません。また、思春期の子供には特に継続が難しいため、本人の強い意志と家族の協力が必要になります。

運動療法

症状が重い時は運動自体が困難で、無理をすると逆に症状が悪化する恐れがあります。適切な運動強度を自己判断するのが難しいです。

光療法

季節や天候、部屋の窓の位置にも左右され効果が出るまでに時間がかかるのが難点です。専用の機器が必要な場合は費用がかかります。

起立性調節障害を改善するために

まずはあなたの起立性調節障害の原因を明らかにします。医療業界では検査9割、施術1割と言われているように、改善できるかは真の原因を見つけられるかどうかにかかっています。

当院は、一般的な病院や治療院では行っていない独自の検査で起立性調節障害の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

当院では国家資格を持つ先生が責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院ではメタトロンやAI姿勢分析ソフトなどの最先端機器で身体の状態を数値化し、視覚的にわかりやすく説明します。また、医療機関と提携し血液検査の実施や栄養状態の解析を行い、生活習慣のアドバイスをしています。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果を感じられなかった方も諦めずに私たちにご相談ください。

当院で起立性調節障害が改善する理由

起立性調節障害の改善には自律神経のバランスを整えることが最も重要です。当院では脊椎の調整を中心とした施術により自律神経の流れを整え、体全体の機能を正常化していきます。特に頸椎や胸椎の調整をすることで自律神経の中枢に働きかけます。

また、メタトロン検査で明らかになった食品の相性や栄養状態に合わせた食事指導も行います。タンパク質やビタミンB群、マグネシウムなどの栄養素は自律神経の調整に重要な役割を果たします。朝食をしっかり摂ることや、適切な水分と塩分の摂取も症状改善に役立ちます。

さらに、生活リズムの改善や適度な運動、ストレス管理についても個別にアドバイスします。これらの総合的なアプローチにより、自律神経の機能を回復させ症状の改善を目指します。

起立性調節障害のQ＆A

起立性調節障害は自然に治りますか？

多くの場合自然に改善するケースは少なく、生活習慣の改善や適切なケアを行えば時間の経過とともに改善していきます。軽症例では数か月以内に、中等症では1年後に約50％、2〜3年後には70〜80％が回復するというデータがあります。

起立性調節障害の人がやってはいけないことはありますか？

急に立ち上がる動作・長時間の立位姿勢・過度な運動・水分不足・不規則な生活習慣は避けるべきです。自分の体調と相談しながら、無理のない範囲で活動することが大切です。

起立性調節障害と睡眠障害は関係がありますか？

自律神経は睡眠のリズムも調整しているため、起立性調節障害の人は睡眠相後退型（夜に寝付けず、朝も起きられず昼近くまで眠ってしまう）の睡眠障害を合併することが多いです。睡眠障害がある人の約57.9％に起立性調節障害があり、20歳未満では70％に達するというデータもあります。

起立性調節障害は大人になっても続きますか？

多くは思春期を過ぎると改善しますが、過去の調査では約40％の患者が成人期以降も何らかの症状を抱えているとされています。ただし、症状の程度は軽減することが多く日常生活に大きな支障をきたすケースは減少します。

起立性調節障害に効果的な食事はありますか？

起立性調節障害など精神的な症状の原因は栄養不足で起きることも多く、当院では血液検査やメタトロンで患者様の不足している栄養素を割り出し、食事指導にも力を入れています。また人によって過剰摂取すると自律神経を乱す食品があるため、メタトロンの測定結果で該当するものがあればお伝えしています。

起立性調節障害で悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けてこのような変化がありました。

当院では起立性調節障害でお悩みの方に対して、単に症状を抑えるだけでなく根本的な改善を目指した施術を行っていきます。自律神経のバランスを整えることで体の機能を正常化し、健康な日常生活を取り戻せるようになります。

当院の施術と起立性調節障害は非常に相性がよく、これまで何年も悩んでいた症状が劇的に改善するケースも見られます。

起立性調節障害は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。充実した日々を過ごせるよう私たちがサポートします。