脳脊髄液減少症

脳脊髄液減少症とは

脳脊髄液減少症とは、脳と脊髄を保護している透明な液体である脳脊髄液が何らかの原因で漏れ出したり減少したりすることで、様々な症状が現れる病気です。脳脊髄液は脳と脊髄をクッションのように守る役割を果たしており、この液体が減ると脳が下に沈んだり神経が圧迫されたりして、起立性頭痛をはじめとする多様な症状を引き起こします。

現在のところ脳脊髄液減少症の正確な患者数は確定していませんが、研究によると中高生の起立性調節障害患者の約30％が脳脊髄液減少症である可能性が示唆されています。小児学会のデータでは起立性調節障害の患者は中高生の約10％（全国で約70万人）とされており、小児・若年者の脳脊髄液減少症患者数は現時点で約21,000人と予測されています。成人を含めると更に多くの潜在的患者がいると考えられています。

脳脊髄液減少症を放置すると症状が慢性化し、日常生活に深刻な支障をきたします。初期段階では安静と水分補給で改善する可能性が高いものの、放置により重症化すると歩行困難や寝たきり状態になることもあります。特に注意すべきは、慢性硬膜下血腫の発症で、脳脊髄液の減少により脳と硬膜の間に血液が溜まり、脳が圧迫されて生命に危険が及ぶ場合があります。

症状が長引くことで症状固定と呼ばれる状態になり、治療しても回復に時間がかかることもあります。また、長期間の症状により社会復帰が困難になったり、周囲の理解不足から孤立感を深めることもあります。

気合いで乗り越えられる、自分は大丈夫と思わずに早めに私たちにご相談ください。

脳脊髄液減少症の原因

当院にはこれまで多くの脳脊髄液減少症の方が来院しています。臨床実績から断言できるのは、脳脊髄液減少症の原因は一つではなく、いくつかの原因が複合しているということです。

当院の考える脳脊髄液減少症の原因としては次のものが挙げられます。

これらの原因で硬膜の損傷や脳脊髄液の漏出・減少が発生し、起立性頭痛や自律神経症状が発症しやすくなります。また、体質的に脳脊髄液の産生が少ない方や、過去に頭部外傷の既往がある方は発症リスクが高まります。

脳脊髄液減少症は他の病気とは違って病院の画像診断や血液検査などではわからない場合も多くあります。当院ではメタトロンという機械を用いて検査を行いますが、脳脊髄液減少症の方の測定結果には特徴的な傾向があることを発見し、上記の原因が複数存在していることが分かりました。

脳脊髄液減少症を改善するためにはこんがらがった糸をほどいていくように、これらの原因に対してひとつひとつ丁寧に対応していくことが重要になります。

これまで様々な脳脊髄液減少症の治療をして改善しなかったとしても諦める必要はありません。脳脊髄液減少症は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

病院で行う主な治療は以下の通りです。

保存的治療（安静療法）

長期間の安静が必要で社会生活への復帰が遅れ、筋力低下や精神的負担が生じる可能性があります。また、安静にしているだけでは根本的な原因の解決にはならず、症状が再発する可能性もあります。

薬物療法

根本的な解決にならず、長期使用により胃腸障害やアレルギー反応などの副作用リスクがあります。薬ですので当然副作用があり胃・肝臓・腎臓などに負担がかかったり、眠気・ふらつき・頭痛・口渇・消化器症状などを引き起こす場合があります。

ブラッドパッチ治療

保険適用が限定的で高額な治療費がかかり、感染症のリスクや複数回の治療が必要な場合があります。約7-8割の患者に効果が見られますが、効果が現れるまでに時間がかかることも多く、治療後も安静期間が必要になります。

硬膜外生理食塩水注入

効果が一時的で根本的な改善に至らない場合が多く、繰り返し治療が必要になることがあります。また、注入時の痛みや感染リスクもあり、患者さんの負担が大きくなる場合があります。

画像検査による診断

検査で異常が見つからない場合も多く、診断確定まで時間がかかり精神的負担が増大します。また、検査費用も高額になることが多く、複数の医療機関を受診することで経済的負担も大きくなります。

脳脊髄液減少症を改善するために

まずはあなたの脳脊髄液減少症の原因を明らかにします。医療業界では検査9割、施術1割と言われているように、改善できるかは真の原因を見つけられるかどうかにかかっています。

当院は、一般的な病院や治療院では行っていない独自の検査で脳脊髄液減少症の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

当院では国家資格を持つ先生が責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院ではメタトロンやAI姿勢分析ソフトなどの最先端機器で身体の状態を数値化し、視覚的にわかりやすく説明します。また、医療機関と提携し血液検査の実施や栄養状態の解析を行い、生活習慣のアドバイスをしています。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果を感じられなかった方も諦めずに私たちにご相談ください。

脳脊髄液減少症のQ＆A

脳脊髄液減少症は自然に治りますか？

急性期であれば安静と水分補給で自然治癒する可能性がありますが、慢性化すると専門的な治療が必要になることが多いです。早期の適切な対処が重要で、症状が長期化する前に治療を開始することをお勧めします。

脳脊髄液減少症の人がやってはいけないことは？

重い物を持つ、激しい運動、長時間の立位、脱水を起こすような行為は避け、十分な水分摂取と適度な安静を心がけてください。また、首に負担をかける動作や姿勢も控えることが大切です。

脳脊髄液減少症と起立性調節障害の違いは何ですか？

起立性調節障害は自律神経の問題で、脳脊髄液減少症は髄液の漏出が原因です。症状は似ていますが原因と治療法が異なります。適切な検査により鑑別診断を行うことが重要です。

どの病院に行けば適切な診断を受けられますか？

脳神経外科または神経内科で、脳脊髄液減少症の専門知識を持つ医師がいる医療機関を受診することをお勧めします。ただし、診断が困難な場合も多く、複数の医療機関を受診することもあります。

ブラッドパッチ治療は必ず効果がありますか？

約7-8割の患者に効果が見られますが、複数回の治療が必要な場合もあり、個人差があります。また、高額な治療費がかかることも考慮する必要があります。

症状が天候に左右されるのはなぜですか？

気圧の変化が脳脊髄液の圧力に影響を与え、低気圧時には症状が悪化しやすくなると考えられています。天気予報をチェックして体調管理に役立てることをお勧めします。

脳脊髄液減少症で悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けてこのような変化がありました。

脳脊髄液減少症は決して珍しい病気ではなく、誰にでも起こりうるものです。症状に悩んでいるのはあなただけではありません。私自身も小児喘息で苦しんだ経験から、健康の大切さを痛感しています。

当院の施術と脳脊髄液減少症は非常に相性がよく、これまで何年も悩んでいた症状が劇的に改善するケースも見られます。

脳脊髄液減少症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。あなたが本来の笑顔を取り戻し、充実した日々を送れるよう全力を尽くします。