手根管症候群

手根管症候群の症例報告

手根管症候群とは

手首にある手根管という骨と靭帯で囲まれたトンネル状の空間で、正中神経が圧迫されることによって起こる神経障害です。この正中神経は親指から中指にかけての感覚や、親指の動きを司る重要な神経で、圧迫されることで手のしびれや痛み、握力低下などの症状が現れます。

日本整形外科学会の統計によると、手根管開放手術は年間約19,720例実施されており、女性が約12,760例と男性の約6,960例の約2倍となっています。最も頻度の高い単一神経障害として知られており、糖尿病性神経障害と並んで最も多い末梢神経障害の一つです。

初期のしびれや軽い痛みから始まり、徐々に握力低下や細かい動作の困難さが増していきます。進行すると親指の付け根の筋肉が痩せてきて、物をつまむ動作ができなくなります。

最終的には手の感覚が完全に失われ、日常生活に大きな支障をきたし、職業生活の継続も困難になる可能性があります。また、夜間の痛みやしびれにより睡眠障害を引き起こし、生活の質が著しく低下してしまいます。

手根管症候群は初めは症状が軽度だったため様子をみていたけれど、最近日常生活に支障が出るようになったと当院に来院されるケースが多いです。我慢せず早めに私たちにご相談ください。

手根管症候群の原因

当院にはこれまで多くの手根管症候群の方が来院しています。臨床実績から断言できるのは、手根管症候群の原因は一つではく、いくつかの原因が複合しているということです。

当院の考える手根管症候群の原因としては次のものが挙げられます。

妊娠や更年期における女性ホルモンの変動により、手根管内の腱鞘が腫れやすくなり神経を圧迫します。パソコン作業や手作業など、同じ動作を繰り返すことで手根管内の炎症が起こりやすくなります。また、年齢とともに手根管内の組織が厚くなったり、関節の変形により神経の通り道が狭くなります。

手根管症候群を改善するためにはこんがらがった糸をほどいていくように、これらの原因に対してひとつひとつ丁寧に対応していくことが重要になります。

これまで様々な手根管症候群の治療をして改善しなかったとしても諦める必要はありません。手根管症候群は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

病院で行う主な治療は以下の通りです。

薬物療法

根本的な原因解決にはならず、長期服用による副作用のリスクがあります。また、効果が限定的な場合も多く見られます。

装具療法

装着時の不快感や日常生活への制限があり、根本的な改善には至らない場合があります。また、装具に頼り続けることで手首周囲の筋力低下を招く可能性もあり、効果を実感するまでに時間がかかる場合があります。

ステロイド注射

一時的な効果にとどまることが多く、繰り返し注射による組織への悪影響が懸念されます。注射時の痛みや感染リスクもあり、効果の持続期間が短い場合が多く、根本的な解決にはならないケースがほとんどです。

理学療法

継続的な通院が必要で、効果を実感するまでに時間がかかる場合があります。患者さん自身が主体的に取り組む必要なため、モチベーションの維持や継続的な通院が必要になり、短期間で劇的な改善を期待することは難しいです。

手術療法

手術に伴うリスクや合併症の可能性があり、術後の回復期間も必要です。また、再発の可能性も完全には否定できず、手術による神経損傷や感染のリスクもあります。術後のリハビリテーションが必要で、完全な機能回復まで時間がかかる場合があります。

手根管症候群を改善するために

まずはあなたの手根管症候群の原因を明らかにします。医療業界では検査9割、施術1割と言われているように、改善できるかは真の原因を見つけられるかどうかにかかっています。

当院は、一般的な病院や治療院では行っていない独自の検査で手根管症候群の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

当院では国家資格を持つ先生が責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院ではメタトロンやAI姿勢分析ソフトなどの最先端機器で身体の状態を数値化し、視覚的にわかりやすく説明します。また、医療機関と提携し血液検査の実施や栄養状態の解析を行い、生活習慣のアドバイスをしています。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果を感じられなかった方も諦めずに私たちにご相談ください。

当院で手根管症候群が改善する理由

手根管症候群を改善するためにはまず真の原因を特定することが重要です。当院では、一人ひとりの症状や生活環境を詳しく分析し、オーダーメイドの治療計画を立てています。

神経系やホルモンバランスは特に脊椎との関連が深いことが分かっており、脊椎の歪みや硬直が神経の働きに影響を与えるため、当院ではカイロプラクティックの技術を用いて脊椎の調整を行います。また、栄養状態や食生活も神経やホルモンに大きく関わっていますので、メタトロンであなたの体に必要な栄養素や相性の良い食品を調べ食生活の改善をサポートします。

当院の患者さんの中には長年、手根管症候群に悩まされていた方も多くいらっしゃいますが、適切な治療と生活改善により多くの方が元気な生活を取り戻しています。

手根管症候群のQ＆A

手根管症候群は自然に治りますか？

軽度の場合は生活習慣の改善により自然回復することもありますが、多くの場合は適切な治療が必要です。放置すると進行する可能性が高いため、早期の対処が重要です。

手根管症候群の人がやってはいけないことは？

長時間の同じ姿勢での作業・手首を過度に曲げる動作・重いものを無理に握ることは避けるべきです。症状を悪化させる可能性があります。

手根管症候群と腱鞘炎の違いは何ですか？

手根管症候群は神経の圧迫による症状で、腱鞘炎は腱の炎症による症状です。しびれの有無や痛みの場所、症状の現れ方に違いがあります。

手根管症候群は遺伝しますか？

直接的な遺伝はありませんが、手根管の形状や体質的な要因により、家族内で発症しやすい傾向がある場合があります。

両手同時に発症することはありますか？

はい、両手に同時に発症することは珍しくありません。特に全身的な要因がある場合や、両手を同様に使用する作業をしている場合に多く見られます。

手根管症候群の予防方法はありますか？

定期的な手首のストレッチ・作業姿勢の改善・適度な休憩・手首への負担を軽減する工夫などが予防に効果的です。

手術以外で完治する方法はありますか？

軽度から中等度の場合は、施術や生活習慣の改善により完治する可能性があります。ただし、重度の場合は手術が必要になることもあります。

手根管症候群は再発しますか？

根本的な原因が解決されない場合は再発の可能性があります。生活習慣の改善や予防策の継続が再発防止に重要です。

どのくらいの期間で改善しますか？

症状の程度や治療方法により異なりますが、軽度の場合は数週間から数ヶ月、重度の場合はより長期間を要することがあります。

手根管症候群で悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けてこのような変化がありました。

手根管症候群は決して気のせいではなく、適切な処置で改善できる症状です。

当院の施術と手根管症候群は非常に相性がよく、これまで何年も悩んでいた症状が劇的に改善するケースも見られます。

手根管症候群は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。健康な毎日を取り戻せるよう全力を尽くします。

今ではしびれが全くなくなりました