
院長:高木お気軽にご相談ください!

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こんにちは、湘南カイロ茅ヶ崎整体院の高木です。最近お子さんの姿勢の悪さや体の使い方が気になっているお母さんから、よくこんな相談をいただきます。「うちの子、ハイハイをあまりせずに早く立ち上がったんですけど、それって関係ありますか?」とおっしゃるんですね。
実はこの質問の背景には、対称性緊張性頸反射という原始反射とハイハイの深い関わりがあります。お子さんの不器用さや姿勢の悪さに悩んでいる方は、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。


私自身も幼少期に体の不調を経験し、父のカイロプラクティック施術で改善した経験があるからこそ、お子さんの発達についてしっかりとお伝えしたいと思っています
対称性緊張性頸反射は、英語でSymmetrical Tonic Neck Reflexといい、略してSTNRと呼ばれています。この反射は赤ちゃんがハイハイをするために必要な、とても大切な体の仕組みなんですね。生後6ヶ月から11ヶ月くらいの時期に現れて、ハイハイを繰り返し練習することで自然に統合されていきます。
具体的にどんな反射かというと、赤ちゃんが顎を上げると腕が伸びて足が曲がり、逆に顎を下げると腕が曲がって足が伸びるという連動した動きが起こるんです。この反射があるおかげで、赤ちゃんはハイハイの姿勢を保つことができるようになります。
そもそも原始反射というのは、赤ちゃんが生まれつき持っている無意識の体の反応のことです。生きていくため、そして発達していくために必要な反射で、モロー反射や吸啜反射など、いくつもの種類があります。これらの反射は成長とともに統合されて、意識的に体をコントロールできる動きへと変わっていくんですね。
でも何らかの理由で統合がうまくいかないと、反射が残存してしまうことがあります。この残存が後々の発達や日常生活に影響を及ぼすことがあるため、私たち専門家は注目しているんです。
対称性緊張性頸反射が現れるのは、ちょうど赤ちゃんがずりばいからハイハイへと移行する時期です。この反射があることで、四つん這いの姿勢を保ちながら、前に進むための手足の協調運動が可能になります。つまりハイハイという人生初の移動手段を獲得するための、体に備わった素晴らしいプログラムなんですね。
この時期の赤ちゃんを観察していると、顔を上げたときに腕が伸びて、まるで飛行機のような姿勢になることがあります。逆に下を向くと腕が曲がって頭が床に近づくような動きをするんです。これらはすべて対称性緊張性頸反射の働きによるものです。
ハイハイをたくさんすることで、この反射は徐々に統合されていきます。統合というのは反射が消えるのではなく、無意識の反応から意識的にコントロールできる動きへと変化していくことを意味しています。十分にハイハイをした赤ちゃんは、自分の意思で頭を動かしても手足が勝手に動かなくなり、より複雑な運動が可能になるんですね。
逆にハイハイ期間が短かったり、ハイハイをあまりせずに立ち上がってしまったりすると、この統合プロセスが不十分になることがあります。当院に来院される方の中にも、「うちの子は10ヶ月で歩き始めて早いねって褒められたんですけど」とおっしゃる方がいらっしゃいますが、発達段階を十分に経験することの方が実は大切なんです。
対称性緊張性頸反射が適切に統合されると、お子さんは頭と手足を独立してコントロールできるようになります。これによって正しい姿勢を保ちやすくなり、手先の細かい作業もしやすくなるんですね。また目と手の協調性も向上して、ボール遊びや文字を書くことなど、様々な活動がスムーズにできるようになります。
さらに重要なのは、両眼視機能の発達にも良い影響を与えるということです。遠くと近くを交互に見るときの焦点調整がスムーズになり、黒板を見てノートに書き写すといった学習場面でも困らなくなります。
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では対称性緊張性頸反射が残存してしまうと、具体的にどのような困りごとが出てくるのでしょうか。お子さんの日常生活や学習面での様子を思い浮かべながら、読んでいただけたらと思います。
残存の影響は多岐にわたりますが、特に姿勢の保持と目と手の協調性に関わる場面で顕著に現れます。「なんでちゃんと座れないの」「どうして字が上手に書けないの」とお子さんを叱ってしまっていた経験はありませんか。もしかしたらそれは本人の努力不足ではなく、反射の残存が原因かもしれません。
対称性緊張性頸反射が残存していると、机に向かったときに良い姿勢を保つことが難しくなります。顔を下げて手元を見ようとすると、反射的に腕が曲がってしまうため、肘を机についてしまったり、極端に顔を近づけてしまったりするんですね。逆に顔を上げると腕が伸びてしまうので、背中が丸まったり、足を前に投げ出すような座り方になったりします。
また床に座るときにW座りになりやすいのも、この反射の影響である可能性があります。体幹の安定性が十分でないため、楽な姿勢を取ろうとして、どうしても崩れた座り方になってしまうんです。お子さんを叱る前に、まず体の仕組みから理解してあげることが大切だと私は考えています。
学校生活では、黒板を見てノートに書き写す作業が特に困難になります。黒板を見上げるときと手元のノートを見下ろすときで、頭の位置が変わるたびに腕の緊張状態が変化してしまうからなんですね。そのため書き間違いが多かったり、行を飛ばしてしまったり、字が乱れたりすることがあります。
また集中力が続かないように見えることもあります。でもこれは集中していないのではなく、姿勢を保つことに無意識のうちにエネルギーを使ってしまっているため、学習内容に集中する余裕がなくなってしまっているんです。「落ち着きがない」と言われてしまうお子さんの中には、こうした理由が隠れているケースもあります。
体育の時間や外遊びでも、影響は見られます。縄跳びがうまく跳べない、ボールをキャッチするのが苦手、泳ぐときに手足の協調がうまくいかないといった困りごとです。これらはすべて、目と手足の協調性や、体の各部位を独立してコントロールする能力に関わっています。
特に水泳では、息継ぎのために顔を上げ下げする動作が必要ですよね。このときに対称性緊張性頸反射が残存していると、頭の動きに連動して腕や足の動きが乱れてしまい、スムーズな泳ぎができなくなるんです。「運動神経が悪い」と決めつける前に、原始反射の視点から考えてみる価値があります。
意外に思われるかもしれませんが、対称性緊張性頸反射の残存は目の機能にも影響します。遠くと近くを交互に見るときの焦点調整がうまくいかず、黒板の文字がぼやけて見えたり、ノートの文字が二重に見えたりすることがあるんです。これは視力の問題ではなく、両眼を協調して使う機能の問題なんですね。
お子さんが「目が疲れる」「頭が痛い」と訴えることが多い場合、眼科で視力検査をしても問題が見つからないことがあります。そんなときは原始反射の残存を疑ってみる必要があるかもしれません。
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ここまで読んでくださって、「やっぱりハイハイって大事なんだ」と感じていただけたでしょうか。では具体的に、なぜハイハイ期間が短いと対称性緊張性頸反射が残存しやすくなるのか、そのメカニズムをお伝えしていきます。
当院に来院されるお母さん方からは、「早く立てて嬉しかったんですけど、まずかったんでしょうか」という質問をよくいただきます。決してお母さんのせいではありませんし、早く立てること自体が悪いわけでもありません。ただ発達には順序があり、それぞれの段階に意味があるということを理解していただきたいんです。
ハイハイという動作は、対称性緊張性頸反射を統合するために最も効果的な運動なんです。四つん這いの姿勢で頭を上げ下げしながら手足を動かすことで、頭の動きと手足の動きを切り離す練習になります。この練習を十分に積むことで、反射は徐々に統合されていくんですね。
ハイハイ期間の目安としては、3ヶ月から6ヶ月程度が望ましいと言われています。でも最近は歩行器を使ったり、早く立たせたがったりする環境要因で、ハイハイ期間が1ヶ月程度という赤ちゃんも少なくありません。またいざりやシャフリングベビーと呼ばれる、座ったままお尻で移動する赤ちゃんもいて、こうしたケースではハイハイをほとんど経験しないこともあります。
発達心理学では、赤ちゃんの運動発達には決まった順序があり、それぞれの段階には次の段階へ進むための準備という意味があることがわかっています。寝返り、ずりばい、ハイハイ、つかまり立ち、伝い歩き、そして独立歩行という流れですね。この中でハイハイの段階を十分に経験しないまま次に進んでしまうと、体の使い方の基礎が不十分なまま成長することになります。
「でももう歩いちゃってるから、今さら戻れませんよね」と心配されるかもしれません。大丈夫です。後ほど具体的な改善方法をお伝えしますので、安心してくださいね。
昔と比べて現代の育児環境は大きく変わりました。狭い住宅事情でハイハイをする十分なスペースがなかったり、フローリングが冷たくて赤ちゃんを床に下ろすのをためらったり、といった物理的な制約があります。また抱っこ紐やベビーカーの使用時間が長くなり、床で自由に動く時間が減っているという指摘もあります。
さらに清潔志向が強まって、赤ちゃんを床に下ろすことに抵抗を感じる方も増えています。こうした複合的な要因が、ハイハイ期間の短縮につながっているんですね。社会の変化とともに育児環境も変わり、それが子どもの発達にも影響を与えているということを、私たちは認識する必要があると考えています。
もちろん赤ちゃんにも個性があって、ハイハイが大好きで長期間続ける子もいれば、早く立ちたがる子もいます。また生まれつき筋緊張が高い赤ちゃんは早く立つ傾向があり、逆に低緊張の赤ちゃんはハイハイ期間が長くなることもあります。こうした個人差を理解しながらも、できるだけハイハイの時間を確保してあげることが大切なんです。
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さて、ここまで読んで不安になってしまった方もいらっしゃるかもしれません。でも安心してください。たとえハイハイ期間が短かったとしても、また現在お子さんに困りごとがあったとしても、今からできることはたくさんあります。
当院でも多くのお子さんに改善プログラムを提供していますが、ご家庭でも実践できる方法をいくつかご紹介しますね。大切なのは、遊びの中に自然に取り入れて、お子さんが楽しみながら続けられることです。
最も効果的なのは、四つん這いの姿勢で遊ぶ時間を作ることです。くまさん歩きやワニさん歩きといった動物の真似をしながら遊ぶと、お子さんも喜んで取り組んでくれます。トンネルをくぐったり、障害物を避けながら進んだりするのも楽しい活動ですね。
また雑巾がけもとても良い運動になります。床掃除を手伝ってもらいながら、自然に四つん這いの姿勢で体を使う機会を作ることができます。最初は短い距離から始めて、徐々に範囲を広げていくといいでしょう。お手伝いをしてくれたら「ありがとう、助かったよ」と声をかけてあげることで、お子さんの自己肯定感も高まります。
ヨガのキャットアンドカウというポーズも、対称性緊張性頸反射の統合に役立ちます。四つん這いになって、息を吸いながら背中を反らせて顔を上げ、息を吐きながら背中を丸めて顔を下げる動作ですね。この動きを繰り返すことで、頭の動きと体幹の動きを協調させる練習になります。
「ねこさんになってみよう」「怒ったねこさん、眠いねこさん」といった声かけをしながら、親子で一緒に楽しむのがおすすめです。1回5セットくらいから始めて、慣れてきたら回数を増やしていくといいでしょう。
風船遊びやボール遊びも効果的です。特に風船はゆっくり動くので、目で追いながら手で触れる練習に最適なんです。また積み木やブロック遊び、ビーズ通しといった手先を使う活動も、目と手の協調性を高めてくれます。
お絵描きや塗り絵も良いトレーニングになります。最初は大きな画用紙に自由に描くことから始めて、徐々に細かい作業へと移行していくといいですね。大切なのは、できないことを叱るのではなく、できたことを認めて褒めてあげることです。
机と椅子の高さが体に合っているかも確認してみてください。足が床にしっかりつかない状態では、良い姿勢を保つことが難しくなります。足台を使って足裏が安定するようにしてあげるだけでも、姿勢は改善することがあります。
また学習時間と休憩のバランスも大切です。集中力が続かないお子さんには、25分学習して5分休憩するといった短いサイクルで取り組んでもらうといいでしょう。休憩時間には立ち上がって体を動かすことで、リフレッシュできます。
ご家庭での取り組みに加えて、専門家のサポートを受けることも検討してみてください。カイロプラクティックや作業療法では、原始反射の統合を促すための専門的なアプローチがあります。お子さん一人ひとりの状態を評価して、最適なプログラムを組み立てることができるんです。
当院でも多くのお子さんが、施術と運動プログラムの組み合わせで改善を実感されています。体のバランスを整えることで、お子さんが本来持っている力を引き出すサポートができると考えています。
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ここまで対称性緊張性頸反射とハイハイの関係について、詳しくお伝えしてきました。お子さんの姿勢の悪さや不器用さの背景には、こうした原始反射の残存が隠れているかもしれないということを、理解していただけたら嬉しいです。
私が一番お伝えしたいのは、それはお子さんのせいでも、お母さんのせいでもないということです。体の発達には個人差があり、また現代の生活環境も影響しています。大切なのは原因を知って、今からできることに取り組んでいくことなんですね。
お子さんを叱るのではなく、体の仕組みを理解して寄り添ってあげてください。そして遊びの中に自然に改善のための活動を取り入れて、楽しみながら続けていくことが何より大切です。焦らずゆっくりと、お子さんのペースで進めていきましょう。
もし一人で悩んでいらっしゃるなら、いつでも私たち専門家に相談してください。当院では豊富な経験をもとに、お子さん一人ひとりに合わせたサポートを提供しています。お母さんの不安を少しでも軽くして、お子さんの笑顔を増やすお手伝いができたら、これほど嬉しいことはありません。