
院長:高木お気軽にご相談ください!

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運動で膝が痛い人のサポーター選び
スポーツを楽しみたいのに膝に違和感があったり、バスケやランニングで痛みが出てしまったりして困っていませんか。こうした悩みを抱える方の多くが膝サポーターを検討されますが、実は選び方や使い方を間違えると逆効果になることもあるんです。
当院には運動中の膝の痛みで悩まれている方が多く来院されますが、サポーターだけに頼ってしまい症状が悪化してから相談に来られるケースも少なくありません。


サポーターは確かに便利ですが、あくまで補助的な役割です。膝の痛みの本当の原因を見つけて改善していくことが何より大切なんですよ
運動をしていて膝に痛みや不安を感じると、多くの方がまず膝サポーターを購入しようと考えます。実際にスポーツ用品店やネット通販では様々なタイプの膝サポーターが販売されており、価格も数千円から数万円まで幅広く展開されています。
バレーボールやバスケットボールなどのジャンプ系競技、ランニングやマラソン、サッカーなどの球技、あるいはジムでの筋トレなど、それぞれの運動に適したサポーターが存在します。
サポーターの主な役割は膝関節の安定性を高めることと、関節への衝撃を和らげることにあります。特に靭帯損傷や半月板損傷から回復中の方、変形性膝関節症の初期段階の方にとっては、膝のぐらつきを抑えて安心して動けるようサポートしてくれる心強い味方になります。また、予防的に使用することで膝への負担を軽減できる場合もあります。
しかし注意していただきたいのは、サポーターはあくまで対症療法であり根本的な解決にはならないということです。膝の痛みが出る原因は膝関節だけにあるわけではなく、骨盤の歪みや股関節の可動域制限、太ももの筋肉のアンバランス、足首の硬さなど全身のバランスが関係しています。
サポーターで一時的に痛みが軽減しても、根本原因が改善されなければ結局は症状が悪化したり、他の部位に痛みが出たりすることになってしまいます。
スポーツ用の膝サポーターにはいくつかのタイプがあり、それぞれ目的や機能が異なります。自分の症状や運動内容に合わせて適切なものを選ぶことが重要です。
軽度サポートタイプは主に予防目的で使用され、薄手で動きやすく通気性に優れています。ジョギングや軽い運動、日常生活での使用に適しており、価格も比較的手頃です。ただし膝に明確な痛みや不安定感がある場合には、十分なサポート力が得られないことがあります。
中度サポートタイプは軽度から中度の膝の不安定感や痛みに対応しており、側面に補強材が入っているものが多く見られます。ランニングやテニス、ゴルフなどの運動で使用され、膝の横ぶれを防ぎながらも比較的自由な動きができます。スポーツを楽しみながら膝をケアしたい方に人気のタイプです。
高度サポートタイプは靭帯損傷後や変形性膝関節症など、しっかりとした固定が必要な場合に使用されます。金属やプラスチックのステー(支柱)が入っており、膝の前後左右のぐらつきを強力に抑えます。競技復帰を目指すアスリートや医療機関で勧められた方が使用することが多く、価格も高めに設定されています。
膝蓋骨(膝のお皿)サポートタイプは膝蓋骨の位置を安定させるための穴やパッドがついており、ジャンプ動作の多いバレーボールやバスケットボールで膝の前面に痛みが出る方に適しています。オスグッド病やジャンパー膝の方にもおすすめです。
靭帯サポートタイプは前十字靭帯や内側側副靭帯などの損傷後に使用され、膝の過度な動きを制限します。膝の捻りや横方向への動きを抑える構造になっており、サッカーやバスケットボールなど激しい方向転換を伴うスポーツでの使用に向いています。
圧迫サポートタイプは膝全体を均等に圧迫することで血流を促進し、筋肉の疲労軽減や回復促進を目的としています。マラソンやトレイルランニングなど長時間の運動で使用されることが多く、軽量で蒸れにくい素材が使われています。
当院に来院される方の中には、何年もサポーターを使い続けているのに痛みが改善しないという方が非常に多くいらっしゃいます。中には複数のメーカーのサポーターを試したり、より高額な製品に買い替えたりしても症状が変わらず、むしろ悪化してしまったというケースも見受けられます。
なぜサポーターだけでは改善しないのか、それは膝の痛みの本当の原因がサポーターでは解決できない部分にあるからです。運動中の膝の痛みは、多くの場合以下のような複合的な要因によって引き起こされています。
これらの問題に対してサポーターは何も解決してくれません。むしろサポーターに頼りすぎることで膝周囲の筋肉が弱くなり、サポーターを外すとさらに不安定になってしまうという悪循環に陥ることもあります。また、サポーターで痛みを感じにくくなったため無理をしてしまい、結果として膝の状態が悪化するケースも少なくありません。
運動中の膝の痛みを根本から改善するためには、全身のバランスを整えることが何より重要です。当院では膝だけでなく骨盤・股関節・足首など全身を詳しく検査し、痛みの本当の原因を見つけ出します。
初回の来院時にはまず詳しい問診を行い、どのような動作で痛みが出るのか、いつから症状があるのか、これまでどのような対処をしてきたのかなどを丁寧にお聞きします。その後、AI姿勢分析システムで体の歪みを数値化し、メタトロン測定で神経の乱れや栄養状態まで詳しく調べます。
触診では膝関節の動きだけでなく、骨盤や股関節、足首の可動域や筋肉の緊張状態を確認します。多くの方は膝に原因があると思っていますが、実際には太ももの外側の筋肉が硬くなっていたり、骨盤の傾きによって片方の膝に負担が集中していたりすることがほとんどです。
施術では膝周囲の筋肉バランスを整え、骨盤や股関節の調整を行います。また運動フォームの改善指導や、自宅でできるセルフケア方法もお伝えします。栄養面でのアドバイスも行い、軟骨や靭帯の修復に必要なたんぱく質やビタミン、ミネラルの摂取についても指導させていただきます。
サポーターを完全に否定するわけではありません。適切に使用すれば運動時の膝への負担を軽減し、安心して体を動かせるようになる有用なツールです。ただし、サポーターはあくまで補助的なものであり、根本的な改善を目指しながら必要に応じて使用するという考え方が大切です。
当院で施術を受けながら症状が改善していく過程で、徐々にサポーターへの依存度を下げていき、最終的には何もつけずに運動できる状態を目指します。実際に多くの方が当初はサポーターなしでは運動できなかったのに、数ヶ月後にはサポーターを忘れて出かけても全く問題なく運動できるようになっています。
当院には様々なスポーツをされている方が膝の痛みで来院されており、多くの方が症状の改善を実感されています。
40代の男性でマラソンが趣味の方は、走り始めて5キロを過ぎると膝の内側に痛みが出るため、高額なサポーターを購入して使用していました。しかしサポーターをしても痛みは軽減せず、走れる距離がどんどん短くなっていました。当院で検査したところ、骨盤の歪みと股関節の可動域制限が原因で膝に過度な負担がかかっていることがわかりました。骨盤と股関節の調整、太ももの筋肉バランスの改善を行った結果、3ヶ月後にはサポーターなしでフルマラソンを完走できるまでに回復されました。
20代の女性でバレーボールをされている方は、ジャンプの着地時に膝のお皿の下に痛みが出るため、膝蓋骨サポートタイプのサポーターを使用していました。しかし練習を続けるうちに痛みが悪化し、ついには階段の上り下りでも痛みを感じるようになってしまいました。当院での検査で足首の硬さと体幹の筋力不足が判明し、これらを改善する施術を行いました。併せて着地フォームの指導も行った結果、2ヶ月後には痛みなく思い切りジャンプできるようになり、試合にも復帰されました。
60代の男性でゴルフを楽しまれている方は、ラウンド中に膝が痛くなるためサポーターを常用していましたが、サポーターをしても後半になると痛みで集中できなくなっていました。検査の結果、変形性膝関節症の初期段階であり、さらに栄養状態の問題も見つかりました。施術と並行して食事指導も行い、軟骨の材料となるコラーゲンやグルコサミンを効率よく摂取できるようアドバイスしました。半年後には痛みが大幅に軽減し、サポーターなしで18ホール回れるようになりました。
好きなスポーツを痛みなく楽しめるということは、人生の質を大きく向上させます。膝の痛みによって運動を諦めたり制限したりすることは、体力の低下や生活習慣病のリスク増加にもつながります。また、仲間との交流や達成感を得る機会が失われることで、精神的にも影響が出てしまいます。
サポーターに頼り続けるのではなく、痛みの根本原因を解決することで、何もつけずに思い切り体を動かせる喜びを取り戻してください。当院ではあなたがもう一度スポーツを心から楽しめるよう、全力でサポートさせていただきます。膝の痛みでスポーツを諦めかけている方、サポーターを手放せなくなっている方は、ぜひ一度当院にご相談ください。豊富な臨床経験と最先端の検査機器を用いて、あなたの膝の痛みの本当の原因を見つけ出し、根本からの改善を目指します

