
院長:高木お気軽にご相談ください!

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こんにちは、湘南カイロ茅ヶ崎整体院の高木です。最近、デスクワークをしているとだんだん肩甲骨の上部が痛くなってきて、仕事に集中できなくなってきたという相談をよく受けます。肩甲骨の上の痛みは、実は単なる肩こりだけではなく、いくつかの原因が隠れていることがあるんです。


肩甲骨の上が痛いときは、筋肉の問題だけでなく神経や内臓の問題が隠れていることもあるから、まずは原因を知ることが大切
痛みが出ている場所によっても原因は変わってきますし、どんなときに痛むのかによっても対処法が違ってきます。この記事では、肩甲骨の上が痛む原因から自分でできる対処法、そして来院すべきタイミングまで詳しくお伝えしていきますね。
肩甲骨の上部に痛みが出る原因はいくつか考えられますが、最も多いのは筋肉の緊張や疲労によるものです。現代人の生活スタイルを考えると、長時間のパソコン作業やスマートフォンの使用によって、首から肩にかけての筋肉が常に緊張状態にあります。特に僧帽筋という首から肩甲骨にかけて広がる大きな筋肉が硬くなると、肩甲骨の上部に強い痛みを感じるようになります。
パソコン作業をしているときの姿勢を思い出してみてください。多くの方が頭を前に突き出すような姿勢になっているのではないでしょうか。この姿勢は頭の重さを支えるために首や肩の筋肉に大きな負担をかけています。人間の頭は約5キロもあり、前に傾くほど首への負担は倍増していきます。その結果、肩甲骨を持ち上げる筋肉が常に緊張し、血流が悪くなって痛みが出てくるのです。
さらにキーボードやマウスを操作するときに肩が前に入り込んでしまうと、肩甲骨周りの筋肉が引き伸ばされた状態で固まってしまいます。この状態が続くと筋肉の柔軟性が失われ、ちょっとした動作でも痛みを感じるようになります。
肩甲骨の上が痛いときに特に注目したいのが肩甲挙筋という筋肉です。この筋肉は首の骨から肩甲骨の上角につながっていて、肩甲骨を持ち上げる働きをしています。ストレスを感じたときに無意識に肩をすくめる動作がありますが、これが続くと肩甲挙筋が疲労して硬くなり、肩甲骨の上部に痛みが出やすくなります。
特にリュックサックを背負ったり、重い荷物を肩にかけたりする習慣がある方は、この筋肉に負担がかかりやすい傾向にあります。肩甲挙筋が硬くなると首を横に倒したり、振り向いたりする動作でも痛みが走るようになってきます。
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筋肉だけでなく、神経が圧迫されることで肩甲骨の上に痛みが出ることもあります。特に肩甲上神経という神経が圧迫されると、肩甲骨の後ろ側から上部にかけて深い痛みを感じることがあります。この神経は肩甲骨の動きに関わる筋肉を支配しているため、圧迫されると痛みだけでなく力が入りにくくなることもあります。
首の骨である頸椎から出る神経が圧迫されると、その神経が支配している領域に痛みやしびれが出ます。特に第5頸椎や第6頸椎あたりから出る神経が圧迫されると、肩甲骨の上部に痛みが放散することがよくあります。このタイプの痛みは首を動かしたときに悪化することが特徴で、腕にしびれが出たり、力が入りにくくなったりすることもあります。
デスクワークで長時間同じ姿勢を続けていると、頸椎の配列が崩れて神経の出口が狭くなってしまいます。また加齢によって頸椎の間にある椎間板が変性してくると、さらに神経が圧迫されやすくなります。首を後ろに反らしたときに肩甲骨の上に痛みが走る場合は、神経の問題を疑う必要があります。
鎖骨と第一肋骨の間を通る神経や血管が圧迫される状態を胸郭出口症候群といいます。なで肩の女性や重い荷物を持つ仕事をしている方に多く見られるのが特徴です。この症状では肩甲骨の上部だけでなく、腕全体のだるさやしびれ、手指の冷えなどを伴うことがあります。
電車のつり革につかまっているときや、洗濯物を干すときなど腕を上げる動作で症状が悪化するのが典型的なパターンです。なで肩の方は鎖骨が下がりやすく、その下を通る神経や血管が圧迫されやすい構造になっているため注意が必要です。
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意外かもしれませんが、内臓の問題が肩甲骨周辺の痛みとして現れることがあります。これを関連痛と呼びます。内臓自体には痛みを感じる神経が少ないため、同じ神経支配の領域である肩甲骨周辺に痛みとして感じられるのです。特に右の肩甲骨の上が痛い場合は胆嚢や肝臓の問題、左の肩甲骨の上が痛い場合は心臓や膵臓の問題が隠れている可能性があります。
胆石や胆嚢炎があると、右の肩甲骨の上から背中にかけて痛みが出ることがあります。この痛みは食後特に脂っこいものを食べた後に強くなる傾向があり、吐き気や発熱を伴うこともあります。肝臓が腫れているときにも右肩や右肩甲骨の上に重だるい痛みを感じることがあります。
お酒を飲む習慣がある方や、健康診断で肝機能の数値が気になると言われたことがある方は、肩甲骨の痛みと一緒に他の症状がないか注意深く観察する必要があります。動作と関係なく痛みが続く場合や、安静にしていても痛みが楽にならない場合は内臓の問題を疑ってみましょう。
左の肩甲骨の上から背中にかけて痛みがある場合、心臓の問題が隠れていることがあります。特に狭心症や心筋梗塞では胸の痛みだけでなく、左肩や左肩甲骨に痛みが放散することが知られています。冷や汗や息苦しさ、胸の圧迫感を伴う場合はすぐに医療機関を受診してください。
また膵臓の炎症でも背中の痛みとして感じることがあり、みぞおちの痛みと一緒に肩甲骨の間あたりに痛みが出ることがあります。アルコールの過剰摂取や胆石が原因で膵炎が起こることがあるため、心当たりがある方は注意が必要です。
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肩甲骨の上の痛みが筋肉の緊張や疲労によるものであれば、自宅でできるセルフケアで改善することも可能です。ただし痛みが強い場合や長く続く場合、しびれや力が入らないなどの症状がある場合は自己判断せず、専門家に相談することをおすすめします。ここでは日常生活で取り入れやすい対処法をいくつかご紹介していきます。
急に痛くなった場合で熱感がある場合は、まず冷やすことが基本です。炎症を起こしている可能性があるため、保冷剤をタオルで包んで15分程度冷やしてください。一方、慢性的な痛みで筋肉のこりが原因の場合は温めることで血流が改善し、痛みが楽になることが多いです。
お風呂にゆっくり浸かったり、温かいタオルを肩甲骨の上に当てたりすることで筋肉の緊張がほぐれていきます。ただし温めて痛みが増す場合は炎症がある可能性があるため、すぐに中止して冷やす方向に切り替えてください。
パソコン作業をするときの姿勢を改善することが根本的な解決につながります。モニターは目線の高さに合わせ、椅子の高さは足の裏全体が床につく高さに調整しましょう。キーボードは肘が90度に曲がる位置に置き、肩がすくまないように注意してください。
30分に1回は立ち上がって体を動かす習慣をつけることも大切です。同じ姿勢を続けることが筋肉の緊張を招くため、こまめに姿勢を変えることで負担を分散させることができます。スマートフォンを見るときも下を向きすぎないよう、目線の高さで見るように心がけてください。
肩甲挙筋をほぐすストレッチとして、首を横に倒す動作が効果的です。右の肩甲骨の上が痛い場合は、右手で椅子の座面をつかんで固定し、左手で頭の右側を軽く押さえながら首を左に倒していきます。このとき痛みのない範囲でゆっくりと行い、20秒ほどキープしてください。
肩甲骨周りの筋肉全体をほぐすには、両手を組んで前に伸ばし、背中を丸めるストレッチも有効です。肩甲骨の間を広げるイメージで行うと効果的です。どのストレッチも反動をつけずにゆっくりと行い、呼吸を止めないように注意してください。
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セルフケアを続けても改善が見られない場合や、日常生活に支障が出るほどの痛みがある場合は、専門家による検査と施術を受けることをおすすめします。当院では初回の検査を最も大切にしており、痛みの本当の原因を見つけることに重点を置いています。筋肉の問題なのか、神経の問題なのか、それとも内臓からくる関連痛なのかを見極めることが改善への第一歩だからです。
夜間に痛みで目が覚める、腕にしびれが出る、力が入りにくくなった、動作と関係なく痛みが続く、といった症状がある場合は早めに専門家に相談してください。これらの症状は筋肉の問題だけでなく、神経や内臓の問題が隠れている可能性があるサインです。
また2週間以上セルフケアを続けても改善が見られない場合も、自己判断での対処には限界があると考えられます。痛みをかばう姿勢が続くと他の部位にも負担がかかり、症状が複雑化してしまうため、早めの対処が大切です。
当院では姿勢分析やメタトロンという最先端の検査機器を用いて、体全体のバランスや栄養状態まで含めて総合的に検査を行います。肩甲骨の上が痛いという症状も、実は離れた場所に原因があることも多いからです。骨盤の歪みが背骨に影響し、最終的に肩甲骨周りの筋肉に負担をかけているケースもよくあります。
検査結果をもとに、あなたの体に合わせた施術プランを提案させていただきます。施術だけでなく、日常生活での姿勢指導や栄養面でのアドバイスも行い、痛みが再発しない体づくりをサポートしています。一人で悩まず、気になることがあればいつでもご相談ください。
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肩甲骨の上の痛みは、多くの場合は筋肉の緊張や疲労が原因ですが、時には神経や内臓の問題が隠れていることもあります。まずは日常生活での姿勢を見直し、セルフケアを試してみてください。それでも改善しない場合や不安な症状がある場合は、一人で抱え込まずに専門家に相談することが大切です。私たちは、あなたの痛みの本当の原因を見つけ、根本から改善するお手伝いをさせていただきます。当たり前の日常を取り戻せるよう、一緒に頑張っていきましょう。