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肋骨骨折を放置すると起こる怖い合併症|気胸や血胸のリスク

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こんにちは、湘南カイロ茅ヶ崎整体院の高木です。胸のあたりに痛みがあるけれど、もしかして肋骨を骨折しているのではないかと不安になっていませんか?

実は当院にも、転倒やスポーツ中のアクシデントで胸部を強打してから数週間たっても痛みが引かず、ようやく来院される方が少なくありません。病院に行く時間がない、大したことないだろうと思って様子を見ているうちに症状が悪化してしまうケースも多いのです。

今日は肋骨骨折をそのままにしておくとどんなリスクがあるのか、そして本当に自然に改善するのかについて、施術の現場で実際に患者さんと向き合ってきた経験をもとにお話しします。

院長:高木

肋骨の損傷は見た目では分かりにくいからこそ、正しい知識を持って対応することが大切です

目次

肋骨骨折をそのままにしておくとどうなるのか

肋骨は胸郭を形成する大切な骨で、心臓や肺などの重要な臓器を守る役割を担っています。この肋骨が骨折した状態で放置すると、実はさまざまな合併症を引き起こす可能性があるのです。

多くの方が「骨折くらい放っておいても自然に治るだろう」と考えがちですが、肋骨は呼吸のたびに動く特殊な部位です。そのため安静を保つことが難しく、適切なケアをしないと骨折部分が正常に癒合せず、変な形で固まってしまうこともあります。

また肋骨のすぐ内側には肺があるため、骨折した骨の破片が肺を傷つけて気胸や血胸といった命に関わる状態を招くケースもゼロではありません。特に複数の肋骨が骨折している場合や、高齢の方の場合は注意が必要です。

気胸・血胸のリスク

骨折した肋骨の鋭利な端が肺を傷つけると、空気が胸腔内に漏れ出す気胸という状態になります。気胸になると呼吸困難や胸痛が急激に悪化し、緊急の処置が必要になることもあります。

同じように血管が損傷されると胸腔内に血液が溜まる血胸という状態になり、こちらも呼吸機能を著しく低下させます。転倒や打撲の直後は痛みだけで済んでいても、数日後に突然これらの症状が現れるケースもあるため、油断できないのです。

変形癒合と慢性的な痛み

骨折部分がずれたまま固まってしまう変形癒合が起きると、呼吸時の違和感や慢性的な痛みが残ってしまいます。特に肋骨は呼吸のたびに動くため、一度変形してしまうと日常生活で常に不快感を感じることになりかねません。

私が施術してきた患者さんの中にも、若い頃の骨折を放置したために何年も胸の痛みに悩まされ続けた方がいらっしゃいました。適切な時期に対処していればこうした長期的な苦しみは避けられたはずです。

肺炎のリスク上昇

肋骨骨折による痛みから深呼吸を避けるようになり、浅い呼吸が続くと肺の換気が不十分になります。すると痰が溜まりやすくなり、肺炎を発症するリスクが高まってしまうのです。

特にご高齢の方や呼吸器に持病のある方は、このような二次的な合併症に十分注意する必要があります。痛みを我慢して動かさないでいることが、かえって別の問題を引き起こすこともあるのです。

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本当に自然改善するのか

では肋骨骨折はまったく放置してはいけないのかというと、実はケースバイケースです。軽度のひび程度であれば、適切な安静と生活上の注意を守ることで自然に改善していくこともあります。

一般的に肋骨骨折の改善には2ヶ月から3ヶ月ほどかかるとされています。ただしこれはあくまで骨が癒合するまでの期間であって、痛みが完全に消えるまではもう少し時間がかかることも珍しくありません。

問題は自分の骨折が軽度なのか重度なのか、合併症のリスクがあるのかないのかを素人が正確に判断するのは非常に難しいという点です。だからこそ専門家による触診や画像検査が重要になってきます。

自然改善が期待できるケース

単独の肋骨にひび程度の損傷がある場合で、呼吸困難や激しい痛みがなく、内出血の範囲も限定的であれば、安静にすることで自然に改善する可能性は高いです。ただし安静といっても完全に動かないのではなく、痛みが出ない範囲で日常生活を送ることが大切です。

痛みのピークは受傷後数日以内で、その後は徐々に和らいでいくのが通常のパターンです。もし日を追うごとに痛みが増していたり、新たな症状が現れたりする場合は、自己判断で様子を見続けるのは危険です。

専門家の触診が必要なケース

複数の肋骨が損傷している可能性がある場合、明らかな変形が見られる場合、呼吸時に骨が擦れるような音がする場合などは、必ず専門家による触診を受けるべきです。また高齢の方や骨粗鬆症のある方も、軽い衝撃でも重度の骨折になりやすいため注意が必要です。

当院にも「数週間前に転んで胸を打ったけれど、まさか骨折しているとは思わなかった」という方が多く来られます。早めに適切な対応をしていれば回復も早かったのにと残念に思うことも少なくありません。

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こんな症状があったらすぐに来院を

ここからは特に注意が必要な症状についてお話しします。これらの症状が一つでも当てはまる場合は、すぐに医療機関や当院のような専門施設に相談してください。

呼吸に関する症状

息を吸うのが苦しい、深呼吸ができない、安静にしていても息切れがするといった呼吸困難の症状は、気胸や血胸の可能性を示唆しています。また血痰が出る場合も肺損傷のサインです。

呼吸時に胸からギシギシという骨が擦れるような音が聞こえる場合は、骨折部分が大きくずれている可能性があります。このような骨摩擦音は変形癒合のリスクが高いため、早急な対応が求められます。

痛みの変化

時間が経つにつれて痛みが悪化している、痛む範囲が広がっている、夜間に痛みで目が覚めるといった場合は、炎症が進行しているか合併症が起きている可能性があります。通常は日を追うごとに痛みは軽減していくものです。

また体を動かす時だけでなく、じっとしていても激しい痛みがある場合は、より重度の損傷が疑われます。我慢できないほどの痛みは体からの重要なサインですから、無視してはいけません。

見た目の変化

胸部に広範囲の内出血がある、明らかに胸郭の形が左右で違う、腫れがどんどん大きくなっているといった場合も要注意です。内出血の範囲が広いということは、それだけ大きな力が加わったことを意味します。

また発熱や倦怠感が続く場合は、感染症や肺炎を併発している可能性もあります。骨折そのものは軽度でも、二次的な合併症が生じているケースもあるのです。

チェックリスト

以下のような症状がある方は、早めの来院をおすすめします。

  • 呼吸が苦しい、息切れがする
  • 血痰が出る
  • 骨が擦れるような音がする
  • 痛みが日に日に悪化している
  • 広範囲に内出血がある
  • 胸郭の形が変形している
  • 発熱や倦怠感がある
  • 夜間痛で眠れない

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生活上で避けるべきこと

肋骨を損傷している可能性がある時、日常生活でどのようなことに気をつければよいのでしょうか。適切な対応をすることで、合併症を防ぎ回復を早めることができます。

体をひねる動作

掃除や洗濯など日常の家事でも、体をひねる動作は肋骨に大きな負担をかけます。特に掃除機をかける時や高いところの物を取る時などは無意識に体をひねってしまいがちです。

できるだけ正面を向いたまま作業する、家族に手伝ってもらう、一時的に家事の範囲を減らすといった工夫が必要です。無理をして症状を悪化させてしまっては、かえって長期間家事ができなくなってしまいます。

重いものを持つ

買い物袋や灯油缶など重量のあるものを持ち上げる動作は、胸郭に強い圧力をかけます。持ち上げる瞬間に息を止めることで胸腔内圧が高まり、骨折部分にさらなる負荷がかかってしまうのです。

買い物は少量ずつ何回かに分けて行く、宅配サービスを利用する、家族に協力を求めるなど、無理をしない選択が大切です。特に受傷後1ヶ月程度は慎重に過ごしましょう。

激しい運動

ランニングやゴルフ、テニスなど体幹を使うスポーツは、完全に改善するまで控える必要があります。軽いウォーキング程度なら問題ありませんが、痛みが出るような動きは避けてください。

スポーツ愛好家の方は早く復帰したい気持ちが強いと思いますが、無理をして悪化させると結果的に復帰が遅れてしまいます。段階的に負荷を上げていくことが、安全な競技復帰への近道です。

入浴と飲酒

受傷直後の入浴は炎症を悪化させる可能性があります。特に熱いお湯に長時間浸かることは避け、シャワーで済ませるか、ぬるめのお湯で短時間にとどめましょう。

また飲酒も血行を促進して腫れや痛みを増強させることがあります。アルコールは痛み止めの効果を弱めたり、副作用を強めたりすることもあるため、控えめにすることをおすすめします。

日常生活での工夫

睡眠時は仰向けよりも、痛みの少ない側を下にして横向きに寝ると楽になることが多いです。クッションを抱えるようにすると胸郭が安定します。

くしゃみや咳が出そうな時は、タオルやクッションを胸に当てて軽く押さえると痛みを軽減できます。風邪を引かないよう体調管理にも気をつけましょう。

避けるべき動作推奨される対応
体をひねる家事正面を向いたまま作業、家族に協力依頼
重量物の持ち上げ宅配利用、少量ずつ運ぶ
激しいスポーツ軽いウォーキング程度に制限
熱い湯船での長湯シャワーかぬるめのお湯で短時間

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回復期間と仕事復帰の目安

肋骨骨折からの回復にどのくらいの期間がかかるのか、いつから仕事に復帰できるのかは、多くの方が気になるポイントだと思います。

骨癒合までの期間

一般的に肋骨骨折の骨癒合には2ヶ月から3ヶ月程度かかるとされています。ただし年齢や体質、骨折の程度によって個人差があります。若い方や栄養状態の良い方は比較的早く改善する傾向にあります。

痛みのピークは受傷後数日で、その後は徐々に和らいでいきます。2週間から3週間程度で日常生活の多くの動作が可能になってきますが、完全に痛みがなくなるまでにはさらに時間がかかります。

職種別の復帰目安

デスクワークの方は、痛みが落ち着いていれば数日から1週間程度で復帰できることが多いです。ただし長時間同じ姿勢でいると痛みが出ることもあるため、適度に休憩を取りながら無理のない範囲で働きましょう。

立ち仕事の方は1週間から2週間程度、重量物を扱う肉体労働の方は1ヶ月から2ヶ月程度は注意が必要です。職場と相談して、軽作業から段階的に通常業務に戻していくことが理想的です。

スポーツ選手や激しい運動を伴う仕事の方は、3ヶ月以上の休養が必要になることもあります。焦って復帰すると再発や慢性化のリスクが高まるため、専門家の判断を仰ぎながら慎重に進めてください。

回復を早めるために

骨の改善にはカルシウムだけでなく、タンパク質やビタミンD、ビタミンKなども重要です。バランスの取れた食事を心がけ、特に乳製品や小魚、緑黄色野菜を意識的に摂取しましょう。

また適度な日光浴はビタミンDの生成を促し、骨の改善を助けます。安静にしすぎて家の中に閉じこもるのではなく、痛みの出ない範囲で軽い散歩などを取り入れることも大切です。

禁煙も重要なポイントです。喫煙は血流を悪化させ、骨の改善を遅らせることが知られています。この機会に禁煙を検討してみてはいかがでしょうか。

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当院での施術アプローチ

湘南カイロ茅ヶ崎整体院では、肋骨の損傷に対して独自のアプローチで施術を行っています。病院では湿布と痛み止めだけで終わることも多いですが、当院では回復を早め、後遺症を残さないための積極的なケアを提供しています。

丁寧な触診と評価

まず詳しい問診で受傷時の状況や現在の症状を伺い、触診によって損傷の程度や周辺組織の状態を評価します。必要に応じて医療機関での画像検査をおすすめすることもあります。

肋骨の損傷は単独で起こることもあれば、背骨や肩甲骨周辺の筋肉の緊張を伴っていることも多いです。全身のバランスを見ながら、どこにアプローチすべきか判断していきます。

痛みを軽減する施術

骨折部分に直接強い刺激を加えることはありませんが、周辺の筋肉の緊張を緩和したり、胸郭の動きを改善したりすることで、呼吸時の痛みを軽減することができます。

また姿勢の歪みが呼吸時の負担を増やしていることもあるため、背骨や骨盤の調整を行うことで間接的に肋骨への負担を減らすアプローチも有効です。

回復を促進するアドバイス

施術だけでなく、自宅でできるセルフケアや生活上の注意点についても詳しくアドバイスします。どのような動作を避けるべきか、どんな姿勢で寝ると楽か、呼吸法の工夫など、実践的な情報をお伝えします。

また当院ではメタトロンという波動測定器を使って、体の状態や栄養状態を詳しく調べることもできます。骨の改善に必要な栄養素が不足していないか、体質的な問題はないかなども確認できるのです。

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まとめ

肋骨骨折を放置することには、気胸や血胸といった命に関わる合併症のリスクから、変形癒合による慢性的な痛みまで、さまざまな危険性があります。軽度であれば自然に改善することもありますが、素人判断は禁物です。

私自身、幼少期に喘息で苦しんだ経験から、呼吸の大切さ、胸郭の健康がいかに人生の質に影響するかを身をもって知っています。だからこそ肋骨の損傷を軽視せず、適切なタイミングで専門家に相談していただきたいのです。

あなたの体はあなた自身が一番よく知っているはずです。何か違和感があれば、それは体からの大切なサインかもしれません。一人で不安を抱え込まず、いつでも気軽に相談してください。私たちは、あなたが健康な日常を取り戻せるよう全力でサポートします。


院長:高木

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