
院長:高木お気軽にご相談ください!

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電車に乗ったとたんに動悸がして、息が苦しくなる。その場は我慢して降りたものの、翌朝の通勤を考えると足が重くなる。パニック障害という言葉が頭に浮かび、自分もそうなのかと調べている方もいらっしゃると思います。


湘南カイロ茅ヶ崎整体院の高木聖司です。この記事では、パニック障害がどんな病気なのか、パニック発作とどこが違うのか、医療機関へ相談する目安はどこにあるのかを整理します。
症状だけで自分の状態を決めつけず、次に何をすればよいかがわかるように、順番にお伝えします。当院の考え方を知りたい方は、パニック障害の症状別ページもあわせてご覧ください。


突然の発作は本人にとって本当に怖い体験です。まずは病気の全体像を知るところから始めましょう
パニック障害は、強い不安や恐怖とともに体の症状が突然あらわれる発作を繰り返し、その後の生活にも影響が出る病気です。まずは発作そのものと、病気としての特徴を分けて見ていきましょう。
パニック障害の中心にあるのは、予期しない場面で突然起こるパニック発作です。動悸、息苦しさ、めまい、手足のふるえ、発汗などが急にあらわれ、このまま死んでしまうのではないかと感じるほどの恐怖を伴うことがあります。
発作の症状は数分以内にピークを迎えるとされていますが、本人には非常に長く感じられます。電車の中、会議中、夜に布団へ入ったときなど、起こる場面はさまざまで、きっかけが思い当たらないことも少なくありません。出典:日本不安症学会
パニック発作は症状の名前で、パニック障害は病気の名前です。発作を一度経験しただけで、パニック障害と決まるわけではありません。予期しない発作が繰り返され、その後に次の発作への心配や発作を避ける行動が1か月以上続く場合に、医師が病気として評価します。
| 項目 | パニック発作 | パニック障害 |
|---|---|---|
| 位置づけ | 突然起こる症状 | 医師が評価する病気 |
| 回数 | 一度だけ起こることもある | 予期しない発作が繰り返される |
| 発作のあと | 落ち着けば普段の生活に戻ることもある | 次の発作への心配や、避ける行動が続く |
一度きりの体験で、過度に心配する必要はありません。ただ、同じような発作が何度も起きているなら、相談を考える時期に入っています。
パニック障害の困りごとは、発作の最中だけではありません。落ち着いている時間にも続く不安が、行動の範囲を少しずつ狭めていくことがあります。この変化に気づけると、受診の判断もしやすくなります。
予期不安とは、次の発作が起きるのではないかと先回りして感じる不安です。発作が収まったあとも、少し胸がドキドキしただけで「また始まるかもしれない」と身構えてしまいます。
その緊張がさらに動悸や息苦しさを意識させ、不安が不安を呼ぶ流れに入りやすくなります。発作が繰り返される状態をパニック障害と呼び、発作への不安から外出や乗り物を避けるようになることもあると、公的機関も説明しています。出典:厚生労働省
発作の経験から、電車、エレベーター、人混み、行列など「すぐに抜け出しにくい場所」を避ける方がいます。こうした状況への強い恐怖や回避は広場恐怖症と呼ばれ、パニック症とは別に診断される疾患です。
当院にも、数年前にパニック障害と診断され、電車やエレベーターで動悸や吐き気が出て遠出が難しくなったという30代の会社員の方が相談に来られたことがあります。肩こりや背中の強い痛みも同時に抱えておられました。病名だけでなく、何ができなくなっているのかを聞くことで、つらさの中心が見えてきます。
突然の動悸や息苦しさを経験すると、病名を当てはめたくなります。ただ、同じような症状は別の原因でも起こるため、決めつけずに確認する順番が大切になります。
動悸、息苦しさ、胸の不快感は、心臓や肺の病気、甲状腺の病気、薬の影響などでも起こることがあります。診療ガイドラインでも、パニック症と考える前に、こうした可能性が他にないかを確認することが前提とされています。
パニック発作はほかの病気でも起こり得るため、まず発作を経験した場合は医療機関で相談し、精神科や心療内科などで詳しく評価を受ける流れが一般的です。出典:済生会
検査で異常がなくても苦しさが気のせいという意味ではありません。急を要する異常が見つからなかったという結果であることが多く、そのうえで相談先を考える段階に進みます。
インターネットのセルフチェックで、いくつ当てはまったかだけを見て判断することはできません。発作が予期せず起きたのか、特定の場面に限られるのか、発作後の心配がどのくらい続いているのかなど、経過をあわせて医師が評価します。
反対に、すでに診断を受けている方も、これまでと違う痛みや新しい症状が出たときに、すべてパニック障害のせいと考えないでください。胸の痛みや強い頭痛など、普段と明らかに違う症状は、改めて医療機関で確認することが大切です。
相談のタイミングは、症状の強さと繰り返しの有無で考えると整理しやすくなります。急いで対応すべき状態と、日を決めて相談したい状態に分けて確認しましょう。
いつもどおりに話せないほど息が苦しい、胸の痛みが強い、意識が遠のきそうといった場合は、パニック発作と決めつけず、迷わず119番を検討してください。初めて経験する症状ほど、まず命にかかわる病気がないかの確認が優先されます。出典:埼玉県南西部消防局
突然の動悸や息苦しさが何度か起きている、発作が怖くて外出や通勤をためらう、乗り物を避けるようになったといった場合は、早めの相談をおすすめします。精神科や心療内科のほか、まずはかかりつけの内科で相談する方法もあります。
「この程度で受診してよいのか」と迷う方は多いのですが、発作が繰り返され、不安のために行動が変わってきているなら、相談する十分な理由になります。
診察では、専門用語を使う必要はありません。当院に来られた方の中にも、「胃がしみる感じ」「喉が詰まる感じ」といった言葉で症状を話される方がいました。感じたとおりに伝えることが、医師にとって貴重な手がかりになります。
また、体のつらさと避けている場面は、分けて話すと伝わりやすくなります。60代の方が、体調に変化を感じながらも、高速道路の運転はまだ難しいと話されたことがありました。次のメモを用意しておくと、短い診察時間でも整理しやすくなります。
治療と聞くと不安になる方もいますが、パニック障害は適切な治療で改善を目指せる病気です。ここでは、医療機関で行われる治療の大まかな流れと、相談の進め方をお伝えします。
診療ガイドラインでは、治療の選択肢として、SSRIと呼ばれる抗うつ薬による薬物療法と、パニック症に合わせた認知行動療法が示されています。認知行動療法は、不安を強める考え方や行動のくせを、医師や心理の専門職と一緒に整理していく方法です。
どちらを選ぶか、あるいは組み合わせるかは、症状や生活の状況によって異なります。薬を飲んでいる方は、調子がよくなったからといって、自分の判断で中止したり量を変えたりせず、必ず処方した医師に相談してください。
治療の方針は、発作の頻度、避けている場面、仕事や家庭の状況、薬への不安などを踏まえて、医師と一緒に決めていきます。「薬は少し怖い」「通院の時間が取りにくい」といった本音も、診察で伝えてかまいません。
当院でも、パニック障害についてご相談いただけます。首や背骨、肩甲骨まわりの関節の動き、あごや肩周辺の筋肉の硬さを確認し、自律神経の乱れの改善を目指して施術を行います。病院での治療と並行して来院される方もいます。
パニック障害は、突然の強い恐怖と体の症状を伴う発作が繰り返され、発作への不安から生活の範囲が狭まっていく病気です。一度の発作だけで病名は決まらず、症状の数が当てはまるかどうかだけでも判断できません。
ご自身で確認できるのは、いつ、どんな場面で、どのくらい続く症状が何回あったか、そして避けるようになった行動があるかどうかです。これをメモしておくだけで、相談はぐっと進めやすくなります。強い息苦しさや胸の痛みがあるときは、迷わず救急対応を優先してください。
発作が繰り返されている、通勤や外出が不安になってきたという場合は、一人で抱え込まず、医療機関に相談してみてください。当院にもお気軽にご相談ください。



